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Yamareco

記録ID: 1487438
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

岩手山 焼走りコース往復 雪渓トラバースが多くて疲れた(;_:)

2018年06月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:34
距離
15.2km
登り
1,578m
下り
1,573m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:49
休憩
0:44
合計
7:33
5:14
5:15
27
5:42
5:48
10
5:58
6:04
44
6:48
6:50
55
7:45
7:59
33
8:32
8:33
6
8:39
8:41
38
9:19
9:30
19
9:49
9:49
38
10:27
10:27
32
10:59
10:59
7
11:06
11:06
21
11:27
11:28
35
天候 快晴、風も穏やか
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
早池峰山登山口から焼走り登山口までレンタカーで移動
コース状況/
危険箇所等
【焼走り〜第1噴出口跡】樹林帯の退屈で長い登り。初めはしばらく平坦で、焼走りから2.2kmの標識あたりから徐々にこう配が急になってくる。第2噴出口跡には東側を広く見渡せる展望台がある。ちなみに、第1噴出口跡の標識は見当たらなかった。

【第1噴出口跡〜ツルハシ】火山礫の裸地をトラバース気味に延々と登る。視界は開けているものの、ここも違う意味で退屈な登り。ツルハシに近づくと再び樹林帯に入り、雪渓トラバース箇所を1箇所だけ通過する。雪で倒れた灌木が行く手を邪魔して歩きにくい。

【ツルハシ〜平笠不動避難小屋】雪渓トラバースを10か所以上越えると、大岩にぶつかり、登山道は90°左側に折れる。ここからしばらくは岩の多い急登で、こう配が緩くなると樹林帯を抜けて再び雪渓の前に出る。正面には平笠不動の岩峰が見え、その左側基部には、岩手山を正面に眺めるロケーション抜群の位置に避難小屋がある。

【避難小屋〜火口壁取り付き】小屋から岩手山頂は指呼の間のように見えるが、標高差250mほどの急こう配を登る必要がある。この間は森林限界を超えているので、灌木の間を縫うように、歩きにくい火山礫+岩塊を歩いてひたすら頂上を目指す。灌木には黄色い花粉を大量に発する植物(名称は調べてない)があり、服やザックを汚すので要注意!

【お鉢巡り】360°の展望を楽しみながら、火口壁を一周する。中央火口丘の妙高岳東側には岩手山神社奥宮があり、火口内へ降りていくルートがある。
その他周辺情報 「焼走り国際休暇村」内にある焼走りの湯
http://www.hachimantai-ss.co.jp/~yakehashiri/
入浴料 \600、営業時間9:30〜20:30、浴槽・洗い場ともに広く、シャンプーやボディソープも設置されて快適です。サウナと水風呂もあります。
私は早池峰を登った後の1日目夜にお世話になりました。

