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Yamareco

記録ID: 133927
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

【富士山】富士スバルライン五合目〜本八合目お一人様夜行日帰バスツアーレポ★

2011年09月08日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:08
距離
10.4km
登り
1,146m
下り
1,140m

コースタイム

9:15 富士スバルライン5合目
9:51 6合目(〜 9:56)
10:59 7合目(〜11:06)
12:45 8合目(〜13:06)
14:39 本8合目(〜15:42)下山開始
16:56 7合目(〜17:05)
17:42 6合目
18:23 富士スバルライン5合目
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
夜行バスツアー利用(富士ライナー)
往路:7日21:20三宮発→8日8:20富士スバルライン5合目
復路:8日19:50富士スバルライン5合目→9日8:00三宮着
コース状況/
危険箇所等
危険な箇所はとくにありません☆
予約できる山小屋
江戸屋
胸突江戸屋
日の出館
本七合目鳥居荘
白雲荘
行きのバスの中から見えた富士山!生まれて初めて見ました(まじで)。あそこに今から登るのかぁ〜!
2011年09月08日 07:26撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 7:26
行きのバスの中から見えた富士山!生まれて初めて見ました(まじで)。あそこに今から登るのかぁ〜!
5合目ですでにこの景色!山が自分より下にあります。感動!!
2011年09月08日 08:19撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 8:19
5合目ですでにこの景色!山が自分より下にあります。感動!!
あっちはアルプスとかなのかなぁ?(全然分からん)
2011年09月08日 08:20撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 8:20
あっちはアルプスとかなのかなぁ?(全然分からん)
雲上閣の建物の後ろに、富士山がそびえております。
2011年09月08日 08:55撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 8:55
雲上閣の建物の後ろに、富士山がそびえております。
最初はゆるい下りでした。馬もあるいてます。そのおかげで…馬臭い…すみません…
2011年09月08日 09:15撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 9:15
最初はゆるい下りでした。馬もあるいてます。そのおかげで…馬臭い…すみません…
おおっ雲が自分より下に!モクモクしてます!
2011年09月08日 09:20撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 9:20
おおっ雲が自分より下に!モクモクしてます!
泉ヶ滝から登りになります。
2011年09月08日 09:28撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 9:28
泉ヶ滝から登りになります。
どんどん雲が湧きあがっていきます〜
2011年09月08日 09:49撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 9:49
どんどん雲が湧きあがっていきます〜
6合目の安全指導センターは閉鎖済みでした。
馬に乗ってやってきた中国の観光客さん。
2011年09月08日 09:53撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 9:53
6合目の安全指導センターは閉鎖済みでした。
馬に乗ってやってきた中国の観光客さん。
雲がわたしに向かってきます!ヒヤ〜っとして気持ちよかった。
2011年09月08日 10:19撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 10:19
雲がわたしに向かってきます!ヒヤ〜っとして気持ちよかった。
花小屋さんから7合目になります。
ふ〜っ休憩。荷物重い…泣
2011年09月08日 11:02撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 11:02
花小屋さんから7合目になります。
ふ〜っ休憩。荷物重い…泣
花小屋の前を通り過ぎた所からいきなり岩場になります。なかなかの急角度…
2011年09月08日 11:07撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 11:07
花小屋の前を通り過ぎた所からいきなり岩場になります。なかなかの急角度…
このへんが一番雲の中に入ったり出たりでした。
2011年09月08日 11:26撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 11:26
このへんが一番雲の中に入ったり出たりでした。
登山道のすぐ横はこんな急傾斜。
すべりおちたら怖そう…
2011年09月08日 11:48撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 11:48
登山道のすぐ横はこんな急傾斜。
すべりおちたら怖そう…
ゴツゴツの岩場は、ザレた坂道より登りやすく、どんどん高度を上げてくれます。
2011年09月08日 11:55撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 11:55
ゴツゴツの岩場は、ザレた坂道より登りやすく、どんどん高度を上げてくれます。
いい天気!もう秋の空です。
2011年09月08日 12:06撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 12:06
いい天気!もう秋の空です。
最初申し込んでたツアーで泊まる予定だった東洋館さん。もう小屋じまい中でした。
2011年09月08日 12:06撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 12:06
最初申し込んでたツアーで泊まる予定だった東洋館さん。もう小屋じまい中でした。
ほんとに良いお天気。遠くまでよく見えます。
2011年09月08日 12:08撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 12:08
ほんとに良いお天気。遠くまでよく見えます。
岩場の向こうに小屋が常に見えてるのに、なかなか近づきません。
2011年09月08日 12:22撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 12:22
岩場の向こうに小屋が常に見えてるのに、なかなか近づきません。
