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記録ID: 1483973
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ハイキング
栗駒・早池峰

焼石岳(中沼から):残雪と花の饗宴それとも競演

2018年06月02日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:42
距離
15.2km
登り
927m
下り
917m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:46
休憩
0:54
合計
7:40
5:20
38
5:58
5:58
19
6:17
6:19
24
6:43
6:47
30
7:17
7:22
65
8:27
8:36
3
8:39
8:40
20
9:00
9:13
14
9:27
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4
9:31
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14
9:45
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11
9:56
10:06
10
10:16
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11
10:27
10:35
44
11:19
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27
11:46
11:47
22
12:09
12:10
16
12:26
12:26
34
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中沼登山口までの尿前林道は案外状態が良い。所要15分程度。普通乗用車で十分行ける。近くの高下林道や本内川林道あるいは船形の小荒沢林道より良い。ただし、すれ違いはどこでするんだか分からない。
中沼登山口駐車場、石灰で車のスペースが分かるように線が引いてある。45台程度あり。5:05で10台目。帰り13:00はほぼ一杯。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はない。今年の残雪は多めである。上沼からつぶ沼分岐までは道が沢の様になっている。沢とスノーブリッジの組み合わせなので、踏み抜き注意。銀明水から姥石平までの前半はほぼ雪の斜面を行く。ピンクテープの付いた鉄索あり。姥石平〜焼石岳〜東焼石岳は夏道。
中沼登山口駐車場、朝5時過ぎ。これから6月の休日は混むでしょう。
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中沼登山口駐車場、朝5時過ぎ。これから6月の休日は混むでしょう。
登山口は駐車場奥を左に。
登山口は駐車場奥を左に。
直ぐに木道。
広葉樹林帯を緩く登る。
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広葉樹林帯を緩く登る。
直ぐに残雪と、花の終わった水芭蕉。
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直ぐに残雪と、花の終わった水芭蕉。
中沼から焼石連峰、横岳あたり。朝は風もなく湖面にきれいに映っている。
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中沼から焼石連峰、横岳あたり。朝は風もなく湖面にきれいに映っている。
アップ、残雪が多い。
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アップ、残雪が多い。
中沼から上は水芭蕉が最盛期。
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中沼から上は水芭蕉が最盛期。
湿地に咲くリュウキンカ。
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湿地に咲くリュウキンカ。
ミズバショウ。
ミズバショウはそこら中に咲いている。
ミズバショウはそこら中に咲いている。
上沼と稜線。上沼はやや小さい。
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上沼と稜線。上沼はやや小さい。
登山道は沢の様、スノーブリッジとの併用で登る。
登山道は沢の様、スノーブリッジとの併用で登る。
つぶ沼中沼分岐の雪壁。登りは、左のつぶ沼側に回り込んで、低い所をキックステップで登る。帰りは中沼側に下り、ちょっと藪を通過して木道に出た。
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つぶ沼中沼分岐の雪壁。登りは、左のつぶ沼側に回り込んで、低い所をキックステップで登る。帰りは中沼側に下り、ちょっと藪を通過して木道に出た。
シラネアオイが開いてきた。
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シラネアオイが開いてきた。
今年は雪が多いのかな。
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今年は雪が多いのかな。
稜線の残雪もきれい。
稜線の残雪もきれい。
銀明水の直前も雪が多い。
銀明水の直前も雪が多い。
銀明水に到着。
銀明水避難小屋内部。
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銀明水避難小屋内部。
銀明水からしばらくは、ほとんど雪上を登る。
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銀明水からしばらくは、ほとんど雪上を登る。
雪の登りが終わると、花が。先ずは濃い色のイワカガミ。
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雪の登りが終わると、花が。先ずは濃い色のイワカガミ。
ミヤマキンバイ。
2
ミヤマキンバイ。
ハクサンイチゲさん。
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ハクサンイチゲさん。
ミツバオウレン。
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ミツバオウレン。
姥石平下から
姥石平下から焼石岳。
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姥石平下から焼石岳。
姥石平下から
姥石平はハクサンイチゲが
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姥石平はハクサンイチゲが
満開になっている。
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満開になっている。
ハクサンイチゲと焼石岳。
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ハクサンイチゲと焼石岳。
開きかけのヒナザクラ。
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開きかけのヒナザクラ。
泉水沼と焼石岳。
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泉水沼と焼石岳。
少し登って、ミネザクラと焼石岳。
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少し登って、ミネザクラと焼石岳。
シラネアオイさんも。
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シラネアオイさんも。
稜線に咲くムラサキヤシオ。
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稜線に咲くムラサキヤシオ。
焼石岳山頂までもう少し。
焼石岳山頂までもう少し。
焼石岳山頂標識と三角点。
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焼石岳山頂標識と三角点。
焼石岳山頂から東焼石岳と経塚山。
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焼石岳山頂から東焼石岳と経塚山。
焼石岳山頂から牛形山方面。
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焼石岳山頂から牛形山方面。
焼石岳山頂から南本内岳。
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焼石岳山頂から南本内岳。
焼石岳山頂から
焼石岳山頂から西焼石岳と焼石沼。
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焼石岳山頂から西焼石岳と焼石沼。
焼石岳山頂から
焼石岳山頂から栗駒山。
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焼石岳山頂から栗駒山。
焼石岳山頂から遠方は雲海。
焼石岳山頂から遠方は雲海。
焼石岳山頂に岩手県の各高校山岳部が到着。高校総体らしい。
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焼石岳山頂に岩手県の各高校山岳部が到着。高校総体らしい。
焼石岳山頂直下から横岳方面。
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焼石岳山頂直下から横岳方面。
姥石平から東焼石岳に向かうと更に開花状態がよい。先ずミヤマシオガマ。
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姥石平から東焼石岳に向かうと更に開花状態がよい。先ずミヤマシオガマ。
ユキワリコザクラもあった。
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ユキワリコザクラもあった。
ハクサンイチゲと並ぶとユキワリコザクラ、こんな小さかったんだ。
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ハクサンイチゲと並ぶとユキワリコザクラ、こんな小さかったんだ。
東焼石岳山頂。
東焼石岳山頂から焼石岳。
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東焼石岳山頂から焼石岳。
東焼石岳山頂から南本内岳。
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東焼石岳山頂から南本内岳。
東焼石もハクサンイチゲはたっぷり。
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東焼石もハクサンイチゲはたっぷり。
ミヤマキンバイも。
3
ミヤマキンバイも。
長い雪の下り。
雪渓を銀明水避難小屋へ下る。
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雪渓を銀明水避難小屋へ下る。
銀明水の下にも雪。
銀明水の下にも雪。
スノーブリッジ、踏み抜き注意。
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スノーブリッジ、踏み抜き注意。
中沼の端まで来た。
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中沼の端まで来た。
昼の中沼。
林道を下って397号線に出て一安心。
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林道を下って397号線に出て一安心。

