皇海山 (足尾銀山平-六林班峠-鋸山-皇海山ピストン)


- GPS
- 11:30
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 1,876m
- 下り
- 1,875m
コースタイム
06:14 一の鳥居
06:58 鏡岩 07:00
07:07 嶺峯山荘
(庚申山荘で5分休憩)
07:26 天下の見晴分岐
09:23 六林班峠 9:32
10:26 鋸山 10:31
11:10 不動沢のコル
11:49 皇海山 11:50
12:26 不動沢のコル
12:59 鋸山 13:11
13:43 六林班峠
15:17 天下の見晴分岐
(庚申山荘で10分休憩)
15:22 嶺峯山荘
16:10 一の鳥居
16:52 駐車場
天候 | 曇り、山の上は雨、復路で一気にガスは無くなり、晴れる。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
少し離れた国民宿舎かじか荘の駐車場は登山計画書を入れて指示に従えと表記あり。 北関東自動車道の伊勢崎ICで降りて国道122号。足尾町赤倉から本山抗跡を通る 船石林道で登山口へ。 帰路で利用した庚申山公園線が通りやすい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト 国民宿舎かじか荘とその先にあり。 銀山平〜一の鳥居 林道は舗装路、砂利道、ドロ道、ごつごつした岩の道で4キロ。 庚申山荘 バイオトイレあり。コース内でトイレはここのみ。 水場あり(トイレの前) 山荘〜六林班峠 巻き道で、基本的には斜面の細い道かつ笹藪。 沢を渡るのが9回(たぶん)、とくに後半が多い。 完全に崩落している道などもあるが、トラロープあり。 危険はないが、長い。高低差は多少あるが、基本的には登り。 峠の近くは笹藪が深く、身長くらいある。 六林班峠〜鋸山 峠まで行く前に分岐がある。峠でいくつか踏み跡があるが間違い。 来た道を戻ると、左側に鋭角に曲がるはっきりした道がある。 笹を刈った跡(20センチくらいの茎)が多数生えており、 スパッツがないと歩けない。すねなど多数怪我をする。 また、倒木が多く、よく足をぶつけるので注意が必要 鋸山〜皇海山 頂上で視界が良ければ皇海山に向かっていけばよいが、 視界が悪い場合には降り口が分かりづらい。 来た道から山頂の標識の後ろに道がある。 かなり急で、ロープあり。 皇海山はの登りにもロープあり。 |
写真
感想
思い入れのある皇海山に登ってきました。
当初は自信がなかったので、まずは練習登山。
庚申山へ登り皇海山を眺め、六林班峠へのコースは下見だけで下山する。
そして、翌週本番という計画でした。
しかし、前日子供の運動会に過去10名ほどのレコを印刷して持っていき、
長い待ち時間に熟読した結果、行けそうな気がしてきました。
そこで急きょ練習なし本番としました。
4時半にヘッデンをつけて林道をスタートする予定でほぼ予定通り到着しましたが、
スタート口を見つけられずにうろうろ1時間ちかく。
結局ほぼ明るい5時20分ころのスタートになってしまいました。
この時点でかなりの焦りです。
登り口を教えていただいたご夫婦の方が
なんと林道で一気に自転車で抜いていきます。ここで、さらに焦ります。
1時間の遅れと、自転車と言う飛び道具もなし、間に合うのかと。
ここで毎回持っていっているものの、怪我をしたとき以外使用しない
ダブルストックを取りだし、猛スピードで林道を進みます。
先ほどの自転車の方らは、石の道で自転車を断念されていました。
登山道に入ってすぐに、飛ばし過ぎに気付きストックをしまいました。
ここからゆっくりですが、疲れが出てしまいました。
六林班峠への道は想像以上に長いです。峠近辺で雨が降るので、
疲れも倍増です。
鋸山への途中ですれ違った方は眺望がないし、道に迷ったので断念したそうです。
私も止めようかと思うというとせめて鋸山までは行った方が良いと
助言され、とりあえず鋸山を目指します。
鋸山に登った時が疲れのピークでしょうか。
何も見えないのに、皇海山に来た意味があるのかと悩みました。
ここで止めれば、また来なければならないし、まだ皇海山を観てもいないし
触ってもいない(重要なきがした)ということで続行を決断しました。
下りはロープで急角度です。怖そうですが、最近慣れてきたのか
簡単に降ります。
そしてついに皇海山への登りに入ります。
角度があり、まっすぐ登るのでロープもあります。
しかし、スピードを緩めていたこともあり疲れは回復していました。
一気に登れます。
頂上に着いた時には大きな安堵感がありました。
群馬県側から登ってこられていた2名の方と少しお話をして、
すぐに引き返します。
少し晴れ間が出ていたので、あわよくば鋸山から見えるのではないかと
期待しています。
下山開始直後、庚申山荘でお会いした方が鋸山経由で登ってこられました。
かなり疲労したとのことです。
明るいうちに林道まで戻れるか心配されていました。
鋸山へ登る途中、何度も振り返ります。
段々ガスが晴れていき、皇海山が見えると期待が膨らみます。
でも、ガスが晴れるのは一瞬だけかもしれません。
千載一遇のチャンスを逃してはいけないと、気が気でありませんでした。
鋸山への登りはロープがありましたが、最後は利用せずに一気に登ります。
甲斐駒の黒戸尾根の頂上直前の岩で撤退を決めたころからは考えられない
成長ぶり?
