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Yamareco

記録ID: 1552524
全員に公開
ハイキング
阿蘇・九重

風穴から大船山の坊がつるテン泊

2018年08月11日(土) 〜 2018年08月12日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:45
距離
9.2km
登り
992m
下り
600m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:38
休憩
1:02
合計
7:40
6:51
31
7:22
7:26
32
7:58
8:01
71
9:12
9:22
161
12:03
12:04
21
12:25
12:26
14
12:40
12:57
64
14:01
14:19
4
14:23
14:31
0
14:31
ゴール地点
天候 曇り、雨
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
男池駐車場に六時半に到着。続々と山支度の人たちが支度を終えて、登山口へ向かっておりました。
2018年08月11日 06:45撮影 by  F-01K, FUJITSU
1
8/11 6:45
男池駐車場に六時半に到着。続々と山支度の人たちが支度を終えて、登山口へ向かっておりました。
キツネノカミソリ。初めて見ました。
2018年08月11日 06:52撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 6:52
キツネノカミソリ。初めて見ました。
しばらくはゆるやかな平坦な路が続きます。
2018年08月11日 07:08撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 7:08
しばらくはゆるやかな平坦な路が続きます。
徐々に登りがきびしくなってきて、最初のポイントかくし水が見えてきました。
2018年08月11日 07:18撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 7:18
徐々に登りがきびしくなってきて、最初のポイントかくし水が見えてきました。
牛は?
2018年08月11日 07:19撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 7:19
牛は?
この水はうまし。
2018年08月11日 07:24撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 7:24
この水はうまし。
さらにさらに登り勾配は強くなり、この日ばかりは曇り空がありがたく、汗がながれる事もなく。
2018年08月11日 07:53撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 7:53
さらにさらに登り勾配は強くなり、この日ばかりは曇り空がありがたく、汗がながれる事もなく。
次のポイントのソババッケへ。ここまでで一時間。小休止。
2018年08月11日 07:54撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 7:54
次のポイントのソババッケへ。ここまでで一時間。小休止。
見上げれば、平治岳越しに、つかの間の晴れ間が。
2018年08月11日 07:55撮影 by  F-01K, FUJITSU
2
8/11 7:55
見上げれば、平治岳越しに、つかの間の晴れ間が。
分岐です。平治岳への路は経験済み。本日は直進して風穴へ。
2018年08月11日 08:08撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 8:08
分岐です。平治岳への路は経験済み。本日は直進して風穴へ。
ゆるやかに登りが続きます。木々はいよいよ深く、緑は濃く。
2018年08月11日 08:27撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 8:27
ゆるやかに登りが続きます。木々はいよいよ深く、緑は濃く。
うとん越しへの分岐。
2018年08月11日 08:45撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 8:45
うとん越しへの分岐。
雲だか、霧だか、いっそう暗く真っ白に。沢のごろごろ石の路は、足をおろす場所を探すのも難儀。しばらく我慢の時間が続きます。
2018年08月11日 08:57撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 8:57
雲だか、霧だか、いっそう暗く真っ白に。沢のごろごろ石の路は、足をおろす場所を探すのも難儀。しばらく我慢の時間が続きます。
やっと着いた風穴は、先客万来。やたら人だらけで休憩もできず、汗をふいたらすぐに出発。
2018年08月11日 09:19撮影 by  F-01K, FUJITSU
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8/11 9:19
やっと着いた風穴は、先客万来。やたら人だらけで休憩もできず、汗をふいたらすぐに出発。
さて、いよいよ大船山の登り口へ。地図上で等高線がきついのは確認済み。気合を入れますぞ。
2018年08月11日 09:27撮影 by  F-01K, FUJITSU
1
8/11 9:27
さて、いよいよ大船山の登り口へ。地図上で等高線がきついのは確認済み。気合を入れますぞ。
わかっちゃいたけど、きつい勾配がこれでもかと続きます。
一息入れて振り返ると、黒々とした黒岳がドドーンとそびえていました。ああ、ずいぶん登ったんやね。
2018年08月11日 09:52撮影 by  F-01K, FUJITSU
1
8/11 9:52
わかっちゃいたけど、きつい勾配がこれでもかと続きます。
一息入れて振り返ると、黒々とした黒岳がドドーンとそびえていました。ああ、ずいぶん登ったんやね。
そしてまた、つかの間の晴れ間に、山頂が。けれどあれは、大船山ではなく、米窪のへりですね。げー、まだまだあんなに遠いのか…と力が抜けた次第。
