日光白根山(湯元からぐるっと一回り)
- GPS
- 12:38
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,500m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
前日に男体山の後、湯元キャンプ場で前泊。 帰りは逆に、湯元温泉からバスで東武日光、そこから東武で千葉まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
湯元スキー場から外山への取付き口で早速ミスコース。上部に見えている木製階段がコースかと引き寄せられてしまったが、右手から迂回するのがコースのようで要注意(自分だけか?) あとはコースも明瞭で要所に標識も完備されており、前白根山-避難小屋-白根山山頂-弥陀ケ池と順調に歩ける。 弥陀ケ池から五色山への分岐は、気づかず五色沼方面に来てしまい、下り初めて気づくがそれもそれと思って五色沼まで降りてしまった。 五色山から国境平を経て湯元への下りは歩く人が少ないのか笹が被ってきているが、実線ルートだけに迷うことはない。 湯元への最後の下りは「急坂」と地図に書かれてるが半端じゃない。急坂を降りて笹原から川原歩きになったがここもミスコース。先で川と合流して気づいたが、北側にもっと歩きやすいコースがあるはず。 |
写真
感想
昨日の男体山に続き、今日は日光白根山。
普段の年なら雪や氷のシーズンのようだが、今年は暖いのか先週のレコでも全く白いものがないのでこの連休にトライ。
朝、湯元スキー場のゲレンデ部をゆっくりと登る。ここだけでも高度差150m近い登りなので30分ほど時間を要す。途中、鹿が数頭。昨夜もテント近くで何頭も鳴いていた。(私は奈良育ちなので奈良公園で鍛えたチョコボール選別眼を久しぶりに使ってテント設営した。)
その先、木道らしき作り物に引き寄せられて急登をいくと砂地になり登りづらい。これルートじゃないんじゃないか、と気にもなるが、ロープが張られている箇所もありしばらくがんばる。と、笹で行く手が遮られている。GPSで見ると本コースは20mほど右のようだ。同じ谷だったのでそのまま上がってきたが、実は右手の笹の向こうなんだろうな。木や砂を乗り越えてきたので、下まで戻るには抵抗感があり、笹薮を突っ切ることに。途中、笹を掴んで顔中笹まみれになりながら(こういうのを藪漕ぎと言うんだろう)急登をよじ登るとやっとの思いでコースに復帰。コース歩きの早いこと早いこと。
とはいえ急登の連続で、木の根っこがあちこち飛び出してるので歩きづらい、が逆につかみ場所には困らない。こういう急登を相当な時間と距離を行くとやっと外山の稜線。ここまでゆうに2時間半。最初ミスコースで半時間ほど余計にかかってるとはいえ、前白根まで標準タイム3時間半だから先を急ぐ。ここから前白根までは快適な稜線歩き。朝日を浴びながら、南に開けた箇所では男体山などが綺麗に見える。
前白根の手前で急に視界が開け、どど〜ん!!と日光白根山がその全景を現す。すごい迫力だ。なんという存在感。天気がよいのでくっきり見えるせいもあるだろうが、迫力とボリューム感に圧倒される。ほどなく前白根山に到着。ここでも、白根山の迫力を堪能。
ここから避難小屋までしばらくは稜線歩き。アップダウンが少しあるが右手に白根山をみながら快適な稜線歩き。ルートは避難小屋方面は右手の急坂を下る。下りきった谷筋に避難小屋はある。ドアは空いているので、中を拝見。2段ベッド風なつくりになっており使えそう。しかし「ネズミが出ます」と書かれているのは微妙かも。(笑)
ここから谷筋をしばらく進んでから、白根山への急登を上がる。この辺から急に対向で来る人数が増える。ロープウエー組みかな。避難小屋から高度差300m以上登らねばならない。何度か写真休憩を入れながら行くと次第に傾斜がゆるくなる。山頂が近いサイン。山頂周辺は岩場になっており、少し手を使いながら登ると山頂に出る。意外と狭い山頂だ。先客のカップルと登頂を喜び合う。山頂はまさに360度の大パノラマ。快晴の天気もあって、これだけの眺望に恵まれたのは久々だ。山頂標識の岩に登って関東以北最高点から周囲の景色を楽しむ。
