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Yamareco

記録ID: 1494578
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県真庭市 星山周回 ササユリ&アサギマダラ&白い妖精⁉

2018年06月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:19
距離
6.7km
登り
525m
下り
518m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:53
休憩
0:25
合計
3:18
9:11
4
勝山美しい森駐車場
9:15
9:15
5
星山登山者駐車場
9:20
9:20
38
星山東登山口
9:58
10:02
23
10:25
10:25
33
東西登山道合流点
10:58
10:59
3
標高1000m大岩
11:02
11:14
4
11:18
11:19
7
大山撮影地点(引き返し地点)
11:26
11:27
3
星山頂上(2回目)
11:30
11:32
9
標高1000m大岩(2回目)
11:41
11:41
4
東西登山道合流点(2回目)
11:45
11:45
4
前山への分岐
11:49
11:53
2
11:55
11:55
29
前山への分岐(2回目)
12:24
12:24
5
星山東登山口(2回目)
12:29
勝山美しい森駐車場
星山頂上周辺のパノラマ展望や旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離6.5km、歩行時間3時間、歩行数12,300歩、消費カロリー1,490Kcal
天候 にわか小雨後曇り
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
「勝山美しい森(キャンプ場)」の駐車場<写真01>を利用できます。登山者駐車場<写真03>もありました。また、西登山口<写真13>の西脇にも6台分の駐車場があります。
コース状況/
危険箇所等
 よく整備されていますが、全体的に濡れていると滑りやすい黒土です。西登山口<写真13>からしばらくは沢沿いで、一部、水がちょろちょろ流れている所がありました。雨天などは西から登って東へ下りるほうが安全でしょう。

 その他、花スポットなどコース状況の詳細は、周辺情報下欄の添付ファイルで確認できます。
その他周辺情報  星山の麓に日本の滝百選の一つ「神庭(かんば)の滝」があります。野生のニホンザルもたくさんいます。
 北の方には、露天風呂番付で西の横綱と言われる湯原(ゆばら)温泉があります。6月17日(日)まで日本一のホタルの里と言われている北房ホタルの里へ宿泊者限定でホタル観賞バスが運行されます。
ファイル
(更新時刻:2018/06/11 22:44)
01勝山美しい森駐車場
「勝山美しい森」には駐車場がいくつかあり、のべ約100台程停められるようです。ひとまず、最初に出てきた駐車場に停め、ここを起点としました。
01勝山美しい森駐車場
「勝山美しい森」には駐車場がいくつかあり、のべ約100台程停められるようです。ひとまず、最初に出てきた駐車場に停め、ここを起点としました。
02ウツギ
卯の花として知られています。この舗装道路沿いにたくさん生えており、ちょうど見頃でした。
2
02ウツギ
卯の花として知られています。この舗装道路沿いにたくさん生えており、ちょうど見頃でした。
03星山登山者駐車場
出発点より少しだけ進むと、「登山者駐車場」という立て札があり、簡易トイレも設置されていました。登山者はここに車を置くのがよいでしょう。
03星山登山者駐車場
出発点より少しだけ進むと、「登山者駐車場」という立て札があり、簡易トイレも設置されていました。登山者はここに車を置くのがよいでしょう。
04マタタビ
マタタビはこの時期、葉が白くなりきれいです。舗装道路沿いにたびたび見られました。なぜか猫ではない生き物たちが周辺を乱舞していたので、動画を撮りました。小雨がやんだ直後でしっとりと煙ったような中を舞う姿は「白い妖精」のようでした。その正体は・・・<写真37、39>へ
04マタタビ
マタタビはこの時期、葉が白くなりきれいです。舗装道路沿いにたびたび見られました。なぜか猫ではない生き物たちが周辺を乱舞していたので、動画を撮りました。小雨がやんだ直後でしっとりと煙ったような中を舞う姿は「白い妖精」のようでした。その正体は・・・<写真37、39>へ
