鷹ノ巣山バリエーションルート(巳ノ戸尾根・鷹ノ巣尾根・ハンノ木尾根)
- GPS
- 08:07
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,310m
- 下り
- 1,566m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・巳ノ戸橋へ車道から下るところ、屋根の下に巨大なスズメバチの巣が2つあります。 ・地図読み&コンパスは使えるようにしておきましょう(なくてもなんとかなりますが、万が一の用心は必要です)。 ・ルートファインディングが時折必要です。 |
写真
感想
久々に奥多摩にかえってきました。
奥多摩で一番好きな山は? と、問われれば、迷わず答えましょう「鷹ノ巣山」。
今回は普通に行っても芸がないので、行きも帰りもバリエーションルート。
冒険気分満載です。
一番先に、先人に感謝。
先人の記録がなければ、永久にこのルートは挑戦しなかったでしょうし、挑戦はおろか知りもしなかったでしょう。ありがとうございました。
バリエーションルートなので、ちょっと丁寧に書きます。
行きは、巳ノ戸尾根と鷹ノ巣尾根。
途中までは稲村岩尾根ルートと同じルートです。
巳ノ戸橋を渡って7分程度すると、分岐があり標識があります。
もちろん、巳ノ戸尾根への案内は記載されていませんが、そこを右上へ。
直前で追い抜いたパーティがいたので、間違えてこっちに登ってこないよう確認してから、先に進みます。
林業者の手が入っているので、比較的広くて歩きやすいルート。しかし、枝打ちした枝が大量で歩きにくい。
石垣が見えて、住居跡。釜やおそらく風呂のボイラー部分が転がっています。
その裏手を登っていくと、裸地に到着。
しかしそこで、ルートをロスト。
ロストというより、道は見つけているが、どうもそのルートだと稲村岩尾根方面に下ってしまいそうなので、ルートからはずれ尾根へ向けて直登。
尾根は少しの赤テープと、少しの踏み跡。あとは目印ないので、自分で歩きやすいところ探して行くしかないです。
このルートは基本尾根筋なので、ルートを外すことはないですが、すごい急坂!
岩場はそんなに危険はないです。ここをすぎれば、八丁山。
八丁山からはいったん急にコルに降り、また登る。
スリムな尾根を通過していくと、お伊勢山へ。
尾根筋を外さなければ、問題はないです。
ここまで来ると、鷹ノ巣山とヒルメシクイノタワは見えているので、ここも尾根筋で登ります。
ヒルメシクイノタワ直下の直登がなかなかですが、ここを登ればヒルメシクイノタワの標識の後ろに出ます。
ここから鷹ノ巣山は、もうひと登り。
鷹ノ巣山は濃厚なガスの世界。
ここまでガスると、楽しいです。すぐ先がかすんで見えない。
しかししばらくするとガスが切れ、奥多摩湖への尾根が見えて大満足。
この尾根の景色が大好きなんです。
石尾根を経由し、六ッ石山から下ります。
下山時のバリエーションルートは、ハンノ木尾根。
この尾根への分岐はトオノクボですが、標識はないし、そっちに行っちゃだめな感じで丸太でルートが作られているので不安になりますが、地図的には他にあり得ない感じなので、どきどきしつつも一般ルートを外れます。
下り目線だと、標識のある右に曲がる角を曲がらず、直進するような感じ。
東京都水道局の標識に導かれるように下り、電波反射板からは水道局の標識を外れて右下に下っていきます。
石尾根の三ノ木戸山方面が見える場所に到達し、もうすぐ下山だというところで出会いました、予想だにしなかった本日の最難関。
「ヤブ」
腰から胸の高さのヤブです。
まさかこの季節に、本格的なヤブこぎをする羽目になろうとは。
トゲのある植物が多くて痛いし、ヤブが濃すぎて足元がほぼ見えない。
ヘビやハチの巣が怖いのでヤブから逃げたく、ルートはずれることもわかっていましたが、右方面の尾根へ逃げます。
あわよくば杣の人とかのルートで下山できないかなと狙ってましたが、イソツネ山に着いてしまったところであきらめて引き返します。
……やはりヤブを行くしかない。
ヤブに悪戦苦闘しながら下り、しばらく行くと農家の害獣よけネットに出会ったので、右からネット沿いに下山。
ちゃんとしたルートではないと思っていたら、標識が出てきて正しいルートとわかる。
このルートをとる場合は、しばしのヤブこぎを覚悟していきましょう。
下りは特に大変らしいです。
しかし、今の時期でこのヤブだと、真夏はジャングルですな、きっと。
下山直前でヤブにやられましたが、大冒険気分で下山。
境橋バス停に着くと、1分もしないうちにバス到着。
ヤブで苦労したごほうびか、帰りの交通は乗り継ぎよくスイスイ帰れました。
コメント
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seizanryoさんこんにちは。
最後の藪のあと、害獣よけネットの向こうの畑にワンちゃんいませんでした?6月にここを登ったとき、ここから六ッ石山までお供をしてくれまして、それはフレンドリーでいい奴だったので、どうしているかなぁ?と......。
私の時は、藪はワンちゃんが案内してくれたので、結構あっさり抜けて祠の所まで行けたりしました。降りの方は大抵苦戦されるようです。
や〜〜、ヤブがヤブでした!
この季節にヤブこぎとは……。
台風のせいかヤブが倒れてからまっていて、足を取られるし、足元全く見えないし、下からスズメバチとか出てきたらどうしようと、気が気でなかったです。
草の倒れ具合で、何となくルートは推察できるのですが、不安満載でした。
畑のワンちゃんは、いなかったですね〜。
逆に膝から下が全く見えないヤブから犬が飛び出してきたら、相当ビビっただろうな〜。
でも、犬に導かれるのは、不思議でほほえましいですよね。
私も春に、両神山で両神山荘のポチに案内してもらいました。
とてもうれしかったのを覚えています。
seizanryoさん、バリルートお疲れ様です。
凄いですね!自分では真似できませんわ
ヤブ漕ぎなんてもう…蜂やらヘビやら遭遇した日には震えが走っちゃいそうです
稲村岩、やはり立派です。
そして八丁山にもちゃんと標識があるのですね!
丁寧な記録で想像を膨らませながら読ませて頂きました。
ところで24枚目の写真、随分と飛んでますねぇ
まるでワイヤーで吊るされて空中散歩しているみたいですな
ヤブはね〜、どうしようもなかったです。
登り返して一般ルート戻るには、遠くまで来すぎてました。
そう、なんとかして降りるしかない状態だったのです。
足元見えないし、ところどころ背よりも高い絡み合ったヤブで前進不可能になるところもあり、暑くもないのに嫌な汗をかきました。
安全な帰路を探すために、けっこうあのヤブ近辺の尾根でうろうろしましたよ。
でもその他は、注意深く行けば問題はないですよ。
尾根通しなんで、慎重に行けば迷う心配はありません。
バリルートのピークの標識は手作りでいい感じ。
逆に鷹ノ巣山では、手作りプレートを設置するのは違法行為だと札がかかり、新しくて大きな手作りプレートが付近のヤブに捨てられていました。
別にウソ書いてるわけじゃないし、悪意があるわけでもなさそうなんで、大目に見てあげればいいのに、と思いましたよ。
大ジャンプは、すてきでしょ。
カメラの角度を調整し、ちょっと悪いことすると、出来上がります。
ふっふっふ。
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