下りは北側へ急斜面の岩場を下る。ここでも多少手を使う場面がある。一旦下って再度上がったところが広くなっており沢山の方がランチ休憩中。私もここでランチとする。昨晩炊いた白米にハンバーグ(レトルト)だ。冷えた白米を数分間蒸すと昨晩硬めだったのが丁度いい具合になる。山頂でのハンバーグランチもなかなか行ける。(ハンバーグ弁当の写真は一応撮ってはみたが、食いかけ状態で皆さんに見せられないのでボツ)
さて、気がつくと一時間ほどまったりしてしまった。慌てて支度し、弥陀ケ池への急坂を下る。中盤にかなり急な斜面が待っているので、体の向きを入れ替え(お腹側を山側に向けて)下る場面あり、バランスのよくない私は特に要注意。
しばらく下ると、弥陀ケ池。数名が休憩中。ここは、ロープウェーや菅沼登山口、五色沼、湯元各方面への交通の要所だけに行き交う人が多い。
ここから五色山を経て湯元へ下る。五色沼方面に少し行ってから左に分岐し五色山へ行くはずだったが、気がつくと五色沼へ下り始めている。あれ?左の分岐に気付かなかったな。対向者と挨拶してるうちに見過ごしたかな?なぞと考えながら、まあ半時間ほど寄り道にはなるが、五色沼の湖畔に出てみるのも悪くないなと先を下る。沼への下り途中で、おばさん二人組みから「さきほど対向で通った方ですよね」と声かけられる。よく見ると白根山登りで対向した方のようだ。菅沼まで車で来たというので「菅沼は距離が近いみたいですね」と言うと、あっちも登りは急斜面で大変だったとのこと。そうか。白根山はどこも急登なんだな。お互い労を労ったあろ、少し下ると五色沼到着。光の当たり具合で色が変わるんだろう。近づいてみると透明度の高い綺麗な水に見える。
ここから五色山へ登る。疲れた体にはキツイが今日最後の登りと気合入れてテンポよく登る。五色山〜前白根の稜線から見る白根山が最高らしい。五色山到着。あいにく白根山は逆光で影しか映らない。五色山の反対側からは、湯元市街が遠望できる。下から見てたのは五色山だったんだな、多分と思う。
ここから湯元方面へと金精峠方面へ下る。国境平から右に分岐し、しばらくダラダラとしたしかし意外に急で長い下り坂が続く。最後、湯元への下りは半端じゃない急坂だ。疲れた脚には辛いが日のあるうちに急坂は越えておきたい。しかしこの辺は落ち葉で足許が隠れてるので要注意。下山まで意外と時間かかってしまった。日のある打ちに何とか山を降り切って、潅木帯の平原を進むとヘッドライトが必要となる。半月が出てはいるが樹林帯は暗い。その先で川原歩きとなる。デカイ岩などもありここがルートなのか半信半疑だったが、まあ行けばすぐに街に出るだろう、と半時間も川原と格闘。川を渡ってスキー場のゲレンデに出ようかと思ったが暗くて見通しができず藪も深そうなので諦めた。GPSを見ながら車道に出て、ほどなく湯元到着。
キャンプ場に放置したテントが若干心配だったがそのまんま残っていてホッと一息。手早くまとめて帰路につく。時間あれば湯元温泉の硫黄泉を楽しもうと思ったが、到着が遅れてそれどころではなかった。バス+電車を乗り継いで千葉まで帰宅。
日光白根山は湯元からのコースだったが予想以上に大変だった。前日の男体山の疲れとキャンプ場で二日連続で数時間しか寝れなかった睡眠不足もあるのだろうが、それにしても・・・などと考えながら、電車の中で日光での二日間の写真など見つつ、有意義な時間だったな、と余韻に浸った。
(動画あっぷ11月7日夜。BGM="Autumn" by George Winston, in 1980)
連続2山完登おめでとうございます☆
湯元からのコースはきつそうですね〜
でも、山頂からの眺めは気持ちよさそうですね〜
青空でよかったですねっ
ちなみに私たちは風邪気味のため、この週末はおうちでのんびりになっちゃいました。。。
hana solaさんとかぶるけど・・・お疲れさんでした
