剱岳・奥大日岳 (室堂より往復)

2018年09月23日(日) 〜 2018年09月24日(月)

• GPS: 14:52
• 距離: 20.4km
• 登り: 2,087m
• 下り: 2,076m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 0:33
• 合計: 8:14

8:21 室堂
8:47 8:47 雷鳥荘
8:56 8:56 雷鳥沢キャンプ場
9:02 9:02 浄土橋
10:00 10:01 剱御前小舎
11:14 11:16 剣山荘
11:40 11:41 一服剱
12:25 12:25 前剱
12:42 12:43 前劔の門
13:10 13:11 平蔵の頭
13:49 14:08 剱岳
14:23 14:25 カニの横バイ
14:43 14:45 平蔵の頭
15:11 15:11 前劔の門
15:21 15:22 前剱
16:13 16:16 一服剱
16:35 剣山荘

2日目

• 山行: 5:45
• 休憩: 0:54
• 合計: 6:39

6:01 剣山荘
7:16 7:17 剱御前小舎
8:04 8:04 新室堂乗越
8:23 8:24 室堂乗越
8:52 8:52 ２５１１ｍピーク
8:58 8:58 カガミ谷乗越
9:22 9:47 奥大日岳三角点
10:11 10:12 カガミ谷乗越
10:19 10:20 ２５１１ｍピーク
10:50 10:50 室堂乗越
11:08 11:08 新室堂乗越
11:28 11:28 浄土橋
11:47 11:47 雷鳥荘
12:05 12:30 みくりが池温泉
12:40 室堂

天候

9/23(日) AM 快晴。PM 薄晴れ
9/24(月) 薄曇り 時々 日差し。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往) 毎日あるぺん号 (まいたびの登山夜行バス) 東京竹橋 22:30→立山室堂 8:00
復) 立山黒部アルペンルート 室堂13:00→扇沢15:21
高速バス さわやか信州号 扇沢16:10→新宿22:05 (渋滞で55分遅れ)

コース状況／危険箇所等

【剣山荘〜劔岳山頂】・上りと下りで道が分かれたり再合流したりが繰り返されるのですが、岩につけられた白や黄のペンキ印が薄くなって分かりにくい所があり、(道を見失うほどではないですが) 上り/下りの区別がつかず進んでしまう所がありました。(なお、鎖は上り用/下り用、No.が銘板に明記されているので迷わない。)　昼頃から登り始めると、自分が下る頃には人が少なすぎて、よく分からなくなってきていつの間にか上り用の道を下りていたりしました。前後の人もそんな感じでした。(誰も登ってこないので、危険でなければそれはそれでいいのかもしれないですが。)

・山頂から下り始めたら、最初、誤って早川尾根に入ってしまいました。(すぐ気づけてよかったです。) 山頂から最初同じ方向なので、間違いやすそう。

・朝はカニのタテバイで20分待ちの渋滞発生と聞きましたが、お昼には待ちなし。

その他周辺情報

【剣山荘】・朝夕付で10,000円。・水洗トイレでした。・日曜は5割くらいの入り。(寝床、1つおきに使用。)

【紅葉】・雷鳥沢付近は紅葉が始まってました。(3分咲きくらいかな？)

写真

9/23 8:21

人で賑わう室堂ターミナルを出発。

9/23 8:24

逆光で黒壁みたいにそびえる立山。今回は立ち寄りません。

9/23 8:25

雪のない、みくりが池が新鮮。

9/23 8:39

池塘みたいなのもある

9/23 8:45

雷鳥沢。麓にはテント村が。

9/23 8:45

9/23 8:47

雪に埋まってない雷鳥荘。

9/23 8:57

雷鳥平に下りて、渡河があるw

9/23 9:08

左右に紅葉のし始めを眺めながら、別山乗越向けて登っていきます

9/23 9:17

麓より少し上あたりでは紅葉が。

9/23 10:02

1時間ほど登ると別山乗越。乗り越えて剣山荘へ。劔岳が見え始める。

9/23 10:34

剣山荘に近づくにつれ、岩肌が迫ってきて少し怖いくらい。

9/23 10:59

11時に剣山荘着。荷物を一部デポしていよいよ登頂へ出発。

9/23 11:39

まずは手前の前劔を目指すけど、、、

9/23 11:47

既にこの見上げる角度(斜度)がすごい...

