晴天暴風秋田駒ヶ岳(今年最後の山行)
- GPS
- 06:40
- 距離
- 11.6km
- 上り
- 989m
- 下り
- 985m
コースタイム
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:29
天候 | 晴れ時々曇り(1450m台地〜山頂は暴風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場はアルパこまくさ前に10台、少し離れたところに10台くらい止められます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
標高の低いほうは深雪で20cmくらい沈み込みます。途中クラストした箇所もありましたが、緩い場所もあります。踏み抜きも多いです。山頂直下のハイマツ帯は踏み抜き多発です。覚悟ください。 |
その他周辺情報 | 登山口のアルパこまくさでお風呂に入りました。シャンプー、ボディソープ付きで520円。硫黄泉でとても気持ちがいいお風呂です。なお、食堂はありますが、ソフトクリームはありません。 |
写真
装備
個人装備 |
アウター(厚)
フリース
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
キネシオロジータープ
グローブ
アウター手袋
予備手袋
雨具(下のみ)
バラクラバ
毛帽子
登山靴(冬)
ゲイター(厚)
ザック
アイゼン
スノーシュー
ピッケル
ストック
昼ご飯(カップ麺必須)
行動食(チョコ
塩キャラメル
柿ピー)
飲料(500mlペット)
サーモス(900ml)
シート
地形図
計画書
筆記用具
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
保険証
JRO登録証
携帯
高度計付き腕時計
温度計
サングラスorゴーグル
タオル
ホッカイロ
ビニール袋数枚
カメラ
替Tシャツ
携帯トイレ
ティッシュ3つ
ウェットティッシュ1つ
薄手ダウンジャケット
ネックウォーマー
ツェルト
細引き
エマージェンシーシート
キネシオロジーテープ(予備)
痛み止め
お風呂道具
着替え
サンダル
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感想
【お山紹介】
今回は秋田駒ヶ岳。秋田県、岩手県の県境にある、標高1637mのお山です。男女(おなめ)岳が最高峰で、もう一つ男岳(標高1623m)と主峰が二つあります。そのほかのピークとして横岳、女岳、小岳があり、これらが集まって秋田駒ヶ岳と呼ばれています。1970年に噴出した溶岩流は本州で最も新しい溶岩流として知られています。夏のムーミン谷のお花畑、大焼砂のコマクサは圧巻です。
【地質】
言わずと知れた活火山です。気象庁のホームページでは、玄武岩〜安山岩の成層火山とあり、約11000〜13000年前の大規模な噴火で形成された二つのカルデラとその周囲には火砕流などの火山性の堆積物が分布しています。東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)以降、活動が活発化しています。噴火警戒レベルは1(平常)ですが、要注意火山の一つです。入山の際は十分な情報収集をお願いします。
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/sendai/208_Akita-Komagatake/208_index.html
【移動】
秋田市から2時間程度。高速は使わなくて大丈夫です。最初は国道13号を利用し、途中46号へ左折します。案内板が出ていますので、注視していれば大丈夫です。しばらく国道46号を進み、角館を過ぎて田沢湖市街地手前で左折、国道341号に入り10分ほど進むとスキー場への交差点が現れますので、それを右折です。田沢湖スキー場を過ぎ、田沢湖高原温泉に入ってすぐ右折して到着です。
【山行】
今回は帰省ついでの山行です。前回の摩周岳で〆てもよかったですが、天気が良ければ行きたいなあ、ということで登山準備して帰省しました。今回の帰省は子供たちが塾や部活のため、一人での帰省です(寂)。
秋田駒ヶ岳か太平山か悩み、750RSさんからの情報(ありがとうございました)からこの時期アクセスの楽な秋田駒ヶ岳に決定。当初水沢から登る計画でしたが、男女岳へ直登してみたいなあ、と思い急きょルート変更です。
朝の4:30に家を出発。コンビに寄りながら6:00過ぎに現地に到着。ゆっくりと準備し、7:00前に登山開始です。しばらくはスキートレース跡、モービルの跡がありお世話になりました。モービルは正直好きではないですが...スキー場跡地はすべてトレースにお世話に。
