漢は黙って黒戸尾根!甲斐駒ヶ岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 2,406m
- 下り
- 2,409m
コースタイム
- 山行
- 11:55
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 14:05
トレース有ると無いとでは全然別の山。
前半足を貯めておく為に軽アイゼンで歩いたが結果疲れた。
最初からアイゼンでも良かったかな。
天候 | 晴れ☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料(台数はかなり多い) トイレ、ポスト、お土産屋あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山口〜七丈小屋> 登山口の神社を過ぎ橋を渡ったところから雪があります。前半特に凍結が多いのでアイゼン等は最初から着けた方が良いかも。自分は長丁場なので前半軽アイゼンにしましたが、結果これが気を使って歩かなきゃならなくて疲れる羽目に。 登山道自体は良く踏まれており、整備もされているので安心して歩けます。梯子に雪が付いてるので下りでは多少注意が必要かな。 <七丈小屋〜山頂> 前日少しの雪と風の影響、登山者が自分一人だったのもあり、ノートレースでした。 ただ、過去の踏み後がうっすら分かるところも有るし、マーキングもあるのでおおよそのルートは分かります。夏道は使えないところもあるのでその辺りは各自多少はルーファイが必要。 積雪期何度か登ってますがトレース有ると無いでは全然難易度が違うと思います。 八合目までは足首〜踏み抜けば膝下ぐらいの積雪。 八合目から先、細いとこは南側に雪庇が出てるので注意。二本剣の点前のルンゼはサラサラの雪でステップが消え雪壁状態に。登り下り共に苦戦しました。 そこ以外にもルンゼ何箇所かあります。 一応分るところは掘り出しましたが鎖などは使えないものと思った方が良いと思います。二本剣の脇のルンゼは滑ったら数百メートル落ちます。下りは特に慎重に。登山者が増えれば自然とステップが切られるでしょう。 難所は八合目から二本剣の辺りまで。 その先夏道は岩にステップが切ってある辺りの登りも雪で覆われているので歩ける場所を探して登り、稜線に出ればあと一息で山頂。 |
その他周辺情報 | 近隣には温泉いくつかあります。 今回は尾白の湯820円 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
ロープ
スリング
8環
|
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感想
雪山はまだまだ春先まで楽しめるけど、来月からぷーたろー生活ともおさらばなので所謂“冬期”が終わってしまう前にどこか登っておきたいな。
日帰りで登れる少し高いお山・・・。
久々に甲斐駒行こう。
積雪期に登るのも初めてじゃないし、友人が数日前に登っていて結構条件も良さそうなのでそれ程厳しい山にはならなそうだし。何より天気予報もバッチリ晴れマーク。
とはいえ長丁場なのでいつもに比べ少し早めの時間に登山口に着いて仮眠し、まだうっすら暗い時間に出発。ほんとはもうちょっと早く出たかったけど寝袋が快適すぎて寝坊。
起きたら星が綺麗でお天気も期待できる♪
竹宇駒ケ岳神社でお参りし吊橋を渡って出発。
橋を渡ったところから雪がありますが前半は様子見と長丁場で足を溜めておきたかったので軽アイゼンで歩き始める。雪というよりも凍結路で軽アイゼンだと爪がしっかりかからないとちょっと滑る。
徐々に空が明るくなって刃渡りの手前ぐらいで日の出。
朝の冷たい空気の中姿を現した山々が美しい。
雪の付いた刃渡りを通過した辺りで一部にしか短い爪がない軽アイゼンだと厳しくなりアイゼンを装着する。もっと早くから付けていた方が結果的には楽だったかもしれない。
五合目を過ぎたところで新しいアイゼンの跡が出てきたがすぐに無くなった。
テント張ってあったから黄蓮の方に行ったのかな?
