【武州・上州の県境尾根】 六助峠〜倉門山〜帳付山
- GPS
- 08:03
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,084m
- 下り
- 1,075m
コースタイム
→ 倉門山(9:47) → 天丸山分岐(10:05) → 馬道のコル(10:20=10:35) → 道標&埼玉県石杭(10:51)
→ 埼玉県石杭(11:49) → 帳付山(11:58)
◎[復路] 帳付山(11:58) → 埼玉県石杭(12:05) → 道標&埼玉県石杭(12:50) → 馬道のコル(13:04)
→ 社壇の乗越(14:02) → 上野大滝林道(14:05) → 天丸橋(14:35) → 天丸トンネル(15:43)
→ 山吹トンネル(15:53)
-- ☆★ 所要時間8時間03分 ★☆ --
天候 | 晴れのち雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「天丸橋」から「林道上野大滝線」に入ります。この最奥が 現在工事中です。 この林道は、群馬県上野村と埼玉県の大滝村を結ぶ広域林道で、 両県で工事が進められています。 したがって、工事中の「交通規制」があります。 群馬県側は、この林道に入ることなく、天丸橋から或いは、 天丸トンネル手前で県境尾根に 取り付くルートがありますが、 一方 埼玉県側の上野大滝線から入ろうとして 工事で規制されると、 県境尾根に入る手段がありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道上野大滝線は、どんどん奥へと工事中で、 「馬道のコル」方面への登山口が判りません。 工事の作業員に聞いても判らず、しかたなく 車で天丸橋に戻り、 さらに天丸トンネルを通って埼玉県側に入り、 「登山口」を、山吹トンネル入り口からの「六助峠コース」に 変更せざるを得ませんでした。 (注:登山口とは表示してありません) まず、トンネル出口脇の沢(ガードレール)を適当に登ると、 旧道が出てきます。 そこに「山吹峠行→止まり」の簡易な表示版が。「山吹峠」と 言う 呼び名があるのか判らない。 とにかく登って行くと、「六助峠」に出ます。 六助峠には、実にいい「祠」が、峠道を見守っています。 ◎ 六助峠からは、県境尾根道を西進します。10分ばかりは 急登です。「埼玉県石杭」を過ぎると歩きやすくなります。 岩峰ピークを過ぎると、下って岩峰の痩せ尾根の左を巻きます。 ブナ、ミズナラが現れ、熊笹がひどくなってきます。 ◎ 大山分岐--倉門山--天丸山分岐と、この辺は順調に進みます。 天丸山分岐は、味気ないプラスチックの表示版。 直後、左へ大きく下ります。 少し下り過ぎと思いますが、OK。岩を巻いて,大ブナに出ます。 ◎「馬道のコル」から帳付山までは、岩の痩尾根を巻いたり、 登ったり、時々迷ったりときびしい登りです。。 地形図とコンパスをよく見て、慎重に行動することです。 コル前後から、奥秩父上空で優勢な積乱雲が発生。遠くで雷鳴が。 雷の音が徐々に近くなりつつありました。ヤバイ!!。 帳付山近くになると、平坦になりますが、中々山頂に着きません。 一方で天候は"風雲急を告げる"で、雷鳴・雷雲が急速に近づいて きました。 山頂についた時は、雲黒く"ごろごろピカッ" が。 さあ大変!、途中で戻った方がよかったか。 馬道のコルに着いたころは、雷鳴が至近に。六助峠への尾根を あきらめ、逃げるようにコルから北へ下りました。 ゴロゴロ!!バリバリ!!と容赦なく、落ちてきて、雨が叩き付けてくる。 避難する場所が無く、ひたすら下るのみ。「ああツ〜神様あア〜」 こうして必死になって ずぶぬれになりながらも、辛うじて 「林道上野大滝線」に出てきた。 このころになると、雷雲も去って雨も上がり日が差してきた。 助かった。 工事中の道では、作業が中断ていた。 ここからテクテクと、天丸橋〜天丸トンネルと歩く羽目になる。 車道のトンネルを歩くというのも、怖いものだ。 埼玉県に入り、やっとマイカーが見えた。 ◎ 雷雨の影響で、「馬道のコル」から下山という急遽 "緊急 避難的な変則コース"になり、林道を歩く羽目になって しまいました。 |
写真
感想
前日の「NHK天気予報」で、秩父地方は晴マークの後に傘マーク(雷雨)が付いていた。それを無視?し、
まあ大丈夫だろうと出掛けてしまいました。
やっぱり「天気予報」は、当たっていました。危なく雷に打たて死ぬところだった。
案の定「馬道のコル」を過ぎて、道標あたりで奥秩父方面を見ると、雲に隠れ、遠くで雷鳴がする。
しかしまだ近くではないしと思っていると、積乱雲はかなり真上で発達してきました。
これはヤバイかな?と思った。引き返そうかと考えたが、せっかく来たんだからと。
だんだん天候があやしくなり、ついに雷雲・雷鳴が至近に。
「馬道のコル」から、"緊急避難"の 下り。いつ雷に打たれてもおかしくなかった。
計画では、最短に県境尾根に着いて、帳付山以南に入ることを目指していました。
コース状況にあるように、「林道上野大滝線」奥からの登山口が判らなかったために、戻って、
天丸橋から入るコースをあえて選ばず、尾根に最短と思われる埼玉県側に迂回しました。
林道上野大滝線の工事に伴う登山口の表示について、手前までは確かにあったのに、
工事区間の"迂回登山コース"表示がなされていませんでした。
(後日、工事を担当する群馬県の事務所に電話し、改善を要望しました。)
こうして「六助峠〜帳付山」からに変更したのですが、結果的にはスタートのロスと"雷雨"が響き、
帳付山から南下するコースに行けませんでした。
---六助峠---
今回で3回目です。
原全教の有名な「奥秩父」等に登場してくる、昭和初期の「六助沢」の炭焼き小屋。ここの母子の話。
日窒鉱山・「中津川」の、戦前の繁栄。人・物資の行き来。野栗沢と中津川の生活物資の交流。
「峠」の祠を見ると、当時の「峠」の交易路としての役割に思いを馳せます。
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