浦富アルプス・浦富海岸 〜山陰海岸ジオパーク〜
- GPS
- 06:11
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 472m
- 下り
- 461m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 6:11
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車以外で来るとすれば最寄り駅の岩美駅から浦富までバスまたはタクシーで来ることができると思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
立ち入り禁止場所に入らなければ特に危険はないと思います。けれど、絶壁のすぐ近くを通ったりするので油断は禁物です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
サポーティングタイツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(ハット)
靴
サブザック(15L)
昼ご飯(棒ラーメン+カット野菜)
行動食(飴)
予備食(カロリーメイト他)
飲料(お茶600mL+水900mL)
一人用ドリップコーヒー+クリープスティック
ガスカートリッジ
シングルバーナー
コッヘル
箸
地図(地形+行程図)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
時計
ラジオ
ヘッドライト
剪定鋏
折畳椅子
手拭い
ティシューペーパー
|
---|---|
備考 | ブレスサーモの手袋は途中で暑くなった。けれど、手袋を外すと手に小さな傷がたくさんできた。薄手の手袋を購入しよう。 薮こぎ覚悟で剪定鋏も持ってきたが使わずに済んだ。 |
感想
鳥取市から兵庫県方面に国道9号線を走るたび、海の近くに岩山が連なっているのを眺めて、「どんな山なんだろう、歩けるのかな?」と気にかかっていた。地図を見ても道の記載はない。けれども岩の稜線なら、崩れるような所でなければ歩けるはずだと、トレッキングコースを検討した。三角点を山側で2つ、海岸近くでさらに2つゲットできるし、ここは山陰海岸国立公園で更にジオパークだ。ただ、標高は低いので夏の暑い季節にならないうちに歩きたいと思っていた。そして3月の終わり、振替休が取れた28日にいよいよ歩くことができた。
西の端、網代(あじろ)漁港側の登山口を確認することができなかったので、漁港近くの墓地から山の尾根に上がっていく道を歩き始めた。中腹の貯水タンクまでは道があったが、そこから先には道がなかったので、尾根に近いところをかき分けながら高い方へ進んだ。この時期、最も草が茂っていない時期なので何とか歩けるものの、灌木の隙間をかき分けたり荊(いばら)に引っかかれたりしながら、意地になって上がっていった。後で、服やズボンにずいぶん棘や松葉が刺さっていることに気付いた。
尾根の上まで来ると、少し歩きやすくなった。岩肌が露出しているところがある。花崗岩が風化して真砂になりつつある。そんな斜面は滑りやすいので注意して歩く。ただ、枯れた木の枝を引っ張るとすぐに折れてしまって、これは更に危ない。
暫く稜線歩きが続く。遠くの山並みや、入り組んだ海岸線を眺めながら歩けて気持ちが良い。ただ生えている木の葉を見てもイマイチその名前がわからないのがもどかしい。138mピークに”登山道”標識を見つけた。網代の村の少し上手からここに登ってくる道があるらしい。ここから先は踏み跡になっていて、ちゃんと歩ける道になっていた。トレランには良いコースだ。私は走らないけど。
稜線をしばらく歩いて、ほぼ正午にこの山並みの最高標高点に到着した。ここは「桐山城跡」というらしい。山頂近くに平たい場所があって、確かに建物が建っていたかもしれない所なのだが、その遺構を確認することはできなかった。ここで昼休憩、ラーメンを作って食べた。また、フェイスブックに到着報告を記入。何とか電波は通じている。
桐山城の歴史的考察については以下のサイト「西国の山城」が詳しいようです。
http://saigokunoyamajiro.blogspot.jp/2010/01/blog-post_27.html
昼休憩の後は、ここから北の海岸方向へ下山した。傾斜のきつい場所があり、ロープが張られていたり梯子階段が設置されているところもあるが、標識も設置されており道もわかりやすく、稜線コースよりも整備されている。城跡を訪ねて歩く人のニーズはそれなりにあるんだなと感じた。
下りてきたのは田後(たじり)漁港。ここからはなるべく海に近いコースを歩くことにした。海沿いの道もあれば、日本海を臨む、絶景の望める遊歩道もある(あえて2つの「のぞむ」を使い分けてみました)。入り組んだ村の細道を縫い進み、潮風の吹く高台の墓地の中を抜けて、城原(しらわら)海岸への降り口まできた。
ここからは車の通らない遊歩道を歩いて行く。海岸の波打ち際や砂浜を通るところもあれば、崖の上まで階段を上がったり、ツバキなどの照葉樹の生い茂る中の道を進んで行ったり。標高は低いもののそれなりにアップダウンを繰り返す、なかなか楽ではない行程だ。けれども奇岩や海食洞、白砂の海岸、断崖絶壁と、飽きることのない絶景が続く、そしてその中に自分も入り込んでいく。ジオパークの名に恥じない散策コースだった。ただ、夏の暑い時期でなくてよかった。
GEOGRAPHICAの集計値によると、今回の行程は
距離 8.9km
記録時間 06:11:29
最低高度 -5m(海の中には入っていないので、計測誤差と思われる)
最高高度 203m
類型高度(+) 618m
類型高度(−) 615m
平均速度 1.4km/h
最高速度 6km/h
消費カロリー 1423kcal だった。
稜線歩きの爽快感とジオパーク海岸線の絶景探訪が楽しめるお得なコースだった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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Katsuharaさん
浦富アルプス紹介頂きありがとうございました。
昨日、会社の仲間と3名で行ってきました。
景色が良くて山と海の両方が楽しめて最高でした。
わーい^−^初めてコメントが付いた。
こちらこそ、私のレポートが少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
稜線を眺めながら「あそこ歩けるのかなー」と思う所がたくさんあるのですが、登山道があるのかないのかわからないところが多くて、たまには、地元の山を自分で開拓してレポートを掲げようと思っています。今後ともよろしくお願いします。
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