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Yamareco

記録ID: 1376596
全員に公開
山滑走
尾瀬・奥利根

至仏山〜雪庇の崩壊とラッセルと

2018年02月09日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:59
距離
27.7km
上り
1,584m
下り
1,592m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:40
休憩
0:20
合計
10:00
7:40
7:40
111
9:31
9:31
34
10:05
10:05
29
10:34
10:34
29
11:03
11:22
67
12:29
12:30
63
13:33
13:33
120
尾瀬戸倉スキー場から津奈木橋まで7.5km
消費した水 スポーツドリンク500ml 真水200ml
食べたもの 蒸しパン レーズンサンド 一本満足バー
天候 文句なし晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾瀬戸倉スキー場にクルマを停める(鳩待峠線のゲートまで700m)
気を使ってスキー場の駐車場に停めましたが、ゲートの真ん前に停められようです。
コース状況/
危険箇所等
○小至仏山の付近の雪庇に注意
1.雪庇を踏み抜き大きな塊が下に落ちた。不運にも雪庇とも一緒に落ちれば5〜6mは落ちそうになった。
2.山頂の雪庇 今にも落ちそうで下をトラバースしたが、危なっかしい。
終わってみれば小至仏山付近が核心部。

○津奈木橋〜夏道(P1688m)まで 急斜面を登るが、かなりのラッセル。
いくらスーパーファット板といえど、かなり辛い。

○鳩待線が長くそれだけでヘトヘトになる 帰りも微妙なアップダウンが多くシールを貼り続けたために時間がかかった。

その他周辺情報 沼田健康ランドに泊まる。
テレビ付きソファーで仮眠に1000円プラスしてカプセルでも3000円 快適・・ すやすや寝れた。
沼田健康ランド カプセルの寝室をゲット3000円
2018年02月08日 19:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/8 19:19
沼田健康ランド カプセルの寝室をゲット3000円
おはようございます 駐車場がよく分からず、尾瀬戸倉スキー場に停めました。 鳩待線の入り口まで700m
2018年02月09日 05:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 5:32
おはようございます 駐車場がよく分からず、尾瀬戸倉スキー場に停めました。 鳩待線の入り口まで700m
延々と続く鳩待線
2018年02月09日 06:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 6:52
延々と続く鳩待線
2018年02月09日 06:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 6:59
津奈木橋が見えてきた
ようやく鳩待線の歩きが終わる・・ ここまでスキーによるトレースあり
2018年02月09日 07:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 7:38
津奈木橋が見えてきた
ようやく鳩待線の歩きが終わる・・ ここまでスキーによるトレースあり
ここから山に入ります トレースはありません。
2018年02月09日 07:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 7:45
ここから山に入ります トレースはありません。
2018年02月09日 08:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/9 8:11
2018年02月09日 08:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/9 8:22
2018年02月09日 08:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/9 8:33
pontoonでもけっこう潜ります ツボ足は怖くてできません。
2018年02月09日 08:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/9 8:37
pontoonでもけっこう潜ります ツボ足は怖くてできません。
2018年02月09日 08:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 8:49
2018年02月09日 09:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 9:47
尾瀬ヶ原と燧岳が見えてきた 
2018年02月09日 09:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
2/9 9:58
尾瀬ヶ原と燧岳が見えてきた 
オヤマ田代付近 一番の見どころだ
2018年02月09日 10:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/9 10:03
オヤマ田代付近 一番の見どころだ
小至仏山が見えてきた 
2018年02月09日 10:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
2/9 10:05
小至仏山が見えてきた 
尖がった山は笠ヶ岳 奥の山は上州武尊
2018年02月09日 10:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
2/9 10:15
尖がった山は笠ヶ岳 奥の山は上州武尊
雪庇を踏み抜いた 危なく転落しそうになった。
尾根が狭く雪庇の端に寄り過ぎたのが原因・・
2018年02月09日 10:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/9 10:18
雪庇を踏み抜いた 危なく転落しそうになった。
尾根が狭く雪庇の端に寄り過ぎたのが原因・・
大きく見るとこんな感じ 小さいと言えばそれまでですが、落ちれば5〜6mはあります
