記録ID: 1402103
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ハイキング
丹沢
アセビ満開・好展望のシダンゴ山＆艱難辛苦の日影山
2018年03月14日(水) [日帰り]
naochan17
その他1人
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 07:12
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,042m
- 下り
- 989m
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日帰り
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:08
11:24
11:26
31分
虫沢林道合流点
12:52
12:53
78分
日影山方面分岐
14:11
14:13
30分
林道合流点
16:28
16:29
3分
神縄トンネルバス停分岐
16:51
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
復：玄倉16:51→17:34新松田駅（富士急湘南バス 900円） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・寄バス停〜シダンゴ山〜虫沢林道〜林道秦野峠：一般登山道。道標完備。全く問題ありません。 ・林道秦野峠〜日影山点線ルート分岐点：一般登山道。道標あり。 登り始めは結構急登が続きます。 ・日影山点線ルート分岐点〜秦野峠分岐点：いくつか手製道標あり。 点線ルート分岐点にある道標は、右：雨山峠、手前：林道秦野峠・シダンゴ山だけで、日影山方面の案内はありませんが、ここを左にヤセ尾根を下って行きます。 この先、ヤセ尾根、急斜面の登下降、道間違えしそうな枝尾根、ヤブ漕ぎなど次々出てきます。冷静沈着な行動、ピークでは必ず立ち止まって、地図・磁石・GPSで現在地の確認と向かうべき進路を見極める必要があります。踏み跡、ピンクテープ、手製道標に大きく助けられました。 ・秦野峠分岐点〜玄倉バス停：一般登山道。道標完備。 秦野峠分岐点を過ぎてからも神縄トンネルバス停分岐まで、ヤセ尾根がいくつもありました。山旅の終盤間近で緩んできた心を締め直しました。 |
写真
新松田駅からのバスを終点の宿（やどりき）で降り、中津川に架かる大寺橋を渡ります。シダンゴ山は右のピークの奥にあり、ここからは見えません。
3/14 9:47
新松田駅からのバスを終点の宿（やどりき）で降り、中津川に架かる大寺橋を渡ります。シダンゴ山は右のピークの奥にあり、ここからは見えません。
今日は朝からいい天気。オオイヌノフグリ（大犬の陰嚢）さんも満開です。
アセビ（馬酔木）さんたちが左右に整列して、私たちを盛大に迎えてくれました。
山頂は360度の大展望。西にはダルマ沢ノ頭の肩から見せる「肩富士」。相変わらず純白で凛としています。
北には、左から伊勢沢ノ頭・檜岳・雨山、蛭ヶ岳、鍋割山。みな思い出深い山々です。
虫沢林道に降りて来ました。ダルマ沢ノ頭は正面の鉄階段を登っていくのですが、山頂眺望はないのでパス。林道秦野峠まで虫沢林道を利用してタイムアップを図ります。
3/14 11:26
虫沢林道に降りて来ました。ダルマ沢ノ頭は正面の鉄階段を登っていくのですが、山頂眺望はないのでパス。林道秦野峠まで虫沢林道を利用してタイムアップを図ります。
またあるときは正面に富士山を愛しみながら、舗装路歩きの無聊を慰めます。
秦野峠林道との合流点、林道秦野峠の記念碑のところで昼食休憩としました。
この道標がありました。右は秦野峠を経て雨山峠、日影山へは案内がありませんが、左方向に下って行きます。点線ルートの始まり、不安がよぎります。
2
3/14 12:54
この道標がありました。右は秦野峠を経て雨山峠、日影山へは案内がありませんが、左方向に下って行きます。点線ルートの始まり、不安がよぎります。
その先はこんな急下り。転んだりでもしようものならと緊張のし通し
あのてっぺんから降って登り返してきたのです！思い出すだけで冷や汗が出てきます。
このピークにはありがたい手製道標が括り付けられていました。ここで、左（南西）方向の尾根に進みます。ピークでは立ち止まって、居場所を確認し進路方向を見極めるようにしています。地図と磁石とGPSが強い味方です。
3/14 13:36
このピークにはありがたい手製道標が括り付けられていました。ここで、左（南西）方向の尾根に進みます。
ピークでは立ち止まって、居場所を確認し進路方向を見極めるようにしています。地図と磁石とGPSが強い味方です。
ピークでは立ち止まって、居場所を確認し進路方向を見極めるようにしています。地図と磁石とGPSが強い味方です。
左方、枝の間から富士山が見えています。ホッとするひとときです。
ここの小ピ−クにも手製道標。地図を見るとここで右（西）方向に進めば良いことがわかります。
866mピークから少し降りたところに「←日影山」の手製道標がありました。
正面に見えるのが日影山、その後ろに富士山がおぼろに見えています。このルートはおおむね富士山を目指して歩けばよいのです。
