BCスキーツアー 弥陀ヶ原〜天狗山〜美女平
- GPS
- 05:10
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 533m
- 下り
- 1,492m
コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山ケーブルに乗り、美女平からは立山高原バスで弥陀ヶ原まで(当日は部分開通で弥陀ヶ原が終点)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・弥陀ヶ原〜前天狗山〜弥陀ヶ原 最初は樹林帯で雪もそんなに固くない。シール登行でスムーズに登れた。途中からクトーを装着、さらに森林限界を越えると、カチカチとなりアイゼンをはいて、スキーはシートラーゲンした。さらに前天狗山手前辺りから風が強くなり、進退窮まった。そのままアイゼン&シートラで降りて、雪が緩んだあたりから滑走した。 ・弥陀ヶ原〜美女平 基本、バス道の北側を通るが、読図&ルーファイが楽しめる。滝見台あたりで車道に降りて、しばらく車道を進み、また車道北側の樹林帯を滑走する。雪が切れたあたりで車道に戻り、歩いて美女平駅に出る。 |
その他周辺情報 | 立山駅前のグリーンビュー立山の温泉がトロトロでなかなか良い。女性におススメ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ピック付ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
ゴーグル
クトー
アイゼン
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感想
立山アルペンルートの春の開通時、特に全線開通前の、富山からだと弥陀ヶ原までの部分開通時に僕がほぼ毎年実施しているのが、天狗山に登って滑り降りることと、弥陀ヶ原から美女平へのスキーツアーだ。2009年と、2013年以降毎年天狗山には行っていた。美女平は雪が少ない、天候などの理由で省いたこともある。これまで最も素晴らしかったのが2015年、弥陀ヶ原から天狗山、国見岳を経て浄土山に上がって1泊し、翌日雄山から美女平まで標高差り2000mを滑降し、天気にも恵まれたものだった。今回その再現を目指してまた1泊で計画していたのだが、天候が思わしくなく、特に15日の日曜日が荒れ模様のため土曜日の日帰りに切り詰めて臨んだ。
土曜日も低気圧が近づいて次第に崩れてくる予報、弥陀ヶ原から登りだしたときは薄曇りながら穏やかで薬師岳なども綺麗に見えて調子よく登っていったが、いつの間にかどんよりした曇りになり、風が強くなってきた。樹林がなくなる稜線で一層強くなり、標高2400m、前天狗岳を目の前にしてこれ以上は危険と引き返す判断をした。安全地帯までシートラ・アイゼンで下りてから滑降に移り、しばしザラメの滑りを楽しんだ。
弥陀ヶ原からは緩斜面を進むロングツアー、勝手知ったるルートで概ね合理的なラインをガイドできたと思うが、一ヶ所だけ記憶違い・勘違いで、大観台を過ぎて沢地形へと自然に滑り降りて行けば良かったのだが、上の小平の平坦地を進み続けてから引き返すように下りていくことになり、無駄足をさせてしまった。
弥陀ヶ原を出てすぐは広い雪原で棒立ち滑降かスケーティングで進め、次第に称名川の谷が迫って来て道路脇の「痩せ尾根」の時にはスリリングな通過、谷を下りて登り返し、滝見台への除雪崖上急斜面下降、道路歩きと雪面への乗り返し、いつもの山スキーとは違う要素満載なのでツアーと称している。楽しんでいただけたと思いますが。
前日の白山の疲れも多少あるが、今日は一度行きたかった弥陀ヶ原から美女平までのツアースキー。当然、行くしかないだろう。のんびりと集合して、立山駅、さらに美女平駅でまったりとする。前日と異なり、私はリラックスムードで緊張感がなく、きっとふやけた顔をしていただろう(数時間後に標高2000mの洗礼を浴びるとは知らずに)。
