赤岳/県界尾根ピストン
- GPS
- 08:15
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:14
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は整備されていますが鎖・梯子が多いです。 登山ポストは見当たりませんでしたが、よくよく思い起こせば登山口のところにあったような気もします。 |
写真
感想
一昨日、西城州の御堂山に行きましたが、天気に恵まれず、暑苦しく、汗が止まらず、藪にもがき、展望も無く、蛭に吸われる、という感じでした。それなりに面白かったのですが、昨日の青空を家から見上げたり、ヤマレコのレポートを眺めたりしていると、やはり天気の良い日に眺望の良い山へ行きたい・・・と思い、三連休の最後、午前中だけは晴れの予報が出ている八ヶ岳へ行くことに。
久し振りの単独なので、多少標高差があり岩場の厳しいコースに思う存分チャレンジしてみたい、ということで県界尾根コース往復を選択。なぜ真教寺尾根との周回コースにしなかったかと言えば・・・真教寺尾根はちょっと手強そうだったので・・・逃げました(笑)。ちなみに赤岳は初めて。
さて車道終点に車を停め、スタートします。車は他に3台。(うち1台はバス転回所に止めちゃってますが大丈夫でしたでしょうか?)
最初は緩やかな道を進んでいきます。それにしても空が青いです。天気予報では昨日程の晴天では無い筈ですが、八ヶ岳周辺には雲一つありません。さわやかな風が吹き、ヒルもいない(と思う)。素晴らしい!来て良かった!
やがて右に折れて登山道に入ると樹林帯の急登となります。1時間程登ると小天狗に到着します。小天狗から少し行ったところに見晴らしの良いところがあります。そこから赤岳がドーンと見えます。・・・遠いなぁ。こちら側が絶壁に見えるんだけどもどうやって登るんだろう?
振り返ると富士山がきれいに見えます。横手には真教寺尾根と権現岳が見えます。
小天狗から大天狗は尾根を緩く上がっていきます。大天狗には展望はありません。そしてヘリポート跡らしき広場を過ぎダケカンバの林が出てくると、岩に突き当たって右へトラバースする鎖と桟道が見えます。
ここからが核心部です。ヤマレコ先達のレポート通りです。右にトラバースしていくと目の前には絶壁と鎖が見えます。あー、これ(鎖)であれ(絶壁)を登るんですね・・・。絶壁は45度位らしいのですが、60度以上に見えます・・・が仕方無いので登ります。岩面はギザギザしており手足の引っかかりは悪くないですが、多少脆いようなので崩れないか注意した方が良さそうです。
第一難関を突破すると直に第二難関となる鎖が現れます。ルンゼ状を30m程登っていきます。第一難関に比べると斜度も高度感も少ないですが長いので疲れました。
第二難関を越えると、赤岳展望荘方面への分岐に到達します。これを山頂方面へ行くとすぐに鎖場にぶつかります。といいますかこの分岐から山頂までの標高差200mをずーっと鎖と梯子で登っていきます。あまりの多さに数えるのを止めました。この200mを第三難関とします。
三つの難関を突破すると目の前には赤岳頂上小屋が現れ、山頂に到着となります。
何とか赤岳山頂に到着しました。天気も保ってくれたようで、しばし山頂からの展望を楽しみます。しかし次第にガスが出始め30分もすると周囲は真っ白となりました。ギリギリセーフでしたね。
頂上小屋でペットボトルのお茶(400円)を買ったついでに、県界尾根コースをそのまま降りていくのと、展望荘まで降りてトラバースするの、どちらが楽か小屋のバイトに聞いてみたところ、そのまま降りた方が楽との事。展望荘へ向かいます。聞いた意味ナシ(笑)。いやあ、やっぱりあの長い第三難関を降りていくのは気が重いしなぁ、多少違うコースを通った方が気が紛れるかと思って。
頂上から展望荘へはガレた尾根を下っていきます。県界尾根に比べれば緩やかと思います。時間は掛かりますが精神的・体力的に楽です。
展望荘でペットボトルのお茶(500円)を購入。ひと休みして下山します。トラバース道は結構上下していてそれなりに疲れますが、直に分岐点へと到着します。
そこからすぐに第二難関のルンゼを下降し、第一難関手前で小休止します。
第一難関は上から見下ろすと更に斜度がきつく見えます。梯子を下り、鎖に取り付きます。結構腕力に頼って降りたのか、終盤腕が疲れました。
第一難関を降りるとあとは難しいところは無いので、適当に休みを取りつつ降りて行きました。最後川を渡るところで顔を洗って汗を流してさっぱりします。水が冷たくて気持ちいい。
このコースを初心者を連れて行くのは難しいと思います。鎖場を鎖に頼りすぎず、三点支持を正しく理解して、多少の高度感にパニックにならないよう、どこかで少し練習した方が良いように思います。鎖・梯子の量が多いので、力任せだと後半の下りが厳しくなりそうです。
この日は三連休の最後の日。中央道も上信越道も混んでいたので、結局内山峠を通って254などを使い、埼玉まで4.5h掛けて全部下道で帰りました。
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