でも、確実に高くなっていってます。
2011年09月08日 12:42撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 12:42
でも、確実に高くなっていってます。
8合目に入ったところでお弁当タイム。おにぎり3つに唐揚げ、お漬物、さらに魚肉ソーセージ。
おにぎり1個半しか食べれませんでした。
2011年09月08日 12:47撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 12:47
8合目に入ったところでお弁当タイム。おにぎり3つに唐揚げ、お漬物、さらに魚肉ソーセージ。
おにぎり1個半しか食べれませんでした。
白雲荘さんのベンチの前にこんなのが。あ〜、向こうに見えるのはこの山なのかぁ〜と勉強になりました。
2011年09月08日 13:49撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 13:49
白雲荘さんのベンチの前にこんなのが。あ〜、向こうに見えるのはこの山なのかぁ〜と勉強になりました。
山中湖もくっきり見えます。ほんとに、雲ひとつない晴天に近いお天気!
2011年09月08日 13:49撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 13:49
山中湖もくっきり見えます。ほんとに、雲ひとつない晴天に近いお天気!
本八合目到着。今日はここまでにしました。もうここまで来ると冬の空気です。寒い!
2011年09月08日 14:47撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 14:47
本八合目到着。今日はここまでにしました。もうここまで来ると冬の空気です。寒い!
今まで登ってきた道を見降ろします。高〜〜〜
2011年09月08日 14:48撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 14:48
今まで登ってきた道を見降ろします。高〜〜〜
ホントに、
2011年09月08日 14:48撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 14:48
ホントに、
お天気に恵まれて良かったです。
2011年09月08日 14:48撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 14:48
お天気に恵まれて良かったです。
唯一の自分入り写真。同じソロ登山のおにーさんに撮ってもらいました。一人だと、景色の写真ばっかになってつまんない。(写りたがり)
2011年09月08日 15:15撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 15:15
唯一の自分入り写真。同じソロ登山のおにーさんに撮ってもらいました。一人だと、景色の写真ばっかになってつまんない。(写りたがり)
本八合目の標示。ここから下ることにします。
2011年09月08日 15:21撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 15:21
本八合目の標示。ここから下ることにします。
須走ルートとの分岐もなんとか間違えずクリアできました。
2011年09月08日 15:36撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 15:36
須走ルートとの分岐もなんとか間違えずクリアできました。
想像してたより急な下りでした。そしてよく滑ること。トレッキングポールなしだったらコケまくりだったはず。
2011年09月08日 15:48撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 15:48
想像してたより急な下りでした。そしてよく滑ること。トレッキングポールなしだったらコケまくりだったはず。
滑って登山道外れたら、まっさかさまだな…怖…
2011年09月08日 16:05撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 16:05
滑って登山道外れたら、まっさかさまだな…怖…
影富士を見ることができました☆
2011年09月08日 16:22撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 16:22
影富士を見ることができました☆
下りが終わって、最後はゆるい上り坂に。下りで泣きそうだったので、登りは天国のように感じました。
2011年09月08日 17:26撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 17:26
下りが終わって、最後はゆるい上り坂に。下りで泣きそうだったので、登りは天国のように感じました。
ちょっとずつ日が暮れてきました。
2011年09月08日 17:28撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 17:28
ちょっとずつ日が暮れてきました。
これこれ!見たかった雲海!モクモクしてます。
2011年09月08日 17:39撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 17:39
これこれ!見たかった雲海!モクモクしてます。
変な方向に生える木。
2011年09月08日 17:47撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 17:47
変な方向に生える木。
日が暮れてきて、遠くの山がシルエットのように浮かびあがります。
2011年09月08日 17:51撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 17:51
日が暮れてきて、遠くの山がシルエットのように浮かびあがります。
幻想的でした。
2011年09月08日 17:57撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 17:57
幻想的でした。
秋が来ました…
2011年09月08日 18:06撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 18:06
秋が来ました…
日暮れ前に5合目に着くことができました。
きれいな夕焼けを堪能♪
2011年09月08日 18:18撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 18:18
日暮れ前に5合目に着くことができました。
きれいな夕焼けを堪能♪
月が出ました☆
2011年09月08日 18:18撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 18:18
月が出ました☆
また登りにくるよ!今度は夜になりそうだけど!
2011年09月08日 18:18撮影 by  DMC-G1, Panasonic
9/8 18:18
また登りにくるよ!今度は夜になりそうだけど!
撮影機器:

