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Yamareco

記録ID: 1499659
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ハイキング
甲斐駒・北岳

植物好き向けの櫛形山 Pt.4

2018年06月17日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:24
距離
9.1km
登り
556m
下り
580m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:50
休憩
0:59
合計
3:49
10:22
10
10:32
10:33
11
10:44
10:44
7
10:51
10:52
15
11:07
11:08
41
11:49
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4
11:53
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14
12:07
13:00
41
13:41
13:42
9
13:51
13:53
18
14:11
14:11
0
14:11
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
丸山林道はなんだか落石が減っています。車両が増えた分、通行する皆さんどけてくれたりしているのでしょう。ただ、林道起点からしばらくの間の待避所はやたら落石があり、待避所としては使えそうもありません。そもそもで、この林道は途中は妙に良い舗装ですが、細いしデコボコだしであまり気持ちよく走れる道ではありません。平日は大型の工事車両が通るようで、対向するのに苦労するはずです。
今日は梅雨の合間の晴れ間ということもあってか、駐車場は大変混雑していました。写真でも上げてみましたが、実感していただけるかな。さらに混雑時は未舗装の林道の枝線の路肩まで駐車することになることも。
今回のコース上ではまだ、仮設トイレなども設置されていませんので、池の茶屋終点の避難小屋の裏にあるトイレ一つのみです。例年だと7月に入った頃、池の茶屋林道終点とアヤメ平、見晴らし台などに仮設トイレが設置されます。
コース状況/
危険箇所等
新しいトレッキングコース側は、相変わらずもみじ沢の上り下りが歩きにくいです。梅雨時で湿り気もあり、粘土質の土壌は滑りやすいです。歩幅に合わない木の階段と石ゴロゴロがさらに歩きにくさを醸し出してくれる感じ。ただ、亜高山帯の森を長く歩くにはこのルートになってしまいますので、このくらいの苦労はやむを得ないかな。
今回、案外戸惑う方が多かったので、アヤメ平と池の茶屋登山口のシカ防護策について。アヤメ平の方は頑丈そうな扉があって木道も続いていますので、開けたら閉めるさえ守れば難はないのですが、池の茶屋の方は塩ビ管製のゆるーい感じの扉で雑に扱うと壊れそうです。ボロボロのマジックテープで止めるだったり、ナイロン紐で縛るだったり、ちと厄介です。
その他周辺情報 この規模の山にしては珍しく、避難小屋が結構ちゃんとしています。アヤメ平と中尾根と南尾根の合流点にある祠平、あと、池の茶屋林道終点と3箇所にあります。梅雨時の後半にかけての荒天時には助かります。
池の茶屋林道終点です。ここから登り始めですが、まず、車の置き場に困ります。思いつきで遅めの登り始めなので無理もないのですが...
2018年06月17日 10:22撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 10:22
池の茶屋林道終点です。ここから登り始めですが、まず、車の置き場に困ります。思いつきで遅めの登り始めなので無理もないのですが...
赤石岳方向がちょっとだけ顔を見せてくれます。
2018年06月17日 10:26撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 10:26
赤石岳方向がちょっとだけ顔を見せてくれます。
梅雨の合間の湿った気流の中。甲斐駒と鳳凰山が優雅な佇まいを見せてくれます。
2018年06月17日 10:32撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 10:32
梅雨の合間の湿った気流の中。甲斐駒と鳳凰山が優雅な佇まいを見せてくれます。
エゾスズランが伸び上がってる最中です。花が日本人感性に訴えるのかなぁ。結局これも盗掘対象になりがちです。できれば皆さん見守ってほしいです。
2018年06月17日 10:40撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 10:40
エゾスズランが伸び上がってる最中です。花が日本人感性に訴えるのかなぁ。結局これも盗掘対象になりがちです。できれば皆さん見守ってほしいです。
ミヤマカラマツ
2018年06月17日 10:42撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 10:42
ミヤマカラマツ
いきなり道の真ん中にツレサギソウ属。花が咲かないと同定できないな。踏まれないように...
2018年06月17日 11:10撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 11:10
いきなり道の真ん中にツレサギソウ属。花が咲かないと同定できないな。踏まれないように...
イチヨウランの花が終わってタネをつける一歩手前。
2018年06月17日 11:17撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 11:17
イチヨウランの花が終わってタネをつける一歩手前。
少々ガスってる中でのコメツガ林です。こういう眺めを楽しめるのもこの時期の櫛形山の魅力ですね。
2018年06月17日 11:23撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 11:23
少々ガスってる中でのコメツガ林です。こういう眺めを楽しめるのもこの時期の櫛形山の魅力ですね。
サラサドウダンがもう終わりかかってます。
2018年06月17日 11:31撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 11:31
サラサドウダンがもう終わりかかってます。
タカネフタバランはまだ蕾です。マイナー過ぎるランですが、この山あたりに特徴的なランの一つです。
2018年06月17日 11:35撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 11:35
タカネフタバランはまだ蕾です。マイナー過ぎるランですが、この山あたりに特徴的なランの一つです。
タカネグンナイフウロが咲き始めてますよ。
2018年06月17日 11:38撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 11:38
タカネグンナイフウロが咲き始めてますよ。
アヤメ平はウマノアシガタが見頃です。6/17の時点でアヤメを期待しても黄色いお花畑です。
2018年06月17日 11:39撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 11:39
アヤメ平はウマノアシガタが見頃です。6/17の時点でアヤメを期待しても黄色いお花畑です。
実はこれ、キバナノアツモリソウを前もって写真に残しておいたのですが、6/17時点で確認したら見事に持ち去られていました。盗掘者は手練れと見えて、埋め戻して目立たないようにしてありました。今年も開花する様子は見られそうもありません。残念。
2018年06月03日 12:57撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/3 12:57
実はこれ、キバナノアツモリソウを前もって写真に残しておいたのですが、6/17時点で確認したら見事に持ち去られていました。盗掘者は手練れと見えて、埋め戻して目立たないようにしてありました。今年も開花する様子は見られそうもありません。残念。
