雨飾山



- GPS
- 07:25
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 1,062m
- 下り
- 783m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は特に危ない箇所なし。笹平直前の岩場は注意が必要だが晴れた日にはさほど問題なし。7月に固定が外れていた最上部の梯子も小谷村に連絡したことによりしっかり固定されていた。 登山口にはポストあり。トイレもあるが数は多くない。山中にトイレなし。 雨飾荘は日帰り温泉もある。雨飾荘近くには無料の村営露天風呂あり。 登録したルートはスマホの電池切れにより復路の荒菅沢付近までのデータになっています。 |
写真
感想
これで3回目となる日立会山岳部の集団登山への参加。今回は幹事として計画・下見を全て行ってきた、その本番である。初めてのことであり、準備漏れも多数あったが、成否を分ける一番の要因は天気!週間天気で安定した天気となることがわかっていたが、当日快晴の夜明けを迎えたときには正直ほっとした。
日立からバスに揺られること6時間超。登山口に行く前に道の駅小谷で仮眠をとってから登山準備を整える。ここのトイレが少なかったため参加者から苦情を頂いた。下見不足。
登山口までは大型観光バスが入れないため、登山口手前20分程度のところまで宿のマイクロバスに迎えに来てもらった。マイクロバスで宿を経由し登山口となる雨飾高原キャンプ場に到着。バスの中からはきれいに晴れた山頂も見え、期待に胸が膨らむ。
登山口で最終準備を整え、諸注意、準備運動の後、6:15に登山開始。
登山口から少し下ると木道に入る。綺麗な小川を何度か超える。20分弱で木道が終わりいよいよ登りが始まる。平均年齢55歳48人の団体のペースを作らねばらず、緊張の登り。ゆっくりと登りながら後ろの様子を窺う。少し間が開いているところもあるが特に問題ない様子。時折空を見上げると雲が出始めていた。15分ほど登って傾斜が緩やかになったところで服装調整のための小休止を取った。このあたりから左右に大きなブナが目立ち始める。次の休憩地点はその名もブナ平。ここは少し広くなっており少ないながらベンチもある。下見のときから休憩地として決めていた。ブナ平からしばらく登ると道が緩やかになり、いきなり視界が広がり、荒菅沢が眼下に見える。見上げると雨飾山頂とその下方に布団菱の白い岩肌も見える。ネットで雨飾山を検索すると良く見かける構図だ。出発時点ではなかった雲が広がってきていることだけが気になった。
荒菅沢で休憩を取った後は急登が始まる。ここからは私の後ろに山岳部OBのHさんが上がってきた。Hさんは流石ベテラン、自分のペースを持っており、先頭の私のペースを気にせずゆっくり登ってくる。私は登っては待ち、登っては待ち、と繰り返していたが、結果的にはこのHさんのペースが良かったらしく、下山後にペースがちょうど良かったと数人が声を掛けてきた。私はまだまだペースを抑え切れていない。
急登の最後は岩場になるため、要所要所を山岳部員に見張ってもらい、参加者に注意喚起した。岩場を抜けると笹平、ここは長野と新潟の分水嶺であり、日本海まで見渡すことができた。笹平で休憩した後は、笹の中をしばし歩き、最後の急登を登りきるとそこが山頂。先客が数人いたが、私たちの団体が上がると混雑を嫌ったのか降りていってしまった。団体はこの辺りが申し訳ないところ。しばらく山頂を占領してしまったことも後から上がってきた人達には申し訳なかった。
山頂での記念撮影、乾杯の後は大休止をとり各自昼食をとってもった。
下りも笹平からの岩場に注意しながら慎重に下り、急な下りが終わって荒菅沢で休憩を取った。沢の冷たい水にビールを冷やししばらく待とうと思ったところでアクシデント発生。ふと沢の下の方を見ると参加者の一人がバランスを崩し前のめりに沢に転落するところが視界に入った。急いで駆けつけると額と鼻から出血。薬箱を取り出しガーゼ等を使って止血。8月の部内の事故を受け、今回の登山直前に薬箱を大幅に補充したことが役に立った。幸い血はすぐに止まったため、空身になってもらうことで自力で歩ける状態であることを確認し、その後は無事下山することができた。
下山後は宿の雨飾荘のマイクロバスに迎えに来てもらい、移動。綺麗な宿で温泉付、すぐ近くには村営の無料露天風呂まである。怪我人を村の診療所まで無料送迎していただいたり、雨飾荘には非常に御世話になった。
温泉の後は宴会でさらに親睦を深めて楽しんだ。
1名怪我人が発生してしまったことは残念だったが、全体的には合格点をもらえる集団登山であったのではないかと思う。やはり天気が良いことがもっとも大きな要因か。
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