05シライトソウ
白いブラシのように細い花被片が真横に向いて突き出すようについています。花序の部分の花茎は、花と同じ白色です。よい香りがします。周辺に群生していました。
1
05シライトソウ
白いブラシのように細い花被片が真横に向いて突き出すようについています。花序の部分の花茎は、花と同じ白色です。よい香りがします。周辺に群生していました。
06ヒメウラナミジャノメ
翅の表側は蛇の目模様が左右3つずつあるだけで地味ですが、裏側には細かく波打つような筋模様が全体的に入り、左右6つずつの蛇の目模様があります。よく似たウラナミジャノメのほうが蛇の目模様が少なく、個体数が減っているのであまり見られないそうです。
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06ヒメウラナミジャノメ
翅の表側は蛇の目模様が左右3つずつあるだけで地味ですが、裏側には細かく波打つような筋模様が全体的に入り、左右6つずつの蛇の目模様があります。よく似たウラナミジャノメのほうが蛇の目模様が少なく、個体数が減っているのであまり見られないそうです。
07クマイチゴの実
熊の出そうなところに生えることからクマイチゴの名前があるそうです。赤く熟した実は食べられますが、黒っぽくなった実が食べ頃です。
1
07クマイチゴの実
熊の出そうなところに生えることからクマイチゴの名前があるそうです。赤く熟した実は食べられますが、黒っぽくなった実が食べ頃です。
08ササユリ1
最初に見たのがつぼみだったので、開花時期にはまだ少し早いと思っていましたが、林道沿いに咲いていました。西日本でしか生育しないユリです。
2
08ササユリ1
最初に見たのがつぼみだったので、開花時期にはまだ少し早いと思っていましたが、林道沿いに咲いていました。西日本でしか生育しないユリです。
09ダイミョウセセリ関西型
セセリチョウの仲間にしては珍しく、翅を完全に開いて止まることが多いそうです。白い紋には地域差があり、関西型のほうは後翅の紋が帯状になっています。最初はセセリチョウだとは思いませんでしたが、この真っ黒で大きくつぶらな瞳は、他のセセリチョウと同じように見えます。
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09ダイミョウセセリ関西型
セセリチョウの仲間にしては珍しく、翅を完全に開いて止まることが多いそうです。白い紋には地域差があり、関西型のほうは後翅の紋が帯状になっています。最初はセセリチョウだとは思いませんでしたが、この真っ黒で大きくつぶらな瞳は、他のセセリチョウと同じように見えます。
10ササユリ2
他のユリに比べて早く花を付けることが特徴です。葉が笹そっくりなので、開花して初めてその存在が明らかになります。星山稜線上でもこれから見られるでしょう。
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10ササユリ2
他のユリに比べて早く花を付けることが特徴です。葉が笹そっくりなので、開花して初めてその存在が明らかになります。星山稜線上でもこれから見られるでしょう。
11ネジキ
樹皮がねじれて見えるというのが名前の由来です。ドウダンツツジよりも少し縦長の白い花を多数ぶら下げていました。ササユリ<写真08、10>は開花中と咲きそうなつぼみのとが1株ずつありました。
1
11ネジキ
樹皮がねじれて見えるというのが名前の由来です。ドウダンツツジよりも少し縦長の白い花を多数ぶら下げていました。ササユリ<写真08、10>は開花中と咲きそうなつぼみのとが1株ずつありました。
12スイカズラ
花は咲き始めは白く、次第に黄色っぽくなるので金銀花とも呼ばれます。開花直後の白い花は、筒状の部分が淡いピンク色できれいでした。蔓性なので小さな木が多く、なかなかまとまって開花している写真が撮れませんでした。
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12スイカズラ
花は咲き始めは白く、次第に黄色っぽくなるので金銀花とも呼ばれます。開花直後の白い花は、筒状の部分が淡いピンク色できれいでした。蔓性なので小さな木が多く、なかなかまとまって開花している写真が撮れませんでした。
13星山西登山口
登山道はここを直進(沢の東側)です。このすぐ西脇に6台分の駐車場と簡易トイレがあり、駐車場から石段を上るとすぐに沢を渡って登山道に合流しました。しばらくは両サイドにササが生えた沢沿い道で、水がちょろちょろ流れている所を境に杉林になりました。
