記録ID: 1332385
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ハイキング
中国
岡山市北区&赤磐市 天王山〜大兜岩〜兜岩〜本宮高倉山
2017年12月10日(日) [日帰り]
Machapuchare
その他1人
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 05:19
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 639m
- 下り
- 637m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 5:19
8:29
15分
牟佐スポーツ広場駐車場
8:44
8:44
37分
疫隅神社鳥居
9:21
9:22
7分
天王山頂上補助三角点
9:29
9:29
25分
地蔵道入口分岐
9:54
10:00
20分
標高140m岩盤
10:20
10:33
8分
大兜岩
10:41
10:48
44分
兜岩
11:32
11:33
23分
黒谷池の南渡渉点
11:56
11:59
28分
高倉神社
12:27
12:49
23分
本宮高倉山頂上
13:12
13:12
10分
高倉神社(2回目)
13:22
13:23
15分
奥池
13:38
13:38
10分
八幡宮石段下(南下から北上へ)
13:48
牟佐スポーツ広場駐車場
露岩地が多い岡山市北区牟佐(むさ)&赤磐市の山域を巡るコース
歩行距離12km、歩行時間4時間30分、歩行数19,900歩
歩行距離12km、歩行時間4時間30分、歩行数19,900歩
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースの半分ほどがアスファルト道です。整備された登山道や鉄塔巡視路が多く、ヤブコギはありません。高さ1m以上のササやシダが茂っている所もありますが、1,2mも歩けば終わり、踏み跡もはっきりしてきます。全体的に急で、土道では木を掴んでズルズル滑りながら下ったような掘り返しが多く見られます。どこでも歩けそうでかえって迷う所もありますが、テープを探しながら歩けば大丈夫です。 牟佐(むさ)スポーツ広場駐車場<写真01>から兜岩<写真18>までは、落ち葉で滑りやすい道や入口にササが茂った道、岩盤上を歩く道など変化に富んでいます。 牟佐(むさ)スポーツ広場駐車場<写真01>から疫隅(えすみ)神社鳥居<写真02>まではアスファルト道です。 疫隅(えすみ)神社鳥居<写真02>から石段を上り切ってすぐは、大量の落ち葉でズルズル滑ってかなり登りにくいのですが、1m少々上がればなんとか踏ん張れるようになります。疫隅(えすみ)神社跡祠<写真03>を過ぎると、掘り返されたような崩れやすい土に石が埋まった上に大量の落ち葉が積もっています。標高150mの鉄塔<写真04>の手前から緩やかになり、なぜか周辺の木も太くしっかりしてきます。 標高190mの鉄塔<写真06>の左(西)に中国電力の標柱があり、すぐ脇は高さ1m程のササが茂って前方は見えません。かき分けるとなんとなく踏み跡があり、1mでササはなくなり木の間の細い落ち葉道が天王山頂上<写真07>を経て地蔵道入口分岐<写真08>まで続きます。 地蔵道入口分岐<写真08>からは急な下りがあります。大兜岩<写真09>撮影地点を過ぎると傾斜がきつくなり、木に掴まりながら石が埋まった上を下りました。赤いビニールテープが多数あり、細道ははっきりしています。 標高140m岩盤の下まで下りきったところ<写真12>から北へ向かう道が正規のルートのようです。上り返して標高150m地点からテープのない道に入ると、シダが茂って踏み跡がなくなります。結局、標高140m辺りで無理やり下りて涸沢沿い道に合流しました。この道は早めに沢を渡り東側へ移動しておく必要があります。しばらくすると、涸沢は深さも幅も1m程になり、GPSを持った連れはいったんまたげる所まで引き返しました。 涸沢沿い道は馬屋(まや)トンネル方面へ北上していましたが、途中で東側の掘り返したような崩れやすい土の斜面に取り付き大兜岩<写真14〜17>へ向かいました。テープやはっきりした踏み跡はありませんが、木の間をどこでも歩けます。標高180m辺りからシダの間の細道が現れ、すぐに乾いた滑りやすいザラついた土道の急な登りが大兜岩<写真14〜17>手前まで続きました。 大兜岩<写真14〜17>は、標高200mの岩の先端まで下りられます。