吹雪と展望『燕岳2,763m』燕山荘泊、中房温泉立寄り

2018年05月04日(金) 〜 2018年05月05日(土)

• GPS: 05:18
• 距離: 24.6km
• 登り: 4,765m
• 下り: 4,101m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:13
• 休憩: 1:12
• 合計: 4:25

12:59 中房温泉登山口
13:23 13:24 第１ベンチ
13:39 13:46 第２ベンチ
14:01 14:14 第３ベンチ
14:26 14:44 富士見ベンチ
15:00 15:07 合戦小屋
15:10 15:20 合戦山(合戦沢ノ頭)
15:42 15:44 ベンチ
16:18 16:18 燕山荘
16:24 16:24 いるか岩
16:39 16:40 めがね岩
16:42 16:55 燕岳
17:02 17:02 めがね岩
17:18 17:18 いるか岩
17:24 燕山荘

2日目

• 山行: 2:42
• 休憩: 0:11
• 合計: 2:53

8:00 燕山荘
8:09 8:09 ベンチ
8:28 8:35 合戦山(合戦沢ノ頭)
8:46 8:48 合戦小屋
9:11 9:13 富士見ベンチ
10:53 中房温泉登山口

《2018年 ゴールデンウィーク》
連休前半：4/"27"〜4/30、後半：5/3〜5/6
前半は近場で過ごし、後半でようやく山へ。
前半は好天が続くも、後半は残念にも低気圧の通過や寒気の南下などで"やや荒れ模様"

一方、この休みで「剱岳＜点の記＞」を読破すると、遠のいていた登山意欲が再興、「山々を眺めたい・山で過ごしたい・山で珈琲を飲みたい」との思いから、一路「燕岳」へ。
（剱岳へはこの夏に⋯）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

写真

5/4 11:48

[color=ff0000][b]【先ずはJR穂高駅】[/b][/color]
午前6時半、新宿バスタを出発。中房温泉行のバスがあるも、同じ目的を持つ仲間を見つけ、4人でタクシーを乗り合う。
皆、お互いにツイていた。
（代金7,600円÷4也）

5/4 12:23

JR穂高駅から中房温泉（北アルプス表銀座の入り口でもある。）へはカーブの多い狭い道
「晴れていれば尾根が見える」らしい。（ドライバーさん談）

5/4 12:50

登山口にて。（後ろの建屋が中房温泉）

5/4 13:01

さぁ、燕岳で珈琲を飲もう！ワクワクしながら登山道に取付く。

5/4 13:22

[color=ff0000][b]【第一ベンチ】[/b][/color]
あまり遅くならないうちに山荘に着きたいので、そのまま進む。

5/4 13:43

[color=ff0000][b]【第二ベンチ】[/b][/color]
どんどん登ろう。

5/4 13:58

登山道に軽く雪が付いてくる。ドライバーさんの話では今朝降ったものらしい。昨日今日あたりは北から寒気が入っているのだ。

5/4 14:08

[color=ff0000][b]【第三ベンチ】[/b][/color]

5/4 14:21

アイゼンを付けるタイミグはー。とりあえず、登山靴で行けるところまで行こう。

5/4 14:58

小雪が降ってきたと思ったら、急に吹雪の気配。足元も滑るようになったので、アイゼンを付けた。

5/4 15:01

[color=ff0000][b]【合戦小屋・・・完全に吹雪】[/b][/color]
「うーん、パラっと雨があることは覚悟していたけど、まさか”吹雪く”とは・・・山頂、大丈夫かなぁ？」

5/4 15:01

（合戦小屋付近の雰囲気）ちょっと聞いた話では、「北アルプス三大急登」に、この「合戦尾根」が入っているのだ。タクシーから見た合戦尾根は相当に急だった。それが目の前に！

