前穂高岳（重太郎新道をピストン）
長野県
ss_kaze
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,615m
- 下り
- 1,602m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 10:11
- 山行
- 1:51
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 2:05
| 天候 | 曇り時々雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山道はよく踏まれており明瞭。 一番目のロングはしごを過ぎたあたりに、登りと下りが一方通行になっている分岐がある（看板が小さかったので見落としそうになった） |
写真
穂高連峰はほぼ完全に雲の中ですね。
目標の前穂高岳はまだ上ですね。天候が崩れる前に登頂したいところでしたが…最後のアプローチに取り付いですぐに大粒の雨が…こりゃたまらん、とばかりにレインウェアを着込むも、古いレインウェアだったので防水が利かず全身ずぶ濡れに…
頂上から北尾根方面。切れ落ちています。北尾根のほうから人の声が聞こえてきたので、よく見てみるとクライマーが居ました。地図には書かれていないエキスパートルートですね。
小屋見台のところで、昨日の遭難者を収容するための救助ヘリが上がって来ました。紀美子平のあそこから岳沢小屋まで、救助隊が人力で（背負って）下ろしたそうです。その凄まじい労力に頭が下がります。
1
装備
| 個人装備 |
テント泊装備一式（１泊）
ストックx2
|
|---|---|
| 備考 | 携帯電話を車の中に置き忘れたまま入山してしまった。 レインウェアが古くて防水機能が死んでいた（おかげで全身ずぶ濡れになった） アタックザックの中身の防水策（二重のビニール袋に入れるなど）が不十分だったので、濡れてはいけない救急セットやヘッドライトを少し濡らしてしまった。 |
感想
去年涸沢経由で奥穂高岳に登った際、計画していた前穂高岳までたどり着くことが出来なかったので、今年は正面の岳沢から前穂高岳を狙うことにした。
結果は登頂。
涸沢へ上がる場合はバスターミナルから横尾までの長いアプローチがあるが、岳沢はその長いアプローチが無いのでその分体力を消耗しなくて済む。
体力に余裕ができると時間に余裕ができ、時間に余裕ができると行動に余裕が出て安全に登り下りすることができる。すべては複雑に関係しているのだなあ。
・ストック（トレッキングポール）
岳沢小屋から上には長いはしごや鎖場があるのをレコで予め調べていたので、ストックをテント場に置いて行って正解だった。
・レインウェア
天気予報から見て昼頃から雨が降ることは予想していたが、持って来たレインウェアが古かったので防水効果がほとんど無くなっていて、レインウェアを着ていても全身ずぶ濡れ状態になってしまった。
風雨が続かなかったので良かったものの、高度3000m付近で風が吹き続ければ低体温症のおそれもあったので今後の反省材料としたい。
・防水対策
雨に濡れてはいけない救急セットやヘッドライトなどはジップロックに入れていたがそれでは不十分だったらしく少し濡らしてしまった。ジップロックに入れた上から更にビニール袋などで二重にしたほうが良さそうだ。
・岳沢小屋〜前穂高岳往復で携行した水量
真水2000cc、アクエリアス500cc
去年の奥穂高岳を参考にしたが、終始曇天かつ雨模様で予想より消費せず、結局頂上で水500ccを捨ててきた。（それでもまだ余った）
・テント場での低体温症
岳沢は涸沢と違って近くに雪渓が無く、また冷気の通り道でもないようなので低体温症はまったく出ず、雨が降っていたにもかかわらずテント内では快適に過ごせた。
・食料計画
今回はだいたい計画通りに行ったと思う。まあ一泊だし。
・腰痛
テントの中で胡坐をかいているのが悪いらしく、寝るときちょっと痛かった。雨が降っているとどうしてもテント内では胡坐で座っちゃうんですよねえ。
・遭難者救助
遭難者の救助活動を目視したのは初めてである。
翌日聞いた話によると、紀美子平から岳沢小屋まで人力で（背負って）遭難者を降ろしたらしい。救助隊の頼もしさとともに、その凄まじい労力に頭が下がる思いであった。
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