天城山八丁池とアマギツツジ

2018年06月16日(土) [日帰り]

• GPS: 07:50
• 距離: 11.5km
• 登り: 820m
• 下り: 827m

コースタイム

08：10　水生地下駐車場⇒　08：20　旧天城隧道⇒　
08：40　天城峠⇒　09：10　ボウチョウの峰⇒　09：30　向峠⇒　　
11：10　寒天駐車場分岐⇒　11：20　コマドリ歩道に合流⇒　
11：40　八丁池　13：20　⇒　下り水生地歩道⇒　
14：00　岩尾林道分岐⇒　14：30　下り御幸歩道⇒　
14：35　白砂林道横断⇒　15：20　水生地歩道入口⇒
15：30　白橋⇒　16：00　水生地下駐車場

天候

曇り時々小雨　稜線はガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

伊豆半島国道414号線を河津 下田方面方面に向けて南下しました。
天城峠付近の天城大橋すぐ手前「水生地下」駐車場に車を置きました。

コース状況／危険箇所等

　昨日の雨があがりきれず稜線は白くガスに覆われ今にも降り出しそうな梅雨空の中、水生地下駐車場から国道414号線車道を天城峠に向かいました。
　新天城トンネル入口より登山道に入り、ひと登りすると旧下田街道に出ました。
　旧天城隧道湯ヶ島口右手側の登山道を登り稜線の天城峠に上がりました。
　天城峠から勾配が緩やかな天城山縦走路を進み、途中縦走路が崩壊しているため高巻きしてボウチョウの峰に上り稜線を進み再び天城山縦走路に下がり合流しました。
　藤ヶ沢の沢音が聞こえ始め放地された山葵沢付近で再度高巻きして天城山縦走路を進み高度を上げて行きました。
　若干登山道が厳しくなり始め、過ぎるとオオルリ歩道に合流し池の西側を廻り開けた草地に着きました。
　ヒメシャラの花が咲いていたので池の周囲を散策して昼食にしました。　団体さんの登山者が近づいて来ると以前お世話になった奥大井南アルプスファンクラブの人達でした。
　思いもよらず久しぶりに再会し帰りは予定を変更し同行させてもらいました。
　水生地歩道を下がり旧下田街道の出合で皆さんと別れ車道を進み水生地下駐車場に戻りました。

