感動のキナバル山、東南アジア最高峰(4,095m)!! (Mt. Kinabalu, Malaysia)
lesbourgeons
体力度について
- GPS
- 16:54
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,943m
- 下り
- 3,122m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 1:32
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:32
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:20
- 山行
- 9:16
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 10:32
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
| 天候 | 1/6 1日目 ： 雨 (コタキナバル〜キナバル公園本部) 1/7 2日目 ： 雨 (キナバル公園本部〜ラバンラタ小屋) 1/8 3日目 ： 快晴 (ラバンラタ小屋〜キナバル山・山頂〜キナバル公園本部） 1/9 4日目 ： 晴れ (コタキナバル) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
タクシー
飛行機
シンガポール→コタキナバル （飛行機） コタキナバル→キナバル公園本部 （ハイヤー） 帰り(1/8・9) キナバル公園本部→コタキナバル (ハイヤー)・泊 → シンガポール (飛行機) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
本当によく整備された登山道です。 ・登山道入り口〜ラバンラタ小屋 → 危険個所なし。 ・ラバンラタ小屋〜山頂 → 花崗岩の岩盤を登る。 急斜面・凍結・突風による滑落注意。気温は0℃以下まで下がる。 |
| その他周辺情報 | ・公園本部ホステル、ラバンラタ小屋ともとてもきれいで快適です。 （雑魚寝ではなく二段ベット、水洗トイレ・電気が繋がります。） ・登山者数は制限され、山岳ガイドなしでは登れません。 ・公園本部からラバンラタ小屋までは1�卷茲縫劵絅奪討�あり、トイレもある。 |
写真
気温は5℃以下、寒いですが出発です。
日本から来たお嬢さん2人組と一緒になり、登っていく。
快晴というまたとない天気。
天気の神様が微笑んでくれた。
サヤサヤ小屋(3,520m)を過ぎると、急斜面が待ち受ける。「花崗岩だから滑らないよ〜」とイモトさんが、某TV番組で叫んでいたそうだ。
なるほど、花崗岩は濡れていなければ、安心感がある。
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「花崗岩だから滑らないよ〜」とイモトさんが、某TV番組で叫んでいたそうだ。
なるほど、花崗岩は濡れていなければ、安心感がある。
すごいところに来てしまった。
あと700mで山頂だが、ここから更に辛い。
あと一押しだ！！
山頂付近は、岩がゴロゴロの急峻な道。
足元に気を付けながら進む。
やった、すごく嬉しい！！
ガイドさんが居なければ、来れなかった。
どうもありがとう！！
徐々に世界に光が戻ってきた。
今夜は零下に下がった証拠。
あちこちで結氷していて、滑らないようガイドさんが注意してくれる。
すごい岩塊、だんだん明るくなると、その威容に気が付く。
下手に近づき、風に飛ばされたらひとたまりもない。
よくこんな急斜面を登ってきたものだ。
暗闇だとガイドさんがいない限り、近づくのは危険だ。
日が当たりだし、徐々に岩肌の色が見えてきた。
油断禁物だ。
大きさが桁違いです。
セントジョーンズピーク(左：4,091m)、ローズピーク(右:4,095m)を振り返る。暗くてわからなかったが、かなりの急斜面。
2
暗くてわからなかったが、かなりの急斜面。
富士山と同じ高さの鋭角なピーク。
朝日を浴びながら峻立している。
下りは下が見える分、迫力がある。
整備されている方々に頭が下がります。
青空とキナバル山の峰々をバックに。
大変お世話になりました。
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ 2 モンベル、パナソニック
予備電池 2 携帯充電用
地形図 1 Google Map
ガイド地図 1 ツアー会社作成