感想

今年の夏の目標であった富士登山。
旦那さんと2人で行く予定でした。

自分で車運転して行くのはダルい距離なので、今回は
バスツアーを利用していくことにしてました。


1回目のツアー予約は8月22日から2泊3日のゆっくりプラン。
・・・職場の人に休みを譲らざるを得なくなり延期。

2回目の予約は9月2日から1泊2日の夜間ぶっとおし登山プラン。
・・・台風12号のおかげでツアー中止。



と、2度のキャンセル。
この後はすでに休みが決まってしまっていたため、旦那さんと
休みをあわせることができなくなってしまいました。



「今年はやめとけ〜って意味だったんだよ〜。来年にしよう!」と
なぐさめる旦那さん、
「わたしだけでも行く!だって、子供できたらこの先何年かはムリやねんで!!」
と、あきらめきれないわたし。
そうです・・・。わたしは子供が出来るまでの期限付きハイカーなのです・・・涙
あぁ、男に生まれたかった。



ということで、一人ででも登ってやる!と決心。
でももう連休はなかったので、1日の休みで行かざるを得なくなりました。


それで申し込んだのが、某ツアー会社の「夜行日帰り富士登山ツアー」。
前日夜仕事を終えてからバスで出発、車中泊。
朝富士山5合目に到着、登って下りて夜富士山を出発、車中泊。
帰ってきた日はそのまま昼から仕事という弾丸ツアー…。
最初は2泊3日でゆったりな予定を組んでいたのに、ここまでタイトになるとは。



9月7日、夕方に仕事を終え、三宮へ。
集合場所は駅から東に少し行った、道端。特にバスセンターとかってわけではありません。
21時20分発ということで21時前に着くと、すでに何人かそれっぽい人たちが。
でもそれっぽくない人も大勢。新宿行きは…とか言ってる人も。
ほどなくしてバスが数台到着、係員の方が出てきて受付後バスに乗り込みます。


あれ、登山ぽい人あんまりいない…。
それどころか新宿行きって言ってた人と同じバスに乗せられました。
はて、富士山経由東京行きなのかな、このバス…。不安。


頭の中に「???」をたくさん浮かべながらも、バスは出発しました。
そして1時間後、ナゾは解けました。



なんばでバスが停車し、一旦下ろされました。
そこには10台近くのバスと、びっくりするくらいの人だかり!
ふつーの道端に、です。
あぁぁ〜〜〜〜!いろんな方向に行く人を一旦ここに集めて、行き先ごとに
バスの乗車客をシャッフルするんですね〜〜!



もう夜11時とかです。仕事終わりで、すでに睡魔きてます。
眠い目こすりながら15分・20分と待って、やっとわたしたちが乗るバスに
案内されました。


しかしやっぱり登山ぽい人はあんまりいません。
大学生まみれです。



このバスは”富士急ハイランド経由富士山五合目行き”でした。
多分半分以上富士急ハイランドに行くお客さんでした。



やっぱり若者、元気です!!そして、周りが見えてません(泣)
もーーーーーうるさい…
シート叩いて大笑い。話し声もバス中に響くんじゃないかってくらいの大声。
あんまり音なんて気にせず寝るタイプのわたしですが、寝れませんでした。



