甲州高尾山


- GPS
- 05:00
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,165m
- 下り
- 1,153m
コースタイム
大日影トンネル遊歩道入口9:00
大日影トンネル遊歩道出口9:21
柏尾山10:17
甲州高尾山11:23
富士見台との分岐12:00
大滝不動12:38
勝沼ぶどう郷駅13:49
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:中央本線の勝沼ぶどう郷駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大善寺登山口〜柏尾山:雪なし 柏尾山〜甲州高尾山〜富士見台との分岐:稜線上は雪多し、太陽の影になるところは全面雪 富士見台との分岐〜大滝不動:全面雪 大滝不動からの林道:うっすら雪、アスファルトが凍りついているところも |
写真
感想
山梨が晴れの予報だったので、南アルプスを見るために甲州高尾山を登りました。甲府盆地に接したところにある山なのでさえぎるものが他になく、展望は期待できそうでした。
当日の天気は申し分なかったのですが、中央本線沿いに見える山に白いものがちらほら混じっており、雪の覚悟をこの時点でしました。埼玉でも前日に降ったぐらいでしたから、山間部では当然といったところでしょうか。
勝沼ぶどう郷駅へ着くと、ホームから雪をかぶった南アルプスを見ることができました。かなり寒いものの、薄手のアンダーウェアに薄手のフリース、ウインドブレーカー、ウールの帽子、フリースのネックゲイターで問題なし。でもフリースの手袋ではちょっと指が寒いので、次からはもう少し厚くしないと厳しいと感じました。
かつて列車が走っていたトンネルが遊歩道として開放されているとのことでしたので、トンネルを越えて行くことにしました。トンネルの開放は9:00〜でしたので少し待って扉を開けてもらい中に入りました。出口がずっと遠くに見えており、歩いても歩いてもなかなか近づいて来ません。トンネル内部は中央線と勝沼ぶどう郷の歴史を説明したパネルがところどころに展示されており、感心しながら進んで行きました。トンネル内部は寒くもなく、快適でした。トンネル内を20分ほど進んで反対側へ抜け、国道方向へ進みました。途中で旧甲州街道としめした道標があったのでそちらの方を少し歩いてみました。国道へ出て右折して少し行ったところの右側に大善寺方面からの登山口があります。
はじめは草の坂道を登っていき、ちょっと行ったところに休憩所が。ここからも南アルプスがよく見えました。さらに先へ進もうと広い道を進んでみるものの先に見えるのは住宅で、おかしいなあと思って引き返して、指導標付きの小さな上り道を発見して登っていきました。はじめのうちは分岐が多くややこしいところもありますが、指導標があるのでそれに従っていきました。かなり急な坂道をジグザグに登っていくと暑くなってきたのでウィンドブレーカーを脱ぎました。風もない日でしたので、フリース1枚でも充分でした。30分ちょい登って鉄塔のある柏尾山へ到着。日陰にはちらほら雪が。
さらに稜線上を進んで行くと、登山道沿いにも雪があらわれました。やわらかい雪なので歩行には問題有りませんでした。稜線上は少し風がありましたが、そのままの服装で進みました。北斜面には雪が多くなって、道が完全に雪に覆われているところもありました。一旦林道に出て、ここで間違って左折してしまいましたが、実際は右折してすぐのところに登山道の続きがありました。
高度を上げると富士山も見えてきました。高尾山剣ヶ峰、高尾山山頂と過ぎてやや下ったところでは八ヶ岳の編笠山、権現岳、赤岳、横岳を見ることができました。双眼鏡で見ると赤岳天望荘もはっきり見えました。下りが急なところでは雪もあって少し怖かったです。やがて富士見台との分岐点へ。富士見台、棚横手山と行ってもよかったのですが、この雪道を無理して行く必要はないと大滝不動を目指しました。雪いっぱいの道です。この道は雪が降ってから誰も歩いた形跡はありませんでしたが、人ではない小さな足跡がついておりました。やわらかい雪道をさくさく下って行くのはかなり面白かったです。これが凍ってアイスバーン状になっていたら最悪でしたが。やがて林道に合流して少し進んだところで大滝不動への道はまた雪道。完全に氷となっているところもあって、そこは滑りやすく、かなり怖かったです。雪がついた樹林帯というのも新鮮で景色としてはよかったです。
滝もすっかり凍りついている、雪の大滝不動の長い階段を下って林道へ。ここもうっすら雪がついておりました。林道を下っていると展望のよいとろこもあり、甲府盆地を見下ろすことができました。林道を歩いていると、親切な人が車に乗って行きますか?と聞いてくれたのですが、せっかくだからとお断りをして歩き続きました。大滝川の橋手前で林道から外れて右折し、川沿いを下っていきます。川そばの岩には苔があり、近くには雪もあってあんまり見慣れない光景なので新鮮でした。やがて立派な道路に出てきて左方向へ進んで下りていったあたりでようやく雪が消えました。そこから勝沼ぶどう郷駅はすぐでした。振り返ると先ほど登ったばかりの甲州高尾山がよく見えました。
展望もよく非常に良いコースでした。ただ雪があったので軽アイゼンの1つでもお守りとしてザックに忍ばせておくぐらいはしたほうがいいとも思いました。
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