写真

6/16 8:20

国道414号線天城峠手前「水生地下」駐車場。

6/16 8:24

天城大橋を渡り新天城トンネルに向かいました。
橋の下を覗くと山葵沢が見えました。

6/16 8:28

国道414号線天城峠新天城トンネル湯ヶ島側。
登山口はバス停の直ぐ先左手側。

6/16 8:28

登山道に入りました。

6/16 8:34

砂防堰堤を越えこの階段を登ると旧天城隧道がある旧下田街道に出ます。

6/16 8:38

旧天城隧道湯ヶ島側口。
東屋の休憩所トイレがありました。
再びトンネル右手側から登山道に入りました。

6/16 8:54

もう少しで天城峠。
小雨が降っているのか時折しずくが落ちて来ました。

6/16 8:56

天城峠。
天城山縦走路及び伊豆山稜線歩道の起終点になっています。

6/16 8:57

天城山縦走路を八丁池方面に進みました。

6/16 9:00

アマギツツジが早速表れ期待がふくらみました。

6/16 9:04

アマギツツジが咲く頃は入梅時期と重なり訪れる登山者は少なく静かな山を楽しむ事ができます。

6/16 9:06

アマギツツジ。

6/16 9:07

この先縦走路崩壊のため稜線へ右折して高巻く。

6/16 9:12

ヤマボウシ。

6/16 9:19

変形した欅。

6/16 9:22

ヒメシャラの古木。

6/16 9:22

雨に濡れ木肌が映える。

6/16 9:23

ヒメシャラの古木上部。

6/16 9:27

ボウチョウの峰付近。

6/16 9:28

ヤマボウシ。

6/16 9:34

ガスに覆われた稜線。

6/16 9:38

アマギツツジの蕾。

6/16 9:40

アマギツツジ。

6/16 9:42

ブナの天然林。

6/16 9:42

天城山縦走路に合流しました。
晴れていれば富士山が見えます。

6/16 9:42

天城山縦走路。

6/16 9:44

向峠。
右は寒天歩道（ハイキングコースにはなっていません）

6/16 9:46

向峠のブナ。

6/16 9:55

静かで聞こえるのは鳥のさえずりだけです。

6/16 9:57

天城山縦走路。

6/16 10:14

沢音が聞こえてくると再び高巻く。

6/16 10:18

枯れた針葉樹の大木

6/16 10:20

次の世代に向け幼木が芽生えていました。

6/16 10:22

天城山縦走路に向けて下がりました。

6/16 10:24

苔むした岩。

6/16 10:26

放地された山葵沢。

6/16 10:26

山葵。

6/16 10:30

天城山縦走路を進みます。

6/16 10:32

林床が散った花で白くなっていました。

6/16 10:34

林床に散った花。

6/16 10:42

天城山縦走路横上の大きな岩。

6/16 10:48

コアジサイ。

6/16 10:53

天城山縦走路に架かるハシゴ。

6/16 10:55

つるに巻かれたブナ。

6/16 11:07

ギンリョウソウ。コマドリ歩道

6/16 11:08

コマドリ歩道分岐道標。

6/16 11:09

厳しくなった登山道。

6/16 11:30

ヒコサンヒメシャラの花。
ツバキ科。

6/16 11:32

ヒコサンヒメシャラの花
田中澄江さんの花の百名山で天城山の花として紹介されています。

6/16 11:36

ヒコサンヒメシャラの花。

6/16 11:37

寒天方面からの道と合流しました。

6/16 11:39

トイレ塗装工事中。

6/16 11:41

展望台へ。

6/16 11:41

ガスで八丁池が見えるだけでした。

6/16 11:48

八丁池の周りを進みました。

6/16 11:51

八丁池西側。

6/16 11:52

昭和天皇陛下行幸記念碑。

6/16 11:53

八丁池。

6/16 11:54

八丁池。

6/16 11:58

八丁池。

6/16 12:06

八丁池。

6/16 12:08

八丁池。

6/16 12:21

ヒコサンヒメシャラの花。

6/16 12:23

ヒコサンヒメシャラの蕾。

6/16 12:25

モグラもこんな高い所に住んでいるようです。

6/16 12:25

少しガスが晴れて池全体が見えてきました。

6/16 12:26

ウツギ。

6/16 13:23

天城山ガイドさんの八丁池の説明を受ける南アルプスファンクラブの人達。

6/16 13:28

ガイドさんの案内で下り八丁池歩道に進む南アルプスファンクラブの人達。

6/16 13:30

並ぶブナの大木。

6/16 13:30

蔦ウルシ。
かぶれに注意。

6/16 13:32

倒木。

6/16 13:36

ヤマグルマ。

6/16 13:37

下り八丁池歩道は最近登山地図に表示されました。
以前は知る人だけが楽しんでいました。
道迷いの危険があり注意。

6/16 13:43

リョウブの大木。
ガイドさんの説明によれば食料が乏しい時代柔らかい新葉を米と炊飯して量を増やして食べたそうです。
本人は食べたことが無く美味しくはなさそうです。

6/16 13:44

ブナの大木。

6/16 13:57

この道標まで来れば踏み跡はしっかりしていて一安心です。

6/16 14:00

幹が裂けたブナの大木。

6/16 14:01

分岐の道標。

6/16 14:05

ガイドさんの説明では「タロウブナ」。

6/16 14:19

ガスが濃くなりブナの大木も霞んでいました。

6/16 14:20

ガイドさんの説明では「精霊ブナ」と呼ばれているそうです。

6/16 14:24

数年前に倒木になり登山道をふさいています。

6/16 14:31

下り行幸歩道に合流しました。

6/16 14:33

間伐された人工林の中を下がりました。

6/16 14:35

白砂林道横断。

6/16 14:35

遊歩道と国有林歩道案内図板。

6/16 15:07

木製のハシゴを下りる。

6/16 15:19

本谷林道に出ました。

6/16 15:39

ゲートをくぐります。

6/16 15:47

旧下田街道出合で南アルプスファンクラブの人達と分れました。
皆さんは旧天城隧道を散策するそうです。

6/16 15:47

旧下田街道白橋。

6/16 15:48

旧下田街道を「水生地下」駐車場に向けて下がって行きました。

6/16 15:52

川端康成小説の「伊豆の踊子」文学碑。
道がつづら折りになっていよいよ天城峠に近づいたと思うころ。
雨脚が杉の密林を白く染めながらすさまじい早さで麓から私を追ってきた。

6/16 15:58

「水生地下」駐車場に戻りました。

撮影機器：

DSC-HX10V SONY

感想

yosi-yama

　今日のお目当てはアマギツツジを見ることでした。
　月初めに今日のコースと同じように八丁池に向いアマギツツジの蕾の様子を確認しました。
　今年は各地で花の咲く時季が早いようで二週間ほど経っているので咲いていると思い山行を実施しました。
　天城峠を過ぎた付近では少し開花していました。
　高度を上げて行くと稜線付近はまだ蕾の状態で、開花にはまだ一週間ほどかかりそうでした。
　見頃は来週末頃になりそうで例年とあまり変わらなくなりそうで少しあせって予想してしまったようです。
　雨の天城はガスに白くおおわれ緑の濃さを増したブナの天然林は幽玄な趣を漂わせ落胆した心が和みました。
　ヒメシャラの茶褐色の木肌は雨に濡れ更に色が映え、またヒコサンヒメシャラは白い花を付け八丁池付近で見られ感激しました。
　八丁池では思わぬ出会いが、以前寸又峡の山を登山する時大変お世話になった奥大井南アルプスファンクラブの人達に出会いました。
　ここ一年ほどご無沙汰していましたが覚えていてくださり双方びっくりなにか縁があるのを感じました。
　まだアマギツツジが見頃を迎えていなかったので気落ちしましたが
思わぬ出会いがあり天然林の幽玄な森に癒やされた山旅になりました。