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記録ID: 159375
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ハイキング
関東

【武州・上州の県境尾根】 六助峠〜倉門山〜帳付山

2008年08月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:03
距離
14.0km
登り
1,084m
下り
1,075m

コースタイム

◎[往路] 山吹トンネル(7:50) → 六助峠(8:07-8:15) → 岩峰ピーク(8:48-9:00) → 大山分岐(9:40=9:46)
→ 倉門山(9:47) → 天丸山分岐(10:05) → 馬道のコル(10:20=10:35) → 道標&埼玉県石杭(10:51)
→ 埼玉県石杭(11:49) → 帳付山(11:58)

◎[復路] 帳付山(11:58) → 埼玉県石杭(12:05) → 道標&埼玉県石杭(12:50) → 馬道のコル(13:04)
→ 社壇の乗越(14:02) → 上野大滝林道(14:05) → 天丸橋(14:35) → 天丸トンネル(15:43)
→ 山吹トンネル(15:53)
              -- ☆★ 所要時間8時間03分 ★☆ --
天候 晴れのち雷雨
過去天気図(気象庁) 2008年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 群馬県の国道462,299号を行きます。上野村に入り、野栗沢沿いの道へ左折します。奥名郷を目指し進みます。
 「天丸橋」から「林道上野大滝線」に入ります。この最奥が
現在工事中です。
 この林道は、群馬県上野村と埼玉県の大滝村を結ぶ広域林道で、
両県で工事が進められています。
 したがって、工事中の「交通規制」があります。

 群馬県側は、この林道に入ることなく、天丸橋から或いは、
天丸トンネル手前で県境尾根に 取り付くルートがありますが、
一方 埼玉県側の上野大滝線から入ろうとして 工事で規制されると、
県境尾根に入る手段がありません。
コース状況/
危険箇所等
 林道上野大滝線は、どんどん奥へと工事中で、
「馬道のコル」方面への登山口が判りません。
 工事の作業員に聞いても判らず、しかたなく 車で天丸橋に戻り、
さらに天丸トンネルを通って埼玉県側に入り、
「登山口」を、山吹トンネル入り口からの「六助峠コース」に
変更せざるを得ませんでした。         
 (注:登山口とは表示してありません)

 まず、トンネル出口脇の沢(ガードレール)を適当に登ると、
旧道が出てきます。
 そこに「山吹峠行→止まり」の簡易な表示版が。「山吹峠」と
言う 呼び名があるのか判らない。
 とにかく登って行くと、「六助峠」に出ます。
 六助峠には、実にいい「祠」が、峠道を見守っています。

 ◎ 六助峠からは、県境尾根道を西進します。10分ばかりは
急登です。「埼玉県石杭」を過ぎると歩きやすくなります。
岩峰ピークを過ぎると、下って岩峰の痩せ尾根の左を巻きます。
 ブナ、ミズナラが現れ、熊笹がひどくなってきます。

 ◎ 大山分岐--倉門山--天丸山分岐と、この辺は順調に進みます。
 天丸山分岐は、味気ないプラスチックの表示版。
直後、左へ大きく下ります。
 少し下り過ぎと思いますが、OK。岩を巻いて,大ブナに出ます。
 
 ◎「馬道のコル」から帳付山までは、岩の痩尾根を巻いたり、
登ったり、時々迷ったりときびしい登りです。。
 地形図とコンパスをよく見て、慎重に行動することです。

 コル前後から、奥秩父上空で優勢な積乱雲が発生。遠くで雷鳴が。
 雷の音が徐々に近くなりつつありました。ヤバイ!!。
 
 帳付山近くになると、平坦になりますが、中々山頂に着きません。 
 一方で天候は"風雲急を告げる"で、雷鳴・雷雲が急速に近づいて
きました。
 山頂についた時は、雲黒く"ごろごろピカッ" が。

 さあ大変!、途中で戻った方がよかったか。
 馬道のコルに着いたころは、雷鳴が至近に。六助峠への尾根を
あきらめ、逃げるようにコルから北へ下りました。
 ゴロゴロ!!バリバリ!!と容赦なく、落ちてきて、雨が叩き付けてくる。
 避難する場所が無く、ひたすら下るのみ。「ああツ〜神様あア〜」

 こうして必死になって ずぶぬれになりながらも、辛うじて
「林道上野大滝線」に出てきた。
 このころになると、雷雲も去って雨も上がり日が差してきた。
助かった。
 工事中の道では、作業が中断ていた。
 ここからテクテクと、天丸橋〜天丸トンネルと歩く羽目になる。
 車道のトンネルを歩くというのも、怖いものだ。
 埼玉県に入り、やっとマイカーが見えた。

