【丹生山系】丹生山〜シビレ山〜不動滝
- GPS
- 02:54
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 468m
- 下り
- 493m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:神姫バス勝雄不動口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ザレ場から不動滝への下りは滑りやすくお助けロープや鎖につかまりながらでないと滑落の危険あり。西側の沢から下るより安全なルートもあるようです。(未確認) |
その他周辺情報 | 神鉄恵比寿駅は昼時間帯のダイヤが一時間に1本程度。 せっかく赤字の粟生線を利用しようと思っても、これでは三宮行き神姫バスを利用せざるを得ません。 |
写真
装備
個人装備 |
ヤマレコMAP
水500ml
カロリーメイト2ブロック
タオル
着替え
ヘッドライト
ヘッドバンド
サングラス
雨具
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感想
真偽のよくわからない辰砂(硫化水銀)熱が一旦冷め、今度は古神戸湖の湖底で生成されたと思われる白い凝灰岩(凝灰質堆積岩)が見られる地域を探訪しようと思いました。
今回のルートは、kojiro-11288さんのレコを参考にさせていただきました。興味深いレコありがとうございました。
<kojiro-11288さんのレコ「丹生山」>
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1364477.html
白い凝灰岩でザレた尾根(勝手に「サンドガーデン」と命名)には、ところどころ茶色の斑模様が観察できました。
乏しい知識でこの茶色の生成の過程を推理してみました。
白い凝灰岩は3,500万年前に存在した古神戸湖の湖底で生成されたと思われます。
丹生山系は100万年前の六甲変動に伴い隆起したと考えられます。
その際、凝灰岩層にはヒビが入り、鉄分を含んだマントルからの熱水が浸透した可能性があります。(有馬温泉の起源と共通)
貫入した鉄分を含んだ熱水が白い凝灰岩を茶色に染め、今の風景が形成されたのではないでしょうか?
地質図Naviによると、この山域周辺には混成岩が観察される地域があり、古い地質が後の時代にマントルの影響を受けた形跡が見られます。
だとすれば、この山域に単純な流紋岩や凝灰岩は少なく、岩石の同定には地質に関するもっと深い知識が必要だということになります。
心折れそうになりますが、せっかく石フェチになった限りは精進したいと思います。
【2020.6.27追記】無動寺周辺の調査結果から、サンドガーデンを形成する地層は凝灰岩ではなく、熱水変性を受けた流紋岩であることがわかりました。茶色の斑模様は熱水の浸透に由来するようです。この山域でしばしば観察される黄色い砂のザレ場は熱変性を受けて脆くなった流紋岩が崩れてできたようです。
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