にゅう&天狗岳
- GPS
- 29:51
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,125m
- 下り
- 1,124m
コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 6:51
天候 | 30日晴れ、風あり 31日曇り、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
今年最後の山行は、新人と天狗岳&ニュウ。初日は快晴の中ニュウへ。二日目は天候が心配だったが、それでも天狗岳山頂はまだ悪く無く、展望も申し分なし。時々吹く強風に、新人の二人も冬山の片鱗を見れた事だろう。
今回は今までの渋ノ湯ではなく、唐沢鉱泉からのルート。正直こちらの方が急坂も無く時間も早く着くので快適だった。駐車場も無料だし。次回は唐沢鉱泉にも入ってみよう。
年末は天狗岳&にゅうに登って来ました。
少なくとも1週間前から天候をよく見ておくことと、現地周辺の情報収集を心がけてみましたが、年末に2日間家を空ける為に仕事も家事も前倒しで、何だかとても慌ただしく、中途半端になってしまった感は否めません…。
さて、ちゃんとした冬靴を履いて、12本爪を付けての冬山は2年目に突入。
去年と比べると、パッキングや身支度は早くなったような気がします(その他は特段の変化は見られない…かも…。)
今回は、通常の冬山テン泊装備に水2.5L担ぎ、行動中どちらかというと水分を摂る方なので、山専ボトルの他に水500mlも別途持参して17kgジャスト。唐沢鉱泉駐車場で身支度後、共同装備を分担(テントポールとコッヘルセット)、17kgに少し重量を増して出発。
黒百合ヒュッテ迄はラッセル箇所や急登等も無く、また、raityouさんの一定の歩行ペースのおかげもあり、問題無くスムーズに到着。テントを設営後、少し休憩して、中山峠からにゅうまでピストンしてくる事に。
距離はそんなに無いものの、中山峠から先、中山への分岐からずーっと下っていると「帰りはここを全部登り返すのか…」と微妙に浮かない気持ちに。
踏み跡はしっかりあるものの、ほんの少し外れるとズボッと踏み抜いて嵌まったり、時々大きめの石と石の間に深い穴が覗いていたりします。ほぼ樹林帯歩きで、ミックス状態も最後だけなので、散策気分でストックのみ利用。アックス出番ナシ。
帰りは一部トップで歩かせて貰いましたが、軽装・登り返しとはいえなだらか・ルーファイ不要となると、ついサクサク歩いてしまいがちだったので、もっと一定で、後続が無理なく着いて来られるペースを保たねば…と反省。
テン場に戻り、黒百合ヒュッテのカフェで少し休憩。年末年始限定のおしるこ(焼いたお餅入・800円)か、コケモモティーとケーキのセット(900円)にしよう♪と思っていたけど、にゅうで行動食をしっかり摂取してしまい…全くお腹がすかず、お茶のみ。全体的に可愛い小屋。
お茶の後はテントに戻り、テント内に入れておく荷物と外出しの荷物をバサバサ整理して、室内のスペース確保し、宴会に突入。飲みつつ摘まみつつ、夕飯を頂きつつ、翌日用のお湯を沸かし、各々のボトルに詰め……寝る!!早めの7:45頃に就寝。
寝床が微妙な斜めっぷりで、それが関係あるや無しや分からないけど、寝ては覚めるの繰り返し。意外と眠れなかった…。
夜中から風が強くなり、テントがバタバタと賑やかな音を立てていましたが、起床後テントの外に出てみると、あれ?風…そうでもないな?ただ暗い内からでも分かる暗い、雲がかなり出ていて、その流れも早い。これは山頂付近は心配だな…と思いつつ、野菜と餃子たっぷりの雑炊をいただき、出発。
中山峠から樹林帯を抜けた辺りで日が昇り始めて、何とも良い色味。
東の空も雲が多く、日の出自体は拝めなかったけど、ここでかなり明るくなったのでヘッドライトは仕舞う。少し休憩を挟みつつ、ゆっくりと斜度の出て来たルートを辿って登る。時々追い抜きがあり、都度道を譲るけど、譲る為の適切な場所探しは落ち着いて見定める事。危ないと少しでも感じる場所(細い木の周辺にふわふわ積雪)には行かない。Rush711君がよく見て判断していました。
地形的には、昨日にゅうに向かいがてら見た通り、斜度が出るまでは崖付近を歩く事になるので、そちらには近寄らない事。少し離れると雪庇が出来つつある部分も見えたので、こちらも絶対に近寄らない事(遠くから見て事前に確認しておく、大切)。地形図を思い浮かべつつ、自分がいる位置を考えつつ、実際目の前の景色を見て……と、情報がいっぱい。
高度を上げ、樹林帯を抜けた辺りから風が強くなってきたので、アックスをしっかり雪に刺して支点にする、二点支持で安定した歩きを心がける。アイゼンひっかけに気を付けつつ、岩岩した部分を越え、山頂へ。
山頂は360度見渡せる良い景色。八ヶ岳の他の山頂やアルプス方面、富士山方面もよく見えるし、それぞれの山頂も綺麗に見えていて気持ち良い。山頂の高度でこの位の風&西の方の雲もまだ遠いので大丈夫だろうと西天狗へ向かう。コルまでの下り・コルからの登りが強風。前を歩くお2人がワッと風に煽られるとヒヤヒヤしました。コルで良かった…すんごい斜面とかで無くて良かった…と思いつつ、自分もふらふらしないよう踏ん張りつつ西天狗への登りへ。
雪&砂混じりでビッシバシ吹き叩かれながら、痛ぇなオイ!と内心悪態をつきつつ、高度を上げると東側斜面では風が当たらなくなりました…東西をつなぐ部分が特に強く吹いていた模様。山頂を踏み、写真を撮り、少し休憩して、戻る。またあの凄い風の所通るのかぁ…と思っている内に、西からグングン暗雲が迫ってきて、アルプス方面の山頂は隠れ、周辺もなんとなくグレーに。
大晦日の天候の予報通りだなぁ…としみじみ。
天狗は上り下りともに、爪をしっかり効かせる事が出来たので、とても歩き易かったです。東天狗まで戻り、ミックス付近からは登ってくる方々との待ったり待たれたりが増えました。年末年始は家事か親戚相手に追われて多忙のままに終えるばかりだったので、この時期に自分が山に居る事も不思議な感じであり、結構な人数の人が山に居ることにもわりかし驚いておりました。いやー色々新鮮だった。
テン場への下りはあっという間。テントを畳み、荷造りを終えてから唐沢鉱泉までの下りが何故かいやに長く感じましたが、全員元気に下りてこられて、一安心。唐沢付近ではサラサラの降雪有り。その後車窓から山頂の方を見ると、雲の中で全く見えず……良いタイミングで登って来られて良かったぁ〜!
raityouさん、ペース配分や荷物の整理等、今回も勉強させていただき、ありがとうございました!往復+αの運転もありがとうございます!
caravancatさんは初日にアイゼンの微妙な部分があった所を、翌日しっかり問題無く改善していたり、事前に行かれた他の山行でご自身が不安なり、おかしいな?と思った箇所を改善する努力をされていて、とても良いなぁと思いました。
Rush711君は荷物の整理がしっかり出来ていて、準備もとても手早く、何事もスムーズで、下りの足の置き方・歩き方の研究など余念が無く……いやー、お二人とも、成長早そう!!
私は色々不勉強な所、駄目な所の改善の余地がありありなので、今期何とかできるように頑張っていきたいなと思った次第です(書き出すとキリが無いので割愛)。とても楽しい年末になりました♪ありがとうございました!
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