ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 140051
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

紅葉の焼石岳と南本内岳(つぶ沼登山口から)

2011年10月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
20.1km
登り
1,254m
下り
1,239m

コースタイム

07:00 つぶ沼登山口
08:25 石沼 (08:35発)
09:25 銀明水 (09:35発)
10:25 姥石平分岐
10:50 焼石岳頂上 (11:05発)
11:35 焼石神社(九合目。東成瀬コースなどとの分岐)
12:00 南本内岳頂上 (12:20発)
12:45 焼石神社
   〜姥石平(広大なお花畑)経由〜
13:20 姥石平分岐
14:00 銀明水 (避難小屋で休憩。14:20発)
15:05 石沼
16:00 つぶ沼登山口

ダラダラノロノロ歩きです。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
つぶ沼にキャンプ場併設の大きな駐車場があります。

国道397号線上にそのキャンプ場を示す標識がなく、分かり難い(通り過ぎてしまう)かもしれません。水沢方面からその国道を石淵ダム沿いに進むとまもなく分かりやすい交差点があるので、そこを左折すればつぶ沼の看板や建物が見えてきます。

つぶ沼登山口はその国道を挟んで反対側にあります。駐車場から150mほどあるそうです。
コース状況/
危険箇所等
【コースの状況】

今回歩いたどのコースでも、水溜りや泥濘が多いです。長靴のほうが歩きやすいと思われます。実際、長靴の方がけっこういました。また、濡れて滑りやすい斜面(特に姥石平手前で滝が見える所)も当然あります。下山時の転倒にご注意ください。

つぶ沼登山口から進んでまもなく二股の分岐に当たりますが、右側の道には木を並べて通行止めのようにしてあります。旧道のようです。赤テープのある左側の道が正規のコースです。

焼石岳山頂から焼石神社(東成瀬コースなどとの分岐)に下るコースの上部で、ハイマツに覆われて登山道が不明瞭な箇所がありました(登ってくる分には問題ないようです)。焼石沼方向に向いた登山道らしき踏み跡を辿ると行き止まりでした。南本内岳方向(北東)に見える岩場に向かう道が正しいです。ご注意を。

焼石岳山頂と焼石神社の間にあるその岩場はけっこう歩き辛いです。山頂から焼石神社に下る場合、脚力が弱い方は、姥石平(広大なお花畑)を経由したほうが安全かと思います。


【その他】

クマ(熊)の生息区域です。熊よけ鈴など音が鳴るものを持参したほうが良いと思います。

登山ポストは見当たりませんでした。

水場は、つぶ沼キャンプ場と銀明水にあります。つぶ沼コースの二股分岐を過ぎた所の右脇にも水場らしきもの(塩ビパイプから流水)があります(登りの際には気付き難い)。

トイレは、つぶ沼のキャンプ場と駐車場と、銀明水避難小屋にあります。どちらも一応水洗です。避難小屋のトイレを利用する場合、トイレットペーパーは持参してくださいとのことです。

つぶ沼キャンプ場は比較的新しく、設備も充実しているようです。

最寄の温泉として、ひめかゆ(焼石岳温泉。入浴料500円)があります。
つぶ沼登山口駐車場。かなり広いです。トイレもあります。
1
つぶ沼登山口駐車場。かなり広いです。トイレもあります。
国道397号を石淵ダム沿いに進むと、こんな交差点が見えてきます。ここを左折すると、つぶ沼に出ます。国道につぶ沼キャンプ場を示す標識は出ていないので、通り過ぎないように。

右側が登山口です。
国道397号を石淵ダム沿いに進むと、こんな交差点が見えてきます。ここを左折すると、つぶ沼に出ます。国道につぶ沼キャンプ場を示す標識は出ていないので、通り過ぎないように。

右側が登山口です。
つぶ沼登山口。駐車場とは国道を挟んで反対側になります。
つぶ沼登山口。駐車場とは国道を挟んで反対側になります。
つぶ沼コースのブナ林。まだそれほど紅葉せず。
つぶ沼コースのブナ林。まだそれほど紅葉せず。
泥濘。どのコースにも泥濘が多々あります。

長靴のほうが良さそうです。
泥濘。どのコースにも泥濘が多々あります。

長靴のほうが良さそうです。
自然は名前より感じることを大事にしてください。

※植物の知識が毎度ないだけです。
1
自然は名前より感じることを大事にしてください。

※植物の知識が毎度ないだけです。
金山沢。渡渉点です。
金山沢。渡渉点です。
石沼。ここには中沼に抜けるコースの分岐がありますが、コース状況は分かりません。
石沼。ここには中沼に抜けるコースの分岐がありますが、コース状況は分かりません。
石沼(下)と東焼石岳(左)と天竺山(右)。

