米山を歩く
新潟県
hirokok510
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 757m
- 下り
- 757m
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| 天候 | 雨のち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
|
写真
二日目の朝、柏崎の宿から早朝、柿崎―下牧と移動し登山口の駐車場に6時過ぎに到着。登山口花火でピンポイントでは出ないのでアバウトの住所で何とか道標のある所まで出て到着、予定より30府二条遅れた。
三十三観音の説明ーいつ頃からこれらが建てられたのか書かれていないが、庚申講と関係するとすれば江戸時代の早い時期にさかのぼるか？石造の様子から見るとさほど古くないかもしれないーー
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感想
九月に予定している北海道オホーツクのレンタカーでの遺跡巡りの予行演習として新潟で実施。初めてのレンタカーで最後はとんでもない結末と相成った。6月初めのペーパードライバー講習後、初めての一人でのドライブー越後湯沢駅に朝8時過ぎに到着し予約していたトヨタレンタカー越後湯沢駅前店で手続きを済ませ、ヴィッツに乗り込む。講習で乗った車とほぼ同タイプだが違うところもあり、細かいところを確認するーAT車に一人で乗るのはこれrが初めてーー。高速にも乗る予定なのでわからないことは極力少なくしておきたい。初めて使うETC ガードやナビの使い方、その他細々とした疑問点を確認し、一旦出発しかけるがナビの操作でわからないことが出てきて出発するまでにかなりの時間を割いた。何せ六月7日にペーパードライバー講習を受けて以来最初の教師無しの一人立ちのための初ドライブだ。出発に手間取ったのですでに予定よりかなり遅れたばかりでなく、慣れない車なので最初は高速を使うのをためらい、一般道で車に慣れさせる。高速に乗ってから慌てないよう心かける。しかしそのために更に予定より遅れ、六日町駅近くの南魚沼市民会館到着は9時を回った。ここの市内出土の考古資料の展示をみてから、この日のメインである新潟県の考古学講演会に参加するためにさらに北上し、会場の魚沼地域振興センターまで走るが、高速を使わなかったので、時間が間に合わず10府の暮れて会場入り、しかし会場でも何かのトラブルで進行が遅れ、最初のスピーカーには間に合った。
講演の内容は新潟県内の洞窟遺跡と関連するか一遺跡、具体的には考古学史上名高い小瀬ヶ沢・室谷洞窟遺跡と本ノ木遺跡などの縄文草創期―旧石器時代終末と縄文時代の始まりとの境目の遺跡の発掘調査と研究から、人々が気候や環境の変動の中でどのように暮らし方を変えていったのか何がどこまでわかっているか、本ノ木遺跡の再調査、再検討が進む中で新たな知見が披歴された。まだまだ知りうるところは少ないが、出土する土をすべてふるいにかけて調査するなど、最新科学を動員しての動植物利用などの状況の解明に期待したい。
さて、講演会が終了し、新潟市立博物館（みなとぴあ）に向かい、だいぶ以前に注文していた「新潟砂丘」や「新潟の遺跡」などの新潟市発行の本を購入し、米山登山のために柏崎で宿泊し、翌朝下牧登山口まで車を走らせる。ナビで場所が出ないので柿崎駅付近まで走り、上越市柿崎町下牧の主要部でナビを動かし、なんとか道標のある所までたどり着き、6時過ぎに登山口に出る。道を探しながら走ったのですでに予定より30分以上遅れている。登山口の小屋に入ると標高268．8mとある。米山が993mなので標高差は700m強だ。車内で軽い朝食を食べ出発。登山口のすぐ上にお仮堂がある。冬季間、米山薬師本尊を安置する場所で、かつては落雷で焼失する以前、12神将と木馬を上げ下げする祭祀が行われていたらしい。少し雨が残り、道が濡れているうえに予想以上に急坂の連続。40分ほどで最初の水野登山口分岐を通過、7時過ぎに駒の小屋に出る。ここでもう一度補給し、そのすぐ上の緩斜面に置かれた33観音像を見学、古くからの信仰の山を実感。登山口にあるお仮堂やこの33観音（西国33観音と彫られているようだ）など、一方では村の若者の通過儀礼としての米山登山や山頂まで行けない人々のための登拝場所にもなっていたのかもしれない。本当は一か月以上前に歩きたかったがー6月後半になり、さすがにイワカガミなど雪解け後の花はすべて終了、山は夏を迎えている。登山道の両脇には花を終えたイワカガミのつやつやした葉っぱと花を終えた花径が残っている。先残っているのはヤマボウシの白い花ーー登山口から1時間50分くらいで山頂下のしらば避難小屋に出る。いったん下って上り返すと両側がお花畑になっているヤセ尾根に出る。最初にオトギリソウの黄色が目に入り、ケマンソウの赤紫、キリンソウ化ベンケイソウの仲間など黄色い花が目立つ。