5/4 15:32

合戦尾根を登り、その稜線上の燕山荘を目指す。吹雪かれるし、いよいよ風も強くなる。視程は100m程か。とにかく山荘にたどり着かない事にはどうにもならない。

5/4 15:50

山荘が見えた！

5/4 15:52

稜線に出たとたん、眼を開けていられない程の突風！強風！ぐいぐい体温を奪われる。山荘入り口までの100mが遠く感じる。（※この矢印は山荘入口を示すもの。）

5/4 15:55

出たっ燕岳！！　風が強いので今日登るか、それとも明日にするか。ちょっと考えよう。

5/4 15:55

[color=ff0000][b]【テン場】[/b][/color]
三日間くらいテントにするか考えたけれど、やめて正解でした。この後、テントの骨が折れ無残な状態を目撃する事に。教訓としたいと思います。

5/4 16:19

風速15m／s〜20m／s・・・ちょっと歩きにくい風の強さだ。気温はマイナス8度・・・あずましくはない。

5/4 16:20

[color=ff0000][b]【燕岳へ】[/b][/color]
山頂までは1kmであるし、翌日は更に風が強まる予報（気象庁HP）のため、気を付けながら行く事に。「吹雪いたら引き返そう。」

5/4 16:24

300〜400m進み、山荘が小さく見える。西風をまともに受けながらここまで来た。

5/4 16:26

そびえる山頂、谷に飛ばされないように注意しながら。

5/4 16:28

直登ではないので、ゆるゆると登って行く感じだ。

5/4 16:32

不思議な岩の造形

5/4 16:38

山頂まであともう少し。

5/4 16:48

[color=ff0000][b]燕岳山頂 到着！[/b][/color]

5/4 16:52

初めての頂きで。

5/4 16:54

更に北に続く尾根を。

5/4 16:54

稜線上に山荘が小さく見える。更に槍ヶ岳へと続く稜線は「表銀座」と呼ばれるルート。いつか歩いてみたいなぁ。

5/4 17:13

ところでいったい「イルカ岩」はどれなのだろう・・・似たような岩がたくさんあるゾ。

5/4 17:17

むむっ！

5/4 17:17

きっとこれに違いない。眼もついているし。（正解です。）

5/4 17:22

やばいやばい。なんとか戻れた。（風に煽られ、カメラを持つ手がナナメに。）
むむっ、気のせいかなんだか注目されているような？

5/4 17:29

あの頂に行って来たのだ・・・。身体が冷えたので山荘で暖まろう。

5/4 18:32

そして夕飯タイム。

5/4 19:08

食後は燕岳に係る山の話などが。（有名な方です。）

5/4 19:47

星空が見えるかな？と思ったら、全然甘い！風が強く、それどころではなく、山荘を撮って本日は終了
消灯は午後9時間際「剱岳＜点の記＞」2回目を読了し、就寝。
御来光を期待して、午前4時半に目覚ましをセット

5/5 4:30

[color=ff0000][b]【翌日5月5日朝4時半】[/b][/color]
皆が起きだす頃

5/5 4:35

外は猛烈な吹雪。御来光どころではなく、前進すらかなり困難と思われる状況

5/5 4:38

《テン場の風景より》タフだと思います。

5/5 4:50

[color=ff0000][b]最大瞬間風速は1．5倍から2倍！？[/b][/color]

