谷川岳一ノ倉沢烏帽子沢奥壁中央カンテ
- GPS
- 16:18
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 5,902m
- 下り
- 5,899m
コースタイム
- 山行
- 11:56
- 休憩
- 4:21
- 合計
- 16:17
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
最後に谷川岳を訪れたのはもうかなり昔になります。目の前に迫ってくる圧倒的な岩壁、雪に磨かれたツルツルのスラブが深く記憶に刻まれています。
長らく訪れる機会がなかったのですが、Yさんの谷川デビュー戦ということで、僕も一ノ倉沢にセカンドデビューです。笑 ルートは烏帽子沢奥壁中央カンテです!
出合いで思いがけずACYのS夫妻に会いました。変形チムニーを登るとのこと、中央カンテとは途中から合流するので、合流後は一緒に登りました。(^^)
久々に見る一ノ倉沢、やはりホンモノは迫力が違います!雪渓がテールリッジまでつながっているとアプローチは格段に楽ですね。
先行のF労山の3人パーティーを待ち、Hさん、Sさんの組、Yさんと僕の組で登ります。
1ピッチ目(Ⅲ+)、Kリード:いきなりトラバースからスタート、一ヵ所切れている所が股下に烏帽子スラブが見えてちょっと怖い。その後は草混じりのスラブを左上。
2ピッチ目(Ⅲ)、Yさんリード:草混じりの岩場を登り左へトラバース。ハーケン、ボルト少ないですねぇ。
3ピッチ目(Ⅳ)、Kリード:カンテを登る。登るにつれて高度感が出てきます。
4ピッチ目(Ⅳ)、Yさんリード:カンテを続けて登ります。相変わらずハーケン、ボルトは少ない。。。ここで変形チムニールートが合流します。
5ピッチ目(Ⅴー)、Kリード:チムニー状の凹角を登ります。中に入り込まずに、ステミングで登るとよいかも。
6ピッチ目(Ⅲ)草混じり岩場を登りますが、一部脆い部分があり落石しそうになりヒヤリ。
7ピッチ目(Ⅴ(A0))Kリード:本日の核心ピッチ。出だしでかぶり気味のフェースを登ります。スリングがあり、アブミのよう足を入れてち込んで更に上のスリングを掴んで登れるようですが、カチで立ちこんで上のガバを取ることができて何とかフリーで抜けて一安心。。。と思いきや、その上にもコーナー状のクラックあり。スリングがあり、スリングからランニングを取れますが、やや不安なのでキャメロット#1を決めます。その上にもう一つカムを決めたかったのですが上手く決まらず...あれこれしていても腕が消耗するだけなので、えいっ!と登っちゃいました!左の壁を上手く使うとよいですが、ちょっぴりきわどかった。。。(^^;)
8ピッチ目(Ⅳ)、Yさんリード:草混じりのスラブから凹角を登ります。暑さと空腹で結構ヘロヘロで、集中力が落ちてきました。(>_<)
9ピッチ(Ⅳ)、Kリード:あと1ピッチですがへろへろだったので、出だしのビレイポイントで休止。お腹を少し満たして落ち着いてから登り始めました。このピッチはこれまでのピッチと違い、支点が多めでヘロヘロでもちょっぴり安心して登れました。(^^;)
全体を通してハーケン、ボルトが少なく、易しいピッチでも気が抜けない集中力が必要なルートでした。核心のピッチは、何とかスリングを使わずにオールフリーで抜けることができたのは成果だったと思います。(^^)v
全体を通して待ち時間が多かったとはいえ、登り、下降に意外に時間を要し、南稜テラスに降り立ったのは17時を過ぎ、もっと素早く時間短縮することは今後の課題ですね。
草付きの処理やアプローチ、下降などの難しさ、緊張はやはり本チャン独特のものがあり、先日の小川山の烏帽子左稜線のようなフリークライミング系のマルチピッチクライミングとは全く別の難しさ、緊張、そして充実感を感じました。
久々の一ノ倉沢は、本当に圧倒的な迫力で、美しく、本格的なアルパインクライミングを満喫できた1日でした。
ご一緒してくださったHさん、Yさん、Sさんありがとうございました。(^^)
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