指定された席、お隣はおじさんでした。
なんかあちらは遠慮してたみたいで申し訳なかったです。
バスの乗務員さんにも、「いくら1人参加でも隣は同性にするように
ツアー会社にクレームしときよー」って言われました。
別にあたし的にはどうでもいいんですが、きっと他の人から言われてるんだろうなと思います。乗務員さんに言われても困りますもんね。
席割りするの旅行会社だもん。



ほぼ寝られないまま朝を迎え、富士急ハイランドで半分以上の人が
降りていきました。

きれいに富士山見えてます!!そしてすごーーくいい天気!!
台風一過の晴天に恵まれました!
テンション上がります☆完全寝不足だけど。。。




富士急ハイランドを出発して、富士スバルラインを経由して
五合目には8時過ぎごろに到着しました。



バスを降りる前に、帰りの案内をされました。
19時30分に集合(時間厳守!)、19時50分に出発するとのことでした。



荷物を受け取り、富士山雲上閣でお弁当を受け取って、
とうとう完全に一人になりました。



単独ではさんざん六甲山を登っていますが、やっぱりここは日本一の山。
六甲山と同じ気持ちというわけにはいきません。



一人で、しかも初心者で、なにかあったときの対処法なんぞ分かりません。
”何か起こるような原因になることはしない”というのをモットーに!
計画を立てました。



ガイドブックに載っている5合目から頂上の往復標準タイムは
約11時間というところが多く、これは休憩時間などは含まれてません。



わたしたちに与えられた行動時間は11時間。ギリです!
1時間は高度順応の時間として5合目で過ごしたかったので、すでに
時間足りません。
それに、暗くなる前には下山していたかったので、6時過ぎには
帰ってきていたい。
あ、、、全然時間足りません!!



ということで登る前から登頂はあっさり断念!
いそいで登って高山病になったら元も子もないので、ゆっくり
行けそうなとこまで楽しもうということにしました。
頂上でせっかくなら誰かと一緒にご来光を見たいので、
登頂は来年以降のお楽しみにとっとこう!



5合目で約1時間、おにぎりを食べたりストレッチをしたりして過ごしました。
9月に入ってきっとかなり減ったんだとは思いますが、それでも
たくさんの人でにぎわっていました。



9時15分、5合目を出発しました。



5合目から6合目に向かっては、最初緩やかな下り坂になっているようです。
左手を見ると、もう沢山の山が自分より下に見えます!!
すでに雲の上です。初めての体験に感動☆
ほんとに天気が良くて、遠くまでくっきりと見えます。
下山してくるたくさんの人とすれ違いました。
この人たちはきっとご来光を見てきたんだなぁ〜いいなぁ〜。
今から登って行く人、というのはあんまりいないみたいです。



泉ヶ滝(だったっけ?)というところから右に入り、登りが始まります。
ざらざらと滑りやすい坂を少し登ると、ほどなくして6合目に着きました。



ここでいったんザックを降ろします。早速です…。
今までの登山では、ザックにはおべんと・飲み物・雨具、以上!
という感じで、中身スッカスッカで登っていました。
ところが今回は、それに加え防寒着(フリース&ダウン)にお風呂後の着替え、
飲み物もいつもよりたくさん(500ml×4本プラスQooのゼリー飲料2本)
行動食、おにぎりその他もろもろ、ザックに押し込んで押し込んで
やっと入り切った、というくらいパンパンに荷物が入っています。



当然重さアップ!それが完全に肩に重さが掛かって、痛いこと痛いこと…。
背負ってるひもが後ろにずり下がることでTシャツの首のところが締めつけられて
苦しいし、どうしよう…



トレッキングポールを持っていたのをしまい、手でショルダーハーネスを
引っ張りながら登るハメになりました。
やっぱり、荷物が増えると登山用のが欲しくなっちゃいますね…。
最初は遠足程度のことしか考えてなかったので、荷物が入ればいい
くらいの考えでテキトーに買っちゃったので…。
ウェストベルトはおなかのところまで上がってきちゃってて”腰で背負う”
なんてことが全くできませんでした。