朝はそれなりに青空も見えていて、バスの中から大日や薬師などの姿を遠望し、テンションもあがってきた。弥陀ヶ原から天狗山に向けて、シールでハイクアップ開始。みんなはいつも通りロケットスタートでガンガン登るが、私はのんびりとマイペースで進ませてもらった。
途中で雪も固くなり、アイゼンに換装して、シートラで進む。だんだんと風が強くなり、まるで昨日の白山の山頂付近のような状態。のんびりまったりモードから、いきなりデンジャラスゾーンになり、少しビビった。前天狗山で協議して、これ以上進むのは危険と判断、シートラで降りることにした。風が弱くなり、雪も緩んできたあたりでスキーをはいて滑走開始。気持ちよく滑り、弥陀ヶ原まで戻った。
ここからはニシデンさんにガイドしてもらって、多少のアップダウンはあるが、ブナ平までなんとか滑り、最後1キロ弱はバス道に出て、スキーを担いで美女平まで戻った。
雄大な景色を見ながら、仲間達とワイワイツアーできて本当に楽しかった。泊まりはなくなったけど、計画立案から始まり、常に先頭に立ちルーファイ、そして難所突破してもらったニシデン師匠、感謝しています。コウエイさん、連チャンどうもでした。体力ばっちりですね。すごいっす。シンモンさん、来年の黒部の計画聞いて、体力つけて経験つんでおきたいと思いました。よろしくお願いします。
Nishidenさんの毎年恒例の立山開きに同行させていただいた。予定では浄土山の研究設備の小屋開け・確認がてらの泊まりの予定であったが、悪天候なので日帰り行程になった。
お気楽ハイキングと思って汗をかかないようにのんびり登行していたが、天狗山の斜面上部はそこそこカチカチでしかも最後の稜線で強風の洗礼を受けた。爪履いて担いで進むが、皆さん耐風体制で踏ん張っている。もちろん自分もknee downして身動きできない。右のカルデラに落ちても左斜面アルペンルート側に落ちても大変なことになるので速攻撤退となった。一応劔のお顔は見れたのでよしとしましょう。
ほとんど足を使わずに登山自体は終了してしまいちょっと不完全燃焼だったかもしれない。
滑降の上部半分はいいザラメ雪だったがトラバースが多く滑るというほどでもなく、下部はグサグサの重い雪で流して滑走した。
ホテル以降はツアーです。地図を見ながら樹林を楽しみ景色を楽しみ上り下りのワイワイガヤガヤ。
Nishidenさん、案内ありがとうございました。弥陀が原〜美女平間はまだまだ楽しめるところがありそうでまた訪れてみたいと思いました。
次回は浄土山経由の雄山滑走ですかねー。
毎年恒例となった立山アルペンルート部分開通の浄土山富山大学施設の宿泊ツアーに日帰り組として参加を表明していたが日曜日の天気が荒れるということで日帰りツアーに変更となった。
前日の疲れもあり当日の朝にバタバタと荷物の準備をし待ち合わせの時間には間に合ってよかった。天気と部分開通ということもあり閑散とした立山駅だったけど僕にはちょうど良かった。道中のバスで帰りの滑降を想定して地形図を見ながら実際の景色を確認していたがあまりやりすぎるとバス酔いするのでほどほどに。
弥陀ヶ原に到着し支度を始めるがこのときはまだ青空も広がりポカポカ陽気で持ってきたニット帽はやめてアウターは着ないで腕まくりでハイクアップした。寒いかと思って今回は水ではなくホットレモンティー、失敗したかなと思っていたが標高が上がり森林限界を超えるころには強風で前日と同じく耐風姿勢をとることに…
引き返すことが決まり一旦戻り木の側で滑降準備をして概ねトラバース気味に滑降。ザラメ雪で気持ちのいいツリーラン。最後はストップスノー気味で一旦スキーを脱ぎ歩いて弥陀ヶ原ホテルの横手から弥陀ヶ原ツアーのはじまり。
車道とつかず離れずで最初は広く快適だがだんだん狭くさらに風もどんどん強くなってきて緊張感をもっていかないと痛い目に遭うと感じて慎重に進む。地形図で確認したりGPSで確認したり色んな核心部があったりとツアー的でいつもと違い楽しかった。ニシデンさん、企画、案内していただきありがとうございます。来年は泊りで存分に立山を味わいたいと思った。
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