岡山県美作市 豪雨後の湯郷〜大山 茶畑&アジサイ&昭和レトロ



- GPS
- 03:58
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 372m
- 下り
- 357m
コースタイム
- 山行
- 3:17
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 3:49
歩行距離11.5km、歩行時間3時間20分、歩行数16,000歩、消費カロリー1,470Kcal
天候 | 曇り後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
湯郷温泉観光案内所の駐車場<写真01>に停めました。「現代玩具博物館・オルゴール夢館」や飲食店などとの共同駐車場で20台程停められます。また、大山展望台駐車場(<写真20、28>撮影地点辺り)にも十数台駐車可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ほうらい橋東の斜面で倒木を処理中ですが、側を歩いても大丈夫でした。大山頂上三角点へと向かう茶畑の脇道のみ砂利で、その他はアスファルトやコンクリート道です。運動靴でも歩けます。 その他、花スポットなどコース状況の詳細は、周辺情報下欄の添付ファイルで確認できます。 |
その他周辺情報 | 湯郷(ゆのごう)は温泉街として有名です。今回の豪雨では、地下が浸水した宿泊施設が1軒あったそうですが、ほとんどの宿泊施設は通常通り営業中です。観光施設やお店なども大丈夫のようでした。 |
ファイル |
(更新時刻:2018/07/10 07:53)
|
写真
&レトロおもちゃ館
開館時間は9時半から17時までです。山行後に車で立ち寄りました。巨大ジオラマや車掌の制服などの鉄道グッズ、メンコやミニカーなどのレトロなものから「ワンピース」など人気アニメのフィギュアなど最近のおもちゃまで大量に展示されています。動画も撮りました。実は、「あの日のおもちゃ箱 昭和館」<写真42>のコレクションの一部はここにあります。
2010年3月に誕生した高さ7.9m、幅4.3mのからくり時計です。8時から21時の毎時0分から4分までからくり人形が動きます。美作にゆかりのある円仁法師や宮本武蔵の人形が登場し、最後に出てくるのが伝説の巨人「さんぶ太郎(三穂太郎)」です。奈義町の那岐山麓に生まれた人間と大蛇のハーフで、母大蛇の親心が胸を打つちょっとせつない昔話があります。動画も撮りました。
&セイヨウミツバチ
タケニグサはこの道沿いや大山あじさいロード沿いに咲いていました。セイヨウミツバチはニホンミツバチとは違い、腹部の黒い横縞模様の幅が先端にいくほど太くなります。動画も撮りました。
ヤマハギとは違い、花は葉の間に埋もれるように付きます。また、中央下側の花びらが両サイドの翼弁と呼ばれる花びらに包まれているように見えます。この1本だけで咲き始めでした。このすぐ南側に駐車場があります。
砂利道に入り茶畑の脇を歩いて大山頂上<写真23>に向かう途中、青々した茶畑がありました。大山周辺やすぐ東の海田(かいた)地区は江戸時代から続くお茶の産地だそうです。豪雨の影響もなかったようでとてもきれいでした。キリギリスの鳴き声も聞こえていました。
詳細は不明の小さな神社ですが、とても大切にされているようで、奥の本殿を守るように外側に屋根付きの小屋が建てられていました。ご祭神は山の神である大山祇命(おおやまつみのみこと)なのかもしれません。
はっきり写ってはいませんが、翅の表側は青く輝いていたのでオスです。ミヤマカラスアゲハの春型は後翅に白い筋模様が出るのですが、西日本では夏型になるとほとんど見えない個体も多く見られます。この個体はうっすら見えました。地面にわずかにたまった水を吸ってミネラルなどを補給しているのを動画に撮りました。
10時から21時の1〜2時間ごとに0分から20分間、湯郷温泉発見の立役者?白鷺をイメージした高さ15m、幅27mの大噴水が披露されます。夜にはライトアップもされるそうです。さすがにこの日は噴水はお休みでした。
道路沿いの用水路はもう大丈夫そうでした。オオシオカラトンボのオスは、腹部の先端が少しだけ黒く翅の付け根周辺は黒っぽいこげ茶色なので、よく似たシオカラトンボやシオヤトンボと区別できます。
&円仁法師像
塩垂山長興寺(しおたれやま ちょうきょうじ)は、貞観2(860)年、第3代天台座主慈覚大師円仁が、白鷺が湯につかり足の傷を治しているのを見て湯郷温泉を開き薬師如来を安置したのが始まりといわれています。
昭和館
すぐ隣に駐車場があるので、山行後に車で立ち寄りました。個人の膨大なコレクションで、ブリキのおもちゃなどの玩具の他、黒電話などの家電やもんぺなど戦時中の品、なぜか縄文土器の破片もあったような気がします。昭和生まれでも見たことがない物のオンパレードでした。動画にも載せました。
10時から19時まで無料で利用できます。近くに足湯専用駐車場があるようです。伝説の巨人「さんぶ太郎(三穂太郎)」<写真04>の足を模したものです。お湯はかなり温かく、11km歩いた足を浸すと疲れがとれました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
今回の出発点としたのは、温泉街で有名な湯郷(ゆのごう)です。湯郷温泉は平安時代、慈覚大円仁法師が白鷺に導かれ発見したと伝えられ、別名「鷺の湯」と呼ばれています。温泉施設以外にも大人が楽しめる施設がいくつかあります。
個人的には山行後に立ち寄った「てつどう模型館&レトロおもちゃ館」と「あの日のおもちゃ箱 昭和館」が印象的でした。動画でも紹介していますが、まるで昭和30年代までの世界にタイムスリップしたように、童心に帰って楽しむことができました。また、どちらの館長さんも温かいお人柄で会話も弾み、のんびりできました。
「昭和館」のツバメはそろそろ巣立ちです。大事な時期にお邪魔してしまい、餌を運んでくる親鳥をちょっと困らせてしまいました。最後には少し安心したようで館内にとどまっていてくれたのでほっとしました。
湯郷の街の対岸を南に進むと大山(おおやま)があります。大山入口(登山口)から大山頂上までの約2.5kmは「大山あじさいロード」と名付けられ、道端に約3000本のアジサイを見ることができます。色づきはじめから傷みかけまでさまざまで、これからしばらく楽しめそうです。
大山の展望台からは、湯郷の街や広戸仙や那岐山などのパノラマ展望を楽しめます。大山の頂上三角点は、なんと、茶畑の中に設置されていました。岡山県でもお茶 が栽培されているとは知りませんでした。初めて間近で見たお茶の木の葉は、思ったよりも大きく緑色がきれいで感動しました。
今回のコースはほとんど自動車でも移動できますが、自分の足で歩むことで、目的地までの間も旬の動植物を堪能できます。豪雨の後でしたが、ツバメなどの野鳥やハグロトンボなどの虫、 アジサイなどの植物も元気そうでした。豪雨の代わりに梅雨は早々と明け、クマゼミも鳴き始めています。生き物のパワーをもらってまた1週間頑張れそうです。みんな、ありがとう。
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