6合目からは、ジグザグの登り道が始まります。
ホントに単調な道を、延々という感じです。
でも、すぐ左を見ると非日常的な光景!雲が自分に向かってふわぁ〜っと
覆いかぶさってきます。ひやぁ〜〜っとして気持ちいい☆
この日はほぼ無風で、暑いくらいでした。だからたまにひんやりするのが
とても気持ちよかったです。



7合目の入り口、花小屋を過ぎたところから、岩場がはじまります。
ズルズルすべる砂利の上り坂よりは、岩場のほうが登りやすかったです。
どんどん高度を上げるので、登ってる感じがしました♪



ここから上は、山小屋を目標に登っていきます。
まだ営業している山小屋もいくつかありましたが、多くは小屋じまい中、
または閉鎖済みでした。



すぐ上に見えるようでなかなか着かない。
荷物が重くて重くて、山小屋に着くたびザック下ろして休憩してました。
こんなんじゃテント泊なんて死んでもムリだな…



八合目に着き、太子館さんの前のベンチでお昼を頂きました。
荷物が重いので、おにぎりの重量分だけでも減らそうと思って…
雲上閣さんでもらったお弁当は、おにぎりが3つに唐揚げ・お漬物。
あと魚肉ソーセージ1本とお茶。結構な重さがありました。
基本山行中食欲減退するわたしには多すぎました。
でも、これで荷物が少しでも軽くなるなら…
味はとてもおいしかったです☆



岩場が終わると、またジグザグの登り道が始まります。
だいぶ高度も上がってきて、空気が涼しいから寒いに変わってきました。



八合目を過ぎるころから高山病の症状が出る人は出てくると
聞いていたので、ビクビクしながら登っていましたが、
とくにそれらしい症状は出てきませんでした。
息が上がるとか、空気が薄く感じるとか、そんなのもよく分かりませんでした。



しかし富士山の登りって、単調です。正直これがキツかったというか…。
進む方向の景色もおんなじような感じ、振り返っても同じ景色で
ただ高度を上げていくだけ。




あ…これは…頂上行っても見える景色一緒だな。




こう思ってしまうと、もうべつに頂上とかどーでもよくなっちゃいました。
もう今回は、雲の上に来れただけで満足なのでした。




本八合目に着いたところで14時半過ぎ。
下山に余裕見て3時間半はとっておきたかったので、今回はここまでに。
本八合目トモエ館さんでココアを頂いて、1時間くらいまったりしました。



まったりとはいっても、空気は完全に冬!!
ウィンドシェルを着て風を防ぐとだいぶマシでしたが、顔は
鼻水たらしながらの休憩になってしまいました。
真昼でこの気温。ご来光登山は一体どんだけ寒いのやら…??




15時半を過ぎたくらいで下山を始めることにしました。
日が暮れる前に下りておきたかったので、とっととしなきゃ!



普段は登りより下りの方が好きです。
登りのヒイヒイハァハアのほうがきらいです。



しかし。。。



富士山は下りの方がツラかった!!!!




想像より傾斜が急で、ジャリジャリの道は滑るし(尻もち2回ついた)
転がり落ちるんじゃないかと泣きそうになりながらの下りになりました。


そして、たしかに砂埃がすごいです。
モウモウと立ち上ってきます。口と鼻にタオルを巻いてブロックしました。
砂走りではなくても、靴がズブズブと砂に潜っていきます。
ゲイター買っておいてよかった〜。
これのおかげで靴の中砂まみれは回避できました☆



ほんとに、終わりが見えない延々と続くジグザグ道です。
ところどころに看板が建っていて、今このへんですよ〜って
教えてくれますが、大体「え〜〜まだここ〜〜〜?」とガッカリさせられます。




もう、無心に歩き続けました。
この傾斜、このスベリっぷり。トレッキングポールあってまぢよかった!
なかったら10回はコケてるなぁ〜と思いました。
実際、こけてる人何回も見ました。



途中、影富士を見ることができました。
時間がたつとどんどん伸びていく影、最後にはふもとの街まで
伸びていきました。



7合目の公衆トイレは閉鎖されていました。
これを目当てに下ってきてた人もいたみたいで、閉鎖を知ると
ひぇ〜〜〜〜!!と真っ青になっていました。
下山道はトイレに困っちゃいますね。



7合目からは、スバルライン5合目に向けて横移動になります。
何度か落石事故防止のトンネルみたいなのをくぐって下っていきます。
このトンネル、背の低い私でも低いなぁ〜〜と思ったんですが、
背の高い人はあんなとこ通れるのでしょうか?



