朝日連峰縦走(古寺鉱泉〜相模山手前までピストン)
- GPS
- 31:23
- 距離
- 38.4km
- 登り
- 3,214m
- 下り
- 3,223m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 3:53
- 合計
- 11:59
天候 | 1日目 快晴 2日目 くもり(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
■アクセス 山形市内方面より 国道112号→県道27号→ 古寺鉱泉・朝日鉱泉方面へ右折→サクラマスふ化場右折→古寺鉱泉 ■駐車場 古寺鉱泉駐車場は現在拡張工事中です。(10/31まで) この時は仮設駐車場で50台分位のスペースありました。 仮設トイレも3基ありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト 朝陽館に登山ポストのみあり。 ■ルート状況 全ルートにおいて登山道明瞭。 今回歩いたルートで特に危険と感じる箇所はありませんでした。 主稜線と三面ルートも刈払い済みです。 ■水場 一服清水:登山道沿い。冷たくて美味い。 三沢清水:登山道沿い。出ています。 銀玉水:登山道から10秒。抜群の美味さ。 金玉水:登山道の標柱から3-5分程。冷たくて美味い。 竜門小屋水場:小屋からすぐ。出ています。 |
その他周辺情報 | ■温泉 大井沢 ゆったり館 \300 |
写真
感想
3年連続の朝日連峰小屋泊縦走。去年、一昨年は秋だったが今年は真夏に挑戦。登山口を古寺鉱泉か日暮沢で迷うが端から縦走したかったので古寺鉱泉を選択した。当初の予定は狐穴小屋泊で以東岳までを往復しようと考えていたがどうも二日目の天気が怪しいので手前の竜門小屋泊としそこからどこを歩くかはその時の気分と体力で決めようと気合を入れて星空のもと1:30に登山開始。久しぶりの小屋泊装備ザックのずっしりとした重さを肩で受け止めながら一気に一服清水まで歩く。ザックをおろし星空を眺めながらしっかり休憩。ハナヌキ分岐から古寺山までは頑張りどころの急登。古寺山に着く頃に少し空が白み始めそして主稜線のシルエットがくっきり浮かび上がってきた。以東岳までガスもなく今日は予報通りの快晴らしい。銀玉水でようやく日の出。小朝日岳の肩から陽が上がった。避難小屋手前の岩場を歩いているとチチッと動物の鳴き声が聞こえたので少し待つと岩からひょっこりオコジョが現れた。朝日で3回位出合った事があるがすばしっこくて一度も撮る事が出来なかったのでスマフォを構えてしばしオコジョの出待ち(笑)またひょっこり出てきてくれたところを始めて撮る事が出来た!サイズ的にまだ子供で好奇心旺盛だったので撮れたのだと思う。避難小屋にザックをデポし大朝日岳山頂に登頂。独り占めの山頂からはこれから歩く主稜線、飯豊連峰、月山、鳥海山、磐梯山、吾妻連峰等周囲の山々が一望出来た。そしていよいよ主稜線縦走開始。まずは金玉水で喉を潤し中岳を巻き、西朝日岳へ。刻々と変わる縦走路の景色が溜まらない。快適な縦走路を歩きようやく本日の宿である竜門避難小屋に着く。この時点で8時。まずは腹が減ったので外のベンチで景色を見ながらカップラとおにぎり休憩。地図を見ながらこれからどこを歩こうか考える。以東岳までの主稜線と二つ石ルートは歩いたことがあるのでやはり三面ルートか。とりあえず一つ目のピークの相模山を目指してみようと決めて、宿泊の受付を済ませて小屋泊荷物をデポさせて頂いた。小屋番のIさんが三面ルートの刈払いもされたとの事で色々と情報を頂き出発。南寒江山、寒江山と進み三面の分岐に差し掛かった。快晴でなかなか陽射しが強く風は冷たいが行動時間が早かった為か少しバテ気味になってきた感じがした。分岐から笹原をなだらかに下るとまずは三方池が右手に姿を現す。登山道の足元に看板があり踏み跡を辿り池まで降りると、池越しに以東岳が見える絶好のロケーションだった。お次は少し歩いて源蔵池が左手に。こちらは踏み跡が見えなかったので池に近づけなかったが登山道からは一番近い池で大きさは三方池と同じ位だった。次はすぐ右手に甚六池。(国土地理院地図だと相模池)
なんとここはまだ半分程が雪で覆われており、雪が解けた所からチングルマが咲き誇っている素晴らしい場所だった。うっすら踏み跡があったので植生にも気負付けながら雪渓まで降りてみる。雪渓から滴り落ちる雪解け水を少し頂いたがとても冷たく美味かった。そこからは少しキツイ登りが続いてやっと相模山かと思われるピークに立ってみたが、さらに先にもう一つピークがある。地図と地形を確認するとどうもそちらが相模山らしい。んー、アップダウンと少し距離があるし暑さにバテてきたので安全策で戻ることに。しかしこの三面ルート、自分はほんの少しの距離しか歩いていないがアップダウンが激しくとても厳しいルートだと感じた。そしてこのルート(二つ石や主稜線も勿論そうだが)の刈払いを行っている小屋番の方々は相当な苦労なはずで普通に歩けるのが当たり前じゃなく感謝しながら歩きたいと思った。小屋に戻ると泊りの方々が徐々に集まり始めおり、まだまだ日が高いにも関わらず宴会スタート。テキーラや沢山の美味しい料理を頂いたり楽しい話しにあっという間に時間が過ぎた。20時キッカリに宴会はお開きとなり就寝。翌日は天気予報が悪かったので早めに行動しようと思い4時起床、4時30分頃に小屋を後にした。小屋を出た頃は以東岳から大朝日岳までかろうじて見えていたが上空には厚い雲、そして強風。何度も耐風姿勢を取りながら進み西朝日岳手前で日の出を少しだけ拝むことが出来たが見られただけでも自分は運が良い方だったと思う。大朝日岳に着く頃には辺りはすっかりガスに包まれていた。標高を少し下げるとガスは抜けたが古寺山に着いて主稜線を眺めると昨日見た素晴らしい稜線はガスに覆われてその姿を見せる事はなかった。あとはひたすら下り続け9時前には下山。少しだけ雨にあたったりしたが本格的に崩れる前に下りる事が出来た。
1日目は最高の天気に恵まれ主稜線の2/3位の縦走が出来たし、歩いたことが無かった三面ルートに初めて足を踏み入れる事が出来たし、小屋では楽しい宴会に混ぜて貰う事が出来たし、今年1発目の小屋泊縦走としてはとても充実した内容の山行だった。
一昨年、朝日連峰を縦走した時の事を思い出しました
素晴らしい景色ですね
朝日はまた来たい!と思う山のひとつです。
オコジョかわいいですね
自分は以東岳に登った時に遭遇しました。
「神の使い」らしいので良いことがあるかも・・・ですよ
seigenさん、こんばんは!
今回は天気の良かった1日目に沢山歩けて良かったです(^_^)
遠ざかる大朝日岳、近づく以東岳。
移り変わり行く景色を堪能した山旅になりました!
今のところ特に良いことが起きていないので
お盆休みあたりに起きないか期待して過ごしますね(^_^)/
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