9/23 12:27

前劔に這い上がっても、岩のアップダウンがずっと奥まで続いてる。

9/23 13:00

平蔵の頭・7番の鎖あたりから高度感増してくる。

9/23 13:16

カニのたてばい。ほぼ垂直。

9/23 13:25

9/23 13:52

ヨレヨレながらなんとか登頂。

9/23 13:54

北東：後立山連峰の山々が勢揃い。(白馬岳〜白馬鑓〜唐松〜五竜〜鹿島槍)
向こう側縦走してた時もずっと劔に睨まれてたから当然か...

9/23 14:05

北西：富山湾がしっかり。

9/23 14:06

南方：劔沢がきれい。

9/23 14:09

急いで下山開始。(最初、誤って早川尾根に下りかけました...)

9/23 14:12

下山の方が、切れ落ちた下が見えてしまうので怖いです

9/23 14:27

カニのヨコバイ

9/23 14:36

いきなり謎の小屋、と思ったらトイレだと。

9/23 14:36

カニヨコ→ハシゴ→鎖の三連コンボと、下りもエグイです

9/23 17:45

ヘロヘロになって16:30頃、なんとか剣山荘に戻れました。
夕食。

9/24 5:50

【9/24(月)】鹿島槍の横から登る朝日 (小屋前より)

9/24 6:10

出発。剣山荘がなんかミニチュア模型みたい。

9/24 6:47

別山乗越向けて登り返し。

9/24 7:18

乗り越すと、室堂側が一望。

9/24 7:19

奥大日岳をずっと眺めながら、まず室堂乗越までどんどん標高を落とします

9/24 8:11

室堂平が真横に見える高さまで下る。(新室堂乗越)
分岐の草むらに荷物デポし、登り開始

9/24 8:35

紅葉がちらほら始まっている中を登ります。

9/24 8:50

最初のピークは、大走りや山崎カール全体などをしっかり覗き込める、興味深いビューポイントでした。(バックカントリーではよく使う登路なので。)

9/24 8:51

9/24 9:27

奥大日山頂(三角点)。20人くらいはなんとか休めるかな？という広さ

9/24 9:26

雲は多いですが、南方、槍〜キレット〜穂高連峰もしっかり見えました

9/24 9:38

裏から見る劔の迫力。
別山尾根よりも、こちらからの方が尖ってて "剣" って感じ。

9/24 9:48

9/24 9:53

劔の山頂から一直線に伸びる早月尾根

9/24 9:54

最高標高点への分岐。右の標柱には"× 通行止" と書かれ、地面にもしつこく "×" 印が複数あるので、進入禁止かと思って行きませんでした。(行止りの警告だけだったみたい)

9/24 10:03

弥陀ヶ原を一望。浮いた台地みたいになってるんですね。
春先には雪の大谷になる、ぐねぐね道がよく見える。

9/24 11:11

新室堂乗越まで戻り荷物回収して、雷鳥平へ下山開始

9/24 12:40

観光地・室堂に帰ってきました。海外観光客いっぱい

9/24 13:55

13時発のトロリーバスで室堂を去り、扇沢へ。
(写真はロープウェイ山麓駅の屋上)

撮影機器：

iPhone X 64GB SIMフリー Apple

感想

ikerina

・立山にはバックカントリーで何度となく来ているのですが、夏山登山で来たのは初めて。(逆光で)黒く城壁のようにそびえる立山三山、雪に埋もれてない雷鳥荘、深い樹林帯で上を滑走できるように見えないタンボ平、などなど、見慣れない無雪の立山の光景を興味深く見ることができました。

・9月に入って3週連続で雨で泣かされてきて、ここでようやく晴れ間が。厳しそうな劔岳は安全のためにも天気の良い日に登りたいものです。間違いなく天気のよさそうな日曜に狙いを定め、朝、室堂入りしてそのまま一気に登頂を仕掛けることにしました。(もし天気悪ければ、剣山荘に泊って翌日朝から登る、という2段構えの計画でした。)

・幸い朝は晴天、その後も徐々に雲は増えたものの稜線を隠したりすることはなく、いい感じで推移。無事に登頂することができました。ただ、さすが "岩の殿堂"、最後はヘロヘロになって下山することに。

・月曜も薄曇りでしたが、眺望は鑓・穂高がしっかり見えるくらい良好でした。奥大日岳からは、先の尖った劔岳が見られました。ずっとずんぐりした形の印象しかなかったので驚きました。登った翌日でよかった。前日に見てたら、むしろ気持ちが挫けそう。そういえば、鹿島槍ヶ岳も初めてしっかり尖っているのを見られて (from剣山荘。それも2本槍) 納得がいきました。