13星山西登山口
登山道はここを直進(沢の東側)です。このすぐ西脇に6台分の駐車場と簡易トイレがあり、駐車場から石段を上るとすぐに沢を渡って登山道に合流しました。しばらくは両サイドにササが生えた沢沿い道で、水がちょろちょろ流れている所を境に杉林になりました。
14東西登山道合流点
星山は西登山口<写真13>と「勝山美しい森」からの東登山口(コウゾリナ<写真41>撮影地点)からアプローチができます。ここはその登山道合流地点です。ここから多少滑りやすそうな黒土が増えてきました。
14東西登山道合流点
星山は西登山口<写真13>と「勝山美しい森」からの東登山口(コウゾリナ<写真41>撮影地点)からアプローチができます。ここはその登山道合流地点です。ここから多少滑りやすそうな黒土が増えてきました。
15タンナサワフタギ
サワフタギに似ていますが、葉の表はザラつきが弱く、鋸歯がはっきりしており、白い小さな花の塊はより大きく見えます。
2
15タンナサワフタギ
サワフタギに似ていますが、葉の表はザラつきが弱く、鋸歯がはっきりしており、白い小さな花の塊はより大きく見えます。
16ミヤマガマズミ
ガマズミの仲間はよく似ていますが、葉柄が赤みを帯び若い枝に毛があること、葉には毛がないことなどからミヤマガマズミと判断しました。
1
16ミヤマガマズミ
ガマズミの仲間はよく似ていますが、葉柄が赤みを帯び若い枝に毛があること、葉には毛がないことなどからミヤマガマズミと判断しました。
17ミヤマガマズミ
     &キンモンガ
キンモンガは、昼間に花の蜜を吸う蛾で、このように黄色っぽい個体が多いのですが、今回は白いのも見られました。動画も撮りました。
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17ミヤマガマズミ
     &キンモンガ
キンモンガは、昼間に花の蜜を吸う蛾で、このように黄色っぽい個体が多いのですが、今回は白いのも見られました。動画も撮りました。
18ミヤマナルコユリ
花の基部に短柄がありナルコユリに似ていますが、葉はより幅広で茎は角張っています。また、花は1,2個ずつぶら下がります。この辺りからしばらくミヤマナルコユリロードでした。
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18ミヤマナルコユリ
花の基部に短柄がありナルコユリに似ていますが、葉はより幅広で茎は角張っています。また、花は1,2個ずつぶら下がります。この辺りからしばらくミヤマナルコユリロードでした。
19ヤマボウシ
登山道から少し離れた所でしたが、満開でよく目立っていました。秋にはサッカーボールのような特徴的な赤い実がなります。動画も撮りました。
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19ヤマボウシ
登山道から少し離れた所でしたが、満開でよく目立っていました。秋にはサッカーボールのような特徴的な赤い実がなります。動画も撮りました。
20アサギマダラ♂
後翅の裏側の下の方に黒い部分があるのでオスです。2頭のうちの1頭は、汗臭い我々からミネラル補給をしたかったようで、すぐ側まで寄ってきました。定期的に国境と海を渡ることが標識調査で証明された蝶は、世界にこのアサギマダラ1種しかいないと言われています。毒アピール飛翔?のシーンを動画に撮りました。
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20アサギマダラ♂
後翅の裏側の下の方に黒い部分があるのでオスです。2頭のうちの1頭は、汗臭い我々からミネラル補給をしたかったようで、すぐ側まで寄ってきました。定期的に国境と海を渡ることが標識調査で証明された蝶は、世界にこのアサギマダラ1種しかいないと言われています。毒アピール飛翔?のシーンを動画に撮りました。
21ニガナ
花びらのように見える舌状花はたいてい5つですが、7つまでをニガナといい、8〜10あるのをハナニガナ<写真32>といいます。ニガナが多かったのですが、たまにハナニガナもありました。はっきり覚えていませんが、今回はいたるところでニガナロードを見ました。
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21ニガナ