2018年02月09日 10:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/9 10:20
大きく見るとこんな感じ 小さいと言えばそれまでですが、落ちれば5〜6mはあります
小至仏山は巻きます 雪庇の上は歩く気が起こらない
2018年02月09日 10:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
2/9 10:26
小至仏山は巻きます 雪庇の上は歩く気が起こらない
トラバース中 左足が攣りそう
2018年02月09日 10:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/9 10:35
トラバース中 左足が攣りそう
小至仏山を過ぎれば危険個所はありません
2018年02月09日 10:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/9 10:38
小至仏山を過ぎれば危険個所はありません
無事に山頂・・ 尾瀬戸倉から5時間です。長かった
2018年02月09日 11:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9
2/9 11:03
無事に山頂・・ 尾瀬戸倉から5時間です。長かった
滑走中 オープンバーンで滑るのは気持ちいいです
2018年02月09日 11:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/9 11:31
滑走中 オープンバーンで滑るのは気持ちいいです
あまりきれいなシュプールではないな。
2018年02月09日 11:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/9 11:36
あまりきれいなシュプールではないな。
ワル沢に下りるはずが尾根になってしまった まあいいか。
2018年02月09日 11:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 11:50
ワル沢に下りるはずが尾根になってしまった まあいいか。
登り返し中
2018年02月09日 12:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 12:23
登り返し中
GWまではこの静けさ 人の入る気配ない。
2018年02月09日 12:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
2/9 12:29
GWまではこの静けさ 人の入る気配ない。
鳩待峠からショートカットしようとした。
上は安定しているが、下は一部沢が割れており滑走できない。
沢伝いはお勧めできません。
2018年02月09日 12:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/9 12:47
鳩待峠からショートカットしようとした。
上は安定しているが、下は一部沢が割れており滑走できない。
沢伝いはお勧めできません。
鳩待線に下りた あとはテクニカルな箇所はなく、体力勝負のみ
2018年02月09日 12:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/9 12:54
鳩待線に下りた あとはテクニカルな箇所はなく、体力勝負のみ
朝につけたとレースがそのまま残っています
2018年02月09日 13:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 13:30
朝につけたとレースがそのまま残っています
疲れ果てて帰りの鳩待線の写真はほぼなし。
鳩待線の入り口が見えてきた 西栗橋からはスキー板を担ぐ。
残り900mは緩い登りでもうヘトヘト・・ 
2018年02月09日 15:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/9 15:17
疲れ果てて帰りの鳩待線の写真はほぼなし。
鳩待線の入り口が見えてきた 西栗橋からはスキー板を担ぐ。
残り900mは緩い登りでもうヘトヘト・・ 
駐車場が見えてきた お疲れさまでした。
2018年02月09日 15:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/9 15:30
駐車場が見えてきた お疲れさまでした。
天候調査 出発時の5時の天気 
天候調査 出発時の5時の天気 
天候調査 15時の天気
天候調査 15時の天気
尾瀬の天気 それほど寒さも風も感じず
山頂でシールを外したのも余裕の作業でしたが・・
尾瀬の天気 それほど寒さも風も感じず
山頂でシールを外したのも余裕の作業でしたが・・

装備

個人装備
山スキー pontoon(スーパーファット型) +TLTビンディング

感想

未だに至仏山には登ったことがなく行くならGWに登りたい。
と思っていたが、GWは行きたい山が多く厳冬期に至仏山をアタックすることになった。
正直言って厳冬期はいくら天気がよいといっても手強い。
2年前に厳冬期に会津駒に登っているのでなんとかなるだろうと。
実際には会津駒より明らかに難しい。

会津駒と違うのは出だしから。津奈木橋までの車道だけでも7km以上
そこからスーパーファット板でも膝くらいのラッセル(この辺りは同じくらい)
僕はここで核心部が終わったとおもったが、実は小至仏山の周辺だった。
厳冬期(1月〜2月)に登った記録はヤマレコで雪庇についてはあまり書かれていなかった。
「雪庇なんて普通にあるだろう」 といわれればそれまでだが、片側に岩が出ていてジグを切るスペースもあまりなく気が付かず端に寄り過ぎたのが原因。
注意するしかないが、これを読んだ方は狭い尾根での雪庇の張り出しを歩くときは注意したい。
それが過ぎれば小至仏山から張りだしている雪庇の下を横切ること。
距離は取ったつもりだが、音も無く崩れるのが雪庇なので上を見ながら横切った。
それを通過できれば山頂に立つことができた。
初めて至仏山に立たてたが、何も感動もなく眼下に尾瀬ヶ原。向こうに燧ヶ岳。
山頂で少し休んだあとはいよいよ滑走。
広大な一枚バーンは気持ちいい
雪崩の心配もなく思う存分滑り込む
ワル沢に滑り込む予定だったが、いつの間にか尾根伝いになっていた。特に問題ない。