国際休暇村にはキャンプ場やキャビン村もあり、トイレも水洗できれいでした。
車中泊も快適でしたが、駐めた位置が悪く、トイレと自動販売機の明かりがまぶしかったです。 
朝日が出る直前に出発
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朝日が出る直前に出発
新緑の樹林帯をひたすら歩く
このあたりまでは平坦
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新緑の樹林帯をひたすら歩く
このあたりまでは平坦
1時間15分ほどで第2噴出口跡に到着
視界の効かない退屈で長い登り
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1時間15分ほどで第2噴出口跡に到着
視界の効かない退屈で長い登り
展望台からすばらしい雲海を望む
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展望台からすばらしい雲海を望む
振り返ると新緑をまとった岩手山
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振り返ると新緑をまとった岩手山
小さなお地蔵さんがいらっしゃいました
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小さなお地蔵さんがいらっしゃいました
違う意味で退屈な登り
火山礫の裸地が延々と続く(ように感じた)
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違う意味で退屈な登り
火山礫の裸地が延々と続く(ように感じた)
写真に撮ってと言わんばかりのシラネアオイ。
この先に群落がたくさんありました。この花が今回一番多かった。
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写真に撮ってと言わんばかりのシラネアオイ。
この先に群落がたくさんありました。この花が今回一番多かった。
ツルハシに到着。ここで上坊コースと合流。
2時間15分ほどかかり、既にこの時点で疲労気味。
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ツルハシに到着。ここで上坊コースと合流。
2時間15分ほどかかり、既にこの時点で疲労気味。
こんな雪渓トラバースが10か所以上出てくる。
雪に倒された灌木が行く手を邪魔して歩きにくい。
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こんな雪渓トラバースが10か所以上出てくる。
雪に倒された灌木が行く手を邪魔して歩きにくい。
サンカヨウ
花弁が乾いているのでいつもの透明感はない
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サンカヨウ
花弁が乾いているのでいつもの透明感はない
若葉が芽吹き始めたダケカンバ
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若葉が芽吹き始めたダケカンバ
シラネアオイの群落
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シラネアオイの群落
何か所目の雪渓トラバースか?
ここはかなり上まで雪渓が続いていた。
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何か所目の雪渓トラバースか?
ここはかなり上まで雪渓が続いていた。
雪渓は下方にも続く。
斜度がそれほどでもなく腐れ雪なので、ツボ足でも滑落の恐怖感はない。
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雪渓は下方にも続く。
斜度がそれほどでもなく腐れ雪なので、ツボ足でも滑落の恐怖感はない。
この大岩にぶつかると雪渓トラバースは終了。
ただし、ここで登山道は左に90°曲がり、岩の多い急斜面の直登が始まる。
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この大岩にぶつかると雪渓トラバースは終了。
ただし、ここで登山道は左に90°曲がり、岩の多い急斜面の直登が始まる。
こう配が緩くなってくると視界が広がり、正面左に平笠不動の岩峰が見えてくる。再び雪渓を越えると、その左側基部にある避難小屋に着く。
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こう配が緩くなってくると視界が広がり、正面左に平笠不動の岩峰が見えてくる。再び雪渓を越えると、その左側基部にある避難小屋に着く。
避難小屋の銘板
築約30年だが・・・、
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避難小屋の銘板
築約30年だが・・・、
中はきれいだ
小屋からは正面に岩手山が見える
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小屋からは正面に岩手山が見える
平笠不動の岩峰と小屋を振り返る
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平笠不動の岩峰と小屋を振り返る
小屋から岩手山頂までの登りには、何というかわからないがこの植物が多い。このくらいだと問題ないが、後の写真のように熟すると、触れた途端に黄色い花粉を大量に出すのがやっかいだ。
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小屋から岩手山頂までの登りには、何というかわからないがこの植物が多い。このくらいだと問題ないが、後の写真のように熟すると、触れた途端に黄色い花粉を大量に出すのがやっかいだ。
登山開始約4時間で火口壁に取り付いた。
360°のすばらしい眺め。
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登山開始約4時間で火口壁に取り付いた。
360°のすばらしい眺め。
岩手山頂(薬師岳)はもう目と鼻の先
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岩手山頂(薬師岳)はもう目と鼻の先
中央火口丘の妙高岳
火口壁まで来ないと下からは見えない
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中央火口丘の妙高岳
火口壁まで来ないと下からは見えない
火口壁の南側を望む
火口壁の南側を望む
八幡平方面
遠方は森吉山?
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八幡平方面
遠方は森吉山?
鬼ヶ城の凹凸ある稜線。
右下は御苗代湖、遠方中央〜右側が秋田駒、左が鳥海。
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鬼ヶ城の凹凸ある稜線。
右下は御苗代湖、遠方中央〜右側が秋田駒、左が鳥海。
秋田駒拡大
4時間あまりで山頂に到着
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4時間あまりで山頂に到着
標識やお社周りの岩には、大量の羽虫がたかっていた。
迂闊に近づけないし、岩に腰かけてゆっくり休息もできない。
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標識やお社周りの岩には、大量の羽虫がたかっていた。
迂闊に近づけないし、岩に腰かけてゆっくり休息もできない。
お鉢東端付近から妙高岳と薬師岳
お鉢にはお地蔵さんがたくさん並んでいる
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お鉢東端付近から妙高岳と薬師岳
お鉢にはお地蔵さんがたくさん並んでいる
馬返りコース方面。
八合目避難小屋が小さく見える。
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馬返りコース方面。
八合目避難小屋が小さく見える。
お鉢南端部の馬返りコース取付点付近から薬師岳と妙高岳
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お鉢南端部の馬返りコース取付点付近から薬師岳と妙高岳
東岩手火山のカルデラ
鬼ヶ城がカルデラ壁で御苗代湖が火口
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東岩手火山のカルデラ
鬼ヶ城がカルデラ壁で御苗代湖が火口
平笠不動避難小屋方面を拡大
後方の下界は八幡平温泉方面
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平笠不動避難小屋方面を拡大
後方の下界は八幡平温泉方面
大深岳などの八幡平南方稜線
遠方は森吉山?
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大深岳などの八幡平南方稜線
遠方は森吉山?
下に垂れ下がったものは熟した証拠。黄色い花粉、要注意!
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下に垂れ下がったものは熟した証拠。黄色い花粉、要注意!
サンカヨウ
小屋直下の雪渓を戻る
小屋直下の雪渓を戻る
ミネザクラ
ツバメオモト?
シロバナノエンレイソウ
上記の群落のすぐ近くにあった
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シロバナノエンレイソウ
上記の群落のすぐ近くにあった
第1噴出口跡付近から麓を望む。
左の黒い部分は焼走り溶岩流、右の草地は自衛隊の演習場。
砲弾の轟音が響き渡っていた。
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第1噴出口跡付近から麓を望む。
左の黒い部分は焼走り溶岩流、右の草地は自衛隊の演習場。
砲弾の轟音が響き渡っていた。
岩手山を名残惜しく振り返る
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岩手山を名残惜しく振り返る
焼走り溶岩流と岩手山
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焼走り溶岩流と岩手山

