西穂高岳(独標)【2012年登り初め】


- GPS
- 32:00
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 642m
- 下り
- 642m
コースタイム
ロープウェイ西穂高口駅11:25-西穂山荘13:00(幕営)
1月2日
西穂山荘8:45-独標10:10-西穂山荘11:10(撤収)-ロープウェイ西穂高口駅13:30
天候 | 1月1日:小雪 1月2日:雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
無料開放されている。キャパは70台くらい? ロープウェイは2日間有効の往復券が2800円、それに荷物券が片道300円なので 合計3400円。買った瞬間は「少し高いかな」と思うが、とても楽ちんなので 乗った瞬間にそれを忘れる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山荘までは特に危険箇所なし。圧雪されておりアイゼン装着のほうが歩き易かった。 山荘から独標まではまだ雪が安定しておらず、岩の上に雪が乗っている感じなので アイゼンあまり効かず。(特に独標付近) |
写真
感想
今年の正月は八ヶ岳(阿弥陀岳)に行く予定でいたが、天気図を見ると北アルプス南部は大荒れにはならなそうだったので急遽西穂独標に予定変更。
大晦日にのんびり準備をして、1月1日の4:00に自宅を出発。中央道の双葉SAで富士と初日の出を拝み、新穂高へ。
新穂高には9:50到着。装備を整え、ロープウェイ乗り場へ。必要以上のフル装備のため、ザックの重量は25kg。かなり重く感じる。
乗り場は観光客の皆さんが大多数で、馬鹿でかい荷物を背負った登山者には憐み?の目が向けられる。
西穂高口の展望台は予想通り眺望ゼロ。一昨年の夏に来たときは笠や槍が良く見えたのでちょっと残念。
大晦日から元日にかけての登山者が多かったせいか、道は圧雪されており滑り易いので、歩き始めてすぐにアイゼン装着。
余分な汗をかかないよう、セーブして歩いたつもりが山荘到着時には汗だく。そして止まった瞬間から冷え冷え〜。
テン場にはまだ4張りほど。あちこち場所を物色し、東側の一番奥にブロックが積まれたサイトがあったので、こちらを使わせていただく。
テントを設営したのち水作りにとりかかるが、無造作にそこらの雪をすくうと、人工的に黄色く染められた氷が出てくるので、採取場所の選択には
細心の注意が必要。
夕食は卵入りの鶏雑炊とソーセージとトースト(ジャム付)。小屋の自販機で缶ビールを買ったが、その辺に放置しておいたら冷えすぎて
しまったので、懐に入れて温めてから飲む。なんのこっちゃ。
食事も終わり、寝る支度にかかったが、今夜は雪が降っているせいか暖かく、気温もマイナス8℃くらい。(明け方でもマイナス11℃)
昨年の八ヶ岳ではすごく寒い思いをしたので、今回はマット2枚敷き。シュラフもモンベルの#0なので、とても暖かい一夜を過ごす。
翌朝、期待も空しく天候は雪。しかし風はそれほど強くないので、独標までなら行けるだろうと8:45出発。
稜線も視界は無いがなんとか歩けるレベル。丸山で3人パーティの方に写真を撮っていただく。ありがとうございました。
夏道はところどころ不鮮明で、風と雪のため先行者のトレースが消えている箇所もあり、慎重にルートを選ぶ。
左頬を断続的に風に叩かれているため、目出帽をかぶっていてもゴーグルとのわずかの露出部が痛い。鼻水も大量に湧出してるし。
視界がないので途中で引き返す方もいたが、黙々と歩き続けると目の前に岩峰が見え、独標下部に着いたことを知る。
雪がやわらかく、アイゼンがあまり効かないので岩をスタンスにして慎重に登り、10:10独標に立つ。
振り返ると取り付きに人はいるのだが、登って来る気配がないのでセルフ撮りで記念撮影。西穂山頂方面を見ると、かなりの迫力で岩稜・雪稜が
続いており、自分レベルではこの先は到底不可能と判断、帰路につく。
小屋に戻ると一瞬だけ青空が見えたが、またすぐに雪が降り出し、テント撤収は雪まみれの作業となった。
非常に空腹だったので、名物の西穂ラーメンを食べようかと考えたが、下に降りて風呂に入ってのんびり食事、というコースを選択し、とっとと下山。
下りのロープウェイは天気が天気なだけに観光客もまばらで、乗客は15人ほどのガラガラ状態。
駐車場に戻ると荷物を車に放り込み、まずは風呂!と中崎山荘へ。のんびり温泉につかり、ノンアルコールビールでカンパイ。そのあとカレーを食べ、
満腹後の睡魔と闘いながら高速道路をひたすら乗継ぎ(長野道→上信越道→関越道→北関東道→常磐道)、21:30帰宅。(総走行距離810km)
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