雪の甲相国境尾根縦走・西丹沢から山中湖畔へ
- GPS
- 26:50
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,780m
- 下り
- 1,309m
コースタイム
(2日目)0630菰釣避難小屋〜0650菰釣山山頂0700〜1050不動峠〜1110道志みち登山口〜1140石割の湯
天候 | 10、11日ともに快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路=平野バス停からタクシーで富士急富士山駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【西丹沢自然教室〜善六のタワ】つり橋を渡り、木橋や沢の徒渉が無数にあります。濡れている上に斜めに傾いた木橋もありました。橋の状況によっては沢を徒渉してしまった方が安全な場合もあると思います。私も木橋を渡らずに、沢を歩いた箇所がありました。そうなると、登山靴はローカットではなく、ハイカットがいいですね。それと日ごろの手入れも重要になります。また、堰堤からコンクリートの階段を使って下りる部分で、階段の下段が水没している場所が1カ所ありました。なんとか濡れないように歩きましたが、要注意です。 【善六のタワ〜畦が丸〜菰釣避難小屋】標高1100メートルを超える辺りから積雪となりました。数センチから深いところでは、10センチ近くありました。さらに無数のアップダウンがありました。積雪の上に、片側が切り立った急斜面、ヤセ尾根も一切ならずありました。要注意です。そんな場所でスリップしたらひとたまりもありません。基本的には軽アイゼンは必要ありません。が、あった方が楽と思う人は遠慮はいらないので、装着した方がいいでしょう。 【菰釣避難小屋〜菰釣山〜山伏峠】ここもアップダウンの連続+積雪でした。歩行注意の箇所は無数にありました。菰釣山山頂からの富士山は、とても美しかった。 【山伏峠〜道志みち登山口】雪で覆われていました。片側が切れ立った細い槇道に積雪があり、とても歩きにくくなっています。 |
写真
感想
NEGIさん同様とてもアップダウンが多く堪えました。
西丹沢の善六ノタワまでは沢添いの道だったり、
沢を越えての登山道だったり変化に富んでて楽しかったですね。
畦が丸から甲相国境尾根は同じ感じの登山道がひたすらひたすら続き、
「働けど働けど、我が暮らし楽にならず、、、、」みたいに
「登っても登っても、我が登山道終着せず、、、」でした。
菰つるし山頂より見た富士山は、このコースのハイライトでした。
これがなければ、訓練山行のみでしたけど、
二人とも絶景富士山にご満悦でしたね。
次からの課題は寒い時は焼酎とウィスキーの
お湯割をたくさん消費するので、寒い時期だからといって、
水は少なめにすると、足りなくなって
雪を食べることになるので注意しましょう。
避難小屋に宿泊は初めての経験でとてもためになりました。
NEGIさんまた宜しくお願いします
かねてから一度は歩いてみたかった甲相国境尾根。本来の目的は積雪期に歩くことで、今回は偵察のつもりでした……が、それなりの積雪があり、いきなり本番になってしまいました。今シーズン初めての雪山です。
2日間歩いた結論から言えば、「とても疲れた」です。原因は、無数のアップダウンと積雪に苦しめられたためです。雪に足を取られ、急斜面ではスリップし、なかなか進みません。余裕のある日程のはずだったのに、避難小屋に入れたのは午後4時過ぎ。日の入りと競争になってしまいました。
もうひとつの誤算は、避難小屋の寒さ。暖房がないことは分かっていたのですが、あまりに寒いために、ウイスキーと焼酎をお湯割りで飲んでしまいました。そのために、水が少なくなり、翌日苦しむことになりました。
避難小屋はとてもきれいでした。単独男性お二方と一緒になり、乾杯をして楽しいひとときを過ごさせていただきました。寝袋に入ってしまえば寒いことはありません。足の裏に使い捨てカイロを張り付けて寝ました。午後7時には全員就寝しました。寝心地も最高でした。さらに翌朝は備え付けのほうきで掃除をしました。
翌11日は朝6時半に出発。前日の疲れもあり、まったく調子が出ません。ゆっくりゆっくりと進みました。この日もアップダウンの連続にうんざり。また、水が乏しく、乾きとともに歩きました。ついには、樹上の雪を口に入れる始末。お湯割りの飲み過ぎを反省。
ただし、菰釣山山頂からの富士山は絶景。雄大な眺めに疲れも癒されました。
当初は山中湖畔の高指山まで行く予定でしたが、「疲れた、のどが渇いた、樹林帯ばかりの風景にあきた〜」となり、山伏峠で降りました。
軽アイゼンはなくても歩行可能です。しかし、着けていた方が安全という場所も随所にありました。怖いと思ったら、遠慮なくはいた方がいいでしょう。我々も菰釣山の山頂からしばらくは着けて歩いてました。
お風呂は、平野温泉石割の湯があります。下山してから道志道を30分ほど歩いて訪ねました。平野の周辺には「飲食店はない」ということなので、湯上がりにビールをいただきました。
いずれにしても、神奈川から山梨へ徒歩で歩いたのは、大きな自信と思い出になりました。
コメント
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城ヶ尾のあたりでお会いしたkaffeeです。単独で黄色いカッパ(ウエア)を来ていました。
雪と泥大変でしたよね・・・ しかも展望はないし・・・。
私も富士山に向かって歩く方が良かったのかなと今更ながら思っています。疲労困憊でも景色があればまだ少しは元気が出るかなと。
菰釣山避難小屋は宴会の人たちはいなかったのですね。
良かったですね。気になってまして・・・。
宴会の人はいませんでした。男4人で静かに乾杯して、午後七時には全員就寝しました。
でも、すごい歩行距離ですね。そんな方とすれ違えて光栄です。また、よろしくお願いします。
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