中ア・太田切川中御所谷【巻きが核心】
- GPS
- 09:54
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 1,525m
- 下り
- 588m
コースタイム
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:54
06:45入渓(日暮の滝)07:00
08:20 10mCS滝上
08:30宝剣の滝
09:45 10mCS滝
〜右岸を大高巻き、迷いながら〜
13:25沢復帰、2段8m
13:40 40m大滝
14:30 レイバック気味の滝
15:55 Co.2470二俣
16:05千畳敷カール
16:15千畳敷駅
天候 | 快晴、上部ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは駒ケ岳ロープウェイ、バスを利用しました。 |
その他周辺情報 | こまくさの湯、JAF割560円 明治亭(ソースカツ丼の名店)で天丼をいただく。 |
写真
感想
当初は白山の大白水谷に行こうと考えていたが、林道が開通していないようで急遽、山岳会の先輩に中央アルプスの沢がいいよと紹介してもらい、中御所谷へ。
金曜日の夜に出発。駒ケ岳SAで車中泊。京都から3時間。中アは近いですね。
3時間ほど仮眠して菅の台バスターミナルへ。想像していた以上に人がいて僕らが到着した頃にはすでに100人くらい並んでいた。1時間弱順番待ちをしてしらび平へ。バスの最前列で座ったため、バス運転手さんの運転技術を目の当たりにした。さすがプロは違いますね。しらび平に到着するとロープウェイには乗らず、その建物を回り込んで日暮の滝(入渓点)へ。
入渓地点でいきなり日暮の滝で圧倒される。記録では最初は右手のガリーをフリーで登っている人が多かったが、朝一番だし寝不足だしということでロープを張る。これは正解だった。フリクションはよく効くがスタンスが逆層気味で緊張した。二段目はフリーで右手を登る。ochoはさっさと抜けたが、僕は途中のハーケンでスリングをかけて進んだ。結構怖かった・・・ この先の10mCS滝は登れないみたいなので、そこから左岸の支沢を詰めて巻く。この支沢も高度感がありフリーで登るが緊張感があった。二回懸垂して沢に戻る。意外と手こずって2人で気合を入れ直す。
沢に復帰してから少し歩くと立派なナメ滝がある宝剣の滝に。ここは右岸からまとめて巻く。巻く途中で登山道らしきしっかり踏まれた道に合流する。これはなんの道なのだろうか? あんまり記録では見たことないなー 比較的楽に巻けて沢に復帰。
次の10m滝は左岸を巻く。この巻きでニッコウキスゲの群生があり、癒される。
次に核心の10mCS滝僕らは右岸のガリーを詰めて巻くことに。記録では途中でスラブをトラバースして沢に復帰するらしいがとても怖くていけない。しかもこのガリーが浮石だらけで本当に怖かった。このまま藪漕ぎして尾根に詰め上がることに。沢に復帰しようとするが、結構高くまで登ってしまって懸垂を少なくとも2回はしないといけない、戻ってもすぐに登れない滝が出てきて巻くことになる、ということで40m大滝があるところまで大高巻きをすることにする。ここから約3時間半の大変な巻きになった・・・なんかよくわからない葉っぱがトゲトゲの草は痛いし、ドロドロだしで大変。沢が入ってきたのでこの沢を降って本沢に復帰しようとするがどこか様子がおかしい。この沢には残置ロープもあったので降ってみたが、この沢が本来の登れない10m、25m滝の巻きに使われる沢なのだろう。登り返して沢を詰める。記録では踏み跡があるとあるが全然ない。なるべく高度を最初に上げて歩きやすいところをトラバースしていく。1時間くらい歩くとやっと踏み跡らしきものに出合う。この踏み跡の歩きやすさは感動ものだった。
時々踏み跡を外したり、沢を横切ったりして踏み跡が完全になくなったところでしばらくトラバースし、滝のある沢に出合ったので下降して中御所谷に復帰! 苦労しました。懸垂はやらずにすみました。
沢に復帰すると改めてこの沢のスケールの大きさに驚く。後ろを振り返ると駒ヶ根市市街地が見えるが沢の切れ落ち感がすごい。復帰して目の前の6m滝は一応ロープを出して登る。簡単だった。そのあとすぐに右手に40m大滝。本流は左手であるが、記録では40m大滝を簡単に巻けるらしい。見た目は難しそうだが、進んでみる。近くにいくと簡単に登ることができる。またしばらく藪漕ぎして本沢に復帰できた。
ここからは小滝の連続だけということなので安心する。
またしばらく進むと水量4:6の二俣のところにレイバックっぽい滝をロープを出して登る。ムーブが面白かったが、水が冷たくてホールドを持つのが辛かった。ここら辺から水が急激に冷たくなる。今年はもう雪渓は残っていないようなのになんでこんなに冷たいのだろう・・・ 終了点の問題で左岸に上がったのでそのまま左岸を巻くことに。お花畑で歩いていて癒される。沢にまた復帰するとここからは本当に小滝の連続で楽しい感じで登れる。ただ水が冷たい・・・ 最後のCo.2470二俣を右に進んでしばらく歩くと水が枯れ、千畳敷カールにでる。登山道を少し上がって千畳敷駅に到着。少しロープウェイのスタッフさんと雑談をして、16:30のロープウェイで下山。ロープウェイから中御所谷がよく見え、達成感。我ながらこの険しい沢を遡行したものである。
バスに揺られ菅の台に戻ってからはこまくさの湯で入浴、明治亭で天丼を頂いて帰洛。
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