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ 軽アイゼン(未使用)

感想

 東北遠征2日目、この日は前日にも増して快晴+そよ風の登山日和。

 梅雨入り前の貴重な好天予報なので、岩手山にもたくさんの登山客が繰り出すはずだが、朝起きた時点で登山用駐車場には自分のレンタカーしかなかった。事前に調べたレコでは御神坂コースや馬返りコースが圧倒的に多かったし、早池峰の河原坊駐車場で昨日お会いした方も馬返りから登るとおっしゃていた。きっと、こちらの焼走りコースは不人気なのかな? 雪渓が残っていて歩きづらいのかな?などと考えつつ、樹林帯の退屈で長い道を淡々と登っていった。

 第2噴出口跡にようやく着いてからも、ツルハシまでの火山礫裸地の長い登り、ツルハシより先の、灌木の枝に邪魔されながらの雪渓トラバース、避難小屋から火口壁取り付きまでの急登にすっかり体力を奪われた。とはいえ、CTよりやや早い4時間余りで山頂に立てたのはまあまあのペースだったことになる。

 がんばったご褒美としての360°の眺望を楽しみながら、時計回りにお鉢巡りをしていると、早池峰でお会いした上記の方と再会できた。お名前やお住まいも聞かなかったが、これも何かの縁で、さらなる再会を期して一足先に山頂を後にした。

 行きには誰とも会わなかった焼走りルートだが、下山中には10数組の方々とすれ違った。このルートが不人気なわけではなく、単に自分の出発時間が早かっただけのようである。

 花については、マイヅルソウ、タチツボ(?)スミレ、ミネザクラ、シラネアオイ、サンカヨウ、ヒナザクラなどを見つけたが、コマクサは盛夏の花だけに全く見られなかった。

 思ったより下山時間が早かったので、このまま八幡平に向かうことにした。

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無雪期ピークハント/縦走 八幡平・岩手山・秋田駒 [日帰り]
岩手山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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