蛇が岳から船形山 見慣れた景色一変の雪の山
- GPS
- 09:03
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,097m
- 下り
- 1,076m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 8:57
天候 | 午前中は雪と冷たい風、午後には穏やかな晴れ (予報では、気温−10〜−9℃、風10〜9m/s) |
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過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
手前の除雪終点に停めましたが、下山すると除雪が野営場駐車場まで延びていました |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト 旗坂野営場にポスト有。登山届用紙や鉛筆などもあります。 下を切り離し、下山時にまた記載し投入します。 宮城県警にメール済みでしたが、ここでも届を出しました。 ■コース状況 雪は固く、アイゼンの歯がとてもよく効き、歩き易い日でした。 トレースは部分的、スキーの跡もあてにしないほうが良さそうです。 樹林帯はどこでも歩けるので、気づくとコースから外れたりしてました。 雪山では、視界に惑わされ、方向を見失うということを実体験しました。 |
その他周辺情報 | ■台が森温泉 日帰り 500円 奥さんがお花好きで、もうすぐ沢山の花が咲きそうでした |
写真
装備
備考 | GPS、12本アイゼン、ピッケル (今回、トレースも無く、視界も悪くGPSには助けられました) ワカンを持ちましたが、使用せず。全コースアイゼンで歩けました。 |
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感想
4月下旬残雪期の蛇が岳や船形山に登ったことはあるけれど、蛇が岳への直登冬道と蛇が岳から船形へ続く稜線、この時期、どんな景色になっているんだろう。
数日前宮城では20度の春の陽気に恵まれ、早咲きサクラのニュースも流れ、落ち着かない日々を送っていましたが、この日は気温も下がる予報。
予想どおり、雪は固く、歩くには最高のコンデション、でも雪が降ってきたり、稜線では風が冷く顔が痛いほどだったりと、船形の春はまだ少し先と感じました。
蛇が岳までの冬道は、所々開けた所もあり、時折、射す日差しで霧氷が光り、登りはきついものの、気持ちよく登ることができました。
一旦、小高い丘を目指しますが、登り切ってしまったら、木々が邪魔で前に進めない、少し前で右手にトラバースすれば良かったと後悔しつつ、狭い木の間をあちこちひっかけながら、強引に通過しました。
蛇が岳はどこ?少しガスっているので、GPSを頼りに灌木の間を少し下り、広い場所から登っていく。
また、灌木が出始めた時、蛇が岳の山頂をいきなり見つける。
予報よりも天気は悪く、視界も十分ではないけど、回復傾向、コースタイムはほぼ予想どおりなので、船形山頂を目指すこととする。
ここで、方向が一瞬、わからなくなる。
夏道のイメージが強く、来た道と反対が船形と思ってしまったのだが、そちらには山が二つ見え、どうも後白髪と三峰の様子、そしてGPSが差す方向はガスのため山が全く見えず、谷が広がるような錯覚がありました。
後でわかったのは、瓶石沢からの夏道をいつの間にかクロスしていたための錯覚だったようです。GPSで確認し、方向はこちらと歩き出します。
すると、山が静かに少しづつ姿を現します。そのうっすらと遠くに見える頂きは、いつもの船形ではなく、まるでアルプスのような険しい山のように感じます。
雪山への畏敬が幻を見せたのかもしれません。
夏道でゆっくり歩いて1時間半程度、そんなに遠くはないと少しづつ足を進めます。
遠くに雪庇が大きくせり出しているのが見えます。
その上は広い回廊、一体、夏道のどのあたり?と考えます。
気持ち良く歩いた後、小高い丘を登ります。右手トラバースが歩き易そうなのですが、緩やかに下るその先には、遠く升沢小屋が見え、足を滑らせたら、そこまで落ちて行きそうな恐怖を覚え、歩きづらい灌木側を歩きました。
