八経ヶ岳に挑戦するも頂仙まで・・見事跳ね返されマシタ・・
- GPS
- 08:18
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,207m
- 下り
- 1,208m
コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:15
天候 | 曇り(ごくまれに晴れ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10台くらい駐車がギリギリでしょう。 夏は栄える行者還トンネル方面へは冬期通行止めとなっており行けません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●熊渡登山口駐車場〜林道終点: 既に脛近い積雪があります。アイゼン着けてもいいくらい。 道としては緩い斜面です。一か所道路が崩落しているところがありますが問題なし。 ●林道終点〜カナビキ尾根合流点; 急登がメインです。膝くらいまでの雪がありました。 雪が浅ければ問題ないですが、この日のように深い新雪だとなかなか厳しい・・ 一歩進んで半歩ずり落ちるの繰り返しでした。 ●カナビキ尾根合流点〜頂仙岳取付き: 緩い尾根歩きです。雪が深くなりますが、斜面が緩いので進めます。 ただし西からの風が厳しくもなります。防寒は厳重に。 途中、急斜面のアップダウンが二か所ほどあります。 ●頂仙岳: 本来は迂回路がありますが、降りたての新雪に阻まれ進めませんでした。 トレースさえあれば、なんとか迂回できるでしょう。 頂仙岳自体は意外とキツイ急登です。 深い雪に包まれており、どこを進んでよいかわかりません。 さらに下りは落ちるような急斜面です。 今回は特に降りたての新雪が深く難儀しました。 この深雪では、個人的には、日帰りは狼平くらいまでが限界ではないかと思います。 降雪後2日目以降とかだったら日帰り可能かと思います。 ●イオンモバイル(docomo電波)状況; 熊渡〜カナビキ尾根まではほとんど圏外。 カナビキ尾根手前くらいから入るようになりますが弱いです。 頂仙岳では入りますが、3Gが主でした。 |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉;「洞川温泉センター」 http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/08onsen/01onsen/04south_area/soneidorogawaonsensenta/ 大人(中学生以上)600円、子供(3歳以上小学生まで)200円 リンスインシャンプー、ボディソープあり、鍵付きロッカーあり、露天風呂あり |
写真
装備
個人装備 |
GPS 1 GARMIN VENTURE HC
ストーブ・ライター 1
ダウン防寒着 1
オーバージャケット 1
バラクラバ 1
アイゼン 1 BD10本爪
ヘッドライト 1
ピッケル 1
携帯電話 1 ALCATEL idol3
地図 1 1/25000
ツエルト 1 2人用
カイロ 3
ゴーグル 1
グローブ 2
携行食 1 2日分
熊鈴、笛 1
救急セット 1
着替え 1 アンダー、ソックス
ストック 1
ワカンorスノーシュー 1
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感想
年末年始の長期旅行等で二ヶ月ぶりの山行となりました。。
遅ればせながら2018年初登りはどこにしようか・・
乗鞍あたりか、伊吹か・・武奈か・・大峰か・・
いろいろと悩んだ挙句、近くて天気予報も悪くない大峰へ。弥山神社で初詣も兼ねて。
降雪直後みたいだから雪景色や霧氷が楽しめるかも!!
・・まぁ結局跳ね返されたのですが。。
睡眠時間を確保したいので、前日の夜発。AM1:00に道の駅「黒滝」について車中泊します。
なんか変な夢を見てハッと起きたり、また今度は寒くて起きたり・・
ぐっすり寝たのか寝てないのか、中途半端な体調のまま現地へ向かいます。
熊渡へ着くと、すでに2台の車。さらにその後2台。この時間でなかなかの人気です。
先に1名出られたが、ヘッデンが面倒なので、少々明るくなった6:50スタート。
今まで冬期は3回ほど来ていますが、登山口から(というか駐車場から)踝までの雪は初です。
スキーシール山行出来そうなコンディションを黙々と。
林道を抜けて登山道に着く時点で1.5倍程度の時間がかかっています。先が思いやられる・・
登山道へ入るとさすがドカ雪直後。早めに現れた霧氷やモンスターたちに感動。
テンションを上げながら、深い雪を一歩一歩ズボズボと進んでいきます。
・・それにしてもすでに疲労感がすごい・・こんなに疲れるっけ??
久しぶりだからか、運動不足だからなのか、、単純に技術が不足しているのか・・
実は体調が悪いのか・・雪が深いからなのか・・天気が悪いから?わけわからず。
とにかく速度が極端に遅いです。金引尾根へ合流は予定より1時間遅れ。
帰り道は明瞭だし、帰着が遅くなったとしてもなんとか八経まで行けるか??
少し緩くなった斜面を歩きながらブツブツと考えます。
しかし雪が深いため、斜度が緩くてもジワジワと体力が削られていきます。
トレースを踏んでも膝まで踏み抜く雪質。踏み込んでは足を抜いての繰り返し。
尾根なので西からの風も強い。ジャケットをしっかりと着込みます。
いつしか先行者のトレースも消えてしまいます。会ってないのにいったいどこへ??
そして頂仙岳の取り付き点へ。
体力温存や時間短縮のために迂回ルート方面へ。と向かってみるが、、
トレースのない深い雪の急斜面をソロでトラバースすることはなかなかの試練です。
しばらくラッセルしていたが、スノーシューでも腿まで埋まる雪質。
しかもトラバースとなるともう太刀打ちできません。道も合ってるのかどうか。
GPSを何度も確認してしまうが、時間だけは経ってもほとんど進んでいません。
もう時間的にも体力的にもメンタル的にも八経ヶ岳は諦めます。無力だ・・
どこのピークも踏まずに帰るのはシャクなので、頂仙岳のピークだけは踏むことに。
あと100m以内。普通なら数分で着きますが、しかし雪が深いと踏ん張りがきかず。
スノーシューで深い雪の急斜面は過酷です。履き替えられる場所も無し。
一歩進んだらそれ以上ズリズリと落ちてしまうような状態。
木の幹につかまったり、深雪の下にある根雪に爪をひっかけたり。岩を探ったり。
安定しているものを頼りになんとかかんとか上がっていきます。
それにしてもあと50mくらいからがなかなか着かない・・
たっぷり雪がついた重い葉っぱを掻き分け、腹まで埋まる雪を泳ぎ・・
11:50 なんとか頂仙岳へ。もうこれ以上は無理でしょう。精神的にも・・
場所的にも昼食をとれる余裕はないが、すぐに戻る気分でもないので、写真を撮ったり。
30分ほどゆっくりと体制を整えて下山を開始します。
今までもこういう状況は経験してるし大したことはないんだが、
とにかく体調がよくない・・全身が風邪みたいな症状で節々が痛くスピードが出ません・・
小説「八甲田」が頭をよぎります。ホントになんでだろう??年齢的に寒さに弱くなった?
もう急ぐ必要もないのでゆっくりと降りて15時過ぎに駐車場へ。
完全燃焼という感じでもないのに疲労困憊でした・・
温泉にいつもよりゆっくりと浸かって休憩室で1時間ほど寝て・・
まぁ今日は無理するなと神様が教えてくれたのでしょう。
2018初登りは少々苦いスタートとなってしまいましたが、、
まぁ、一つでもピークが踏めて良かったです。
またきっと来ますね!
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