つぶ沼コースでは石沼付近だけで展望が利きます。
3
石沼(下)と東焼石岳(左)と天竺山(右)。

つぶ沼コースでは石沼付近だけで展望が利きます。
中沼コースとの分岐点。

ここから登山者が増えてきて進み難くなることしばしば。
1
中沼コースとの分岐点。

ここから登山者が増えてきて進み難くなることしばしば。
銀明水。ベンチもあって良い休憩地になります。
銀明水。ベンチもあって良い休憩地になります。
ここの右側を少し進んだ所に、銀明水避難小屋があります。トイレにご用の方はこちらへ。
ここの右側を少し進んだ所に、銀明水避難小屋があります。トイレにご用の方はこちらへ。
この滝が見える付近の坂道が濡れてよく滑ります。下山時注意。ここら辺にはシーソーのように動く木道や崩れている木道もありました。
この滝が見える付近の坂道が濡れてよく滑ります。下山時注意。ここら辺にはシーソーのように動く木道や崩れている木道もありました。
姥石平手前の登山道から西側の風景。
2
姥石平手前の登山道から西側の風景。
同じく西側の風景。
1
同じく西側の風景。
姥石平と焼石岳山頂(画面真ん中)。
1
姥石平と焼石岳山頂(画面真ん中)。
姥石平の登山道から東側の風景。左の山は東焼石岳。
1
姥石平の登山道から東側の風景。左の山は東焼石岳。
焼石岳山頂。
姥石平の分岐点。
姥石平の分岐点。
泉水沼と焼石岳山頂。
2
泉水沼と焼石岳山頂。
焼石岳山頂の登山道から撮影した西側の風景。
3
焼石岳山頂の登山道から撮影した西側の風景。
同じく西側の風景。メルヘンを感じる風景。

同じく西側の風景。メルヘンを感じる風景。

湿原のアップ。湿原の草紅葉の模様が面白いです。
3
湿原のアップ。湿原の草紅葉の模様が面白いです。
焼石岳頂上。他にも新しい標識が立っています。

頂上の標識や三角点を撮影するのにも時間が掛かりました。おばちゃん達がなかなかどかない。
1
焼石岳頂上。他にも新しい標識が立っています。

頂上の標識や三角点を撮影するのにも時間が掛かりました。おばちゃん達がなかなかどかない。
姥石平と横岳(右)。焼石岳山頂から。
1
姥石平と横岳(右)。焼石岳山頂から。
南本内岳(右側)。左下に焼石沼。
南本内岳(右側)。左下に焼石沼。
三界山。この山に登山道はありません。
三界山。この山に登山道はありません。
左の山にも登山道はないようです。
1
左の山にも登山道はないようです。
引いて撮影。
焼石神社。岩場の途中にあります。

ここら辺の岩場は歩き難く、お年寄りが辛そうでした。
焼石神社。岩場の途中にあります。

ここら辺の岩場は歩き難く、お年寄りが辛そうでした。
焼石神社(九合目。東成瀬コースなどとの分岐点)の標識。
焼石神社(九合目。東成瀬コースなどとの分岐点)の標識。
錦秋湖に流れ込む南本内川の源流となる沼。
2
錦秋湖に流れ込む南本内川の源流となる沼。
南本内岳頂上。標識の色が落ちて文字が見難いです。
1
南本内岳頂上。標識の色が落ちて文字が見難いです。
六沢山(左)と東焼石岳(右)。
六沢山(左)と東焼石岳(右)。
南本内岳山頂から、北東側の風景。
4
南本内岳山頂から、北東側の風景。
真昼山地方面(北側)。

和賀山塊や岩手山など遠方の名山は霞んで望めませんでした。
1
真昼山地方面(北側)。

和賀山塊や岩手山など遠方の名山は霞んで望めませんでした。
東側の風景。画面真ん中の山は、経塚山。
3
東側の風景。画面真ん中の山は、経塚山。
左に経塚山。南本内岳を下山する途中に撮影。
左に経塚山。南本内岳を下山する途中に撮影。
焼石岳山頂と南本内川の源流。
2
焼石岳山頂と南本内川の源流。
リンドウ頑張る。
2
リンドウ頑張る。
画面真ん中の山は、牛形山。
1
画面真ん中の山は、牛形山。
池塘と焼石岳山頂。
池塘と焼石岳山頂。
横岳。姥石平(広大なお花畑)から。
1
横岳。姥石平(広大なお花畑)から。
姥石平の分岐点。

右のおばちゃん、かなりの数の缶ビールを背負っています。笑えます。
7
姥石平の分岐点。

右のおばちゃん、かなりの数の缶ビールを背負っています。笑えます。
東側の風景。姥石平を過ぎた登山道から。
東側の風景。姥石平を過ぎた登山道から。
銀明水避難小屋。トイレ完備のしっかりした山小屋です。水場はもちろん銀明水。
1
銀明水避難小屋。トイレ完備のしっかりした山小屋です。水場はもちろん銀明水。
ブナの巨木。
つぶ沼コースの途中にある水場。登りの際、旧道との二股分岐を過ぎた辺りの右側です。登りの際には気付き難い所にあります。
1
つぶ沼コースの途中にある水場。登りの際、旧道との二股分岐を過ぎた辺りの右側です。登りの際には気付き難い所にあります。
無事下山。