秦野峠林道に降りて来ました。この降り口は大変滑りやすく神経を使わされました。
「立入禁止」の看板と進入禁止の倒木で塞がれていましたが、ここを通らせてもらわないと日影山に行けないので・・・ゴメンナサイ
なんだぁ、この恐ろし気な天まで届くような岩がらみのヤセ尾根は！
ヤセ尾根をなんとかクリアしたと思ったら、次は這いつくばって登るしかないような長〜い急斜面。心折れやすい二老人に次々繰り出される難題になんとか応えて
1
3/14 14:42
ヤセ尾根をなんとかクリアしたと思ったら、次は這いつくばって登るしかないような長〜い急斜面。
心折れやすい二老人に次々繰り出される難題になんとか応えて
心折れやすい二老人に次々繰り出される難題になんとか応えて
日影山（ブッツエ平）トウチャコー。疲れ気味で笑顔は頂けませんでしたが、心の中ではヤッタぁ！この先もう登りはありません。急坂もなさそう。もう大丈夫。地図を見て南西に進路をとります。ここも山頂が広く枝尾根が派生しているので、道間違いに注意です。
ブッツエ平とは、その昔「武士平」と呼ばれていたそうで、その訛りが転じてブッツエとなったそうです。ということは、日影山の名前の方が後から付いたのですかねぇ。
5
3/14 14:48
日影山（ブッツエ平）トウチャコー。疲れ気味で笑顔は頂けませんでしたが、心の中ではヤッタぁ！
この先もう登りはありません。急坂もなさそう。もう大丈夫。地図を見て南西に進路をとります。ここも山頂が広く枝尾根が派生しているので、道間違いに注意です。
ブッツエ平とは、その昔「武士平」と呼ばれていたそうで、その訛りが転じてブッツエとなったそうです。ということは、日影山の名前の方が後から付いたのですかねぇ。
この先もう登りはありません。急坂もなさそう。もう大丈夫。地図を見て南西に進路をとります。ここも山頂が広く枝尾根が派生しているので、道間違いに注意です。
ブッツエ平とは、その昔「武士平」と呼ばれていたそうで、その訛りが転じてブッツエとなったそうです。ということは、日影山の名前の方が後から付いたのですかねぇ。
日影山を下り始めると出てくるのが笹ヤブです。背丈ぐらいの笹が生い茂っていて、ヤブ漕ぎをしなくてはならない場所もありました。顔にバチバチ当たります。変なところへ外れないように、踏み跡もしっかり確認します。
1
3/14 15:11
日影山を下り始めると出てくるのが笹ヤブです。背丈ぐらいの笹が生い茂っていて、ヤブ漕ぎをしなくてはならない場所もありました。顔にバチバチ当たります。変なところへ外れないように、踏み跡もしっかり確認します。
ブッシュを抜けて開けた場所に出てきたと思ったら、また笹が出て来て、これを繰り返します。
最終的にこの右の笹ヤブから出てきました。逆行する場合はここから笹ヤブ、柵内に入ります。笹ヤブ入口にピンクテープと二本テープが巻かれた立木がありました。
3/14 15:34
最終的にこの右の笹ヤブから出てきました。逆行する場合はここから笹ヤブ、柵内に入ります。笹ヤブ入口にピンクテープと二本テープが巻かれた立木がありました。
長かった試練に耐え、やっと心安らかに丹沢湖ブルーを眺めながら淡々と歩けるようになりました。
ところがぁ！ もう嫌なところなど全く出てくる筈がないと信じ切っている二老人に、こんなヤセ尾根やらなにやらが次々にやってきて、最後まで心安らかにさせてもらえませんでした。
2
3/14 16:24
ところがぁ！ もう嫌なところなど全く出てくる筈がないと信じ切っている二老人に、こんなヤセ尾根やらなにやらが次々にやってきて、最後まで心安らかにさせてもらえませんでした。
神縄トンネルバス停まで2分の分岐標識で、やっと緊張から解放ました。Tさん「この日影山ルートはもう来なくていいね」に、私も心底同感。
1
3/14 16:30
神縄トンネルバス停まで2分の分岐標識で、やっと緊張から解放ました。Tさん「この日影山ルートはもう来なくていいね」に、私も心底同感。
神縄トンネルバス停。これで山旅は無事終了なのですが、Tさんが私の赤線繋ぎの我儘をきいてくれて
撮影機器：
感想
シダンゴ山の眺望は正に秀逸でした。3度目の山頂ですが、今回が最高、360度の大展望を心行くまで楽しみました。
日影山点線ルートは緊張の連続で我々にはちょっとキツイものでした。
昭文社地図で点線ルートや記載のないルートはこれまで何度となく歩いてきましたが、今回の日影山ルートは、我々には第一級・ホンモノの点線ルートでした。何度も訪れるヤセ尾根、一瞬でも気を緩めると転げ落ちてしまいそうな急斜面、道間違いしそうな広い尾根・・・。緊張の連続でした。
無事帰還することができたのは、冷静沈着な同行TさんとOREGON650のおかげです。ピークでは必ず立ち止まって現在地とこれからの進行方向を確認しました。地図・磁石・GPSの威力抜群です。
我々は二人とも高所恐怖症、ヤセ尾根・急坂ビクつき症候群ですが、時間的余裕だけは持っているので、急がず慌てず慎重に対処することで、難局をなんとかくりぬけることができました。
ただ、今回の山旅は我々には緊張の連続でちょっとキツすぎたようで、登山後いつも得られる達成感を、今回はそれほど味わうことができませんでした。お疲れさまでした。
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