前日泊の道の駅ニセコビュープラザで3:30頃起床。早朝は雨予報の割に高曇りで羊蹄山8合目まで見える(山頂付近は分厚い笠雲)程度。登るなら今日しかないと判断して比羅夫まで移動。
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前日泊の道の駅ニセコビュープラザで3:30頃起床。早朝は雨予報の割に高曇りで羊蹄山8合目まで見える(山頂付近は分厚い笠雲)程度。登るなら今日しかないと判断して比羅夫まで移動。
しかし6:00開店のコンビニで買い出しをしたり移動している間に、みるみるガスが濃くなり羊蹄山も見えなくなっていった。結局霧雨での登り始めとなった。
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しかし6:00開店のコンビニで買い出しをしたり移動している間に、みるみるガスが濃くなり羊蹄山も見えなくなっていった。結局霧雨での登り始めとなった。
登山口の案内図
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登山口の案内図
入山届を出してスタート!
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入山届を出してスタート!
まず1合目までは平坦な道。体慣らしにちょうど良い散歩道。
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まず1合目までは平坦な道。体慣らしにちょうど良い散歩道。
気がついたらもう1合目通過。ここから登山道らしくなる。
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気がついたらもう1合目通過。ここから登山道らしくなる。
岩ゴロの登山道を登っていくとすぐに風穴があった。
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岩ゴロの登山道を登っていくとすぐに風穴があった。
風穴まで少し登ってみると、確かに涼しい風が出ている。
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風穴まで少し登ってみると、確かに涼しい風が出ている。
しばらく登って振り返ると比羅夫の町並みが見えた。
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しばらく登って振り返ると比羅夫の町並みが見えた。
そして2合目通過。
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そして2合目通過。
そしてこちらは倶知安方面。景色が見えたのはここまで…天候は徐々に悪化していった。
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そしてこちらは倶知安方面。景色が見えたのはここまで…天候は徐々に悪化していった。
それにしてもこの辺りは倒木が多い。
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それにしてもこの辺りは倒木が多い。
根本からごっそり倒れている木がとても多かった。
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根本からごっそり倒れている木がとても多かった。
3合目を通過。
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3合目を通過。
この辺りから急に雨脚が強くなった。
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この辺りから急に雨脚が強くなった。
4合目通過。
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4合目通過。
奥に見えるのは羊蹄山の裾野かな?
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奥に見えるのは羊蹄山の裾野かな?
5合目通過。
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5合目通過。
登山道はすっかり川のようになっている。
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登山道はすっかり川のようになっている。
5合目から傾斜もキツくなってきて、足場の悪い急登が続く。
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5合目から傾斜もキツくなってきて、足場の悪い急登が続く。
比羅夫コースは登山道が深くえぐられている場所が多い。
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比羅夫コースは登山道が深くえぐられている場所が多い。
6合目を通過。雨脚も弱まったのでここで少し休憩。行動食を摂ったり手袋を出したり…森林限界を超えると強風が予想されるのでここで一旦態勢を整えた。
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6合目を通過。雨脚も弱まったのでここで少し休憩。行動食を摂ったり手袋を出したり…森林限界を超えると強風が予想されるのでここで一旦態勢を整えた。
すると急に空が明るくなってきた!このまま晴れないかな〜
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すると急に空が明るくなってきた!このまま晴れないかな〜
雨雲レーダーでは11:00〜12:00頃に雨雲が一旦途切れる予想だったし…と思ったらまた降り出した。
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雨雲レーダーでは11:00〜12:00頃に雨雲が一旦途切れる予想だったし…と思ったらまた降り出した。
この辺りは風雪で曲がった樹木が多いので、下を向いて歩いてると何度か頭をぶつけた。
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この辺りは風雪で曲がった樹木が多いので、下を向いて歩いてると何度か頭をぶつけた。
7合目通過。
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7合目通過。
8合目が見えてくると…
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8合目が見えてくると…
ここから90度方向を変えて最後の急登。
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ここから90度方向を変えて最後の急登。