5/5 4:52

朝食の列に並びつつ、売店の様子を。

5/5 4:58

昨晩もおかわり。そして朝食でもしっかり”おかわり”しました。山に入ると消費カロリーが増えます。

5/5 5:14

食後の「燕珈琲」（岳かっ！） 実は、これが楽しみのひとつ(^^)v　酸味が強い珈琲、ブラックで頂きました。

5/5 6:03

乾燥室もあり、至れり尽くせり。今回、新調したカジタックス12本爪、使用者多かったなー。

5/5 7:45

一晩お世話になった寝床。

5/5 7:58

少し視程が良くなって来ました。下山します。

5/5 7:58

吹雪の燕山荘を後にして。

5/5 7:59

表銀座、サラバ！

5/5 8:04

そして合戦尾根へと向かう。

5/5 8:44

合戦小屋に到着、更に下山

5/5 8:45

合戦尾根を見上げる・・・これはもしかすると、『下山すると晴れるの法則』か、やられた。

5/5 10:27

第三・第二、そして第一ベンチを過ぎて。

5/5 10:55

登山口に到着！そしてその登山口入口にあるのが、中房温泉（日帰り専用）露天岩風呂で小一時間ほどゆっくりしました。

5/5 14:57

バスでJR穂高駅着、あの吹雪は夢か幻か！？と思える良い天気に。暑いです！

5/5 15:01

駅の近傍に穂高神社があり。

5/5 15:06

神社で参拝、菊の御門がありました。
連休の登山はこれにて終了

「岳」に燕岳のストーリーが出てきます。珈琲も出てきます。（コーヒーは毎回？）　燕珈琲ご馳走様！美味しかった！

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

感想

Ei-taro

さっ、北アルプス　燕岳
なぜだか、「燕岳でコーヒーを飲みたい。」と思った。
”やりたい事があることは良いことだ”と思う。

GW後半は荒れ模様、特に風が強め。
その中でも4日（金）はまだましな方、とは云え2,763mの高所なので気を付けよう。
出発の前日、バスがの切符を確保、続けて「燕山荘」に予約を入れた。こうなればあとは”行って歩くだけ”だ(^^)/
登山口には「中房温泉」がある。帰路の入浴も楽しみ。

【移動】
　中央道などが混み合い、JR穂高へは1時間遅れ。
　中房温泉行の”お仲間”をみつけ、タクシーに乗合いして遅れを取り戻す。

【登山】
　少々の雨は想定内、吹雪は想定外
　道民です。少々の吹雪には慣れっこ。
　猛烈なのはご勘弁。
　久しぶりのアイゼン、雪を踏みしめる感じが良かった。

　※ゴーグルを持っていく判断が出来なかった（そもそも頭になかった。）
　燕岳と燕山荘の距離が1キロ以上あれば、顔が凍傷になったかも知れない。
　実際、一歩手前でした。

【山で過ごす〜燕山荘〜】
　雰囲気が良く、快適そのもの。
　食事も美味しく、衛生面も快適
　稜線上に建つ風情も絵になるし。
　満喫しました。
　
【帰路】
　強風の稜線も、帰りは合戦尾根に入れば風は収まり、ぐんぐん気温が上昇。
　寒い→ひんやり→涼しい風→適温→暑い。
　そんな具合に目まぐるしく状況が変化。
　冬と夏を数時間の内に体験する不思議な感じ。
　ほんとに不思議。

　
　面白かった。良いプチ山旅でした。
　また時間が取れたら歩きに行きたいと思います。


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コメント

ポジティブ

良い山旅でしたね
Ei-taroさんお久しぶりです、元気に山を登っている姿を見ることができてなんだか嬉しかったです。長野方面の山行は憧れです、いつか行ってみたいと希望を持っています。

燕山荘は天文屋にとっても憧れの場所となっているそうです。残念なから星空を見ることができなかったとのことなのでこちらの映像をご紹介します。タイムラプスで撮影された素晴らしい映像です。燕山荘で撮影された映像が含まれています。他にもため息がでるような映像がたくさんありますので時間のあるときにご堪能下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=cmRaVoqA5Fk

Ei-taro

Re: 良い山旅でしたね
positiveさん、こんにちわ。

良い経験をさせて頂いています。
もう少し経験を積んで北海道に戻ろうと思います。

mamizo

すれ違ってますね
こんにちは
私も5／４に燕岳で星撮ろう思いいきましたが、合戦小屋でアイゼン外れるわ、風強いわで、星撮れる感じではないため、下山して、有明荘で温泉につかってました。
道民は寒さに強いけど、あの風は…
よく行きましたね。
全然気がつかなかたです。
燕山荘のカレー食べましたか？
おすすめですよ

Ei-taro

Re: すれ違ってますね
mamizoさん
ベンチ付近ですれ違いました。
うかつにもカレーは逃しました。メニューの掲示はありました(^_^;)是非とも今度は食べたいと思います。

mamizo

Re[2]: すれ違ってますね
あれ？
気がついてたんですか？
私、久しぶりだったから、へたってから？