アヤメ平のテガタチドリはまだ蕾です。
2018年06月17日 11:46撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 11:46
アヤメ平のテガタチドリはまだ蕾です。
裸山の途中でハクサンシャクナゲを見つけました。
2018年06月03日 13:20撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/3 13:20
裸山の途中でハクサンシャクナゲを見つけました。
久々の裸山からの富士山です。運良く梅雨の雨のない日は景色もいい感じです。
2018年06月17日 12:10撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 12:10
久々の裸山からの富士山です。運良く梅雨の雨のない日は景色もいい感じです。
裸山山頂からの白根三山方向。ガスってましたが一瞬顔を見せてくれました。ピークハントの方はここが一つ押さえておきたいピークですね。
2018年06月17日 12:13撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 12:13
裸山山頂からの白根三山方向。ガスってましたが一瞬顔を見せてくれました。ピークハントの方はここが一つ押さえておきたいピークですね。
羽を閉じてるとこしか撮れませんでしたが、クジャクチョウです。裸山山頂は訪蝶が多いピークです。運が良ければコヒョウモンモドキもまだ会うことができます。
2018年06月17日 12:45撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 12:45
羽を閉じてるとこしか撮れませんでしたが、クジャクチョウです。裸山山頂は訪蝶が多いピークです。運が良ければコヒョウモンモドキもまだ会うことができます。
裸山のテガタチドリとアヤメです。
2018年06月17日 12:56撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 12:56
裸山のテガタチドリとアヤメです。
ヤマオダマキも咲き始めています。
2018年06月17日 12:58撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 12:58
ヤマオダマキも咲き始めています。
アヤメ平ではまだですが、裸山ならアヤメが咲き始めています。こちらで咲いていることはあまり知られていないようで、静かに楽しめました。
2018年06月17日 12:59撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 12:59
アヤメ平ではまだですが、裸山ならアヤメが咲き始めています。こちらで咲いていることはあまり知られていないようで、静かに楽しめました。
櫛形山のアヤメの花の色は濃い感じです。
2018年06月17日 13:00撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 13:00
櫛形山のアヤメの花の色は濃い感じです。
樹齢300年カラマツは今日も元気です。
2018年06月17日 13:07撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 13:07
樹齢300年カラマツは今日も元気です。
コメツガ原生林。ここでガスっている時に日が差したりするととても幻想的な風景になります。
2018年06月17日 13:12撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 13:12
コメツガ原生林。ここでガスっている時に日が差したりするととても幻想的な風景になります。
オオクルマムグラ
2018年06月17日 13:22撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 13:22
オオクルマムグラ
ニホンカモシカと出会いました。静かに歩いていると、結構出会うことができます。クマ鈴つけて歩いていると会いにくいかな。
2018年06月17日 13:34撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 13:34
ニホンカモシカと出会いました。静かに歩いていると、結構出会うことができます。クマ鈴つけて歩いていると会いにくいかな。
山頂ですが、今日はピークハントのソロさんが数人程度、ほとんどのパーティーはアヤメ平が目的地みたいです。
2018年06月17日 13:41撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 13:41
山頂ですが、今日はピークハントのソロさんが数人程度、ほとんどのパーティーはアヤメ平が目的地みたいです。
稜線からの富士山です。
2018年06月17日 13:45撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 13:45
稜線からの富士山です。
三等三角点のある方の山頂。ここも静かなものです。
2018年06月17日 13:52撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/17 13:52
三等三角点のある方の山頂。ここも静かなものです。
サトと紛らわしいですが、多分、ヤマキマダラヒカゲ。
2018年06月17日 13:54撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 13:54
サトと紛らわしいですが、多分、ヤマキマダラヒカゲ。
防火帯からの白根三山。若干雲が取れてきてまた見れました。
2018年06月17日 14:02撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 14:02
防火帯からの白根三山。若干雲が取れてきてまた見れました。
ヒメムヨウラン
2018年06月03日 12:10撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/3 12:10
ヒメムヨウラン
クルマユリは蕾です。
2018年06月17日 14:16撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 14:16
クルマユリは蕾です。
ミヤママタタビは猫にあげても酔っ払ってくれません。
2018年06月17日 14:32撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
6/17 14:32
ミヤママタタビは猫にあげても酔っ払ってくれません。
ちなみにこちらは途中の集落で見かけたマタタビです。
2018年06月16日 12:23撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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6/16 12:23
ちなみにこちらは途中の集落で見かけたマタタビです。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 携帯 タオル
備考 紫外線が強すぎ、日焼け止めはしっかりした方が良いです。

感想

アヤメの季節直前なので下調べ程度のつもりで櫛形山行ってきました。その実、お目当はキバナノアツモリソウの復活を確認しにいくことでもあったのですが...必ずしもシカ食害だけで数を減らしているとは思えない現実を目の当たりにして、絶景を眼前にしてヘコみました。キバナノアツモリソウの採集は山梨県内(他にもいくつかの自治体)では法的にも罰則のある行為でもありますので、ぜひおやめになっていただきたいです。ヤマレコ内の皆さんが是非とも共有地の悲劇を招かないようお力添えを下さるとありがたく思います。

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