木和田尾から大貝戸へ【視界が悪く藤原岳最高点も展望台もパス】
- GPS
- 07:42
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,085m
- 下り
- 1,088m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 7:24
天候 | 曇り 【気温】20〜23℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
木和田尾巡視路入口〜No,204鉄塔まではヒルゾーンになります。 雨上がりで湿度が高く、登山道ではヒルが蠢いていました。 「ヒル下がりの・・・」をたっぷり吹きかけた効果か私に被害は ありませんでしたがメンバーの先頭と二番目に・・・。 |
写真
感想
関ケ原ICから集合場所の簡易パーキングへ向かうと、
幸い雨は止んだが鈴鹿の山並みはすっかり雲に隠れて見えない。
北鈴鹿のピークをマイナールートで縦走する予定だったが、
谷間のコースや、石楠花の藪漕ぎ等を考慮して中止とし、
谷筋の短い木和田尾巡視路から藤原岳への縦走に変更する。
大貝戸の登山口に置き車を準備して出発する。
うす暗く湿った巡視路へ踏み込むと、早速足元に蠢くヒルを発見。
互いに先行者の下半身を注意しながら、ヒルに追われるように
No,204に向かうが、途中で登山道に横たわるマムシ?の子供と
遭遇する。睨み合いを避けて、そっと道を逸れて尾根に上がる。
早速No,204鉄塔の基部で足元に張り付いたヒル退治だ。
腰を降ろす事も出来ず、立ったままの休憩を終えて尾根に入る。
濃く茂った緑と悪い視界に合流する尾根の形も見えず
気付くと三角点の埋められた子向井山だった。
今しばらくは展望も無く、蒸し暑い登りだがヒルの危険地帯は
突破したので、気分的にはずいぶん楽だ。No,201鉄塔台地の
展望も閉ざされ楽しみも半減だが、今日は草花をメインにして行こう。
L203鉄塔を過ぎると花を付けたバイケイソウが目立ってくる。
シリセードで下った急斜面にも夏草が茂り、微かな踏み跡さえも
明確に稜線へ向かって続いている。
好展望が評判の頭陀ヶ平も相変わらず雲に閉ざされたままだ。
小休止のみで縦走路を藤原岳へ向かうが、行動食も摂らなかったせいで
しばらくして空腹感が襲ってきた。聞けば皆が同じ状態のようなので
視界が悪い事を理由に天狗岩をパスして山荘へ直行する。
霧氷や紅葉を眺めて歩く事が多いので、夏草が茂るこの季節の
雰囲気は初めて来た山のようだ。
緑に覆われたカレンフェルトの丘や、バイケイソウが競うような縦走路。
この季節でないと見られない景色も良いものだ。
カレンフェルトの台地に出ると霧に閉ざされ幻想的な景色で
雰囲気はとても良いのだが、視界の利かない台地では方向がつかめず
厄介だ。こんな時には積まれたケルンが心強い。
AACの方が積まれたケルンを目印に岩屑の台地を下ると
うっすらと山荘の屋根が現れた。
中に入ると流石に閑散としていた。
ゆったりとテーブルを陣取り食事、雑談と1時間ほど居座ってしまった。
今日は予報通りしばらくは晴れそうも無いので、展望台もあっさり
諦めて、ぬかるんだ道を大貝戸へ下る。
【展望も得られず、蒸し暑く登山には不向きな一日だったが、
逆に展望に捉われず、草花をゆっくりと見ながら歩いた。
藤原岳の大きな山容と「シーズンオフ」と言われるこの季節の
良さを再確認でき、やっぱり鈴鹿の山は良いな〜。】
おはようございます。
展望には恵まれなかったようでですが、鈴鹿マイスターのonetotaniさんらしく、梅雨時ならではの良さを感じられたようで、何よりです。
ヒルも元気なようですね
私も、最近、藤原に登ったばかりなので、とても共感を感じながら、レコ拝見させていただきました。
藤原町の水源は湧水なんですね。
石灰岩から湧く水は、清らかでおいしいんだろうな
ここにも、鈴鹿の雄大さを感じました
totokさん 今晩は。
予定のコースをあきらめて解散の話も出ましたが、
約一ヶ月ぶりだったのでヒルを覚悟して向かいました。
危険地帯を抜けてからは、曇りながらも夏草が茂る季節の
木和田尾を楽しめました。やはり四季を通じて歩かないと
気づけない魅力がありますね。
水源の湧水は評判の軟水で、美味しくいただきました。
県外のかなり遠方からも汲みにみえるようです。
こんにちはonetotaniさん
曇り空や雨でも山を歩く事はありますが、この季節のこんな天候だと鈴鹿を歩く気は全く起きません やはりヒルが一番のネックです。でも、大勢居れば歩きながらお互いに監視できるので、その点はちょっと安心ですね。
当初計画ではどんなルートだったのでしょうか?
バイケイソウはこのような旬の時期に花を見たことがないのですが、群生して咲く姿は見応えがありそうですね。
そして初めて耳にしたカラスビシャクです。テンナンショウの遠い親戚の様ですが、ウラシマソウに近いイメージですね。それにしても、この種(サトイモ科)には面白いのがたくさんあるんですね、またひとつ勉強になりました。
teppan2013さん 今晩は。
長楽寺を起点にして狗留尊岳へ、そしてショートカットして三国岳、焼尾山と
歩き水源地の脇へ下山する予定でしたが、条件が悪すぎるため即中止に。
ヒルを敬遠した2名を除いたメンバーで藤原岳まで縦走することにしました。
濃い緑の中で存在をアピールするような白い花が目立ちましたが
大貝戸で初めて見かけた珍しい草には興味深々でした。
ウラシマソウの変種かなと調べたらカラスビシャクでした。
まゆみの実が最初は緑なのも意外でした。
onetotaniさん、こんにちは
この頃の鈴鹿はいったことなくteppanさんもおっしゃってますが
バイケイソウがどんな花をつけるのか知りませんでした。
やはりヒルはいるんですね。
先頭と2番目は避けた方が良さげなんですね。
学習しましたよ。
お疲れさまでした。
higurasiさん 今晩は。
梅雨から秋口にかけて鈴鹿も閑散となりますが、この時期の鈴鹿も
良いものですね。
花を付けたバイケイソウ、釣竿を立てたようなカラスビシャク、
実を付けたばかりのまゆみの木等、多くの始めましてがありました。
雨上がりの谷筋はヒルが好む環境で、元気いっぱいでした。
吐き出した二酸化炭素や体温による熱の変化で動物を感知するので
先頭の二人に犠牲になってもらったおかげで、後続の私は助かりました。
季節ごとの華やぎを求めて、登ることが多い
藤原岳ですが、夏山も、勢いあふれる新緑、
庭園のような、緑と石灰地形のコントラストなど
見所が多いのですね。
お天気は残念でしたが、しっとりした
雰囲気も、この時期ならではですね。
ヒルも怖いですが、マムシは、もっと怖いです。
視界で捉えることができて、何よりです。
komakiさん 今晩は。
青空の下で歩けば更に緑が鮮やかでしょうが、しっとりした雰囲気も
悪くないですね。
季節の花をじっくりと眺めながら歩くにはいい機会でした。
マムシは危険を感じると飛びかかってくるので、
刺激しないように迂回しました。
この時期の鈴鹿はヒルや蛇に対する最低限の知識も必要ですね。
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