乗鞍岳・晴天フルコース ご来光バス〜剣が峰ハイク〜自転車
- GPS
- 06:00
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 429m
- 下り
- 437m
コースタイム
天候 | 晴れ、約2300メートル以下は雲の中(今迄で一番の雲海) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
自転車
http://www.pref.nagano.jp/kankyo/hogo/norikura/panfu.pdf |
写真
感想
みんカラ友達のぎんがめさん、やんしーさん、Okazakiさん達が登った乗鞍岳、去年から娘と登りたくて、ヤマレコにも計画書を書いていた。
でも最近小学校6年生の娘が全く口をきいてくれないほどの反抗期で諦めていた。
そんなときに職場の後輩のyokowvさんに提案すると、ご来光バスに惹かれたようで一緒に行くことに。そういえばご来光バスの存在は分かっていたが、4時発だったのでこちらを2時ごろでなければいけなかったので諦めていたのだ。
もちろんOkazakiさんのように帰りは自転車で降りてくるために、職場の折りたたみ自転車とH先輩のカスタマイズされた自転車を借りて、準備万端。
当日
2時集合ということでしたが、寝るのが10時になってしまった。
目覚ましが鳴る前に目が覚めて時計を見てみると、まだ12時半(::
しかしもう寝れない・・・起きて用意し1時に家をで出る。
空は曇っていて星が見えない(::
木曾から向かえば近いが、この前の雨で道が通行止めになっているといけないので、正規のルート、高速を使って国道158で上がるルートを選ぶ。
ナビでは2時間かかるといっているが、私的には夜中なので1時間半と見ている。
松本インターを降りてコンビニにより乗鞍に向かう。
空を見てみると曇っているが、ちらちらと星が見える(@@
昨日の天気予報では空気が湿っていて曇りとの予報、雲が低く感じたので頂上では雲海が期待できる感じ、でも私は「雨雲を呼ぶ男」絶対期待してはいけない。
最悪霧の中、合羽を着て彷徨うのを想像しながら乗り込む。
車の前には同じように登山客だろうか、何台も車が先導してくれる。
酔わないようにスピードを落としてくねくね道を進むが、いかんせんワゴン車は揺れる(:: やっぱりロドがいいなと思う。
予定通り1時間30分で乗鞍の観光センターの駐車場に着く、トイレに寄って煌々と明るいテントに行ってみると、まだ3人ほどしか並んでいなかった。
でも駐車場には50台以上の車が置いてあったので、昨日からの泊り客が山の上にはわんさかいそうな気配。
袋に入った折りたたみ自転車を下ろし、片道1400円の乗車券を購入する。
4時10分出発なのだけれども5分前に出発。
1700mの駐車場からだんだん高度を上げていく、すると地平線がすでに赤くなり始めていた。
日の出が5時30分ぐらいだからまだ大丈夫だと思っていた私たちは焦る。
だんだん赤くなる空に焦りながら何枚もシャッターを押すが、ろくな写真が撮れない。
5時5分前ぐらいにご来光バス専用の臨時駐車場「県境」2700mに到着、ここで全員降ろされる。
私たちも急いでバスの下から自転車を下ろす。なんせ40万円の先輩の自転車なので慎重に扱う。近くの杭に立てかけて、眺めの良い道路わきに走って近づく。
すると今までの人生で体験したことの無い景色が目の前に存在しているではないか、なんと言うか約2500メートルのラインで雲がきれいに並び、人間界の下界が一切見えない、一切街明かりが確認できないのだ。
これぞ非現実世界!これを待っていたのだ!!
