金石沢からチョキ

天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
沢登り+バリエーションです。 |
その他周辺情報 | 寄りませんでしたが、甲府昭和ICに行く途中の名取温泉というのが安そうです。 |
写真
感想
浅間山を下りて、小海線沿いに南下し、泊まりを増富ラジウム鉱泉にした。
名前はよく知っているが、泊まったことがないし、ラジウム鉱泉というのにも浸かってみたかったからである。
翌日はジムニーの機動性を生かして、木賊峠を越える。
春に行けなかった金石沢を登り、チョキという変わった名前の山に行くつもりである。
鉱泉では三英荘という小さな宿に宿泊。小さいのはよいが、風呂も小さく順番で入るのだ。
源泉の冷泉と上がり湯に交互に入って、浅間山の汗を流す。
翌朝は6時半に出発。狭い林道を行く。
山梨県の林道はどれも整備されていて、すべて舗装だ。
この時間に走っている車はなく、シカが飛び出し、山鳥が駆け、ヘビが道の真ん中にいるという自然に溢れた道である。
金石沢に架かる橋の横には数台が駐車できるが誰もいない。
沢支度をして右岸の林道を進む。
3つほど堰堤を過ぎて沢に入る。台風のせいか結構倒木が多い。
行く手はこの沢最大の15メートル滝。
左のルンゼを行く踏み跡があるらしいが、面倒なので、滝左手の倒木を頼りにぐずった斜面を強引に這い上がる。本当にグズグズでこれは失敗。
滝の上からはナメが始まり、周囲の樹林帯も美しい。
滝といえるものもなく、適当に進む。ときどき倒木にふさがれる。
5メートル滝は右手を登るが、濡れていて滑りやすく、注意して登らないと滑りそう。
沢の分岐では地形図とガイドの写しとGPSで方向確認。
だが途中で、パンツのポケットに入れていた地形図とガイドの写しをなくすという失態。これがあとの判断に影響するのだ。
沢の詰めは狭いV字なのだが、稜線近くまで水の流れがあって面白い。最後に急登すればコルに出る。
ここから踏み跡をたどってチョキへ。
稜線上は風もあってさわやかだが、眺めは木々の間から金峰山やみずがき山が少し見える程度だ。
最後の急斜面を登ってチョキの山頂。人待ち顔の三角点と、木につるされた控えめな山名板が好ましい。
下山はこれも急斜面。一直線に下る。
頭に入れておいた途中の尾根の分岐に注意すれば、古い林道に突き当たる。
問題はここだ。ガイドではこのコルから東の沢に降りるのだが、なくしてしまったので、記憶を辿る。
林道の先のコルだったような気がしたので、一度小山を登り下りし次のコルに出た。
GPSではこのコルからの斜面はガレ場の表示だ。
いかにもガレというところで急激に落ちている。ここではないと思いつつ、ロープもあるので、下ってみる。
さすがにガレ場は無理なので、左手にトラバースし、小沢に降り立つと、こちらは傾斜が緩く、問題なくガレ場の下に出た。ここからは悪場もなく降りることができて、本流に戻ることができた。
車まで4時間半。一風変わった登路としては面白かったが、うろ覚えのままで進むことの怖さも改めてわかったのである。
車に戻ってもほかに車はなく、誰とも出会わない静かな山旅であった。隣のみずがき山なぞは今日は大賑わいであろう。
帰り道に伝丈沢の出合に数台車が止まっていて人もいたので、こちらは人が入っていたようだ。
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