ヒメサユリ満喫の粟ヶ岳
- GPS
- 06:28
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,394m
- 下り
- 1,447m
コースタイム
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 6:28
天候 | 曇りガス雨も少々 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バス 八木ヶ鼻温泉17:15−東三条駅17:55 610円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
五百川への下りは滑りやすい。ヒルもでました。 |
その他周辺情報 | 加茂駅にはキオスクないが,商店街側に行くとコンビニあり。 八木ヶ鼻温泉はやや高いが,レストランだけの利用も可。東三条駅にはキオスクあり。 |
写真
感想
3週連続でA夫妻との山行。天気はパッとしない曇り予報の中,公共交通機関利用での粟ヶ岳周回コース。
マイクロバスのような小さなバスで暇なのか運転手さんが「美人の湯のバスは無料」とか話しかける。三条市の公営バスなのだからそんなPRをしなくてもよいと思うが,「入浴料が700円位のようで,結果して同じ位かな」とも。「いつも見えるところに粟ヶ岳がみえず,雨かな〜」などとローカル感全開のままに到着。トイレを利用して,「ハイキングコース」を出発。いきなりジグザグの急登。ざれたトラバースにはロープもあるスゴいハイキングコースだが,さらに尾根にたどり着いてからも,アップダウンが2つあり,不用意に入ると思わぬ体力を絞られ,ハイキングコースという名前からグレードアップした方がよい。自分としては敢えて自分を虐めたい方用のコースとしてMコースと名づけたい。
合流してやっとNO3。もうNO5位の疲労感だが,ここからが本番。ガスは相変わらずだが,時折雨も入る。結果的に,雨具を着ないで済むが,モチベーションは上がらない。
途中,がっちり雨具スパッツ着用のお二人組とスライドするが,山頂は雨ではないとのことで,少しホッとするが,「上の方はヒメサユリが一杯だよ」とのコメント。少しは期待していたが,これでややモチベーションが上がってくる。ガスで終始展望はなく,厳しい登りもみえないが,小屋を過ぎてからの急登ではヒメサユリがお向かえ状態。すっかり気をよくして登る。確かにチラホラではなく群生。
先週の袴腰では枯れかけた数輪だけであったのが,今日は雨にしっとりしていて,それが群生。ヒメサユリは自宅仙台からは朝日連峰の古寺山でなんとか見ることができるまさに「高嶺の花」。派手なゆりと違い,楚々として控えめで,憧れのお方なのに,それがさらにしっとりと佇むだけで興奮状態。さらには何人も迫ってこられたら,これはきっと夢に違いない,夢でもいいから覚めないで欲しい〜と倒錯の世界に陥る。
山頂では下田から登ってきた方もいて,「ヒメサユリあったわよ〜,一輪だけどトキソウも」とのコメント。周回コースの我々は両方をみて,水源地からのコースがヒメサユリが圧倒的に多いことを知る。周回コースならではである。ご指摘のトキソウも確認してどんどん下る。このコースは広々しているが,粘土状ですべりやすいところが多い。粟薬師あたりからは気持ちのよいブナ林の広い道になる。このあたりでA氏が足は痒いというがあまり気にせずに下る。途中「2時から登ってきた」「携帯忘れたので時間教えて欲しい」という高齢の単独者とスライド。「今2:40で山頂までは難しい」と回答し,無理を悟ったようだがどうされたのだろう。
沢まで下ると,沢沿いに沢を足下に見下ろすコースになり,涼しく下りからも解放され気持ちよく駐車場まで戻る。
駐車場にはコンクリートの階段で沢に下りる足洗い場がある。ここで汚れを落としていたら,A夫人の足に傷が,,,と思ったら,傷ではない出血。ヒルでした。よもやと思ってそれぞれズボンをめくると。自分も靴下も一部真っ赤。A氏にいたっては靴に中の犯人はまだ滞在中。水源地からの沢状コースでは昨年やられたのでハイキングコースで安心していたが,下りの途中A氏が痒いといっていたのがそうだった模様。確かに沢状の箇所も多く迂闊。塩おけおじさんも突如出現して,とんだどたばた騒ぎを笑いながら,八木ヶ鼻温泉まで途中五百川の棚田も遠目にみながらのんびり歩く。15:05のバスには間に合わないことは大分前に悟っていて,17:15のバスまで何する?八木ヶ鼻を登る?850円の温泉入る?などとも言っていたが,温泉の受付で「レストランだけの利用可能」「メニューに生ビールあり」を確認するや何のためらいもなくレストランに直行。ガスや雨の中の周回コースの健闘を称え,1杯は即座に蒸発,2,3杯でまったりと17時になる。
帰りの越後交通の運転手は発車時間を乗客に指摘されるまで本当に忘れていて,ローカル色全開。東三条駅ではキオスクで流れるように購入した350ml×3で二度目の乾杯。新潟駅はほぼ19時に到着し,居酒屋かたつむ理(2000円で飲み放題が単独でつけられる)にて,梅雨前3週連続の山行(谷川主稜縦走,ハクサンイチゲ満開の飯豊いぶりさし,ヒメ様の粟ヶ岳)を大反省して締めました。A夫人は一泊二日でのロング縦走,いぶりまでの日帰りピストン,蒸す中での粟ヶ岳周回ですっかり上級者です。山とビールも3週連続で「がっちり」楽しめました。本当にありがとうございました。
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