大源太山1ルンゼ 〜上越のマッターホルンスキーでは待ったぁー無しにヒザ痛かった〜

2018年01月31日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.8km
• 登り: 1,000m
• 下り: 457m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:40

7:00 スタート地点
16:40 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

全部

その他周辺情報

水曜定休の温泉は多いです。駒子の湯に入りました

写真

朝イチ清水の除雪終了点に行くと怪しい車が3台。
実は年明けそうそう終了点確認に来た時止まっていたのと同じクルマ。やった！スノーモービラーだ

と言う事でピステンを快適に

渡渉も快適に

二つ目の堰堤でスノーモービラーが止まってる
仕方なく左岸から超えるが失敗

仕方なく右岸へ

んか、スノーブリッジがゲキ薄
オカモトかっ！
しばらく石や木や色々投げてプロービング
なんとか渡れました

七つ小屋かな？

延々ラッセル
帰りもここをシールで歩くと思うとホントうんざり
なんで来ちゃったんだろう

よーやっと大源太山見えました

新雪が流れたスラフは見えたけど今回みた唯一の雪崩
南面、スラブによる雪崩でサイズ2.5〜3

カリカリです。
おそらく1/27の荒天時の積雪分でしょう

この上にスラブが
南西〜南面で、風がダイレクトに当たるんでしょう

このあたりからスイッチ入れました
何の為？
念の為？

アプローチで使う丸ノ沢を眺めると一切雪崩なし、
点発生の新雪が崩れた跡はあるけど、破断面ゼロ

全く雪崩れて無いとなるとアプローチで使えねーってんで、帰る理由を見つける為同じ方位、同じ吹き溜まりで穴掘り。川沿いをラッセル中ワッフ音だらけだったし

130cm下に2週前の好天によるMFcr発見
しかし、コンプレッションテストするもN
明らかな弱層なし。
予想通り
あれー？上はー？

じゃー上を目指しましょ

正面4ルンゼ
右から
αルンゼ
βルンゼ
γルンゼ
今日の雪付きなら落とせるけど、ガリガリの草付きが厭らしいのと
そもそもパウダーじゃないやん

いったい何回ジグを切ればいいんだ？

よーやっと稜線
なかなか弱点見つからん

ジグを切らずすぐ稜線に行けそうだったけど、ルディの事故や某K君の事故を思い出し再度ジグ切り
コンケーブとコンベックス
要注意だぜ

さて稜線

大源太山とパチリ

かぐら方面

さてドロップイン

北向き面はパウパウでした

すっかり日が陰りました

グッバイ

今回のギア
写ってないけどハーケン2枚とハーネスもあります
しかしアッズ2本でどうやってハーネス打つつもりだ？
アイススクリューだより？

1/31 9:43

うーん
どう見てもエスケープライン
敗北感しかない

1/31 9:48

言い訳はたくさん出て来ますが、この日は1ルンゼがベストでしょうと言い聞かせ終了

感想

itipati

2015年6月…
僕は谷川の稜線にいた。白毛門を起点とし谷川馬蹄型縦走の最中、七つ小屋山からそびえ立つ大源太山を目の当たりにした。

大源太山、東洋の？上越の？マッターホルン
名前だけは聞いていたが、どこにあるのかも知らなかった。
初めて七つ小屋に立った僕は、名前しか知らないその山を初めて見てわかった。

威風堂々と聳え立つ山容はまさしくマッターホルンそのものであった。見た事無いけど

冬にはどんな雪化粧をし、我々を魅了してくれるのだろうか？
その日から僕の心は恋い焦がれ彼女を忘れた事など1日もなかった。

2016年2月…
世界最強のアルパインクライマー我らが山野井泰史
たまにしか更新されない日本登攀クラブの山行報告に大源太山の名前が

『以前から、頂に立ってみたいと思っていた上越の大源太山に行ってきました。』

しかも、投稿者は山野井泰史

そうか山野井さんもあの頂に立ったのか…
まるで中学の同窓会で初恋のあの子の写メでも見せてもらった童貞のような眼差しで、ブログの写真に釘付けだった。
次はこの山だ

そして、2018.1.31
彼女に会いに行ってきた。

あ、あけましておめでとうございます。細々した滑りはしてたんですが、生きてます。なんか色々面倒臭くて
人生は面倒臭くないんですが、登るのと書くのが面倒で今期初投稿です。え？村上春樹みたいだって？あ、ゴーストですから

とゆーことで大源太山。
本当は別のルンゼを狙ってたんですが、雪付きが…、意外と日射が…
いやいや、膝が痛いだけ
そして、疲れた。
もーいいや。ってんでテキトーに滑ったのが1ルンゼ
リピートするとしても2ルンゼと3ルンゼは滑降対象にはならんでしょ。
αルンゼとγルンゼは滑れるだろうけど
コンディション当てるのが難しい

今回コンディション当てたけど、行動時間が長すぎて滑降する時には雪が腐ってました。
単に出るのが遅いだけ？いやいや、歩くのが遅いだけ？
今期導入したジェットフォースのパッキングに手間取った？

え？早く出ろって？
生憎あの渡渉をヘッデンでこなす技術も技量も根性も持ち合わせていません。
早起きも無理です。

ま、リピは無いかなー
するとしても、あのアプローチを考えると北沢本谷からアプローチして丸ノ沢を登り返しかなー
その方がアプローチが楽そうかなーと

滑る斜面のインスペクションは出来ないと言うデメリットがあるけど