 ◎ 雷雨の影響で、「馬道のコル」から下山という急遽 "緊急
避難的な変則コース"になり、林道を歩く羽目になって
しまいました。 
奥名郷より大山を見る
2008年08月10日 21:06撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
1
8/10 21:06
奥名郷より大山を見る
矢吹トンネルの上流側
ガードレールの後ろの
沢から入っていく
2008年08月10日 21:20撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/10 21:20
矢吹トンネルの上流側
ガードレールの後ろの
沢から入っていく
六助峠の「祠」
苔むしている
2008年08月10日 21:29撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
1
8/10 21:29
六助峠の「祠」
苔むしている
六助峠より見る尾根
2008年08月10日 21:30撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/10 21:30
六助峠より見る尾根
六助峠を過ぎて
尾根道のふたコブ岩
2008年08月10日 21:31撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/10 21:31
六助峠を過ぎて
尾根道のふたコブ岩
尾根道の県境石杭
2008年08月10日 21:31撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/10 21:31
尾根道の県境石杭
尾根道を行く
2008年08月10日 21:25撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/10 21:25
尾根道を行く
岩現れる
左へ巻く
2008年08月10日 21:26撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/10 21:26
岩現れる
左へ巻く
小ピークより帳付山、
倉門山を見る
2008年08月09日 09:00撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
1
8/9 9:00
小ピークより帳付山、
倉門山を見る
小ピークの連続です
2008年08月09日 09:07撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
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8/9 9:07
小ピークの連続です
倉門山山頂
ただの尾根上の通過点
2008年08月09日 09:51撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/9 9:51
倉門山山頂
ただの尾根上の通過点
快適な尾根道
2008年08月09日 10:08撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/9 10:08
快適な尾根道
天丸山分岐
2008年08月10日 21:21撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/10 21:21
天丸山分岐
天丸山分岐を過ぎて、
左へ下り、大ブナがある
2008年08月10日 21:23撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/10 21:23
天丸山分岐を過ぎて、
左へ下り、大ブナがある
馬道のコル
2008年08月13日 21:35撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
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8/13 21:35
馬道のコル
馬道のコルより
奥名郷への道
復路では、「雷雨」に合い
緊急避難でここを下った
2008年08月11日 07:13撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/11 7:13
馬道のコルより
奥名郷への道
復路では、「雷雨」に合い
緊急避難でここを下った
岩場から帳付山を見る
2008年08月09日 11:11撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
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8/9 11:11
岩場から帳付山を見る
帳付山山頂
雷鳴が轟き、すぐ
引き返す
2008年08月10日 21:18撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/10 21:18
帳付山山頂
雷鳴が轟き、すぐ
引き返す
天丸トンネルの埼玉県側口
2008年08月09日 15:53撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/9 15:53
天丸トンネルの埼玉県側口
六助峠登山口に
赤テープの"目印"を した
2008年08月09日 16:04撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
8/9 16:04
六助峠登山口に
赤テープの"目印"を した

感想

 前日の「NHK天気予報」で、秩父地方は晴マークの後に傘マーク(雷雨)が付いていた。それを無視?し、
まあ大丈夫だろうと出掛けてしまいました。
 やっぱり「天気予報」は、当たっていました。危なく雷に打たて死ぬところだった。

 案の定「馬道のコル」を過ぎて、道標あたりで奥秩父方面を見ると、雲に隠れ、遠くで雷鳴がする。
 しかしまだ近くではないしと思っていると、積乱雲はかなり真上で発達してきました。
 これはヤバイかな?と思った。引き返そうかと考えたが、せっかく来たんだからと。
 だんだん天候があやしくなり、ついに雷雲・雷鳴が至近に。
 「馬道のコル」から、"緊急避難"の 下り。いつ雷に打たれてもおかしくなかった。

 計画では、最短に県境尾根に着いて、帳付山以南に入ることを目指していました。
 コース状況にあるように、「林道上野大滝線」奥からの登山口が判らなかったために、戻って、
天丸橋から入るコースをあえて選ばず、尾根に最短と思われる埼玉県側に迂回しました。

 林道上野大滝線の工事に伴う登山口の表示について、手前までは確かにあったのに、
工事区間の"迂回登山コース"表示がなされていませんでした。
 (後日、工事を担当する群馬県の事務所に電話し、改善を要望しました。)
 

 こうして「六助峠〜帳付山」からに変更したのですが、結果的にはスタートのロスと"雷雨"が響き、
帳付山から南下するコースに行けませんでした。

---六助峠---
 今回で3回目です。
 原全教の有名な「奥秩父」等に登場してくる、昭和初期の「六助沢」の炭焼き小屋。ここの母子の話。
 日窒鉱山・「中津川」の、戦前の繁栄。人・物資の行き来。野栗沢と中津川の生活物資の交流。
 
 「峠」の祠を見ると、当時の「峠」の交易路としての役割に思いを馳せます。


 
 

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