那須岳/紅葉真っ盛りの茶臼岳〜朝日岳〜三本槍岳
- GPS
- 08:25
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,344m
- 下り
- 1,361m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所1:ロープウェーで下る場合は最終の時刻に遅れないこと。 危険箇所2:稜線・山頂の強風に注意。時には人が飛ばされるとのこと。 危険箇所3:朝日岳近辺は若干岩場あり。 下山後の温泉はそぐそばに沢山ある。自分たちは弁天温泉へ行った。 |
写真
感想
先週の月山が雨雪だったので、晴れて眺望の良いところへ行きたい、と思い、上田の籠の登山へ行くつもりだった。しかしヤマレコを見ていると那須岳の紅葉が素晴らしかったので、当日計画変更して那須岳へ行くことにした。相変わらず計画がブレてます。
那須SAから高速を降りて那須岳を目指す。途中コンビニで食料・水を買おうと思ったが全く無く那須岳へ着いてしまった。
大丸では交通整理の人が出ていてロープウェーは2時間待ちと言われたので、Uターンして少し下がった路肩に車を停めた。少し遠くなるがここから歩いて登ろう。
大丸に売店があり、食料と水が補給できた。ロープウェー山麓駅まで登ると、ロープウェーはそんなに並んでいないとのこと。2時間待ちは駐車場待ちだったようです。帰りは歩いて降りることとして片道分の乗車券650円を購入し、ロープウェーで一気に上がります。
ロープウェー山頂駅から出ると、砂礫の急登になります。山頂がクリアに見えたので、「5分で登れそう!」と言って見たところ、近くに居たおばさまに「5分じゃ登れないわよ!」との突っ込みを貰ってしまった。ですよねー。CT通り40分かかりました。
ヘリが飛んで来て、救助隊員がロープで降下し人を引き上げていました。事故が発生するような危険な場所でもなかったので急病人でしょうか。
那須岳の山頂は風が強く寒かった。南月山へのなだらかな稜線も歩くと気持ち良さそうで、今度行ってみたいと思った。
姥ヶ平を見下ろすと、紅葉が見事だった。風が強いので、三本槍岳までの縦走を姥ヶ平への紅葉ハイキングにするかどうかを話し合い、とりあえず朝日岳まで行って様子を見ることにした。
峰の茶屋跡には避難小屋があり、「風の通り道」との説明が表示されていた。西からの強い風が吹きやすく、時には人が飛ばされて事故になるらしい。確かに今日もかなりの強風で帽子が風に飛ばされそうである。お腹が空いてきたので昼飯を・・・と思ったが、ガソリンストーブに火を着けようとして難儀している人が居て(あ!ザックが燃えそうですよ!)、風の無いとこるまで行くことにした。ほんの数分歩くと剣が峰の影になり風が収まったので、適当なスペースを見つけて食事にした。それにしてもこの辺りから見る朝日岳は全面が崩落しており凄い迫力だ。稜線を登山者が登っていくところが見えるが遠そうだなあ。1時間半くらい掛かるのではないか?ガイドには45分と書いてあるがとても着きそうに見えない(行って見たら35分でした)。背後には那須岳が蒸気を上げている。
朝日岳へは岩場が多くなり、途中鎖も現れるがそれほど危険は無い。一面岩の世界だ。山頂は見晴らしが良い。意外と早く着いたので、三本槍まで行こうということになった。ええと、どこにあるのかな?と見渡すと、これまた随分遠くに見えた。ガイドブックのコースタイムだと片道1時間くらいのはずだけど、2時間くらいは掛かるんじゃないか?(ガイドの通り70分でした)
清水平のあたりはとてもなだらかで気持ちが良いところだ。茶臼岳側からはとても険しく見えた朝日だけもこちらから見ると穏やかな笹原の裾野をもっており、全く印象が違う。笹原のなか点々と潅木が紅葉しており青空と合わせてとてもカラフルだ。そんな景色を見ながら歩いていると、少し傾斜が急になるがすぐに登り切り三本槍岳山頂へ出た。
三本槍岳山頂から先は福島県だ。三本槍というと槍ヶ岳見たいなピークが3つあるのを想像してしまうが、この山頂は平たい。昔国境を示すのに3本の槍を立てていた事から名前がついたそうだ。
三本槍岳からの戻りを中の大倉尾根経由で北温泉に降りようとも思ったが、北温泉手前の橋が崩落して渡れない、との事だったので、来た道を戻ることにした。無限地獄を見たいという意見があり、茶臼岳をぐるっと巻いてロープウェーで降りることにした。往復券を買っておけば良かった。
無限地獄に近づくと、シューという噴出し音が聞こえてきた。硫黄の匂いもする。道のすぐ脇で噴出しているところもあり、手をかざすと熱かった。
牛ヶ首まで来ると、人が全く居なくなった。16:00くらいである。ロープウェーの最終は確か16:40くらいじゃなかったっけ(うろおぼえ)・・・などと言いながらも不安で早歩きになる。このあたり一面が紅葉していてとても見事だったが写真も歩きながら撮る。ロープウェー駅が見えると、丁度営業終了の看板を立てていたところだった。16:24だった。記憶していた時間が間違っていて危なかった。もしロープウェーを使わなければ、道はあるのだが2時間以上かかるので真っ暗になってしまうところだった。本当に危機一髪乗ることが出来た。
ロープウェーを降りて売店でソフトクリームを食べて一息ついたが、車までは標高差で180m下らないといけないので気合を入れなおす。途中ロープウェーに乗りに来た人たちが2組居た。こんな日暮れ直前にこんな山奥のロープウェーに登りたい、だなんて山を舐めすぎだ!と思いましたが、ある意味自分達も紙一重でした(笑)
帰りには弁天温泉に寄りました。500円とリーズナブルでした。
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