花びらのように見える舌状花はたいてい5つですが、7つまでをニガナといい、8〜10あるのをハナニガナ<写真32>といいます。ニガナが多かったのですが、たまにハナニガナもありました。はっきり覚えていませんが、今回はいたるところでニガナロードを見ました。
22ヤマツツジ
直径3cm程の真っ赤な花です。ちょうど満開だったので動画も撮りました。ここから星山頂上<写真26〜30>を経て大山(だいせん)<写真31>撮影地点まで断続的に見られました。
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22ヤマツツジ
直径3cm程の真っ赤な花です。ちょうど満開だったので動画も撮りました。ここから星山頂上<写真26〜30>を経て大山(だいせん)<写真31>撮影地点まで断続的に見られました。
23コガクウツギ
花びらのように見えるのは萼で、3〜4枚セットのことが多いようです。葉には少し光沢があります。特に前山<写真34>への道沿いに多く見られました。
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23コガクウツギ
花びらのように見えるのは萼で、3〜4枚セットのことが多いようです。葉には少し光沢があります。特に前山<写真34>への道沿いに多く見られました。
24ツルアジサイ
通常は他の植物などに絡みついて上に伸び、遠目にはイワガラミに似ていますが、萼は3〜5枚ずつセットになっています。周辺に大木がないためか、おとなしく上に伸びていたので、最初はノリウツギかと思いました。葉はノリウツギよりも丸っこく、花期が6月頃と少し早いので区別できます。
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24ツルアジサイ
通常は他の植物などに絡みついて上に伸び、遠目にはイワガラミに似ていますが、萼は3〜5枚ずつセットになっています。周辺に大木がないためか、おとなしく上に伸びていたので、最初はノリウツギかと思いました。葉はノリウツギよりも丸っこく、花期が6月頃と少し早いので区別できます。
25標高1000m大岩
星山頂上近くに大岩がありました。平らではない部分もありますが、数人は座って休憩できそうです。周囲は満開のヤマツツジ<写真22>に満ちており、頂上からパノラマ展望を楽しむことができます。西から南方面、東までを動画に撮りました。
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25標高1000m大岩
星山頂上近くに大岩がありました。平らではない部分もありますが、数人は座って休憩できそうです。周囲は満開のヤマツツジ<写真22>に満ちており、頂上からパノラマ展望を楽しむことができます。西から南方面、東までを動画に撮りました。
26星山頂上
標高1,030.3mの星山頂上です。三角点(点名:星山)も設置されています。けんかするヒョウモンチョウの仲間や、ノアザミ<写真33>の蜜を吸うキアゲハがいましたが、逃げられました。
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26星山頂上
標高1,030.3mの星山頂上です。三角点(点名:星山)も設置されています。けんかするヒョウモンチョウの仲間や、ノアザミ<写真33>の蜜を吸うキアゲハがいましたが、逃げられました。
27タニウツギ
麓の舗装道路では花が終わりかけていましたが、頂上周辺には満開を過ぎつつある木がありました。そろそろ散り始めそうです。
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27タニウツギ
麓の舗装道路では花が終わりかけていましたが、頂上周辺には満開を過ぎつつある木がありました。そろそろ散り始めそうです。
28星山頂上より蒜山三座
左から上蒜山(かみひるぜん)・中蒜山・下蒜山の三座です。雨が降りそうな天気だったので幻想的に見えました。
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28星山頂上より蒜山三座
左から上蒜山(かみひるぜん)・中蒜山・下蒜山の三座です。雨が降りそうな天気だったので幻想的に見えました。
29星山頂上より大山
中国地方最高峰の大山(だいせん)も見えました。その右横のピラミッドのような山は“山陰のマッターホルン”、烏ヶ山(からすがせん)です。
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29星山頂上より大山