下まで滑り込むと鳩待峠までの登り返し。トレースがありそれに沿って登った。
天気が良く鳩待峠でゆっくりしたかったが、2時間以上かかる車道歩きのために早々と下山

鳩待線はとにかく長い
数年前に歩いた、中房温泉から宮城ゲートに匹敵する長さ
延々雪道を歩く。ときどきスーッと滑れるがたまに登り返し。
体力が削がれ切った頃にようやくゲートに到着
ザックにスキーを括りつけて駐車場にたどり着いた。

終わってみて単独で行くには無理がある。
何人かで行ければいいが、至仏山に行けるだけのスキー技術がある人が身の回りに何人いるのか?

なかなか手強い山だったが、これを糧に山スキーに行ってみたい

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コメント

こんにちは!
自分は3月上旬ー5月上旬にしか尾瀬に行ったことはありませんが、危ないところが少なくて好きな山域です。

2月にも天候が許せば行ってみたいと思います。
森林限界斜面も林道も、雪質はクラスト硬い部分がない感じでしたか?
ゲート奥も林道部分は歩いたということは除雪されてましたか?
2018/2/19 22:49
厳冬期の至仏山
bus-climb はじめまして

コメントありがとうございます

後半はバテバテでけっこう大変でした。
鳩待峠までの車道は除雪なしです ときどきスノーモービルが入っているようで、そのトレースがあると楽です。
稜線はクラストしていますが、岩とか木々の間で踏み抜きそうでした。

やっぱり危険地帯は小至仏山のあたりです
正直無警戒でしたね。はじめての雪庇の踏み抜きを経験しましたし‥

今回の登頂は天気がよかっただけにすぎません。
ガスっていたら稜線まで出て鳩待峠に降りる予定でした
bus-climbさんでも3月でバスが開通していない時期なら至仏山は素晴らしい記録です。

安全登山で至仏山に登ってみてください
2018/2/20 13:22
返信ありがとうございます!
unoyasu様

除雪無いなら林道はほとんど滑れる斜度だったような気がしてたんですが、自分の記憶違いみたいですね。ステップ板で行きます。

写真で見た感じ、小至仏かなり下から巻いておられましたね。やはり2月でも硬い雪とは。。

午前10時に撤退決めるガラスのハートなので安全に歩いて行きますよ!
3月はバスが通っていないくても別々の4人くらいに会いました。その方々は運よく、見回りの東電?の人の車で鳩街峠から下って行きましたが。。もう乗れないよって。。自分はランシューに履き替えて競歩でした。。
2018/2/20 13:56
帰りの車道歩き
bus-climbさん 3月に行った至仏山の記録を拝読しました。
僕の見た景色とほとんど変わりないです。
山中一泊で行かれたようで羨ましい。僕は冬期は泊まるという選択肢はないのでどこでも日帰りです。 寒いし重いので・・。(腰抜けハイカーなので)

鳩待峠からほぼシールで下りました。 これは大失敗です。 微妙な登りがあり心配になり貼ったままでしたが、ペースはガタ落ちです。

小至仏のトラバースは柔らかい雪でラッセル気味でした。
雪庇の30〜40m下をトラバースしたのですが、雪庇の真下を歩くと突っかえ棒が抜けたように崩落するのを見たことがあり恐ろしかったです。

単独で行きトレースなしで山に誰もいない至仏山で遭難しても誰も助けに来ないなあ と半分怖かったです。頼りになるのは直感とGPSだけ・・
もちろん登山届と知り合いに「至仏山に登る!」といって実施です。
その人は厳冬期の至仏山の難易度を理解していなかったようでしたが・・

数年前の2月 小至仏山で遭難した人がいたようですhttps://www.yamareco.com/modules/diary/128729-detail-114399

今思うと結構、僕にとって難易度MAXだったような気がしてきました。
2018/2/20 21:46
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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