七丈小屋の少し手前で下ってきた小屋番さんに会ってご挨拶。
昨晩少し雪が降ったらしい事、今日はまだ誰も登っていないという事を聞く。
七丈小屋までは予定よりも若干の遅れ。
まぁ、出発が予定よりも少し遅れたのとアイゼン付けるタイミングがちょっとミスかな。
小屋から先、テント場ぐらいまではトレースあったけどそこから先は風と雪の影響かトレースは無くなってました。とは言ってもそれ程雪が多いわけでは無いし、所々うっすらとトレースらしきものが見えるのでそこまで苦労はしないけど、たまに踏み抜いたりすることはありました。
八合目までは毎回きついなと感じるところ。ここで無茶すると後がきついのでゆっくり歩きます。
八合目で少し休憩をとり、この後の難所に備えます。
八合目から先はまず細い尾根。雪庇が出ているのであまり南側には寄らないように注意しながら歩きます。そして急な登りが始まります。
夏道が使えるのか使えないのか分らないところは直登。鎖があるところも埋もれて使えませんので自力で登りますが、下山時に分るところは掘り出しておきました。
このルートの冬季の核心二本剣の下のルンゼのところはフカフカの雪壁になっていたのでステップを作りながら慎重に登りました。
何度か積雪期にも登ってますが今日はなかなか難易度高かったと思います。
難所を越えたら一安心。多少注意しながら登るところもありますがこれまでに比べれば気分的にはだいぶ楽です。
快晴で貸切の山頂に到着。
目の前には鳳凰、北岳、仙丈。その向こうには南アルプスのオールスターズ。
西側には中央アルプス。
鋸の向こうには北アルプスが見え、八ヶ岳なんかもバッチリ見えます。
こんなにお天気も良く風もない山頂を貸切りで楽しめるなんて贅沢ですねぇ。
軽い食事を摂ったりコーヒー淹れたりした後、惜しみながらも下ります。
下りは登り以上に慎重に時間を掛けてクライムダウン。
ピッケルを打つ手や、アイゼンのつま先を蹴り入れる足が八合目まで下りてきた時には結構な疲労感で、思った以上に時間が掛かりましたが、ここまで下れば一安心。
小屋まで下るとテントの方が一名。
上の状況をお伝えし、小屋番さんに一応下りてきた報告とご挨拶をして残りの長い長いルートへ向け下山開始。
ここからの下りは特別難しいところはありませんが、長い下りなのと、結構時間的にも遅くなってきたので暗くなる前に刃渡り辺りは通過したいなと思いながら歩きました。
毎回思うけど黒戸山の登り返しがきついよな・・・。
そしてやはり長い。
刃渡りは明るいうちに通過し、最後はヘッデン下山になっちゃうなと思ったけど陽が沈んでも月明かりで歩けちゃいました。
下山後は近くの尾白の湯で汗を流し帰宅。
久々にガッツリ歩いたなぁ。
でも好天にも恵まれ、貸し切りで良い山でした。
ニアミスでした! 19,20日に小屋泊で行ってきたんですー ルンゼの所は怖くて下山ロープだしました(^^;) それにしても日帰りとは
あら?友人がその辺りで登ってるからお会いしてるかも。
この日はお天気は素晴らしかったけど前夜に軽くだけど雪が降ったようで小屋から上は割と難しかったです。ルンゼのとこなんかはトレースあれば前向きに下れちゃうけど、フカフカな雪壁になってたのでクライムダウンにはかなり気を使いましたよ。
南アルプスの大きな山の中では甲斐駒や鳳凰は冬でもアクセスしやすいので良く登りますが今回はいつもに比べるとかなり疲れました。
そうなんですね!私が行った日はカメラをもっ方とソロで日帰りのかた二人みえましたよ(^^) フカフカの雪壁は怖いですね💦冬の鳳凰はまだ行ってないのでいつか行ってみます♫
ソロの日帰りで夕方ぐらいまで山頂でのんびりしてた方です。速いから余裕。
鳳凰は歩きのみで行けて眺めも良いのでお勧めです。
夕方小屋で休んでいる時に山頂から戻ってみえたかたですね!私たちはお会いはしてませんが小屋番さんに話をきいたところによると 上でお肉を焼いてたとか(≧∇≦)すごいひとがいるねって話してました!
我々荷物は重い方が楽しみが増えるって事でいつも一緒に焼肉とかからあげとかやってますw
ほんとにノートレースですね。テントの人は黄蓮谷のアイスクライミングだと思います。ルンゼがあそこまで吹き溜まっていると怖いですね。慎重にクライムダウンしたのを覚えています。あと最後の岩場の鎖が若干短くて、降りるときは冷や汗💦でした。あそこはロープ出すべきでした。剣の上、夏道の左に寄りすぎて亡くなった方も昨年いたそうです。でも、俺は無理だなぁ。日帰り。まめさん、爽やかにやってるけど、凄すぎるわー。(笑)(^^)
この時期になると岩場は鎖使えるとこないのでアイゼン、ピッケルを駆使してって感じですかね。ルンゼは二本剣からまっすぐ30mぐらいで支点もとるとこがあまり無いからロープも出しにくいし緊張しますね。表面はサラサラだけど奥は締まってたから何度もアイゼンを蹴り混んだりピッケルを振り下ろせば三点確保は出来ました。
今回は割とぐったりでしたよ💦
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