峰谷橋から榧ノ木尾根〜入奥沢中腹道〜モクボ谷(茂窪谷)〜赤指尾根の周回


- GPS
- 10:18
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,529m
- 下り
- 2,520m
コースタイム
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 10:17
天候 | 6時位まで小雨、のち曇り。 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のルートは、半分位はバリルートと沢登りなので、それなりの経験と装備を持っていない人は歩かないで下さい。 <峰谷橋〜榧ノ木尾根〜入奥沢中腹道分岐> 地形図や奥多摩登山詳細図によると、峰谷橋から2番目のトンネル(あづまいトンネル)の入口の直ぐ手前から左に登る黒い破線の道が有りますが、ここには事務所が有って門にゲートが有って進めません。トンネル入口の直ぐ手前の右側に薄いトラバースの踏み跡が有り、それにそって尾根が湖に落ちる辺りから尾根沿いに登ると、女の湯〜倉戸山コースに合流できます。そこからは一般道なので道は明瞭になります。 <奥沢中腹道分岐〜奥沢中腹道〜三沢橋> 崩落した箇所の有るバリルートなので一般の登山者には危険です。 地形図の黒い破線沿いに進もうとしましたが、奥多摩登山詳細図の方が正しいようです。基本的に中腹をトラバースするルートの為、土砂や落ち葉で埋もれて分かり難くなっている箇所が有ります。そういう箇所で下に行く明瞭な道が有りますが、出だしのジグザグに下る箇所を除くと、だいたいのケースでは迷い道の様です。ただトラバースに入ってからも、たまにちょっとジグザグで下る箇所も有るので迷い易いです。バリ慣れた人でも初見では登りで利用する事をお勧めします。 因みにそのまま間違って奥入沢まで下ってしまうと、石垣が沢沿いに有って暫くは下れます。しかし登り返して奥沢中腹道を目指した方が良いと思います。 <三沢橋〜峰谷林道〜モクボ谷〜赤指尾根> 沢登りなので経験と装備が必要です。一般の登山者には危険です。 峰谷林道終点から短い区間で堰が4つ続きます。2つ目の堰を越えた所で入渓すると良いと思います。因みに3つ目の堰を越えるまでは、左側(右岸)に明瞭な道が有ります。4つ目の堰を越えてから滝が連続しますが、小さい物が多くてほぼ左側の壁を登れます。ちょっと大きな2段の滝は、右側から巻きましたが、滝の落ち口より少し高い程度までなので、高巻きが無い分楽です。但し写真の様に倒木が多く、それらを乗り越えるのに時間と体力を使います。詰めはそんなに急では無く、藪漕ぎも無いのです。距離が短いので総合的には楽な沢だと思います。 <赤指尾根〜峰谷橋> 赤指山の先の2度目の林道を横切った先はバリルートです。道迷いに注意が必要です。 明瞭な道が尾平山まで続いています。途中で2度林道と交差しますが、2度目はほんの少し林道を歩きます。尾平山から先は踏み跡が薄く、どこが道か分かり難いですが、時々テープが有るので確認しながら下ります。雨乞山の山頂標識の手前に下る道が有るので、山頂まで行ってから少し戻る事になります。 |
写真
装備
個人装備 |
沢タビ
ヘルメット
沢スパッツ
手袋
チェーンスパイク
ヘッドライト
雨具
GPS
地図
脚プロテクター
下山等に使用するトレランシューズ等(軽い物が良い)
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感想
先週は歩いていないので、今週はガッツリ歩きたいところですが、午後6時頃には家に帰ってないといけないので、近場の丹沢を検討しました。ただ土曜日の天気予報で、丹沢は曇り、奥多摩町は9時から晴れだったので奥多摩に変更しました。
未踏のルートを可能なだけ歩けて、バリルートと沢がメインになる様にするとこんなルートになりました。日帰りとしては、色々な要素が入っていて、なかなか完成度が高い面白いルートでした。
この日は夕方から用事が有り、早く帰らなければならなかったので前夜泊にして暗い内に出発しましたが、出だしは人家が有る所なので熊鈴は付けませんでした。車道から山道に入る所は、地形図の黒い破線だったのですが作業場になっていて入られず、道の逆側の湖側に向かって尾根が落ちる所までトラバースして登り始めたのですが、まだ暗いし小雨も降ってくるで嫌な出だしでした。暫く登っていると左側の樹林帯から大型の獣の唸り声が聞こえ、慌てて熊鈴を付けて笛を吹きました。ひょっとしたら熊かもしれませんが、あちらも避けてくれた様でほっとしました。