急登を過ぎるとしばらく穏やかな道になった。
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急登を過ぎるとしばらく穏やかな道になった。
そしていよいよ9合目に差し掛かる。
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そしていよいよ9合目に差し掛かる。
9合目は避難小屋の分岐でもある。帰りは避難小屋経由でここに合流する予定。今は山頂を目指すのでこのまま直登。
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9合目は避難小屋の分岐でもある。帰りは避難小屋経由でここに合流する予定。今は山頂を目指すのでこのまま直登。
9合目分岐付近は吹きさらしで風が強かったが、すぐに尾根の陰になり風は収まった。
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9合目分岐付近は吹きさらしで風が強かったが、すぐに尾根の陰になり風は収まった。
この辺りはお花畑で唯一ホッと出来たところ。まさに嵐の前の静けさ。
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この辺りはお花畑で唯一ホッと出来たところ。まさに嵐の前の静けさ。
「モウ一息ガンバレ」のメッセージに心も和むが、天国はここまでだった。
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「モウ一息ガンバレ」のメッセージに心も和むが、天国はここまでだった。
北山付近に差し掛かると、此処から先はずっと暴風雨。横から吹き付ける南風に飛ばされそうになりながら進む。
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北山付近に差し掛かると、此処から先はずっと暴風雨。横から吹き付ける南風に飛ばされそうになりながら進む。
この吹きさらしの稜線でだいぶ体温が奪われたので、途中岩陰で風を避けながらフリースを着用。この判断がなければ低体温になっていたかも…
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この吹きさらしの稜線でだいぶ体温が奪われたので、途中岩陰で風を避けながらフリースを着用。この判断がなければ低体温になっていたかも…
ガスも濃いのでケルンが頼り。
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ガスも濃いのでケルンが頼り。
ここでようやく火口縁に出た。
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ここでようやく火口縁に出た。
そして京極ルート分岐を過ぎてすぐに羊蹄山三角点を通過。記念写真を摂っている余裕もない。
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そして京極ルート分岐を過ぎてすぐに羊蹄山三角点を通過。記念写真を摂っている余裕もない。
山頂まで岩場を通過。
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山頂まで岩場を通過。
そして風に煽られながら羊蹄山山頂到着!
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そして風に煽られながら羊蹄山山頂到着!
日本百名山完登達成!!
誰もいない山頂で、風に煽られ寒さに震えながら根性で記念撮影(笑)
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日本百名山完登達成!!
誰もいない山頂で、風に煽られ寒さに震えながら根性で記念撮影(笑)
ちゃっちゃと写真だけ撮って下山。山頂直下の喜茂別ルート分岐を偵察。
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ちゃっちゃと写真だけ撮って下山。山頂直下の喜茂別ルート分岐を偵察。
喜茂別は火口縁の暴風とは無縁の様子。ガスは濃いけど、やはり喜茂別から登ってくればよかった。
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喜茂別は火口縁の暴風とは無縁の様子。ガスは濃いけど、やはり喜茂別から登ってくればよかった。
さて山頂からは火口縁を真狩方面へと進み、9合目避難小屋を目指します。
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さて山頂からは火口縁を真狩方面へと進み、9合目避難小屋を目指します。
山頂から真狩方面は厭らしい岩場の連続。しかも雨脚も強くなっていて地獄絵図…心の中で半泣きになりながら進む。
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山頂から真狩方面は厭らしい岩場の連続。しかも雨脚も強くなっていて地獄絵図…心の中で半泣きになりながら進む。
そして危険な岩場を過ぎたこのケルンでパートナーと別行動。
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そして危険な岩場を過ぎたこのケルンでパートナーと別行動。
避難小屋へ先行する彼を見送り誰もいないお鉢を一人で周る。
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避難小屋へ先行する彼を見送り誰もいないお鉢を一人で周る。
そしてようやく真狩コース下降点に到着。
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そしてようやく真狩コース下降点に到着。
真狩方面に下り始めると風もやんでホット一息。
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真狩方面に下り始めると風もやんでホット一息。
真狩コースはお花畑が広がっていて天国のようだった。
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真狩コースはお花畑が広がっていて天国のようだった。
そして9合目分岐から避難小屋方面へと進む。
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そして9合目分岐から避難小屋方面へと進む。
避難小屋方面はハイマツに覆われた狭い道。
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避難小屋方面はハイマツに覆われた狭い道。
しかもこの雨で登山道が沢になってるし!