2018年08月11日 09:57撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 9:57
そしてまた、つかの間の晴れ間に、山頂が。けれどあれは、大船山ではなく、米窪のへりですね。げー、まだまだあんなに遠いのか…と力が抜けた次第。
ようやく急登を終えたけれど、雲の中の散歩。米窪の下を覗いてもなんにも見えません。
2018年08月11日 11:06撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 11:06
ようやく急登を終えたけれど、雲の中の散歩。米窪の下を覗いてもなんにも見えません。
ちょっと勘弁。なんじゃこの藪こぎは。半袖Tシャツ一枚の身体は、あっというまに傷だらけ。
2018年08月11日 11:21撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 11:21
ちょっと勘弁。なんじゃこの藪こぎは。半袖Tシャツ一枚の身体は、あっというまに傷だらけ。
いつまでつづくのこの路は。タオルを失い、お気に入りのキャップも失ってしまいました。これはもう緑のラッセルです。
2018年08月11日 11:29撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 11:29
いつまでつづくのこの路は。タオルを失い、お気に入りのキャップも失ってしまいました。これはもう緑のラッセルです。
ついにダウン。両足同時に、太ももとふくらはぎがピキピキ。
水分とっても、塩分とっても、どうにも動けず。
40分もの間、ひっくり返ってました。
2018年08月11日 11:31撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 11:31
ついにダウン。両足同時に、太ももとふくらはぎがピキピキ。
水分とっても、塩分とっても、どうにも動けず。
40分もの間、ひっくり返ってました。
だましだましで、ようやく分岐へ。ここから山頂まで二十分というのは頭にあったので、その場にザックを放り投げて、空身で山頂を目指します。
2018年08月11日 12:41撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 12:41
だましだましで、ようやく分岐へ。ここから山頂まで二十分というのは頭にあったので、その場にザックを放り投げて、空身で山頂を目指します。
ザックの負荷16キロがなくなると、身体が軽い軽い。トントントンとリズムよく頂上をめざします。と、いよいよ雨が強くなってきました。
2018年08月11日 12:20撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 12:20
ザックの負荷16キロがなくなると、身体が軽い軽い。トントントンとリズムよく頂上をめざします。と、いよいよ雨が強くなってきました。
ようやく山頂へ。雨と風の中、景色もみえず、ただただ自己満足の世界。ああ、もう登らなくていいのだ、と開放感。
2018年08月11日 12:23撮影 by  F-01K, FUJITSU
1
8/11 12:23
ようやく山頂へ。雨と風の中、景色もみえず、ただただ自己満足の世界。ああ、もう登らなくていいのだ、と開放感。
坊がつるまでの下りの長い事…。すべって転んでドロドロ。この路を登りには絶対に使いたくないなあ。そしてホウホウのていで、やっと降りてきました。
2018年08月11日 14:19撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 14:19
坊がつるまでの下りの長い事…。すべって転んでドロドロ。この路を登りには絶対に使いたくないなあ。そしてホウホウのていで、やっと降りてきました。
坊がつるの草原が眼前に広がります。楽しそうにテントでくつろぐ人々。ああ、やっと楽園に降りてこれたようです。
2018年08月11日 14:18撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/11 14:18
坊がつるの草原が眼前に広がります。楽しそうにテントでくつろぐ人々。ああ、やっと楽園に降りてこれたようです。
雲につつまれた三俣山を正面にみすえ、水場とトイレからまあまあ近い場所へ本日の陣をはりました。かくし水でコーヒーを入れて、ようやく一息。ああ至福。
2018年08月11日 14:45撮影 by  F-01K, FUJITSU
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8/11 14:45
雲につつまれた三俣山を正面にみすえ、水場とトイレからまあまあ近い場所へ本日の陣をはりました。かくし水でコーヒーを入れて、ようやく一息。ああ至福。
一晩中、降ったりやんだりの夜で、ペルセウス座流星群は見れず。そして迎えた朝。平治岳の向こうには青空が。
2018年08月12日 06:52撮影 by  F-01K, FUJITSU
2
8/12 6:52
一晩中、降ったりやんだりの夜で、ペルセウス座流星群は見れず。そして迎えた朝。平治岳の向こうには青空が。
さて帰ります。うとん越し経由で男池へ向かいます。
いい天気。
2018年08月12日 07:22撮影 by  F-01K, FUJITSU
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8/12 7:22
さて帰ります。うとん越し経由で男池へ向かいます。
いい天気。
ジリジリ照り付ける日差しに、汗ダラダラになりつつ、ようやく大戸越し。
2018年08月12日 08:01撮影 by  F-01K, FUJITSU
8/12 8:01
ジリジリ照り付ける日差しに、汗ダラダラになりつつ、ようやく大戸越し。
三俣山の向こうに、坊がつるからは見えなかった硫黄山が見えます。ここは絶景。そして携帯も電池切れ。さようなら
2018年08月12日 08:01撮影 by  F-01K, FUJITSU
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8/12 8:01
三俣山の向こうに、坊がつるからは見えなかった硫黄山が見えます。ここは絶景。そして携帯も電池切れ。さようなら
撮影機器:

感想

くじゅうまで、車で三時間。
ちょっと気合入れないと行けない距離です。
今回は、テン泊。坊がつるは初めての場所。
ただ泊まるだけではもったいないからと、
行きがけの駄賃よろしく、風穴ルートからの
大船山を踏むこととします。
しかし誤算がありました。装備の重さが
いつもの倍であった事……。


男池駐車場からのスタートは、晴れ間も見えて順調です。
高揚した気分からか、荷物も軽く感じます。
野鳥のさえずり、木々の木漏れ日。なんとも素敵な空気の中
ソババッケを越えて、分岐へ。ここを真っすぐ進みます。
未知のコースに緊張と期待。

空は雲に覆われて、森はいよいよ深く、
霧だか雲だか、薄暗い乳白色の中、枯れた沢のゴロ石を
足を下す場所に苦戦しながらひたすら進みます。
ザックが肩にくいこみ出し、あごが上がりかけた頃
ようやく風穴へ。学校のグループでしょうか、
中学生くらいの生徒たちの嬌声が響き、風穴の前は渋滞。
やれやれ、ここで大休止する予定でしたが、汗を拭いただけで
すぐに歩き始めます。

大船山への分岐を右折して、
さて本格的に登りがはじまります。
地形図の等高線が、この登りのきつさを表してます。
ほぼ真っすぐにひたすら高度をかせいでいく路です。
ああ、ザックが重い。息があがる、吹き出す汗。
振り返るとそこには、黒岳が屏風のごとくそびえ立ち
つかの間の感動をくれます。
休み、休みでなんとか尾根の肩あたりまでたどりつきました。

雲の中に入ったので、あたりは真っ白。
視界は前後左右10m程度です。
米窪の絶景はおあずけです。
地形図を見る限りでは、ここからは噴火口を半円形に岩場の歩き。
ところが実際は、すさまじい藪漕ぎの始まりでした。
Tシャツ一枚の身体に、ずんずんと引っかきキズが増えていきます。
行く手をさえぎる木々は、緑色のラッセル。
気が付けば、ザックにくくりつけていた、
タオルも帽子も無くなっておりました。
そして何より、体力が削られ消耗し、
足の筋肉が悲鳴をあげます。

ついには両足がダブルで攣りはじめ、
一歩もうごけずに立ち往生。
暑さ、装備の重さ、オーバーワーク、水と塩分の不足。
その場に寝っ転がり、回復を待ちます。
何度も経験済みとはいえ、
今回はちょっと深刻です。
40分ほどかけて、なんとか歩けるまでに
復旧。
油断でした。
大いに反省です。

歩き出してすぐに路は開けて、段原の分岐へ。
空はいつ降ってもおかしくないほどに黒々としています。
ここにザックをデポして、空身になって一気に大船山頂へ。
身体が軽いなあ。
あっという間に山頂です。
なんにも見えねえし。あ、雨。
いよいよ降り出しました。
段原まで駆け降りると、また重たいザックをかつぎ
左の下りへ。坊がつるへと降りていきます。

しかしまあ、この下りの長いこと。
絶対登りには使いたくない路だなあ。
ズルズルすべる下りに悪戦苦闘。
こけて転んで泥だらけ。
おまけに手のひらをザックリ切って出血。
とにかく降りねばならん。
長い長い下りの路をおえ、
目の前に坊がつるの草原と、
楽し気にテントを立てている人たちが見えた時は、
心底、ほっとしました。

すぐ脇の沢におりて、冷たい水で、
泥をおとし、キズ口を洗い、
消毒して圧迫し、大きい絆創膏で治療。
いやまいった。今回ばかりはボロボロやん。

三俣山を正面にとらえてテントを張り、
かくし水で汲んだ水で熱いコーヒーを淹れて
ようやく人心地。

坊がつるは広いけれど、のびた草の場所をさけると
以外にテント場は限られるのだなあと感じました。
トイレに近く、水場に近く、
なおかつ隣近所に干渉しない距離で
テントを張るのは、
なかなかむつかしいです。


くじゅうは、でかいし広いなあ。
ここに来るたびに、その人気の理由が
伝わります。

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訪問者数:315人

コメント

写真に写り込んでた!
いやそれだけなんですけとね…

今日も強風の中、沢山のテントか見えましたよ。
2018/8/14 20:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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