だんだん、山頂を目指す人が見えたり、小屋が見えたりすると俄然、元気がでます。
小屋の手前でスライドした方が、「先ほど小屋であった人、泉が岳から登ってきて、これから定義まで行くんだって」と驚いた様子で話して下さった。
その直後、kumapuuさんとお会いしたが、まさか先ほどの話の当人とは思わず、ひどく驚いてしまった。(;゜Д゜) 朝の4時から行動って、どんだけパワーがあるんだ (~_~;) 無事、歩き通されたようで、壮大なチャレンジ途中にお会いできて、嬉しい限りです。
下山の頃、やっと天気もよくなってきて、蛇が岳、後白髪山、三峰、泉兄弟が一望できました。白い山に木々が点在する様も、本当に美しい。
升沢小屋は、霧氷と青空に囲まれて、赤い屋根がとてもメルヘンチック。
山スキーの方が多く、下山ではあっさりと抜かれてしまう、とても私では疲れた足でコントロールなんて無理だろう。
馬ノ神岳は、長年の夢が叶った嬉しさがありましたが、今回の船形は、それとは別次元で、雪山の虜になってしまうかのような山でした。
無積期に行っていろいろ確かめ、来シーズンは夏の山と比較して歩いてみたいと思うのです。
※一眼が故障中、3台のコンデジを持ち出したが、どれもどこか調子が悪い。
せっかくの稜線も曇天のせいもあり、うまく撮れていなかった。
歩きに一所懸命になると、写真はダメらしい・・・・ (苦笑)
コメント
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やまのかわんですか・・・
周囲の意見を聞くとちどりあんは劣勢な状況です。がんばれ、ちどりあん!
あれ、そういう話ではない!?
ベストなスノーコンディションでしたね。お疲れさまでした!
次は船形パスで蛇ヶ岳から後白髪もいいんではないですか!?距離はあまり変わらないと思います!
kumapuuさん こんばんは♬
ちどりあんも好きですよ。でも、やまのかわんは、園芸好きの奥さんがなんか好きで、行ってしまいますね。 (何の話?と思われる方はくまぷーさんのブログへ Go!)
雪のコンデションは、柔らかすぎず、固すぎず、ラッセルもなく、踏む抜きもなくと、ちょうどいいタイミングでした。
レコではあちこちで雪庇も崩れ出しているようで、暖かさ次第では、危険個所も増えそうです。しばらくは、この余韻に浸るでもいいかな・・と。
お疲れの様子もなく、お元気ですねーー。 また、お会いできるの楽しみに ヽ(^。^)ノ
ミンクさん、今年は十日違いですね
ちょっと天候の回復は遅れたみたいだけど、稜線から降りる前に晴れて良かったですね いつも謙虚なミンクさんだけど、ソロでこれだけ歩ければ凄いです。
みんな3月になると、船形に集まってきますね
takajanさん こんばんは (^^♪
積雪期の船形連峰、素晴らしいですね。夏の時期とは、全く違う姿に、戸惑いながらも、ハートわしづかみされた感じです。 (^▽^;)
これからの雪解け次第でもありますが、もう1度、雪が残っているうちに、行ってみたいものです。
takajanさんは息子さんとご一緒で、楽しくも厳しいお父さんのイメージです。
きっと、山を駆け巡るように成長されるのでしょうね。 楽しみですね。 (*^^)v
minkさん、こんにちは。
船形山にいらっしゃいましたか。最近、気温が上がっていたので、今年の雪の状態はどうなるのかな、と思っていました。17日は気温が低く、昼頃から晴れてきたので、冬山を楽しめましたよね。素晴らしい山行です。
残雪期の安定した天気に雪山を歩くのもいいのですが、この時期、気象条件は厳しいもののいいものですね。特に、霧氷の中、アイゼンを効かせながら歩くのは雪山の醍醐味ですね。
旗坂の駐車場も除雪されたようだし、船形も4月には行きたいと思っています。登山口のカタクリや旗坂平のイワウチワも楽しみです。
kyen さん こんばんは
土曜は面白山だったんですね。気温が低く、午後から回復見込みで、土曜を山行日に決定したあたりは同じでしたので、やったねパチン👐 という感じでした。
青空に霧氷の写真、ため息とともに思い出しますね、面白山も行ってみたいです。
残雪とお花の船形、昨年の4月末お会いしましたよね、また、お会いできるかな〜
楽しみにしています。(*^^)v
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