撤退した岩のぼりよりはかなりきつい登りだと思います。
皇海山を観たいという強い思いが、恐怖感を消し去ります。
頂上に着いた時、一瞬どころかずっと素晴らしい眺めです。
やっと期待していた皇海山の全容が目の前に見えます。
登ってきた甲斐がありました。
ほぼ360度見渡せますが、皇海山ばかり見ていました。
子供のころから父に聞かされ続けてきて、
山をはじめたからには登らなければならない山でした。
登るというよりは、見る山なのでしょうね。
感動しました。
頭にこの風景を焼き付け、下山します。
今度は渋滞が気になり時間との勝負なのでスピードをつけたつもりでしたが、
あまりスピードは出ない道です。
先ほどあった方の明るいうちに林道までたどり着きたいという言葉が
気になり、明るいうちに戻りたいという一心で進みます。
山荘から下ったところで、またもや自転車のご夫婦にお会いします。
奥様が足を痛めたらしく鋸山で断念されていました。
もうすぐ自転車に乗れるのでそこまで大変そうです。
きっと抜かれるだろうから先に行かせていただきます。
でも、抜かれなかったので足の調子が悪いのか心配でした。
5時前の明るい時間に下山完了。
ついに目標達成です。
youtaroさんをはじめ、参考にさせていただいたすべての足尾側からの
登山記録の方々に感謝です。
今年日帰りでできるとは2週間前までは思っていませんでした。
これで、今季の目標がすべて終了してしまいました。
いまこれから何を目標にしていけばよいのかわからず、
虚脱感を感じています。
これからは夫婦でゆっくりと近場を回ってみましょうか?
今日の鳥見
トビ以外ガスでほとんど見えません。ただ、結構近距離に多くいたので
晴れていれば楽しめるかもしれません。
足尾からの皇海山はかなりキツイと聞いていましたがやっぱり!ですね。
私は昔、群馬側から登りましたよ。
コウシンソウを観る為に庚甲山へ登った時もさすがに修験者の山だと思いました。
お山巡りコースと林道歩きの1時間が下りで効いて疲れましたよ。花は花期がぴったりで良かったですけど…。
皇海山日帰りピストン、お疲れ様でした。
足尾側からですとかなりロングできつそうですね。
私はまだ皇海山には登ったことがありませんので
お気に入り登録して参考にさせていただきます。
カメラ、残念でしたね。
でも帰りの鋸山で皇海山が見えたのは、
toratora48さんのご執念と山からのご褒美だったかもしれません。
岩場の通過、だんだんとはまってきつつあるようですね・・・。
五丈岩、大日岩、キレット、オベリスク、ジャンダルム等に続くのでしょうね、きっと。
今季の目標全て終了とは早いですね。
私は行きたい所が沢山ありすぎて今季どころか何年かかっても消化できそうにもありません。
ちょっと欲張りすぎでしょうか?
でも、奥さんと一緒にのんびりと山歩きができるのは羨ましいです。
コメントありがとうございます。
足尾側からはきつかったです。
でも終わってみると良い思い出です。
とにかく長いので、相当の覚悟がいると思います。
noborundaさん、こんばんは。
とにかく長いコースでした。
いい加減嫌になります。
とくに、雨のときは気分も最悪です。
noborundaさんならば迷わず庚申山から鋸山の
11以上の山を上り下りするコースでしょうね。
楽しめるようですよ。
ぜひ、行ってみてください。
でも、わたしもちょっと一皮むけた?
さすがに五丈岩、大日岩・・・とは行きませんが、
結構怖さを抜けたかもしれません。
大きな目標であった皇海山が終わり、次が思い浮かびません。
しばらくはのんびり女房を連れてのんびりの予定でしたが、
足が痛いと断られてしまいました。
つぎは小屋泊の練習でしょうかね。
目標がないというのは高い山がないという意味と
お考えください
toratora48さんこんばんは。
気合入れましたね〜
皇海山なかなか良い感じですね!
来年どこかでチャレンジしま〜す
我が家の嫁からもここ2年は山シカトされています
toratora48さん、こんばんは。
事前に少しこの山の話を伺っていたので、復路の鋸山
へのくだりは、何かジーンとするものがありました。
皇海山の姿が見られて本当に良かったです。
toratora48さんがおっしゃる通り、私も見る山であり
また、登るまでの過程を楽しむ山だと思います。
ですので、松木ルートも辿ってみたいです。
庚申山の展望地からの皇海山の眺めもとても素晴らしい
ので、機会があったら行ってみてください。
しかし、六林班峠から庚申山荘の往復は厳しいですね
あの長い道、片道だけであれば、なんとか。。。
マスタケはすぐにコルク状になり食べられなくなるため
私が採取した株と同じであれば、食べ頃は過ぎていたと
思われます
kurihさん、おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。
日が経つにつれ、苦しかったことは忘れていきいます。
ガスが晴れて目の前に鋸山が見えてきたこと、
鋸山に登り返しながら皇海山が見えてきたことなど、
感動がよみがえってきます。
なかなか面白いと思いますので、お勧めします。
私はもう登らないかもしれませんが。
kurihさんならば庚申山コースなのでしょう。
私のコースよりもさらに疲労するらしいです。
もう少し、日の長い時期で余裕があるほうが良いと
思います。
今回お会いした方々も、皆さん時間との勝負に
なっていましたので。
youtaroさん、おはようございます。
いろいろ情報ありがとうございました。
youtaroさんのレコを印刷して持ち歩き、
ずっとイメージトレーニングして臨みました。
前日、ほとんど本のようにした足尾からの全情報を
熟読し、決行を決断しました。
ガスが取れるのも、下から段々に見えてくるので
感動モノでした。
もういっぽー、と心に念じていました。
ちょうど良い時間帯にぶつかりました。
私も下見コースとしていた庚申山、松木沢の途中までは
必ず行くでしょう。
今度はゆっくりと眺めるだけを目標にします。
マスタケはポキッと折れた感じでした。
コルク状になっていたということですね。
持ってこなくて正解でした。
持ってきたら何と言われていたことか。
こちらも勉強しないとだめですね。
やりましたね
私もこの足尾からのコース歩きたいのですが、なかなかタイミングがあいません。
youtaroさんのレコとtoratora48さんのレコみて羨ましいとじーっとながめていました
さて暗いうちの登山道入口がわからなくて時間ロス、は私もありがちです
初めての登山道で暗いうちに出発の際は他の方のレコやヤマレコ以外のHPをみて確認するのがよさそうですね(多くの方が入口の写真を撮っています)、私も最近そうしています。
キノコ、興味ありますが安全に楽しむためには相当な勉強が必要そうですね
新しい目標を見つけて行くのも楽しいですよ
といいつつ私も剱からちょっと気が抜けて体も緩みきっています。
何をしましょうかね・・・
shira-gaさん、おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。
やりました、やっちゃいました。
ついにずーっと重圧だった皇海山です。
子供のころから聞かされていた山でしたので、
山をやり始めた時にまずは地図を買ったっり調べた山です。
今まで行けなかったのは、自信がないこともありますが
栃木が遠いというのもありますね。
暗いうちの出発はやはり苦手です。
真剣に探していない?
トイレを探したり、駐車位置を何度も変えたり、
少しでも明るくなるのを待っているような気分もあるようです。
行く前に親などに熊が多いと脅かされていたこともあったので。
キノコはshira-gaさんが言われるように、怖いですよね。
小さいころからキノコ狩りをしていたという妻に教わろうかな?
今週3日間、予定もなく、行く場所も決まらず。
本日一日で決めることになりそうです。
toratora48さん、おはようございます。
素朴な皇海山のイメージも、こちらからのルートは強烈な山に変化しますね
デジカメは、撮影時に液晶が白くなってしまう現象が過去2台ありました。1台は、保証期間内で無料修理でした
梯子や危険な場所は、少しずつレベルアップしますね。自然に
登山前、家の梯子の上り下りが怖かったのが、両手に物を持って上り下りできるようになりました
普段の訓練がないと、ここの日帰りは無理ですね。
28kmお疲れ様でした
コメントありがとうございます。
足尾側からの登山はずっと躊躇していました。
youtaroさんのレコがなければ実現できなかったでしょう。
後半よりも、前半がきつかったです。
ご指摘の通り、庚申山荘の泊まりはあまり効果はないようです。
それでも何人かは夕方登り始めていたから、
そういう方法もありなのでしょう。
危険な場所、今は行けそうな気がします。
先週末練習しようとして妻と一緒に行きましたが、
断られました。
一人のときに、もう少し練習してみます。
山と渓谷の10年11月号に松木沢から登るコースが
紹介されています。
ここが一番楽かもしれません。
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