感想

今週末は天気図では間違いなく晴れる予報である。やや時期的に早いとは思ったのだが、花の名山、焼石岳に花の時期に行ったことがないので、中沼登山口から行ってみることにした。先ず、中沼登山口の駐車場が混雑しているかもしれないので、3時半に出て、車での出発時はまだ暗かったが、月が見え、明るくなってくると快晴であった。5時少し過ぎに駐車場に着いたが、もう10台目位だった。尿前林道の状態も心配だったのだが、案外状態が良い。所要15分程度。普通乗用車で十分行ける。仙台周辺だと船形の小荒沢林道より良い状態である。

駐車場には奥にトイレあり。その左から登山道に入る。直ぐに木道となるが、その後、新緑の広葉樹林帯の中を緩く登るようになる。周辺は湿地が多く花の終わった水芭蕉の葉が大きく育っている。急な登りと緩い登りを繰り返し、中沼の標識に出る。ここからは沼が良く見えない。道は沼の東から南岸を行くようになり、途中で沼の対岸に残雪たっぷりの焼石連峰(横岳)方面がきれいに見える。中沼と上沼の間は湿地が多く水芭蕉が最盛期で、リュウキンカも咲いている。上沼から上は雪が出てきてルートが分かりにくい所もある。更に道が雪解けで沢の様になっているが、一部はスノーブリッジになっているので、踏み抜きに注意。つぶ沼分岐には雪壁が立ちはだかっている。この日はステップが切っていなかったので、左に雪壁の低い方向(つぶ沼方面)に向かい、そこをキックステップで登って雪壁の上に出る。その先も雪の上を一部歩いて、最後は夏道となって銀明水に着く。

銀明水の前は雪の斜面となっており、ここから暫くは、ごく一部木道や夏道もあるが、大部分雪の上を行く。焼石岳がこんなに雪が多いとは思わなかった。雪は柔らかく、キックステップで十分ではある。稜線や山上の平が近づくと、急に雪は無くなり水の流れる石のゴロゴロした道を緩い登りが続く。お目当ての花も現れてきた。最初はイワカガミ、徐々にハクサンイチゲとミヤマキンバイが増えてきて、姥石平では一面に広がっている。でも、案外種類が少ないかな。

姥石平から泉水沼の雪の斜面を横切り、焼石岳に向かう。この先頂上まで雪は無い。道の周りにはシラネアオイ、ミネザクラ、ムラサキヤシオ等の花も咲いている。焼石岳の山頂に着くと周辺の眺望が広がる。焼石連峰の南本内岳、西焼石岳、横岳も残雪がきれいである。近くの牛形山や経塚山、さらに栗駒山までは見える。上空は快晴なのであるが、北、西方向は雲海が広がり、遠くの山は見えなかった。山頂から姥石平まで下り、東焼石岳まで行ってみることにした。この方面は雪は全くない。東焼石への道に入ると、ハクサンイチゲも多いのだが、今まで無かった花が見える様になる。ミヤマシオガマ、そして目当てだったユキワリコザクラも出てきた。きれいな紫色なのだが、思っていたより小さいんだな。やっぱり東焼石まで来て良かった。東焼石岳山頂から少し金明水側に進むと経塚山が大きく見えた。

帰りは往路と同じルートを下る。つぶ沼分岐では、雪壁の上を中沼方向に向かい、雪壁が低くなった所で数メートル藪を通って中沼への木道に出た。最初は新緑と水芭蕉、中盤はほぼ雪の山、そして稜線上は花の饗宴と、この時期の焼石岳を全て楽しむことができた。

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