山スキーヤー殺しの常念岳東尾根



- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,301m
- 下り
- 2,289m
コースタイム
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:00
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 10:00
天候 | 初日:雪 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
常念岳東尾根は山スキーに適した尾根ではありませんでした。 理由として、やせ尾根、濃い藪、トレースが直登でジグが切れない。1900〜2200付近は車斜度が緩すぎる上に登り返し多数で滑るのは相当難儀します。 樹林帯は尾根が細く、また、トレースが直登で刻まれているので、シール登高に適しません。非常につらい登りでした。 森林限界より上では岩稜部があり、尾根線上の滑走に適しません。 登高時のラッセルで有利かと思いましたが、やせ尾根の直登ではスノーシューが有利でした。 唯一滑れたのは大平原からの林道のみです。この尾根を厳冬期に登るならスノーシューか、もしくはワカン(ワカンPTの方もいましたが、こちらも苦労しているようでした。)が無難だと思います。 |
写真
感想
まず初めに、この尾根に山スキーで取りつくとえらい目にあいます・・・
会の方と計画した厳冬期常念岳ですが、個人的には反省点も多く非常につらい山行になりました。
この山行でたくさんの失敗をしました。
【失敗点】
1、朝、ヘルメットを家に忘れ、取りに戻って30分遅刻。
2、スタート時に除雪が入ってることがわかっていたので、アプローチシューズを履いてスタートしたのですが、すぐに除雪が切れ、車にアプローチシューズを置きに戻り、30分ロス。
3、山スキー(パートナーはスノーシュー)でのラッセルと快適な下りを想定しましたが、前述の通り、尾根が全く山スキーに向いておらず、登りも下りも苦戦ました。終始スノーシューの後塵を拝す結果に。
4、2日目、登り始めて30分後にアイゼンを雪洞に忘れたことに気が付き取りに戻って1時間ロス。
5、板を岩稜体上部まで持ち上げてしまい、いたずらに体力を消耗。下れる斜面もなく、担いで下す結果に。
6、ヘルメットを前常念〜常念岳の尾根線のどこかにロスト。前日の登りの時にヘルメットホルダーを木に引っ掛けて壊してしまっていたので、ヘルメットがちゃんと固
定されておらず落ちたと予想。
7、風が強かったですが、日差しがあり、暖かかったためバラクラバをせずに登っていて、軽度凍傷にかかる。
遅刻や判断ミス、物失せがほんとに多く、反省しかいないです。
特に、4,6,7は登攀では致命傷になりかねないミスなので、ホントに反省しないと今後取り返しのつかない事態になることは間違いないですね。
なんとか経験豊富なパートナーのおかげで山頂に立たせてもらいましたが、これだけミスをしているので、そこはしっかり見つめなおして次の山行につなげたいと思います。
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