兵庫&岡山県境 志引峠〜行者岩〜後山ピストン 岩&花&虫



- GPS
- 05:53
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 984m
- 下り
- 992m
コースタイム
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 5:52
歩行距離8.5km、歩行時間5時間、歩行数21,850歩、消費カロリー2,710Kcal
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ日陰で風が吹くと涼しいです。危険個所はありません。西日本豪雨の影響は特になく、ルート上の小石などは以前からのものです。志引(しびき)峠<写真01>からしばらくは木の枝が散乱していますが、歩くのに支障はありません。岩場には巻き道があります。 志引(しびき)峠<写真01>から後山頂上<写真19〜28>までは、基本、岡山&兵庫県境を歩きます。我々のようにうっかり尾根を間違えても、木の間をどこでも歩けるためルート修正は楽です。志引(しびき)峠<写真01>から上乢(かみだわ)<写真03>までは踏み跡がはっきりしない所もありますが、たまにピンク色のテープがあります。上乢(かみだわ)<写真03>からは登山道として整備されており、ルートはわかりやすいです。 志引(しびき)峠<写真01>からの取り付きは、青いテープに従いいったん西に向かいましたが、ルート修正が必要でした。なるべく県境から外れないようにしたほうが歩きやすいです。 上乢(かみだわ)<写真03>南の標高760m鞍部からは、上乢(かみだわ)<写真03>へと北上する細い踏み跡があります。復路で利用したら、県境よりも歩きやすくショートカットもできてよかったです。 標高939.6m三角点「入谷」(にゅうたに)<写真05>から上乢(かみだわ)<写真03>への下りでは、うっかり尾根を間違えてしまいました。小石がゴロゴロして歩き難かったので、下に見える作業道に下りてそのまま上乢(かみだわ)<写真03>に向かいました。 その他、コース状況の詳細は、周辺情報下欄の添付ファイルで確認できます。 |
その他周辺情報 | 兵庫県側には「エーガイヤちくさ」、岡山県側には「愛の村パーク」という温泉&食事&休憩施設があります。志引峠からは、どちらも自動車で数分で行けます。どちらも水(天然水)がこの上なくおいしいです(^_^)。 |
ファイル |
(更新時刻:2018/07/23 23:49)
|
写真
後山と日名倉山を結ぶ尾根と、兵庫県と岡山県を結ぶ国道429号線が交わる峠です。上乢&笛石山分岐がある1,253m峰<写真13>が見えました。ここに自動車を停め、尾根ルートを進みました。
ギギッと慌てたセミの鳴き声が上より足元からのほうがよく聞こえました。羽化したばかりのヒグラシがたくさん地面を這っており、ときどき踏みそうになりました。お互い気を付けましょう(^_-)-☆
標高739mの兵庫&岡山県境の峠です。3年前の8月2日は岡山県側の後山キャンプ場(7月中の利用再開を目指し道路復旧作業中)から、去年7月16日は国道429号線の兵庫県側からこの上乢(かみだわ)にアプローチし、県境尾根を登りました。左側(西)に下山で利用した作業道が写っています。
体長2cm程のカミキリムシです。オスの一番後ろの脚が黒く太いことから、よく似たコヨツスジハナカミキリ(ヤマトヨツスジハナカミキリ)と見分けられます。メス(下)はリョウブ<写真15>などの花粉を食べないと、体内にある卵が成熟しないようです。
標高1000m辺りから岩群が見えてきます。動画を撮りながら歩き、往路は西側の巻き道をずっと進みました。復路は岩の間を下りて行者岩てっぺん<写真31>に寄り道しました。コエゾゼミがよく鳴いていました。
苞の縁に鋸歯が散生すること、下唇の2条の隆起部分が黄色いことが特徴です。よく似たミヤマママコナの苞には鋸歯が全くありません。ミヤマのほうかと思いましたが、よく見ると、鋸歯のある苞がたまにありました。
後山
展望は効かないものの風が涼しい日陰道をずっと登り、1,253m峰の道標<写真13>からわずかに北上すると、やっと後山<写真19〜28>が見えました。この辺りからアキアカネ<写真22>ロードが始まりました。
オスはなわばりを主張するようにこうしたポーズで止まっていることがよくあります。まだ未熟で腹部の色が薄い個体が多かったのですが、稜線から頂上にはたくさんいました。動画も撮りました。
船木山&駒の尾山
後山頂上より西方面には、左側に船木山、右には駒の尾山が見えました。岡山県の標高2位<標高1,334m>の船木山は、後山から見た姿が一番存在感があります。動画も撮りました。
後山頂上より南方面には、日名倉山が見えました。この日はベルピール自然公園のリュバンベールの鐘がよく鳴り響いていました。写真右側に白く四角い凱旋門のような鐘楼が写っています。コスプレの聖地として人気だそうです。
メスの前翅の表側の先端部分が黒いというのが名前の由来です。南方系の蝶でうちの庭でも育っていますが、近年生息域が北上しています。後山頂上でオス同士激しいバトルを繰り広げており、なかなか止まってくれませんでした。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
サブザック
|
---|
感想
県境にある後山の岡山県側は、西日本豪雨の影響でアプローチが困難になっていました。そこで、両県の県境にある志引峠(しびきとうげ)を起点に、安全な県境尾根を伝って歩き、後山を往復することにしました。
全行程にわたって危険個所のない安全な道でしたが、志引峠から標高939.6mの三角点(点名:入谷)まではルートファインディングがやや難しいので、読図のスキルは必要です。
猛暑の中での全行程尾根歩きのため、熱中症を心配しましたが、コースのほとんどが日陰で涼風が常に吹いていたおかげで、後山頂上付近よりも高度が数百メートル低い所でも体感気温はさほど暑くなく、快適な山行をすることができました。
夏の尾根道なので、花はまばらでしたが、昆虫はたくさんいました。 高度の比較的低い所では羽化したばかりのヒグラシがあちこちで地面を這っていました。たくさんいたので、何回も体当たりされたり、逆にこちらが踏みそうになったりしました。
高度の高い所では、避暑のために上がってきたたくさんのアキアカネが舞っていました。稜線上は今年も期待通りのアキアカネロードで安心しました。6月に麓の田んぼで羽化し、集団移動をしてきたのでしょう。しかし、岡山県1位&兵庫県3位の高山でもこの日は暑かった・・・(>_<)
後山頂上ではキアゲハやツマグロヒョウモンがバトルを繰り返していました。クマバチも1匹だけいました。 中にはてっぺんを取ったつもりなのか、バトル後、後山頂上三角点の上に止まるものも(^_^)
季節などを感じさせてくれる動物は見ていて飽きません。エゾハルゼミに代わってコエゾゼミがよく鳴いていました。動画を撮ったら、BGMはほぼコエゾゼミとウグイスでした。
後山南尾根の標高1,250m地点辺り(板馬見渓谷分岐の少し南)から真西方向の標高1,020m地点辺りに道仙寺奥の院が見えました。未だ女人禁制の聖地です。その風習が残るのは奈良県の大峯山とここぐらいでしょうか?
9月7日・8日にはここで柴燈大護摩供養が営まれます。その日は全国から1万人余りの修験者達が訪れますので、岡山県(旧東粟倉村)側からの後山アプローチは避けた方がよさそうです。
行者岩などの岩場は、展望は効きませんが、岩に登ってなんちゃって修行を体験できます。平らな岩もあり、腰掛けて休憩するにはもってこいです。楽しかったので、行きも帰りものんびりしました。
岩場あり、少し急な斜面あり、距離の割にはなかなかいいトレーニングとなりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する