空もだんだん黄色くなり始めて、日の出前のライジングショーの真っ只中に自分達がいる幸せを感じる。
私はガードレールにしがみつきながら、何枚かカメラの設定を変えて朝焼けを撮るが、どうもうまく撮れない。ちょうどいい明るさにできないのことに未熟さを感じる。
時間を見ると5時5分、まだ時間がありそうだったので私も追って大黒岳をリュックをしょったままダッシュして駆け上る。
しかし、なぜか直ぐに息が上がってしまい、日ごろの運動不足を後悔することになる。
Yokowvさんはリュックをしょっていないので頂上でデポしたのかと思い聞いてみると、県境にデポしてきたというので、私も置いてくればよかったと後悔したが、頂上は寒く、結局合羽と手袋を出したのでもって着てよかったと気づく。(気温5℃)
景色を見て数十枚の写真を撮るがうまく撮れない。それにセキが出るほど息苦しい。
本当に自分の年齢と運動不足を恨めしく思っていると、これが高山病みたいなものと、さすがの彼女も咳き込んでいるでは無いか。おじさんの私はちょっと安心する(笑)
だんだん空がオレンジかかってきてズームにしたり広角にしたりとチャレンジしていると、彼女は高そうなカメラ2台を据えて撮っているおじさんとカメラの設定について話している。
そのおじさんは仲ちゃんさんといい鳥取から来て山小屋に泊まって、今日は2時からここに来て写真を撮っているという(@@
「オリオン座がきれいだったよ」という言葉が印象的だった。
HP: http://blogs.yahoo.co.jp/nakayosi4141/52554499.html
仲ちゃんさんにいろいろ教わりながら何十枚と写真を撮る。だんだん明るくなってきて、北アルプスの槍ヶ岳、穂高岳、西には八ヶ岳、その南に南アルプス、中央アルプスと御岳はここから見えないらしい。
それにしても富士山が見えない、ちょっと遠いから見えないのだと思っていたが、帰ってきて仙丈岳とかぶっていることに気がつく、その日は結局富士山を探すも分からなかった。ちゃんと頂上の山岳方位図で確かめたり、カシミール3Dで確かめておけばよかった、反省である。
そして3人で向かえるご来光!
すかさず仲ちゃんさんが1/5000とシャッタースピードを教えてくれたのでいい写真が撮れた。
それにしても苦しい、本来は急に上がってきたので体を慣らすために、少し休憩してから登るのを忘れていた。
そして気温5度なのにかなりの強風なため、段々体温が奪われて行く、ゼーゼー言いながらリュックから合羽の上着を取り出し着込んだ。さらに手袋を出し手を温めた。
カメラのほうはというと私は全くうまく撮れていない。空の赤みだけを撮ると、雲が真っ暗になってしまい、雲を撮ると空が真っ白になってしまう。確かK5はそれらいいところを合成する機能がついていたが、今はそれが欲しい。
苦しいこともあり、半ば諦めて彼女の写真を頂くことにした。
太陽が昇ってから後ろの山が赤く染まる「アルペングリューエン」が見られるかと思いきや、私たちがいる場所より高い山が近くに無いとこもあり、思ったよりも赤くならなくて残念に感じた。
後で知ったのだが、このときぎんがめさんは目の前の笠ケ岳でちょうど同じ日の出を見ていたらしい。
後で写真を見るが頂上に山小屋が見えるこの山だろうかとはっきり分からないのがもどかしい。
時計を見るともう直ぐ6時、約1時間、気温5度のところでずっと写真を撮っていたことになる。
仲ちゃんさんに感謝の挨拶をして下り始める。
雲海はだんだん白く輝き、右に見える池はだんだん青くなっていく。
県境に到着し、まずは二人で自転車を盗まれないようにくくりつけた。
そして彼女はリュックからバーナーと燃料、鍋を取り出しお湯を沸かそうとしている。
しかし、強風のためか火が消えてしまう。
少し大きな石を集め始め、火の回りに並べて防風にしだし、これにより一気にお湯が暖まりだした。
「これで良し」といいながらチタンらしきおわんにお湯を入れ、インスタントコーヒーを入れて溶かし私に差し出した。
私はすでにコンビニで購入したお結びをほおばっていたので、コーヒーが温かく喉を通るとこによって胃に流れ込むのが分かった。
去年娘と一緒に登った北横岳の頂上で、わざわざお湯を沸かして一緒に食べたカップラーメンがとてもおいしかったことを思い出した。
そして、私はこのコーヒーは今までの人生で一番おいしいのではないかと思いながら飲んだ。
私ははっとした(@@そうかまだ先があるのだ、剣ケ峰に上らないといけないのだった。
先ほど大黒岳で一緒にご来光を見ていたカップルが私たちと雲海の間でちょうど目の前に立っている。
そのシルエットが美しく写真を撮るとなんともいい感じの写真が残せた。
私は車や風景の写真ばかりだがこんなロマンチックな写真も撮れるのかと驚くほどであった。
コーヒーセットを自転車の袋の中に押し込み出発した。
まずはトイレによってからということで畳平に向かう。途中の湖に朝日が反射していた。
登り始めてまもなく富士見岳に到着、それほど苦しくなかったのはコーヒーのおかげだったのかもしれない。
高山病のときは休んで水分を取るようにというのを読んだことがあった。
ちょっと感想細か過ぎました(反省)
本当におじさんにとっては想像以上の最高のハイキングでした。(一生の宝物です)
Yokowvさん、今回は早朝から付き合ってくれてありがとうございました。
いろいろな山を皆で登りたいです!!
