鳳凰三山 〜オベリスク独占も豪雨でノックアウト寸前（青木鉱泉から周回）〜

2018年08月12日(日) 〜 2018年08月13日(月)

• GPS: 31:55
• 距離: 22.8km
• 登り: 2,875m
• 下り: 2,852m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:52
• 休憩: 2:46
• 合計: 10:38

距離 12.1km 登り 2,259m 下り 950m

6:04 青木鉱泉
8:19 8:27 南精進ヶ滝
10:44 10:55 白糸の滝
11:40 11:49 五色の滝
12:54 14:49 鳳凰小屋
15:42 16:05 地蔵ヶ岳
16:42 鳳凰小屋

2日目

• 山行: 6:35
• 休憩: 0:56
• 合計: 7:31

距離 10.7km 登り 616m 下り 1,913m

6:08 宿泊地
7:02 7:11 鳳凰小屋分岐
7:42 7:57 鳳凰山
8:24 8:25 薬師岳
8:31 8:36 薬師岳小屋
8:54 9:01 薬師岳
9:45 10:04 御座石
12:04 林道出合
12:46 中道ルート登山口
13:39 青木鉱泉
13:39 ゴール地点

天候

1日目：晴→曇→雨→晴→雨→晴
2日目：晴→曇→豪雨→曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

青木鉱泉駐車場を利用（約100台。750円/1日）。
青木鉱泉の受付に料金支払後、車の外部から見える位置に領収書を置いておく必要があります。朝早い場合等は下山後の支払いでも良いみたいです。
トイレ（チップ制）は青木鉱泉近くにあります。
駐車場は朝出発時点でも空きがあるようでした。お盆でもこんな感じなので、普通の週末なら満車の心配はなさそうです。

コース状況／危険箇所等

【青木鉱泉〜鳳凰小屋】ドンドコ沢ルート
道迷いが多いと聞いていましたが、さほど迷うことはありませんでした。登山道の状態はイマイチなところが多く、初心者には向かないルートと思われます。特に雨が降った後等には下山で利用するのは避けたいと思いました。3度目の鳳凰三山ですが、滝が見れるこのルートは初めてで、夜叉神から登るよりは見応えがあると思います。
【鳳凰小屋〜地蔵岳】
樹林帯を抜けると急登の砂地です。乾いている場合は砂に足をとられて蟻地獄状態になり、登るのに一苦労します。今回は降雨直後に登ったため、快適に登ることができました。
【鳳凰小屋〜薬師岳】
特に危険と思われるところはありません。天気が良い時は稜線に出ると白根三山、甲斐駒など、南アルプスを一望できるほか、八ヶ岳、富士山もバッチリ見えます。
【薬師岳〜青木鉱泉】中道ルート
ドンドコ沢ルートと比較して歩き易い登山道です。その代わり、滝もなければ展望も一切ない樹林帯を延々と下っていきます。青木鉱泉へ戻る際に沢を渡りますが、増水時は危険なため渡渉禁止のようです。この場合、林道を歩いて遠回りルートで戻る必要があります。

その他周辺情報

青木鉱泉（1,000円）
ボディーソープ、シャンプーあり。シャワー、ドライヤー、露天風呂なし。

写真

8/12 5:47

明るくなってからスタート。
まだ駐車場は余裕ありそうです。

8/12 5:47

そこそこ良い天気。

8/12 6:06

登山ポストは青木鉱泉にあります。
ネット申請済みなので、そのまま進みます。

8/12 6:07

鳳凰三山は3度目ですが、ここは初めて歩くルート。

8/12 6:22

注意書きを見ていたら足をアブに刺されました。
痛い(>_<)

8/12 6:51

野イチゴ？

8/12 7:32

綺麗ですが名前は分からんのです。

8/12 8:16

南精進の滝を経由するルートとそうでないルートがあるようです。経由ルートで進みます。

8/12 8:23

南精進の滝。
迫力満点でした。

8/12 8:38

調べたらキオンという花のようです。
ここらあたりに群生していました。

8/12 9:01

鳳凰の滝はピストンかな？と思ってザックをデポして進みましたが・・・

8/12 9:06

ここからも地蔵へ行けるじゃありませんか！
とりあえず滝の方へ。

8/12 9:13

しかしルート不明瞭で行き止まり。

8/12 9:13

これが鳳凰の滝？
違う気がする。

8/12 9:33

本ルートに戻りました。
5分って、20分近くかかってるから多分さっきの滝は間違いかな。

8/12 9:47

ここは迂回路がありました。
以前は通過できていたのではと思われます。

8/12 10:51

白糸の滝。

8/12 10:54

案内板もありました。

8/12 11:17

シラネセンキュウかな？

8/12 11:22

五色の滝はどっち？？？
下る方へ進もうとしたとろこで下山してきたハイカーから上にありましたよと情報をいただきました。
それにしても紛らわしい案内板ですね。

8/12 11:40

五色の滝。
ここから滝壺まで下っていけます。

8/12 11:45

水しぶきが清々しい♪

8/12 11:48

この滝は圧巻でした。

8/12 11:50

ヤマホタルブクロ

8/12 12:06

もう紅葉が始まってる！
下界は灼熱ですが、山はもう秋が間近なんですね。

8/12 12:33

ようやくオベちゃん発見。

8/12 12:45

アキノキリンソウ

8/12 13:15

ホウオウシャジン
固有種だそうです。

8/12 14:52

鳳凰小屋に到着してテント設営した直後に降雨がありました。
15時前に雨が止んだため、地蔵岳にアタック。

8/12 15:12

ここからが蟻地獄。
2年前に苦しんだルートですが、今回は雨のおかげでとても歩き易い道になっていました(≧▽≦)