壮大な景色を二日間堪能できて 良かったですね
五色沼・弥陀ヶ池癒されますね〜
最後に湯元温泉入りたかったね 残念
いや〜、日帰りの山2つ目は湯元からのロングコースなんで正直キツかったです。前白根で既にバテてきた感あり。でも、日光白根山の迫力と晴天に励まされて登り切れました。日光白根山からの眺望は最高でしたね。特に、こんだけ晴れたのは私自身久しぶりだったし感動ものでした。
風邪早く治してまたレコ書いてくださいね。
このところ急に寒くなってきたから要注意です。
ほんと天気も良くて日光白根山と周囲が堪能できました。この迫力は写真で伝えきれないのが残念。
湯元から登ったことで山域がより深く楽しめたかな、と思います。後半の湖は癒されましたね。
湯元温泉の硫黄泉は前日に入ってとてもよかったので、帰る前にも入りたかったのですが、時間なくて残念でした。また次回日光方面に行ったら湯元の硫黄泉に行きたいと思います。5回も入ったり出たり繰り返したからか、昨晩でも肌が硫黄っぽい香りがしてました。
おっ、今回はテン泊で2日連続。
男体山と日光白根山ですか。
暖かいから、この時期でも登れるんですね。
しかし、本当に眺望のいい山。
写真がどれも絶景!
五色沼とか、思わず拍手しちゃいました。
こういう山行だと、テンションあがりますね。
あ、鹿に囲まれての一人テン泊には、ちょっと笑ってしまいました(笑)。
ShuMaeさん、こんばんは!
先週、日光白根山もいいねぇ〜なんて話をしてましたが、いろは坂が大混雑してるかも…
という事で今だに行ってません
日光白根山って急登が多いんですね
男体山の翌日にこのお山はさぞきつかった事と思います。
この2座を登ったことも凄いですが、その後、千葉までバスと電車で帰ったのが凄すぎ
スタミナありまねっ。ロングもデビュー出来そうですよ
ほんと今年は暖いですよね。例年だと雪や氷があってもおかしくない。神社の宮司さんもおっしゃってました、でも、あと1、2週間経てばそうなると。
この日はほんと天気も最高でよかったです。白根さん自体思ったよりどど〜んと存在感のある迫力の山で感動しました。綺麗な写真はいつもよりサイズ大きくしたから堪能してください。動画も今アップしたのでよかったら是非。
あはは、鹿に囲まれて夜通しごそごそされるのも悪くなかったです(笑)
pippiさん、
ご無沙汰ですが、メッセージありがとう。
紅葉はいろは坂はまだ充分残ってましたが山はもう冬景色。紅葉見物の人・車で日中は渋滞ですね。二荒山神社から中禅寺温泉まで歩いたんですが、車より早かったかも。あと15時過ぎに湯元行きバス待ってたら30分遅れで日光から着ました。でも、早朝6時過ぎなら渋滞皆無。夜18時台も大丈夫でしたよ。
男体山の翌日の白根山は確かにキツカッタですね。前白根で青息吐息。 でも絶景と好天に助けられ何とかゴールできました。
いえいえスタミナはまだまだです。やっとバランスがましになった程度なので。。。ほんとはもう一泊したかったんですが、家の用事が翌朝に入ってたんで仕方なく。千葉まで5時間以上かけて深夜に帰りつきました。
静かなゆっくりとした曲と、画面の変わりもこれ いいですね
力強い曲でガッガ!と登っていく感じと対照的で
千葉まで5時間以上かけて帰ったのですか たいへ〜ん
まあ楽しみのためには仕方ないよね
mikikoさん、動画へのGoodコメントありがとう。
画面の切り替わる間隔はここ2、3作同じようなものなんだけど、切り替わりに「フェード」多用したし、音楽も秋らしくAutumnってゆっくりな曲にしたから、ゆったりした山行らしくなってますかね。アップテンポな曲もいいけど、こういうのも悪くはないでしょ!?
ちなみにショージ・ウインストンのピアノは当時よく流れてたから私世代+の方には懐かしいと思います。(mikikoさんは若いからなぁ・・・ )
奥日光は公共交通機関だと遠かったけど、行く価値は充分ありましたね。
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