コンパス 1 SILVA
笛 1 モンベル
筆記具 1 ボールペン
保険証 2 日本・海外
飲料 4.0L ペット水4.0L
ティッシュ 1袋 ウエットティッシュ
バンドエイド 1
タオル 3
携帯電話 2
雨具 1 ユニクロ
防寒着 1 ユニクロ・モンベル・ファイントラック
ストック 1 Blackdiamond
非常食 2 お菓子
食事 1食 昼食
着替え 5 沢山
頭痛薬 1 バファリン
手袋 2 モンベル、石井スポーツ
パスポート 1 日本国
ネックウォーマー 1 Puma
紐 2 靴紐、その他
サングラス 1 Zoff
登山靴 1 キャラバン
トレランシューズ 1 アシックス、ゲルフジアタック
|
|---|---|
| 備考 | キナバル山の植物（記録用） https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1366511.html |
感想
キナバル山 (Mt Kinabalu, 4,095m) に無事登頂。
登頂日：2018年1月8日、行程：2018年1月6日〜9日(3泊4日)。
山頂アタック時は天気の神様が微笑み、満天の星空を仰ぎながら東南アジア最高峰の山頂に到達、さらに快晴のご来光を仰ぐことができました。
また、桁外れのスケールは、まさに大地の力がみなぎるもの、感動の山行でした。
キナバル山は、花崗岩の巨大な岩山。
登頂当日は強風が吹き荒れ、気温は零下まで下がり、所々結氷していたので、暗闇の中、慎重に、かつ無我夢中で必死に登りました。
キナバル山は、予想を遥かに超える素晴らしい山でした。
山を登っていくと、神々が宿るような世界が広がっていて、感動に尽きます。
山頂アタック時は、天気に恵まれ、山岳ガイドさんに助けられ、周囲に励まされ、決して一人では行けませんでした。
実に素晴らしい、皆に感謝感謝です。
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1日目(1/6) ： キナバル公園本部
標高1,600mにあるキナバル公園本部のグレースホステルに宿泊。
キナバル公園内を散策してのんびりと過ごす。
2日目(1/7) ： キナバル公園本部→ラバンラタ小屋
キナバル山へ登山開始、標高3,300m付近にあるラバンラタ小屋まで歩く。
1・2日目は終日雨、ラバンラタ小屋までの道のりは、雨・霧で眺望も殆ど望めず。
のんびりと珍しい花など撮影しながらラバンラタ小屋に到着。
3日目(1/8) ： ラバンラタ小屋→キナバル山山頂→キナバル公園本部
午前2時35分にラバンラタ小屋を発ち、山頂を目指す。
真っ暗な道を、ヘッデンと山岳ガイドさんを頼りに登ります。
出発して早々、日本から来てラバンラタ小屋で相部屋になった、2人のお嬢さん方と一緒になり、山頂を目指す。
ラバンラタ小屋の少し上にあるペンダントハットを越えると、階段の急坂。
稜線に乗ると視界が一気に開け、ラナウの街明かりを眼下に、稜線上をアップダウンを繰り返して登る。
ヴェアフェラータの終点を通過すると本格的な岩場の急斜面。
頑丈なロープを伝って登るとチェックポイントであるサヤサヤ小屋に到着。
標高が高く、ゆっくり呼吸を整えないと息苦しい。
風は非常に強く、しかし、空は昨日までの雨が嘘のように快晴、見上げれば素晴らしい満天の星空。
右手には、ドンキーイヤーズの岩稜がうっすらと月明かりに浮かび上がる。
サヤサヤ小屋で一息つくと、鋭角なサウスピークを左手に仰ぐ。
斜面の角度は更にきつくなり、滑りにくい花崗岩の岩とはいえ、時々ロープをつかまないと進めない。
強風が吹き荒れ、体のバランスを崩さないよう慎重に進む。
標高3,929mの標識を越えると、山頂のローズピーク(4,095m)が、暗闇の中、眼前に毅然と浮かび上がる。
最後の標高差100mの登りは、角度が非常にきつく、足元は岩がごろごろ転がる。
空気の薄い中、山岳ガイドさんの案内に沿って、先行するヘッデンの灯りを頼りに、最後の一押し。
ここが踏ん張りどころ、慎重に足元を確かめながら、強風の中を着実に進む。
最後の急斜面を登り、キナバル山頂(4,095m)に着いたのは6:49。
空は明るくなり始め、白む朝焼け前の空にキナバル山の岩峰群が浮かび上がる。
日の出は近いが、しかし、山頂は狭く強風で危ない。
幾つかの写真を撮って下山しながらご来光を待つ。
日の出が近づくと、周囲は徐々に明るくなり、景色に色彩が戻ってくる。
明るくなるとスケールの大きな世界に改めて驚く。
空は快晴、ご来光を仰ぐには、またとない絶好のコンディション。