6合目からは、最初下ってきた分最後は登り返しになります。
ガイドブックには「最後の登り返しのために体力を残しておくこと」
なんて書いてありましたが、下りで泣きそうになっていたわたしには
登りが天国のように思えました。
山登りを始めて初めて、下りより登りの方がいいじゃん!って
思った瞬間でした。



富士スバルライン5合目に帰りついたのは18時23分。
日が暮れる直前に帰ってくることができました。
おかげで、ヘッドランプは使わずじまいで済みました☆



ここから1時間、バスの集合時間までは売店でお土産を買ったりして
つぶそうと思っていましたが、もう5合目もひっそりとしていて、
開いているお店は雲上閣の売店のみとなっていました。
1人で売店見てても10分そこらで買い終わってしまい、外で待つことに。
日が暮れた富士山は、もうそれはそれは寒いこと!!
ウィンドシェルだけではムリで、フリースを重ねてひたすらバスを待ちました。




続々と帰ってくる同じバスのみなさん。
お話が漏れ聞こえてくるところによれば、あんまり頂上まで
行けた人っていなかったみたいでした。
中にはお鉢めぐりまでしてきたみたいな人もいたようです。健脚だなぁ〜
いいなぁ〜〜



寒さに震えながら、今か今かと待っていたバスの集合時刻。
時間に遅れた人は1人もいなくて、時間通りに出発してくれました。
5合目を出発するときは半分くらいしか席はうまってなかったけど、
富士急ハイランドから乗ってくるお客さんもいるとのことで
帰りもバスは満席…の予定だったらしいのですが、わたしの隣に
席わりされていた人が当日キャンセルになっており、1人で2席分
使っていいことになりました☆ラッキー!



帰りに、「ふじやま温泉」というスーパー銭湯での入浴&食事が
付いていました。
富士急ハイランドに隣接しているスーパー銭湯で、ここで2時間
自由時間となりました。



ここの温泉、感動しました!!
アメニティがしっかりそろっているのはもちろんですが、
なんと、ナイロンタオルの貸出までありました。
あの体洗うシャカシャカタオルです。
わたしは、女のくせにあのタオルでゴシゴシ痛いくらいに洗うのが好きで、
特に山登りの後なんてめちゃ汗もかいたし砂かぶったし。
ほんとのほんとに手ぶらで行っても何も困らないところでした☆



お風呂の後は、選べる夕食が付いていて、館内のレストランで
頂くことになっていました。


さすがに、レストランで1人で食事するのは初めてで、
ひっじょーにさみしかったぁ…
でもお酒まで飲んだ。




2時間後、さっぱり満腹でバスに戻ると、富士急ハイランドから
乗ってきたお客さんで、ほんとに満席になりました。
前の日のバスで大騒ぎしてた学生グループもいたけど、1日遊んで
きっと疲れてるんでしょう、静かでした。ホッ…



帰りもなかなか眠れず、意識が落ちては起き、落ちては起きの繰り返し。
2日間ほぼ眠れないまま、三宮に着きました。



旦那さんに迎えに来てもらい、帰宅後1時間くらい寝たものの。
お昼からの仕事はホントにつらかった…
その日の夜は、泥のように眠りました。しんどかった…




長々と書きましたが、今回思ったこと・分かったこと。


●0泊3日のプランはキツイ!あれは大学生用のツアーだ!
●でも富士山は、ゆっくり登れば頂上まで行けそう。
●昼間の登山ならダウンまでは要らなかった。でもホントに寒い。
 フリースまでは絶対要る。(9月だから?)
●一人はさみしい。


念願だったくせにそれだけかよ(笑)


あと、やっぱりどうせ登るならご来光見たい!!!
昼間なら、5合目から見る景色と登ってから見る景色、一緒!



今度こそは旦那さんとご来光登山するのだ!

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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ハイキング 富士・御坂 [2日]
富士山登山 富士吉田ルート
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
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