〜背景〜
バスで簡単に行ってしまえる乗鞍岳。
北アルプスの南の端っこであること、百名山で3000m峰であること、槍穂の眺めが絶対いいこと・・・などときめくポイントは色々あるものの、何となく機会の無かったお山。
TABさんの「下りは自転車で」の提案にグッときて、いっちょ行ってみることに。
バスの時刻などをしらべていると、
『ご来光バス』
などという最高ときめきwordが目に飛び込んできた。
・・・そそる!!!激しくそそる!!!
これは楽しいハイクになりそうだ。
〜当日〜
AM2時の伊那は曇っていたが、標高稼いで観光センター駐車場に着くと星空。ってことは雲海いい感じかも、と期待が高まる。
バス停の前には既に何人か並んでいて、その後も続々とやってくる。
みなさん同じ事をお考えですね?
でもチャリンコ積むのは我々だけ。こっそり優越感。
ところでこのご来光バス、「ちょうど」ご来光の頃に上に着くようになっている。
・・・それでは困るのだ!バス停から最寄りのピークに上がって、見晴らしよい中で朝焼けを堪能したいのだ!
案の定、バスの中で空がいい色になってきて焦る。
高級チャリンコを拝借してきてるので、万が一ってことがないようにどこかにくくりつけてから・・・と当初考えていたものの、ご馳走を目の前に興奮してしまい、そんなことはすっかり二の次に。
チャリンコを「とりあえず」下ろし、あとはもう・・・、大黒岳ピークめざして猛ダッシュ!!!
だがしかし・・・飲み会明けで寝不足+いきなり高標高+猛ダッシュ = 激しい動悸、息切れ、咳に見舞われる。く。。。くるしい。。。
でも・・・最高に綺麗だゴホッゴホッ。これはたまらんぜーハーゼーハー・・・
雲海も期待通り、いや期待以上。いい表情してる。
左に北アルプス、右に南アルプス、上の空は青く深く、下の雲は白く踊る。世界の真ん中に、今にも顔を出しそうな太陽のオレンジ。どんどん周囲を染めていく・・・。
そしていよいよ、輝く坊主頭がお目見え。
文字通り「瞬く間に」世界の色がどんどん変化する。瞬きしたくない。
あっという間に眩しい朝になった。
こんなパーフェクトなご来光、ひょっとして今シーズン初だわ。
大黒岳を後にし、自転車を看板の柱にくくりつけロック。
朝コーヒーしたくて鍋とガスを持ってきたけど、風が強くなかなか湯が沸かない。テルモスにホットコーヒー入れてくればそれで済んだのではないか説。
いやいや、入れたてが良いんだよ。インスタントだけどね!
(ちなみに食器はチタンじゃなくて100均のミニボウル)
剣ヶ峰までの散策は、2人とも朝イチDashが響いてのんびりペース。
写真撮影を楽しむにはちょうどいいということで。。。
肩の小屋から見る剣ヶ峰はシルエットがきれい。
草紅葉が始まっていて、秋の訪れを感じる。真っ青な空が本当に気持ちいい。
御嶽山と雰囲気が似ているなぁなんて思ったり。
御嶽山からいつも乗鞍を眺めていたが、今日は逆で新鮮な感じ。白山も見えた。
昼に近づくにつれ、雲海が上がってきて山の眺めを隠し始めたので、撤収。
いよいよチャリンコの出番です。
私が使うはずだったへなちょこ折りたたみ自転車は、ブレーキかけるとものすごい金切り声をあげる・・・大丈夫、コレ?
TABさんが見かねてチャリンコを交換してくれたが、こっちはこっちで例の高級チャリンコだからなあ、、、別の不安が。
でもブレーキの効きが抜群なのでこちらに乗ることに。
下りはじめはスピードがおっかなくてへっぴり運転。
道中、ヘルメットにグラサンにピタピタパンツ姿の本格的自転車屋さんとすれ違ったり追い抜かされたりで触発され、徐々にスピードを上げてみる(でもギアはずっと最軽w)。だんだん楽しくなってきた!
天気は曇りになってしまったが、駐車場まで爽快な下りを楽しむことができました。
それにしても本当に素晴らしい朝だったなあ。
発案してくれたTABさんに感謝です!あと運転もありがとうございました!
写真アップしました。
プレミアムプランが切れる前にとりあえず全部アップしてしまいましたので、徐々に選抜していきます。
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