太陽はドンキーイヤーズの岩稜横から姿を現わす。
輝く太陽が照らし出す景色は、凛として神々しく、あたたかみを感じる。
桁違いに大きなスケールの中にあって、太陽と大地からのエネルギーを感じる。
まさに、息を呑む素晴らしい景色、感動の山行。
花崗岩の巨大な岩稜が朝日を浴びて、岩間に陰影を映し出す中、やがて眼下に、麓に広がる緑の山々が見えてくる。
空に浮いているような急斜面や尾根筋を通過すると周囲に緑が増え、やがてラバンラタ小屋に到着。
朝食を済ませ、少し休憩の後、一気にキナバル公園本部へ下っていく。
山岳ガイドさん曰く、「雨が降る前に山を降りよう、早ければ2時間半でゲートまで降りられる」とのこと。
10:05にラバンラタ小屋を出発、途中に2回の休憩を挟み、ラップ重視で降りる。
登山口の入り口ゲートに着いたのは12:30、ほぼ2時間半で降り、雨に祟れれることもなく下山することができた。
キナバル山は予想を超える素晴らしい山だった。
決して一人では登れる山でなく、山岳ガイドさん、恵まれた天候、周囲の方々との励まし合いなど、非常に恵まれました。
4日目(1/9) ： コタキナバル発
前日(1/8)にコタキナバル市内に移動、ホテルに一泊してコタキナバルを発つ。
PS ：
前日(1/7)は風雨強く、滑落と低温による低体温症から、1名の方が亡くなりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
https://www.channelnewsasia.com/news/asiapacific/climber-found-dead-at-mount-kinabalu-after-going-missing-9840528
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４０００メートル級の山に登頂！おめでとうございます
世界は広いですね！本当に！
見たことない星空も、泣きそうになる日の出にも感動の連続ですね。
ガイド付きとはいえ、さすが健脚のlesさん、無事に降りてこられて何よりです。
天気が良いのも日ごろの行いが良いからですね
今年もよろしくお願いいたします
satomi-さん、明けましておめでとうございます。
キナバル山は、スケールが桁違いで、凄いところでした。
天気は快晴で、満天の星空や日の出は感動そのものです。
ガイドさんにも助けられ、無事の帰還も何よりです。
今年もよろしくお願いいたします。
lesbourgeonsさん、こんにちは。
すごい大きな岩の塊、スケールが日本の山とは違いますね。
海外在住の特権でしょうか。
低山専門の身からは、羨ましい限りです。
yaimatsuさん、おはようございます。
キナバル山は、桁違いのスケールで、とても良かったです。
当日は天気にも恵まれました。
此方にいる間に幾つか本格的な山登りに行ければと思っています。
lesbourgeonsさんこんにちは。
キナバル山の山頂の景色うわぁ〜凄いの一言
巨大な花崗岩の岩稜に朝日があたる瞬間など鳥肌もんの感動ですね。
自分の目で見てみたい光景です。
山登りする前はダイビングでボルネオ周辺の海に何十回と潜りに出掛けてました。
一度、ダイビングの合間にキナバル公園ツアーで麓まで行ったことがあります。
その時は独立峰
なんてモッタイないことしたなと
パムアニューギニアのお山もしかり｡｡｡
山の頂に立ってみないと見れない景色･･･
キナバル山いつか行って見たいです。
823さん、こんにちは。
ダイビングでボルネオ島に行かれていたのですね。
何十回と潜りに来たと伺いますと、きっと相当お詳しいのでしょう。
ボルネオ島は、ダイビングにとても良い綺麗なスポットがたくさんあると当地でも伺っています。
キナバル公園に行かれたこともあるとのこと。
きっと、公園本部からキナバル山の巨大な威容を眺められたのでしょう。
私も、若い頃にキナバル公園まで出かけたことがあり、当時は、カッコいい山だなと思った程度で、いずれ登る山とは思ってもみなかったです。
今回、シンガポール在住の機会を利用し、行って参りました。
想像以上の凄いスケールの山で、天気にも恵まれ、感動の山行になりました。
キナバル山は、日本からもコタキナバルまで直行便が週2便あるため、初めての海外登山として、とても良い選択肢だと思います。
山頂に到達する感動と広がる絶景は、きっと忘れられないものとなることでしょう！！
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