最近バリルートはレコを検索するのは止め、地形図を見て適当にルートを引き、その場での判断で歩く様にしています。そうすると今回のルート中の入奥沢中腹道の様な、トラバース主体のバリルートの場合、崩落地帯で道を間違いやすいのですが、そのおかげで沢沿いの石垣帯を見つける事ができました。モクボ谷の為に沢装備があるので、ここで沢装備に変更して沢を下ろうか迷ったのですが、それをやってしまうと入奥沢中腹道がどんなだったか分からないので、登り返す事にしました。
時間的にどちらが早かったかは分かりませんが、登り返すことで入奥沢中腹道が分かったので正解だったと思います。石垣帯の調査を兼ねて奥入沢は別の日に歩く事にします。
沢の方は今でも検索するのですが、モクボ谷を歩いた人がいるとは思っていませんでした。でもヤマレコで結構アップされていたので驚きました。倒木は多いですが嫌いではありません。ただ二股の先で野犬が近くで吠えまくって驚かされました。まあ熊より良いかもしれませんが。ここは日が差している時にまた再訪したいのですが、ソロだと同じところは駄目なので、誰か誘って再訪する事になるのかな〜。ただそれにしても後一ひねりは欲しいところ。奥多摩の沢やバリルートをもう少し探索して、もう少し面白いルートに出来ないと人は誘えないね。
コメント
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Futaro さん、こんにちは。
足は、完全復活のようで、よかったです。
尾根の数だけ沢もあるので、奥多摩に進出すると、この界隈だけでも、登り切れないぐらいあるのでは
大菩薩と埼玉県側は、まだまだ空き地が多いようですから、興味がつきることはなさそうです。
お疲れ様でした。
misuzuさん、こんばんは。
足、まだもう少しですね。もう暫くは1日の山行を10時間位に止めておきます
今回のルートは、そこそこの完成度は有ると思うのですが、もう一つ奥多摩の知識不足で。。。何かが足りない気がするんですよね〜。
大菩薩と埼玉県側、そちらも空白地が多いですよね
まだまだ未踏箇所だらけなので、もう少し速く、長く歩けるようになりたいものですが、怪我をすると治りが遅い年齢に達しましたから。。。
Futaroさん、こんにちは
検索せずに行く・・バリ探索を存分に味わっているようで
何よりです
でも、奥多摩の多摩川以北は山が深くて険しいところも多く、
危険も伴うので、過信せずに十分に注意して安全第一で
お願いしますね
shigetoshiさん、今晩は。
検索をしないというのは、過信では無くヤマレコが無い時に戻るという事です。
基本に帰るということです。
ヤマレコが無かった頃は、地図と現場での判断が全てでしたよね。
バリルートの場合は登山地図+地形図でした。
ルートがどの様になっているかは詳細には分からず、現場での判断で行動するわけです。
そうすると当然迷う事も有りますが、迷ったら引き返すのです。
今回も沢まで迷って下りましたが登り返しています。
人の記録を検索し、GPSログをダウンロードして自分のGPSに登録して行ったり、間違いやすい箇所を事前に知ってから行くのは、本来の登山に必要な力を失う事になります。バリルートを歩く能力があまり無くても歩けてしまうので。。。
その場で地形図と照らし合わせて判断、迷ったら(または強行するのは危険な所は)引き返すを実行できれば、遭難する事は無いと思っています。逆に下調べを入念にやって、その情報を元に、知った気になって現場での判断を間違うという事も有りますし(検索したレコの時ご状況が変わっていたとか)。
Futaroさん、こんばんは。
全くおっしゃる通りで、特に異論ありません(同感です)。
過信はちょっと言葉として不適切だったかもしれません
ただ十分気を付けて、と言いたかっただけです
危険に遭遇する可能性が高いことは確かなので
私も最近、ヤマレコに全く記録のないバリルートを歩いたり
してますので。
ヤマレコに記録があったら一応ルートの確認だけはしておきますが、
あまり当てにはしてません。間違ていることもあるので。
むしろ、検証しながらより良いルート取りを試みたりしています
shigetoshiさん、こんにちは。
先ほどの夕刊に去年の遭難者数が2年前に比べて激増しているとの記事が有りました。
特に60歳以上の比率が高いそうです。僕もその世代に入るので遭難を助長する可能性がある様なコメントはまずいな〜と思いました
カテゴリーが沢登りなので、普通の登山者がこのレコを読む可能性は低いでしょうが、バリルートや沢登りが含まれるルートへの注意喚起をもっと書き足しました。
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