下りは西側の木が茂った所を無理やり進みましたが、上りは木の枝が束状に転がった上をまたいで帰りました。このほうが歩きやすく楽でした。 大兜岩<写真14〜17>から兜岩<写真18>までは、木の間の細道で、途中から落ち葉が積もった滑りやすい下りになります。兜岩<写真18>西のやせ尾根から兜岩までは岩盤歩きで、濡れていても上り下りともに問題ないでしょう。 兜岩の下方<写真19>に見えるロープは、南側の垂直な岩壁を上り下りするためのものです。南方面から登ってきても巻き道はあります。 兜岩<写真18>から高倉神社<写真26、27>までは、シダやササが茂った道や、踏み跡がわかりにくい所があります。 兜岩<写真18>から少し引き返しシダの細道に入ると、大兜岩<写真14〜17>から北尾根を北上する道に合流しました。そこからは掘り返したような土に落ち葉が積もった細道です。 馬屋(まや)トンネル上を過ぎ標高200mのトラバース道に入ると、ところどころ足元などにシダやササが生えています。たまに背丈を超えるものもありますが、ほんの1mも歩けばまた40cm程まで低くなります。 黒谷池の南の渡渉点<写真24>辺りは幅30cm程の沢で、平たい岩盤の周辺に落ち葉が積もっています。地形図にはありませんが、西に向かう道も幅数十cmの沢沿いです。たまにテープがありますが、木の間をどこでも歩けるためか、踏み跡ははっきりしません。標高270m辺りで崩れやすい斜面に取り付くと、次第に道がわかりやすくなります。標高310mの分岐からは、高倉神社<写真26、27>まできれいな鉄塔巡視路が続きます。 高倉神社<写真26、27>から本宮高倉山<写真28〜33>を経て駐車場<写真01>までは、ほとんどアスファルト道です。 高倉神社<写真26、27>から本宮高倉山<写真28〜33>まで往路と復路で別ルートにしました。神社から北上する鉄塔巡視路を10分程歩くと、送電線を横切るアスファルト道に出たので左折し、本宮高倉山<写真28〜33>を経て標高430mの電波塔までアスファルト道を歩きました。 電波塔のフェンスの西側を巻き高さ1mのササヤブに入ると、ササはすぐになくなり、赤と銀色のキラキラテープを追いながら木の間やササの間の細道を歩きました。東へと進路を変え、標高380m辺りは高さ1.5mのササがありましたが、すぐに高さ40〜70cmのササの間の細道になり、あっけなく往路に合流しました。 高倉神社<写真26、27>から駐車場<写真01>まではアスファルト道です。少し急でスピードが出るところは小走りで下りました。 |
その他周辺情報 | 前原池の西、県道27号線沿いに「岡山桃太郎温泉」があります。日帰り入浴はもちろん、入館時に予約すればマッサージやエステ、観劇も楽しめます。宿泊もできます。 営業時間:10:00〜23:00 ※年中無休 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
★地形と展望が楽しめる冬の低山
地形図で今回の山域を見ると、山陽自動車道の馬屋(まや)トンネルの南と西の方に岩や崖の記号が載っているのに気づきます。この辺りは流紋岩が多いので、大いに期待できます。大量の落ち葉で滑る道やかき分けないと下が見えにくいような荒れた道をものともせず、岩の記号がついた大兜岩&兜岩に行き着きました。その結果、想像以上の魅力的な地形に加え、赤磐(あかいわ)市と岡山市の山々を眺めることができる絶好の展望地を楽しむことができました。
★同じ所でも新たな発見
3年前に同じ山域を訪問しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-558630.html
今回はその時に気が付かなかったものや新たに発見したものもありました。例えば、大兜岩から動画で周辺の山々を撮影した際に、竜口山、火打山、熊山、そして兜岩など特徴的な山や岩は前回同様に確認ができたのですが、今回は竜口山と火打山の間に「大廻(おおめぐり)小廻(こめぐり)山」の存在を確認することができました。岡山県には古代山城が二つあり、一つは日本の百名城の一つにもなっている総社市の鬼ノ城(きのじょう)、そしてもう一つが今回見えた「大廻小廻山城」です。鬼ノ城と同じく7世紀代の古代山城と考えられており、平成17年3月2日に国の史跡に指定されました。戦国時代の山城跡はたくさんありますが、7世紀頃の古代山城跡には非常に驚きました。次にこの山域を訪れる際には訪問しようと思います。
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