8/12 15:15

そして天気も超回復( *´艸｀)

8/12 15:17

タカネビランジ？

8/12 15:29

誰も居ない山頂♪

8/12 15:31

観音岳方面は青空も。

8/12 15:48

オベリスクの直下でまったり。

8/12 15:52

ここも3度目です。

8/12 15:56

全く期待してなかった富士山もひょっこりはん(^^♪

8/12 16:20

予想に反して期待以上の景色頂きました(≧▽≦)

8/12 16:26

しかし油断するとあっという間にガス一面に。
また雨が降る前に下山します。

8/12 17:44

夕飯は鯖缶を使ったどんぶり(^^♪

8/12 17:53

ちくわキュウリごはん。
ネーミングそのまんま(;^_^A

8/13 6:11

翌朝、そこそこの天気。
昨日と同じ感じかな。

8/13 6:11

観音岳へ進みます。

8/13 6:50

ウラジロナナカマド

8/13 7:06

地蔵岳と観音岳の分岐へ出ました。
青空も見えてテンションUP(^^♪

8/13 7:18

オベリスク＆八ヶ岳♪

8/13 7:21

ご満悦(≧▽≦)
甲斐駒もひょっこりはん(´▽｀*)

8/13 7:25

白根三山もバッチリです。

8/13 7:40

富士山も昨日よりご機嫌です。

8/13 7:40

富士山ズーム。

8/13 7:47

観音岳。
雲が良い感じですね。

8/13 7:47

北アから直前に変更して良かった(≧▽≦)

8/13 8:26

薬師岳。
北岳が間近に見えます。

8/13 8:33

薬師岳小屋でトイレ休憩（チップ制）

8/13 8:57

小屋から薬師岳山頂へ戻ると景色は一変していました。
天気が崩れる予感。急ぎ下山開始します。

8/13 9:14

ベニテングダケ。猛毒らしいです。

8/13 10:06

御座石。
この後、雨が降ってきて殆ど写真撮影できていません(;^_^A

8/13 12:06

ゲリラ豪雨的な土砂降りにやられてノックダウン寸前です(>_<)
靴の中も雨水が入ってズブ濡れ状態。

8/13 13:33

ようやく雨が止みました。
沢は増水していました。

8/13 13:38

とりあえず渡ることはできましたが、増水時は基本的に渡渉禁止らしいです。案内板は下る側にはありませんが、青木鉱泉から登る側に記載がありました。渡った後に知ったのでご勘弁ください。

8/13 13:41

青木鉱泉に戻ってきました。
久ぶりの雨の中、下山は辛かったです。

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Mark II Canon

装備

個人装備

テント(G-LightX) シェラフ(MONTBEL#5) シェラフカバー(GORE-TEX) サーマレスト エアーマット(EXPED) ザック＆ザックカバー＆サブザック(GREGORY BALTORO65) カメラ ストック サングラス カラビナ スリング 日よけ帽子 半袖シャツ アンダーシャツ タイツ(CW-X) ハーフパンツ 靴下 靴 レインウエア(上MHW・下NORTHFACE) ダウン(UNIQLO) グローブ 着替え 予備靴下 ツェルト 保冷バッグ 食料(アルファ米×2＋他) 飲料(550mL×4＋300mL×3) 行動食 ガスカートリッジ コッヘル ライター ヘッドランプ(2個) 予備電池 携帯バッテリー スマホ(GPS兼用×2) ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯トイレ

感想

tomochiaki

当初、お盆は仕事の合間の3連休で槍ヶ岳の予定でした。
ところが天気がイマイチな感じ。どこも微妙な感じだけど、南アルプスなら何とかテント泊も行けそうということで、多少の雨に降られるのは覚悟の上で3度目の鳳凰三山に決めました。
登りは滝を見ながらのゆったり登山。鳳凰小屋でテント設営直後に雨が降ってきましたが、それをテントの中でやり過ごしアタックザックで地蔵岳に登りました。
山頂に着く頃には青空も見え、オベリスクも独占(^^♪
鳳凰小屋で22時頃に目が覚め、テントの外から空を見上げると満天の星空(≧▽≦)ちょうどペルセウス座流星群が見られるとの情報を得ていました。実際にはピーク時間帯を過ぎていたのか定かではありませんが、流れ星は5，6回ほどしか見られませんでした。でも山でこれだけ見れたのは初めての事で、とても印象に残りました。
翌朝も青空が見える天気。観音岳、薬師岳をめぐり、富士山、八ヶ岳、白根三山、甲斐駒も予想以上の景色を見せてくれました。
ところが、中道ルートで下山する途中にこでまでの良い流れが一転。
雨が降ってきたと思ったら、止むどころか次第に激しさを増す一方で、ザックからレインを取り出す間もないほどの雷雨に晒されまた。ひたすら耐えながら黙々と歩き続けること3時間弱。ようやく青木鉱泉に辿り着いた時には靴の中もびしょ濡れ状態になっていました。
でも下山してみたら、これも良い思い出。
希望通りテント泊もできて、景色も堪能でき、総合的に考えたら十分満足できた山行でした。