さらにコバギボウシの純白の花ーー咲き残りのミヤマツツジの赤ーーなんだかよくわからないしそ科のような小さな薄紅色の花ーーお花畑のヤセ尾根を通過し、しばらく進むと、山頂へあと1�劼判颪�れた路傍の石、8時半を過ぎた。約二時間半で山頂に到着、雨は上がったがガスで薬師堂以外何も見えない。朝食の残りを食べてしばらく撮影、10分くらい休憩し、下山開始。花畑を通過するとコバギボウシの白い花がたくさん咲いており、低木に赤い実が密集してついているが、何の実か調べてもよくわからずーー。最近は脚力の衰えから下山のスピードが遅くなり、今回も避難小屋に山頂から35分くらい、さらにそこから45分かかって駒の小屋、さらに一時間近くかかってようやく11時過ぎに登山口に戻った。予定より一時間遅いがやむを得ない。急坂は滑りやすく安全第一で下った。途中で若い男女のハイカーら数名に出会ったが下る途中に晴れ間が出始め、今日は少しついていないと悟る。小休止し、車中で行動食を少し補給して再びドライブ、高速に乗って上越市までドライブ、市の埋蔵文化財センターを訪ねる。ここは月曜日でも開館している。上越市の博物館は7月二〇日頃リニューアルオープンらしいが、歴史時代以降（中世以降）の歴史資料が中心で、考古資料は埋文センターや各地区の資料館に分散している。埋文センターは常設展示が展示替えの途中で見られず、「謙信公と春日山城」展と少しンも回廊にある展示しか見られず残念。時間は押しているがせっかくここまで来たので車で少し春日山城の謙信公銅像の下まで行ってみる。12時半を過ぎてしまった。次に上越妙高駅前にある釜蓋遺跡ガイダンス館まで行き、吹上遺跡の場所などを確認、吹上遺跡を通過し、斐太遺跡手前の観音平古墳群の��入り口まで行き、すでに二j期前に泣てしまう。古墳は次回に回し、最後に中郷地区にある縄文遺跡の展示館、片貝縄文資料館まで行くが結構遠かった。中郷地区というのは妙高市のエリアに入ってから西側から上越市がした先のように伸びてくる上越市に吸収された地域でその経緯はよくわからない。この近くから大規模な縄文時代鋼板期の遺跡が発見され、出土品の土器や土偶などの展示を見ていたら2時半を大幅に過ぎていた。さて、これから越後湯沢のレンタカー店まで戻らねばならない。高速を使う方が多分早かったかもしれないが、山道を走る練習と思い、かなり曲がりくねった山道を進み、403号線に入って松代、十日町を経由、六日町まで100�辧�二時間もかかっている。途中曲がりくねった雪除けのトンネルには参った。相当危険を感じる場所だ。少しスピードを出しすぎてAT車から安全運転に心がけよと注意される。民間の考古資料館である六日町（南魚沼市）の余川にある飯縄考古資料館には15時過ぎと電話しておきながら到着は16時50分、遅れると電話しておいたので快く見学させていただいた。飯縄山古墳群など周囲の遺跡からの出土品、採取品が所狭しと並んでいる。前日の件考古学講演会でも話があったが、信濃川駐留の津南段丘には古墳はなく、魚野川流域にはこの飯縄山古墳などいくつかの古墳群がある。むろん高田平野周辺の山間部や角田山周辺にもあるが、弥生時代に大きな集落が展開した地域や海岸部の交通の要所などが古墳の立地する場所らしい。さて、すでに5時を過ぎ、越後湯沢まで戻ろうかというときに目のまえにある飯縄山古墳を見て、いけないのを残念に思い、見とれているうちに道路の左側によってしまい田んぼとの間の側溝に左側者江合が落ちてしまった。あっという間の出来事、何かを見るときは車は停車させねばならないという大きな教訓を得た。気づいたら後の祭り、脱出は不可能で、車体は斜めに傾き、シートベルトのおかげでけがは免れた。大きな音がしたらしく、近くの住民が出てきて大丈夫かと周りに集まった。体の無事を確認し、レンタカー店に事故の連絡し、保険会社経由でレッカー移動を要請、しばらく親切な近所の高齢女性が連絡がつくまで家で休めと上がらせていただき、お茶をごちそうになりながら連絡を待つ。30分くらい待って、魚沼ロードサービスがレッカー移動に来るということで、事故から1時間少し経過してようやくまだ明るいうちにレッカー作業が始まった。左タイヤがはまっただけに見えたが、結局引き上げてみると左前輪パンク、左側はかなり傷がついたばかりでなく、オイルのパイプのどこかが破損し油漏れになって走行不能と判明、結局レッカー者ごとそのロードサービスの会社に移動し、保険会社やレンタカー店の連絡を待つ。保険その他の関係が複雑で4か所くらいから次々に連絡が入り、事故車をどこに満っていくのかなど訪ねられてもこちらが知るわけもない。この間400�劼�らい走ったので、関係者で協議してくれと申し訳ないがこちらは後を任せて電車で帰宅することにした。いろいろ迷惑をかけてしまったが、レンタカー旅行でどのような準備が必要か、どういうことをしてはいけないか、いろいろな教訓を得た二日間だった。
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