感想

今回の山行では、焼石連峰のなだらかな地形と山並みに映えた紅葉を非常に楽しむことができました。

焼石連峰のどの山頂付近でも、紅葉のピークは終えつつあるようです。つぶ沼コースのブナ林の紅葉はまだそれほど進んでおらず、もう少し楽しめるのではないでしょうか。

快晴の日曜日ということで、多くの登山者で賑わっていました。狭い登山道では、追い越しやすれ違いがし難かったり、立ち止まって写真撮影ができなかったりしたことがしばしばでした。よく声を掛けられて、話し込んでしまうこともありました。

つぶ沼コースは他のコースより長距離になりますが、利用する登山者が比較的少ない分、静かに歩けると思います(平日はどのコースも静かだと思いますが)。長距離と言っても、さほど傾斜がないので、あまり苦痛にも感じないと思います。つぶ沼までのアクセスで未舗装の林道がない所も良い点だと思います。

また、南本内岳でも登山者が少なく、静かに風景・景色を楽しめました。個人的な感想になりますが、焼石岳からより、南本内岳から見た紅葉の風景のほうが、綺麗に感じました。南本内岳もオススメの山だと思います。

県外(愛知、横浜など)から来られた登山者とも出会いました。焼石岳は二百名山クラスの目立たない山かもしれませんが、綺麗な山(夏にはお花がいっぱい)なのは確かですし、避難小屋や水場も充実していて縦走もしやすいと思います。県外からも是非お越しいただきたいです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3029人

コメント

shiroiinu さん
初めまして栃木のgosenjyakuと申します。
焼石岳は以前銀明水避難小屋まで残雪と雨で引き返した山なので懐かしく記録文を読まさせていただきました。シラネアオイやミズバショウの花を見ながら高度を上げると鏡沼があり残雪が現れると銀名水避難小屋がありました。何度も季節を変えていきたい山です。これからも山行記録を楽しみにしています。よろしくお願いします。
2011/10/12 22:46
gosenjyakuさん、はじめまして!
gosenjyakuさん、私の長々した文を読んでコメントまでしてくださり、ありがとうございます!

岩手に来られたことがあるのですね!今年、地元の早池峰などで、栃木から来られた登山者とはよく出会いました。栃木には名山がたくさんあるのに、岩手まで来て下さることは大変嬉しいことです。

雨の焼石でしたか〜。機会がありましたら、次回は是非、晴天でお花いっぱいの焼石を楽しんでいただきたいと思います!

gosenjyakuさんはかなり山に行かれているベテランさんなんですね。私はたまに、それも県内の山にしか行きませんし、拙い記録ばかり書いていますが、どうぞよろしくお願いいたします。
2011/10/13 2:13
初めまして(^.^)
shiroiinuさん、おはようございます

僕もgosenjakuさんと同じ栃木のkomorebiと申します
今年は東北地方へ行こうと4座行くことができました
その中でもハヤチネウスユキソウを観るために早池峰山にも日帰りで行くことができ、満足感を味わうことができ感激したものでした。

また、来年もそちら方面に行きたいと考えてますので、その時はよろしくです
2011/10/13 6:16
komorebiさん、はじめまして!
komorebiさん、こんばんは!

百名山を目指し、全国を回られていらっしゃるのですね。岩手にも来てくださってありがとうございます。栃木から日帰りで早池峰とは、お偉いです!登山より運転のほうが大変そうです…。

ご夫婦で登山されていて素敵ですね!残りの岩手山もラブラブ仲良しでお登りくださいね〜(笑)。

この焼石もお花の山でして、広大なお花畑があります。機会がありましたら、焼石にもお立ち寄りなさってくださいね!
2011/10/14 1:50
ゲスト
初めまして??
カメラ見てふと気付きました。
早池峰山、そして犬…(笑)貴方はもしかして…

うちは翌日10日に中沼コースでしたよ!前日に登っていたなんて。
しかもすごい距離ですね…

というかビール背負ったおばちゃんの絵に爆笑してしまいましたw
2011/10/14 23:08
regu-lusさん、はじめまして??
regu-lusさん、お気付きになられたのですね。私、実は犬なんです(笑)。

一日違いとはびっくりですよね。10日も晴れて、お互い焼石の紅葉を楽しめて良かったですね!

長く歩けば良いってものではないですが、より長く歩ければ、楽しさも増しますよね。私は下山後、疲弊もしてますど(笑)。regu-lusさんもそのうち、このくらい歩けるようになりますよ〜。

ビールのおばちゃん、団体の方でして、山で宴会して空き缶をまとめて背負っていたみたいです。山に登れば、こんな珍しい風景とも出会えるんですね(笑)。
2011/10/16 3:52
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら