冬季 武奈ヶ岳 八淵の滝 貴船滝撤退 大摺鉢から広谷
- GPS
- 06:26
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,605m
- 下り
- 1,600m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 6:27
天候 | 晴れ 曇り 最後は雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滝の渡渉 小雪崩多数 広谷道不明瞭 |
感想
比良山系で最もお勧めの山
標高は1200m程度であるが、山が深く様々なバリエーションに富んでおり
夏は縦走、冬は樹氷が見れたりと最も好きな山である
一方、ルートが多いためか
人気のないルートだと踏み後がほとんどなく
ルートファインディングが必要になることも
約10年前、登山を始めた頃は、地図とコンパスを読みながら登ったこともあり
この山にだいぶ育てて貰った
(そして当時は道をロストしパニック
1時間ほど大声で助けを呼んだが誰もいなかった。。笑)
冬も何度も登っていたため
冬季の情報が出てこない八ツ淵の滝から登ることにした
全く踏み後がない事が予想出来たため
10年前の反省を活かし、IPADに地図、ガーミンのGPS、紙の地図を用意
ガリバー村からは数日前と思われる1名の踏み後があり
トレースは大摺鉢から貴船滝へ向かっていた
貴船滝下のトラバースは冬季は無理と考えていたが
易きに流れる性格のためそのままついていく
左岸は雪崩れて急斜面
通常ルートより先に渡渉し登るが
道不明瞭のため引き返す
(先駆者のトレースも不明)
大摺鉢の滝に戻ってくるが
今度は岩に雪がかぶっているため
どこから渡渉できるのか不明。。
このまま温泉もよぎったが、ストックで岩の雪を落とし
川と岩の境目を明確にし渡渉
意外と簡単なところがあった
(下記動画あり、広谷からの渡渉)
ここから広谷への道はトレースなし
スノーシューを履いて進む
この日のためにスノーシューを買ったといっても過言ではなく
なければ山頂までは難しかったと思う
(下山後スノーシューなしで来られた方がいたが
ひどいツボ足で引き返されていた)
広谷はその名の通り
広い谷形状になっており、美しいブナの原生林が楽しめる
その一方、どこも一様な景色に見えるので
夏道がわからなく、またこのルートは極端にテープが少ない
(そして何故か緑や白といったテープもあり・・・見えない。。笑)
道をロストしてはGPSで確認し
急斜面を登っては引き返すを繰り返したため
余分な体力を消耗した
また地盤も緩いため、いたるところで道崩れや
小規模なデブリ跡が多く
精神的にもすり減る道であった
テープを発見しては喜ぶものの
次のテープまでまた不明瞭な道を、手探りで歩くという作業は
結構つらく、GPSがなければあっさりと温泉に切り替えていたと思う
広谷の分岐よりトレースがあり
一人で歓声をあげる。笑
そこからコヤマノ分岐経由山頂までの道は
脳みそをオフにして、黙々と歩くことに集中できた
このルートはルートファインディングが好きな方?
貴船滝付近の急斜面の渡渉等を行いレベルアップをしたい方にお勧めと思った
冬季、琵琶湖側から登る場合
大山口から金糞峠、西南稜から稜線を楽しみ
下山は八雲が原経由でスキー場跡に想いを馳せながらの方が
武奈ヶ岳を満喫できるルートであると改めて感じた
武奈ヶ岳 稜線360°動画
(対応ブラウザ、IE、EDGE、FireFox、Opera、Chrome
スマホ・タブレットはYouTubeアプリで開くとぐるぐる回せます)
大摺鉢 360°動画
向かって右が大摺鉢
広谷側からの渡渉
miyabi6123さん 初めまして。
翌日、広谷の道を辿らせて貰いました。
トレースが無ければ、少し厄介だな・・と思いながら、広谷の道へ出ると、新しいスノーシューの跡!!
食料を忘れて、馬力が出ないので、トレースがとても助かりました。
ルーファイしながら行けば、もっと時間が掛かったでしょう。
貴船の滝近くまでトレースが有ったのなら、一寸無理しても良かったかも?
何処かでお会いすれば、宜しくお願いします。
kol-yosioka さん
初めまして。
ヤマレコ拝見致しました。
比良山系を熟知されているようですね。
写真にも出てきました
うろうろしていたのは道に迷っている僕の足跡です。笑
少しでもお役に立ててよかったです。
貴船の滝は滝下の渡渉ポイントまで寄れず
手前で渡渉しましたが
上に巻くのも急、横はスラブで諦めました。
比良山系はいい山ですね。
また是非どこかでお会いしましょう。
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