毛無峠-四阿山-根子岳

2018年04月28日(土) 〜 2018年04月29日(日)

• GPS: 26:27
• 距離: 24.9km
• 登り: 1,198m
• 下り: 1,754m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:20

9:09 スタート地点
10:52 10:52 毛無峠
13:04 13:04 土鍋山
16:29 浦倉山

2日目

• 山行: 6:22
• 休憩: 0:02
• 合計: 6:24

5:12 浦倉山
5:20 5:21 パルコールつま恋ゴンドラ駅
7:09 7:09 四阿山、茨木山、浦倉山分岐
7:41 7:41 四阿山
8:01 8:01 四阿山・根子岳分岐
8:40 8:40 大スキマ
9:27 9:27 根子岳
10:32 10:32 東屋
10:50 10:51 菅平牧場登山口
11:34 11:34 菅平高原ダボスバス停
11:36 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー

須坂駅から長電タクシーにて御飯山北登山口まで8700円
菅平ダボスからバスで上田駅　500円

コース状況／危険箇所等

県道112号線（開通部）　積雪無　　県道112号線（未開通部）部分積雪あり
御飯山北登山口　積雪無　破風山以南　積雪あり

写真

4/28 9:15

御飯山に登るために須坂駅からここまでタクシーで来ました。
看板の左横に踏みあとがあったのでそこから入ろうと思います。

4/28 9:15

ちなみにここでタクシーはUターンしました。
丁度県境になるのですね。

4/28 9:15

天気もよく遠くのアルプスまでよく見えます。

4/28 9:21

ここにうっすら踏みあとがあるのですが、ご覧のとおり。
入るのを試みましたが速攻足を藪に取られ立ち上がることすらままならず、断念。

4/28 9:58

結局未開通部の112号線から入る事にしました。

4/28 10:21

たまにこのように積雪があります。

4/28 10:36

林道を歩いていると毛無峠が見えてきました。とてもきれいです。

4/28 10:50

毛無峠200mほど手前でこのようなザックが道路の真ん中に
中身を散らばせて落ちていました。詳細は省きますが、破棄及び放置では考えられない中身でしたので、もし、遭難などこころあたりある方がいらしたらと思い写真を載せておきます。
とりあえずこの近辺の遭難情報はなかったのでちょっと安心しました。