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しかもこの雨で登山道が沢になってるし!
そして何が書いてあるのかよくわからない分岐を左手へ進むと…
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そして何が書いてあるのかよくわからない分岐を左手へ進むと…
9合目避難小屋に到着!ここは最近建て替えられたらしく、とてもきれいな小屋だった。
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9合目避難小屋に到着!ここは最近建て替えられたらしく、とてもきれいな小屋だった。
気温は12℃…しかし風があるので体感はもっと寒く感じた。
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気温は12℃…しかし風があるので体感はもっと寒く感じた。
協力金を支払ってトイレをお借りします。管理人さんがストーブをつけて小屋を温めていた。居心地良さそうな小屋だしここで泊まるのもいいかもと一瞬思った。
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協力金を支払ってトイレをお借りします。管理人さんがストーブをつけて小屋を温めていた。居心地良さそうな小屋だしここで泊まるのもいいかもと一瞬思った。
しかし折れかけた心を立て直して出発!
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しかし折れかけた心を立て直して出発!
9合目分岐までは一部藪こぎしながら進み、9合目で比羅夫コースと合流したあとは往路と同じ登山道で下山。
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9合目分岐までは一部藪こぎしながら進み、9合目で比羅夫コースと合流したあとは往路と同じ登山道で下山。
そして16:15登山口に到着!日本百名山100座目無事終了しました!
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そして16:15登山口に到着!日本百名山100座目無事終了しました!
その後ニセコの温泉で汗を流し、札幌へ移動して『すすきの』の居酒屋で打ち上げ!
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その後ニセコの温泉で汗を流し、札幌へ移動して『すすきの』の居酒屋で打ち上げ!
貝だしの揚げ出し豆腐がとても美味しい居酒屋で、すすきのの夜は更けてゆきました。
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貝だしの揚げ出し豆腐がとても美味しい居酒屋で、すすきのの夜は更けてゆきました。
日本100名山登頂、おめでとうございます
それにしても、最後の100座目が暴風雨とは残念でしたね。
ご無事で何よりです
羊蹄山は展望が良いので、機会あればぜひ登り直してはいががでしょうか。
私のほうも残り一桁なんですが、「幌尻」がまだですので、
asummitさんの記録を拝見して、学習させていただきます
(何十年後に登れるか分かりませんが )。
masai さん、ありがとうございます
北海道滞在6日のうち晴れた日が1日だけだったので、その日を一番不安要素の多かった幌尻岳に当てました。そのためラストの羊蹄山が暴風雨に…
それでも後半雨尽くしの天気の中では一番雨量も少なかったのでまずまずだったと思います。
北海道の山は、羊蹄山・阿寒岳・大雪山旭岳〜トムラウシ山が天気が悪く展望がなかったので、いつかまた登り直したいと思います。(特に大雪山〜トムラウシ)
masaiさんも百名山残り一桁でもうすぐなんですね!私も最初から百名山を狙っていたわけではないのですが、やはり残り少なくなると完登したくなりますよね
幌尻岳は最初は渡渉が1箇所しかない新冠ルートから登るつもりでしたが、七ツ沼カールと戸蔦別岳から見る幌尻岳の姿が見たくて額平川の渡渉コースからの周回ルートを選びました。
結果から言うと、苦手な渡渉も沢靴のおかげで楽しかったし、北カールを半周する気持ちの良い稜線歩きなど変化があってとても楽しいルートでした。個人的には大満足でした!
ただ同じ日の同じルートでヒグマに遭遇された方もいるようなので、幌尻に行かれるときは気をつけてくださいね。
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