その後直登コースへ進路をとり、できるだけスキートレースを探しながら追っていく。しかし森林限界を超えるあたりからトレースがはっきりしなくなり、結局は自分でルートを探しながら登ることに。地形図、高度計が大活躍でした。
雪が比較的緩く、またハイマツ帯では踏み抜きが頻発。かなり苦戦しました。また標高1300mくらいから風が強くなりはじめ、天気がいいのに地吹雪が強くなってきます。そのため風向きが影になる北西側に進路変更し山頂目指しました。
いやあ、空気が澄んでいて景色が抜群!森林限界を超えてからはレリーズ全開!同じような景色なのに撮りまくり!踏み抜きと写真撮影でなかなか進まない。まあいつものことかな(笑)。
徐々に高度を上げ、山頂の火口と思われるくぼ地の縁に出ると山頂がこんにちは。地吹雪がすごかったですが、5分ほど歩いて祝、登頂!。でも寒いうえに風が強いため、急いで撮影して即、阿弥陀池小屋を目指します。
阿弥陀池小屋でちょっとしたハプニング。なんと扉が開けっ放し...当然中まで雪が侵入し、すんごいことに。スコップで雪をかき出し扉を閉めてきました。でももしかして避難のために扉をわざと開けていた可能性もあり、良かったのかなぁ、なんてちょっと心配になっています。。。
とりあえず阿弥陀池小屋でお昼を食べて下山です。当初は男岳、横岳、時間があれば湯森山、笹森山までと思っていましたが、風の強さに負けました。根性なしだなぁ。
下山は冬ルートを淡々と下山します。八合目小屋を過ぎ、道路がわからないのでそのまま尾根沿いに下りていきます。先行者のトレースがはっきりと残っていますので、迷うことはないでしょう。途中男女岳とみると地吹雪にまみれていました。今登っていたら恐ろしいことになってたかな。。。残りは青空と樹氷のコラボを楽しみながら下山。無事下りてくることができました。景色がとてもよく、風が強かったですが満足山行。来年もこんな山行をたくさんしたいな。
【お礼】
今回の秋田駒ヶ岳が本当の〆山行。今年お山で出会った方々、レコを読んでいただいた方、コメントを頂いた方、本当に皆様、ありがとうございました。とても充実したお山1年を過ごせました。心から御礼申し上げます。
さて次回は年明け北海道ですな。どこ行こうかな〜。いやあ楽しみだなあ。あっ、その前に明日帰らないと。青森函館間フェリーのその他は車移動。長いなあ。次の山行考えながら移動しようっと。さてさて、次は何処へ〜。
コメント
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yo-shaさん、こんばんは。
秋田駒ケ岳、行かれましたね。
お天気もなかなか・・・
眺望がすばらしい・・・写真がきれいです。
yo-shaさんの写真の腕がいいのでしょうね・・・
岩木山があんなにきれいに見えることは珍しいです。
アルパから行かれましたか。
旧田沢湖高原スキー場のゲレンデです。
途中、片倉沢の手前で県道に合流しますが・・・
8合目に上がらずに片倉森方向へ直登されましたか・・・
新しいコースです。
本当に景色が素晴らしいです。
この時期にこの風景が眺められるなら・・・
登った甲斐がありますね。
やはり yo-shaさんの日頃の行いがよろしいのでしょう・・・
エネルギー源は「ぼだっこのにぎりまま」しかもお母様の手作り・・・
うらやましい限りです。Lawsonのそれとは雲泥の差です。
yo-shaさん・・・今年もお世話になりました。
2018年もいい年でありますように・・・
帰路お気をつけてお帰りください。
750RSさん、こんばんは。早速のコメント、ありがとうございます!
秋田駒ヶ岳をお勧めいただき、こちらもありがとうございました。行ってきました
眺望バッチリでした!空気がとても澄んでいて、遠くまでくっきり見ることができました。岩木山と八甲田山が見えたのは驚きでした
写真、お褒めいただき恐縮です...腕というより登山ルートが良かったのと、撮影の条件が良すぎました。撮っていてずっと気持ちがよかったです。こんなことはあまりないですね
最初はお勧めされた水沢から行こうと思っていましたが、地形図を見ていて直登も面白そうと考え、急きょ変更しました。これが正解で、とにかく景色の良いコースです。晴れた日はお勧めですね!踏み抜きまくりましたが、頑張った甲斐がありました〜
「ぼだっこのにぎりまま」は母に頼んで”しょっぺぐ”してもらいました。Lawsonのはちょっと甘いですよね。。。それもあって母にお願いした次第です。母に感謝です
今年一年、大変お世話になりました。おかげさまでとても楽しいレコ、山行になりました。750RSさんもよい年になることをお祈りいたします。来年、あっ除夜の鐘が鳴ってしまいました。今年も宜しくお願いします
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