4/28 10:54

毛無峠。かつての遺構の後。

4/28 10:54

これから向かう破風岳方面。美しい。

4/28 10:54

荒涼とした場所ですが、すごく心惹かれるものがあります。

4/28 10:59

むちゃくちゃ有名なショット。
実際問題ここからの群馬県側は不用意に入ると遭難します。

4/28 10:59

奥に見えるのが浅間山ですね。
この雰囲気はネタではなく心躍るものがあります。

4/28 10:59

毛無山。本当は通過するはずだった。きれいな山です。

4/28 11:07

破風岳の途中から小串鉱山方面を。
以前はここまでバスが通っていたとの事。

4/28 11:40

破風岳山頂にはいかずに土鍋山に向かいます。

4/28 11:42

ここからは基本積雪です。

4/28 11:54

ここからはかなりルートが不鮮明です。

4/28 12:14

踏みあとはかなり以前と思われるものがたまーにある。
というか、本当に人間の踏みあとかも怪しい。

4/28 12:18

土鍋山。ここから先はかなりの急登を積雪の上登る。
写真に撮る余裕も無いくらいに危険だった。

4/28 13:03

死ぬかと思う中で何とか登れた。本当に大変だった。

4/28 13:16

藪はおそらくですが通年刈られているのでしょう。防火帯かな。
助かります。

4/28 14:42

赤沢の源流部です。水はとても勢いがあります。
地図上では涸沢との事でしたが、雪融け時はあるという事でしょうか。

4/28 16:19

積雪の中、トレースもない中をひたすらに進みます。
この前後でかなり険しい部分があった。

4/28 16:34

今日はここまで。

4/28 17:21

カップうどん×2　消費。

4/29 5:27

パルコール嬬恋近辺からの朝日。

4/29 5:30

残雪の上を進みます。

4/29 5:34

パルコール。この辺は雪があったりなかったり。

4/29 6:26

たぶん2183ピークの一番険しい所。ここもキックステップで
少しずつ登りました。滑るとかなりやばい。

4/29 7:14

分岐のところに立っていた。山頂ではないが、群馬県側のという意味だろうか。

4/29 7:31

スタート地点の毛無峠方面。

4/29 7:36

この後向かう根子岳。きれいです。

4/29 7:47

やっとの頂上。かなりうれしい。

4/29 7:53

浅間山。いつか行きたい。

4/29 8:43

根子岳。四阿山から一度下るのですが、その下りも残雪で大変でした。ここから根子岳頂上近くまでは積雪はありません。

4/29 9:19

根子岳頂上部から四阿山を。根子岳頂上部で残雪の崖を歩く
箇所があり、そこでアイゼン履きなおしました。

4/29 9:19

この稜線を歩いたはず。

4/29 9:33

眼下の菅平に下ります。積雪はありませんでした。

撮影機器：

FinePix XP90 富士フイルム

感想

kobabrass

御飯岳から浦倉山までのマイナールートを通って四阿山に行きたいと
思い、このようなルートを選びました。
先人の方々のレコを参照していたのですが、入り口が無積雪で御飯岳は
あきらめました。
と、言っても開通部の112号線沿いに積雪があり、入ろうと思えば入れる所が
何か所かあったので、そこから入るというのもあると思います。私はあきらめました。
未開通部の112号線は除雪されてはいないですが、大半は自然と解けていました。
写真に載せましたが、放置及び廃棄したとは思えないザックが不自然に
林道上に中身を多少散らした状態で落っこちていましたので、中身をザックに
戻したうえで隅っこに置かせていただきました。
おそらく毛無山のどこかで落とし、融雪と共に林道の方まで落ちてきたのだと
思うのですが。
長野県と群馬県の遭難状況を調べましたが、特には見当たらないので遭難まではしていないのかなと。でも落としてしまってよい中身ではなかったので落とし主さんは
大変だったでしょうね。おそらく去年の落とし物かと思いますが。

追記 4/30に念のため須坂警察署に連絡しておきました。

破風岳から先は残雪があります。
特に途中からはルートがかなりわかりにくいです。
おそらくかなり前と思われる踏みあと的なものがかろうじて、あるようなないような
状態でたまに見える程度で、GPSとヤマップを同期させて常に状態をチェックしながら歩きました。

土鍋山直下はかなりの急登で、それもちょっとでも滑ったら確実に数百M落下するであろう箇所があり、かなり慎重にキックステップで刻みながら登りました。
今回チェーンアイゼンとポールのみだったのですが、このような状況を
知っていたらそもそもここには来ませんでした。
皆さまはご注意ください。
おそらく夏道はその落下するとやばい側を巻く形で頂上に登るのだと思うのですが
あまりにリスキーと判断し、藪の中に強引に頭を突っ込みながら最後は登頂しました。

赤沢源流部は水がよく流れていて補給には良いと思います。
本来この近辺でビバークを考えていたのですが、土鍋山から浦倉山にかけて
まったく東側の景観がない状態で、想定と大きくずれたので予定を変更して
浦倉山に登りました。
ちなみにこの初日にはだれ一人とも会いませんでした。

浦倉山から四阿山の間も2か所ほどかなりの急坂を強引に登らないといけない場所があります。
2183ピークと、そのあとの分岐手前だったと思います。
残雪さえなければどうという事も無いと思いますが、非常に緊張しました。
ちなみに浦倉山から先は踏みあとがたくさんあり、ほっとしました。

四阿山からいったん大きく下る事となります。
ここも残雪で急な斜面を降りる事となります。
踏み抜きはもちろん、急で、凍った箇所もあるのでアイゼン必須だと思います。

根子岳は菅平からは登りやすく、現在積雪も無いのでとても良いと思います。
美しい景色、美しい山で日帰り登山にとてもお勧めです。

今回は過去のいろんな方のデータをもとにルートを決めて行きましたが
正直無謀な点が多かったと思います。
四阿山から北のルートが積雪期・残雪期にほとんど歩かれていないのは
やはりそれなりの理由があるのですね。
反省しました。
とはいっても毛無峠近辺の雰囲気は最高だと思うのでお勧めです。