中国地方最高峰の大山(だいせん)も見えました。その右横のピラミッドのような山は“山陰のマッターホルン”、烏ヶ山(からすがせん)です。
30星山頂上より櫃ヶ山
北東方向には“湯原富士”、櫃ヶ山(ひつがせん)が見えます。星山とは尾根がつながっているので、縦走ができます。
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30星山頂上より櫃ヶ山
北東方向には“湯原富士”、櫃ヶ山(ひつがせん)が見えます。星山とは尾根がつながっているので、縦走ができます。
31星山西北西尾根より大山
星山の頂上を少し北西に進んだところから、改めて大山(だいせん)を眺望しました。
31星山西北西尾根より大山
星山の頂上を少し北西に進んだところから、改めて大山(だいせん)を眺望しました。
32ハナニガナ&シロニガナ
往路には気づきませんでしたが、ニガナ<写真21>の白花タイプのシロニガナが咲いていました。ハナニガナも咲いていましたが、やはりニガナのほうが数が多かったように思います。
32ハナニガナ&シロニガナ
往路には気づきませんでしたが、ニガナ<写真21>の白花タイプのシロニガナが咲いていました。ハナニガナも咲いていましたが、やはりニガナのほうが数が多かったように思います。
33ノアザミ&
ニッポンヒゲナガハナバチ♀
この時季に咲くアザミはノアザミだけなのでわかりやすいです。ニガナ<写真21>ほどではありませんが、稜線上などで断続的に見られました。ニッポンヒゲナガハナバチは、触覚が短いのでメスです。動画も撮りました。繁殖期のオスは体格が似ているハチには見境なく抱きついてしまうようで、うちの庭ではニホンミツバチの働き蜂たちには「仕事の邪魔をするセクハラ男」と嫌われています。
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33ノアザミ&
ニッポンヒゲナガハナバチ♀
この時季に咲くアザミはノアザミだけなのでわかりやすいです。ニガナ<写真21>ほどではありませんが、稜線上などで断続的に見られました。ニッポンヒゲナガハナバチは、触覚が短いのでメスです。動画も撮りました。繁殖期のオスは体格が似ているハチには見境なく抱きついてしまうようで、うちの庭ではニホンミツバチの働き蜂たちには「仕事の邪魔をするセクハラ男」と嫌われています。
34前山頂上
地形図上はもう少し東が頂上のようですが、なぜかここまで緩やかな上りでこの岩場の上で行き止まりでした。展望は効きません。雨合羽の上着の忘れ物がありました。
34前山頂上
地形図上はもう少し東が頂上のようですが、なぜかここまで緩やかな上りでこの岩場の上で行き止まりでした。展望は効きません。雨合羽の上着の忘れ物がありました。
35ツガサルノコシカケ
松らしき切り株に生えていました。まだ直径3〜5cm程でしたが、大きいものは50cm以上になります。
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35ツガサルノコシカケ
松らしき切り株に生えていました。まだ直径3〜5cm程でしたが、大きいものは50cm以上になります。
36ミヤコイバラ
ノイバラによく似ています。この時季によく咲いていたこと、茎に細かい毛がたくさん見られたことからミヤコイバラと判断しました。周辺は開けた草地で、ノアザミ<写真33>、ニガナ<写真21>とともに群生していました。
36ミヤコイバラ
ノイバラによく似ています。この時季によく咲いていたこと、茎に細かい毛がたくさん見られたことからミヤコイバラと判断しました。周辺は開けた草地で、ノアザミ<写真33>、ニガナ<写真21>とともに群生していました。
37はばたくキアシドクガ
腹部には黒い縞模様があり、足が黄色いのが特徴の真っ白な翅が美しい蛾です。ドクガの仲間ですが、幼虫も成虫も無毒だそうです。バランスを取ろうと翅をパタパタさせていましたが、動画を撮っているうちにドテッと落っこちてしまいました。お大事に。
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37はばたくキアシドクガ
腹部には黒い縞模様があり、足が黄色いのが特徴の真っ白な翅が美しい蛾です。ドクガの仲間ですが、幼虫も成虫も無毒だそうです。バランスを取ろうと翅をパタパタさせていましたが、動画を撮っているうちにドテッと落っこちてしまいました。お大事に。
38ヒトツメカギバ
これも白っぽい蛾です。前翅の大きな模様を「一つ目」にたとえたのが名前の由来ですが、鳥の糞に似せて食べられないことをアピールしているともいわれています。
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38ヒトツメカギバ
これも白っぽい蛾です。前翅の大きな模様を「一つ目」にたとえたのが名前の由来ですが、鳥の糞に似せて食べられないことをアピールしているともいわれています。
39キアシドクガ
6月に一斉に羽化するため、大量発生のニュースが出ることがあります。そう、マタタビ<写真04>周辺を乱舞していたのはこの蛾だったのです。透明感のある真っ白な翅でひらひら優雅に舞う姿は、まさに「白い妖精」でした。「妖精」と称される動植物には、カタクリなどの可憐な花や、オオムラサキなどのカラフルな蝶がいますが、連れはこれこそ「妖精」と大喜びでした。
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39キアシドクガ
6月に一斉に羽化するため、大量発生のニュースが出ることがあります。そう、マタタビ<写真04>周辺を乱舞していたのはこの蛾だったのです。透明感のある真っ白な翅でひらひら優雅に舞う姿は、まさに「白い妖精」でした。「妖精」と称される動植物には、カタクリなどの可憐な花や、オオムラサキなどのカラフルな蝶がいますが、連れはこれこそ「妖精」と大喜びでした。
40イチヤクソウ
直径1cm程のころんとした花の形に長く突き出て湾曲しためしべが特徴です。周辺に群生しちょうど満開でした。
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40イチヤクソウ
直径1cm程のころんとした花の形に長く突き出て湾曲しためしべが特徴です。周辺に群生しちょうど満開でした。
41コウゾリナ
星山東登山口に1株だけ咲いていました。直径2.5cmの黄色い花はきれいですが、茎などには剛毛があり、いかつい感じがします。
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41コウゾリナ
星山東登山口に1株だけ咲いていました。直径2.5cmの黄色い花はきれいですが、茎などには剛毛があり、いかつい感じがします。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 この日は大気が不安定なため、自動車でアプローチしながら、直前まで山行を決行するか否か迷いました。特に真庭(まにわ)市に入ったときは、雨が降り出した(元々降っていた?)ので、史跡巡りなどに切り替えることも検討しました。結局、「勝山美しい森」に着くと、雲が高く風もほとんどなかったため、「景色は無理でも動植物は楽しめる!」という想いで、先に林道コースを進むことにしました。準備をしていると小雨が降り始めましたが、すぐにやみました。

 最初に目に飛び込んできたサプライズは、林道の道端に咲いていたササユリでした。星山(ほしがせん)は元々ササユリがたくさん生育している山域でしたが、林道沿いに咲いているとは思っていませんでした。開花時期には少し早いと思っていたので、感動的でした。案の定、稜線上はまだ開花していませんでしたので、林道を歩いたのは正解でした。

 もう一つのサプライズは、星山の7合目辺りにいたアサギマダラ(蝶)でした。世界でも他に類を見ない“渡り蝶”です。毎年、主に南西諸島より飛来し、夏前後(特に8月下旬から9月上旬) にかけて、日本の涼しい高原地帯中心に繁殖します。ヒヨドリバナやノアザミ<写真33>が大好物のようで、こうした花がたくさん咲いているところでよく見られます。
 ゆったり、ふわふわと飛ぶ<動画参照>のは、有毒であることを鳥などの天敵にアピールしているためと思われます。そのためか、優雅に飛んでいるのを間近で見ることができます。ちょうど汗をかいていたので、ミネラル補給をしようと何度も連れの腕に止まりたそうにしていました。今回見られたのはオス2頭でしたが、これからメスもやってくるのでしょうか。

 花が多い山域なのは知っていましたが、ダイミョウセセリなどの蝶やキンモンガなどの蛾は予想外でした。特に透明感のある白一色のキアシドクガの乱舞は、雨上がりでまだ煙っている周辺の風景と相まって幻想的に見えて感動しました。まさに「白い妖精」でした。天気はいまいちでしたが、大山(だいせん)なども望め、いいものがたくさん見られて楽しい山行となりました。



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